24 / 26
救出
しおりを挟む
突入直後のことだった。
〈対象者発見。四階東側の角部屋にて、窓越しに自らタオルらしきものを振っている模様〉
特殊部隊隊長である遠藤の笑いを含んだ無線の声に混じり、他の奴らからの忍び笑いも無線から聞こえる。ドラマや映画ならば緊張感溢れる場面なのに、緊張感のかけらもない暁里の行動に呆れる。
〈何をやってるんだ、アイツは……。俺は簡単な護身術を教えたんであって、そんなことを教えた覚えはねえぞ?〉
〈いいじゃないか、籐志朗。自ら居場所を教え、俺たちにきっちり頭を下げてくれて【お願い】されたんだぞ? 期待に答えてお姫様の救出と行こうじゃないか〉
〈お姫様って柄かよ。耳の良さとか警戒心の強さは、寧ろウサギだ、ウサギ〉
全く、何をやってるんだ、暁里は。遠藤から聞いた話に呆れ、話しながらも警戒は解かずに各階を攻略しながら階段を上がって行く。
射ってきた場合は銃で応戦し、それ以外は格闘で組織の連中を沈めていくが、はっきり言って手応えが無さすぎる。まあ、欧州組が本部をきっちりと沈めているし、手応えのある幹部は全て捕獲していたり射殺されているんだから、こんなもんだろう。
三階も制覇し、四階にあがる途中の踊り場でヒールの足音がする。その音は高林や他の同僚も拾ったようで、警戒しながら上を見ると、暁里の姿が見えた。
「暁里!」
「籐志朗さん! 上、むーーっ!」
それが合図になったのか、廊下の奥から黒服が十人以上ほど現れた。全員で応戦し始めると、暁里を捕まえている男が英語で叫んだ。
〔チッ、もう来たのか! 時間まで奴らを足止めしろ! お前はさっさと階段を登れ!〕
そして暁里を引き連れ、急いで階段を登って行く。
〈こいつらで足止めになるのか?〉
〈弱すぎんだろ、コレ。訓練にもなりゃしねえよ〉
別の二人が愚痴ともとれることを話し出す。俺もそう思ったから気持ちはわかるが、面倒だから煽るなよ……そう口に出そうとした時だった。
〈卓、ヘリの音がする〉
と、遠藤から連絡が入った。遠藤は耳も目もいいから、確かな情報だろう。その情報に緊張感が漂うも、黒服たちはきっちり昏倒させて捕獲しておくのを忘れない。
〈どの方角だ?〉
〈俺から見て七時の方角だな〉
〈打ち落とせるか?〉
〈……おい、卓。ここは日本だって忘れてないか?〉
高林と遠藤のやり取りを聞いていた他の同僚が、警戒しながら呆れたように高林を見ている。それに被せるように追跡班から連絡が入った。
〈追跡班より各リーダーへ連絡。日本の各省庁に連絡済み、ヘリは撃ち落としていいそうです〉
〈誰だよ、そんな許可出したやつは〉
〈そんなの、課長から話を聞いた室長かもっと上に決まってるでしょう?〉
遠藤の突っ込みに、追跡班から溜息が漏れる。どうやら二人のやり取りを課長に連絡したようだ。さっさと日本の各省庁に連絡済みなあたり、追跡班が前以てヘリの発進情報をキャッチし、課長に連絡していたと思われる。そしてその間にも俺達は五階へ到着し、そこも制覇している。あとは上に行って暁里を救出するだけだ。
〈まあ、許可がおりたんならいいか。文句言われんのは上だしな。なら、きっちり撃ち落としとくわ〉
〈頼む。突入班、行くぞ〉
そして高林の号令でドアを開けると、視線の先にびっこを引いた男と暁里が見える。
〔止まれ!〕
高林のサインで俺が制止をかけると、男は暁里を振り回すようにしながら振り向いた。その顔は、捕まえた小物男二人の話を元に作られた似顔絵にそっくりだった。その間に他の奴らが展開し、男を囲む。もちろん、銃は構えたままだ。
「籐志朗さん、ヘリコプターの音が……んんーー!」
〔黙れ! そこから動くな! じゃないと女を撃つぞ!〕
さすがは超絶ウサギ耳女。訓練している遠藤並みにヘリの爆音が聞こえるとは、大したもんだ。全てを伝えようとした暁里に、男――組織のトップである男は彼女の口を塞いでそれ以上喋れないようにし、銃口をこめかみに当てて俺たちを脅す。
そのことに動揺した暁里の目は泳いでいるが、諦めてはいない。
「暁里、大丈夫だ。俺が教えたことを信じて実行し、俺のところに走って来い」
隙を作って抜け出すための護身術訓練をずっと続けてきた暁里。休みの日も店の裏で、ずっとやっていた。俺はそれを知っているし、暁里もそれをわかっているのか小さく頷く。そして、続けて「ヘリの音は?」と聞けば、自由に動かせる左手で右の方向を指していた。それは、遠藤が教えてくれた情報と同じものだ。
暁里の仕草に頷いて高林をチラリと見れば、彼はその話を無線で連絡している。
〈ヘリを視認した。これより爆破を開始する〉
〈籐志朗〉
〈ラジャ〉
遠藤の無線がそれを知らせ、高林が俺に短く命令すると、短く返事をした。そのやり取りはフランスにいた時もやっていたから、何だか懐かしくなる。
「暁里!」
たった一言名前を呼べば、彼女は塞がれていた手を掴むと足の位置を確認して思いっきり踏む。トップが叫んで銃を持っていた手を振り上げたが、それよりも早く掴んでいた手を少しだけ離して噛むと腕を離して抜け出した。そのまま俺に向かって走り出し、横を通りすぎた瞬間。
〈任務完了〉
遠藤の言葉に遅れて届いた爆発音が聞こえ、炎と黒煙が視界の隅に見えたが、ヤツの銃口が暁里に向いているのを見て反射的に銃を撃ち、一歩横にずれてその弾道を遮った。銃声が二発同時に聞こえ、一発は俺の左胸に、もう一発は銃を持っていたヤツの銃に着弾し、吹っ飛ばされていた。
「篠原!」
「く……っ!」
〔ぐう……っ〕
「確保!」
同僚の叫ぶ声と俺の声、ヤツの呻き声に混じって高林の号令が飛ぶ。防弾チョッキを着ている場所を撃たれたとはいえ、至近距離とは言わないがそこそこの距離で撃たれたら衝撃は免れない。しかも、銃弾がチョッキにめり込んでいる。肋骨にヒビが入ってなきゃいいが、と内心溜息をつく。
「と、籐志朗さんっ?!」
「暁里、怪我はないか? さすがウサギ、足が早いな」
「ウサギってなによ?! もう……私は大丈夫よ。でも、大丈夫じゃないのは籐志朗さんでしょっ?! 撃たれたんじゃないの?!」
「大丈夫だって。防弾チョッキを着てたし」
トップが確保され、手錠を填められたので警戒しながらも銃だけは下ろす。それを見ていたらしい暁里は、高林に護られながら俺に近寄って来た。その顔は青ざめていて身体も震えて涙目になっているクセに、俺を心配してくれるのが嬉しい。
ほれ、とチョッキを見せれば、高林と暁里がギョッとし、俺の胸を見る。……まあ、心臓の辺りに銃弾がめり込んでいたら誰でもギョッとするわな。チョッキを着てなかったら死んでたわけだし。
「と、籐志朗、さ……っ、ふぇ……っ」
「おっと。……大丈夫だから、泣くなよ。つか、暁里のほうが大変だっただろうが」
とうとう涙を浮かべて抱き付いて来た暁里を受け止め、安心させるように頭を撫でる。それでもギュッと抱き締めて離さない暁里に苦笑していると、周りにいた連中はニヤニヤと笑っていた。
〈こちらも任務完了だ。撤収する〉
高林の言葉にそれぞれが動く。犯人は既にこの場にいない。
「暁里、ひっついてないで離れろ。事情聴取されることになるだろうが、とりあえず今は帰るぞ」
「うん……わかってるんだけど……籐志朗さん」
手を離したはいいが、足が震えているのか、動こうとしない。
「どうした?」
「…………安心したら腰が抜けちゃったみたいで、動けません……」
結局へなへなと座り込んでしまった暁里に苦笑すると、銃の安産装置にロックをかけてホルスターにしまい、暁里を抱き上げることにする。
「まあ、仕方ないよな。よっ、と」
「きゃあっ! と、籐志朗さん、下ろして!」
「腰が抜けてへなってるヤツが何言ってんだ? おとなしく抱っこされてろ。揺れて危ないから、俺の首に腕を回して抱き付いておけ」
「……っ、う、うん」
暁里を抱き上げると、思ったよりも軽かった。そんなことを言ったら叩かれそうだから何も言わないでおく。真っ赤な顔をして俺の首に腕を回した暁里の匂いと胸に当たる暁里の胸の柔らかさに内心クラクラしながら、自分が動きやすいように抱え直す。
用意ができたことを伝えるために頷いた俺に、他のメンバーも動き始める。高林を先頭に別の同僚が二人俺の前に、残りは後ろをガードする位置に動くと、その場をあとにした。
〈対象者発見。四階東側の角部屋にて、窓越しに自らタオルらしきものを振っている模様〉
特殊部隊隊長である遠藤の笑いを含んだ無線の声に混じり、他の奴らからの忍び笑いも無線から聞こえる。ドラマや映画ならば緊張感溢れる場面なのに、緊張感のかけらもない暁里の行動に呆れる。
〈何をやってるんだ、アイツは……。俺は簡単な護身術を教えたんであって、そんなことを教えた覚えはねえぞ?〉
〈いいじゃないか、籐志朗。自ら居場所を教え、俺たちにきっちり頭を下げてくれて【お願い】されたんだぞ? 期待に答えてお姫様の救出と行こうじゃないか〉
〈お姫様って柄かよ。耳の良さとか警戒心の強さは、寧ろウサギだ、ウサギ〉
全く、何をやってるんだ、暁里は。遠藤から聞いた話に呆れ、話しながらも警戒は解かずに各階を攻略しながら階段を上がって行く。
射ってきた場合は銃で応戦し、それ以外は格闘で組織の連中を沈めていくが、はっきり言って手応えが無さすぎる。まあ、欧州組が本部をきっちりと沈めているし、手応えのある幹部は全て捕獲していたり射殺されているんだから、こんなもんだろう。
三階も制覇し、四階にあがる途中の踊り場でヒールの足音がする。その音は高林や他の同僚も拾ったようで、警戒しながら上を見ると、暁里の姿が見えた。
「暁里!」
「籐志朗さん! 上、むーーっ!」
それが合図になったのか、廊下の奥から黒服が十人以上ほど現れた。全員で応戦し始めると、暁里を捕まえている男が英語で叫んだ。
〔チッ、もう来たのか! 時間まで奴らを足止めしろ! お前はさっさと階段を登れ!〕
そして暁里を引き連れ、急いで階段を登って行く。
〈こいつらで足止めになるのか?〉
〈弱すぎんだろ、コレ。訓練にもなりゃしねえよ〉
別の二人が愚痴ともとれることを話し出す。俺もそう思ったから気持ちはわかるが、面倒だから煽るなよ……そう口に出そうとした時だった。
〈卓、ヘリの音がする〉
と、遠藤から連絡が入った。遠藤は耳も目もいいから、確かな情報だろう。その情報に緊張感が漂うも、黒服たちはきっちり昏倒させて捕獲しておくのを忘れない。
〈どの方角だ?〉
〈俺から見て七時の方角だな〉
〈打ち落とせるか?〉
〈……おい、卓。ここは日本だって忘れてないか?〉
高林と遠藤のやり取りを聞いていた他の同僚が、警戒しながら呆れたように高林を見ている。それに被せるように追跡班から連絡が入った。
〈追跡班より各リーダーへ連絡。日本の各省庁に連絡済み、ヘリは撃ち落としていいそうです〉
〈誰だよ、そんな許可出したやつは〉
〈そんなの、課長から話を聞いた室長かもっと上に決まってるでしょう?〉
遠藤の突っ込みに、追跡班から溜息が漏れる。どうやら二人のやり取りを課長に連絡したようだ。さっさと日本の各省庁に連絡済みなあたり、追跡班が前以てヘリの発進情報をキャッチし、課長に連絡していたと思われる。そしてその間にも俺達は五階へ到着し、そこも制覇している。あとは上に行って暁里を救出するだけだ。
〈まあ、許可がおりたんならいいか。文句言われんのは上だしな。なら、きっちり撃ち落としとくわ〉
〈頼む。突入班、行くぞ〉
そして高林の号令でドアを開けると、視線の先にびっこを引いた男と暁里が見える。
〔止まれ!〕
高林のサインで俺が制止をかけると、男は暁里を振り回すようにしながら振り向いた。その顔は、捕まえた小物男二人の話を元に作られた似顔絵にそっくりだった。その間に他の奴らが展開し、男を囲む。もちろん、銃は構えたままだ。
「籐志朗さん、ヘリコプターの音が……んんーー!」
〔黙れ! そこから動くな! じゃないと女を撃つぞ!〕
さすがは超絶ウサギ耳女。訓練している遠藤並みにヘリの爆音が聞こえるとは、大したもんだ。全てを伝えようとした暁里に、男――組織のトップである男は彼女の口を塞いでそれ以上喋れないようにし、銃口をこめかみに当てて俺たちを脅す。
そのことに動揺した暁里の目は泳いでいるが、諦めてはいない。
「暁里、大丈夫だ。俺が教えたことを信じて実行し、俺のところに走って来い」
隙を作って抜け出すための護身術訓練をずっと続けてきた暁里。休みの日も店の裏で、ずっとやっていた。俺はそれを知っているし、暁里もそれをわかっているのか小さく頷く。そして、続けて「ヘリの音は?」と聞けば、自由に動かせる左手で右の方向を指していた。それは、遠藤が教えてくれた情報と同じものだ。
暁里の仕草に頷いて高林をチラリと見れば、彼はその話を無線で連絡している。
〈ヘリを視認した。これより爆破を開始する〉
〈籐志朗〉
〈ラジャ〉
遠藤の無線がそれを知らせ、高林が俺に短く命令すると、短く返事をした。そのやり取りはフランスにいた時もやっていたから、何だか懐かしくなる。
「暁里!」
たった一言名前を呼べば、彼女は塞がれていた手を掴むと足の位置を確認して思いっきり踏む。トップが叫んで銃を持っていた手を振り上げたが、それよりも早く掴んでいた手を少しだけ離して噛むと腕を離して抜け出した。そのまま俺に向かって走り出し、横を通りすぎた瞬間。
〈任務完了〉
遠藤の言葉に遅れて届いた爆発音が聞こえ、炎と黒煙が視界の隅に見えたが、ヤツの銃口が暁里に向いているのを見て反射的に銃を撃ち、一歩横にずれてその弾道を遮った。銃声が二発同時に聞こえ、一発は俺の左胸に、もう一発は銃を持っていたヤツの銃に着弾し、吹っ飛ばされていた。
「篠原!」
「く……っ!」
〔ぐう……っ〕
「確保!」
同僚の叫ぶ声と俺の声、ヤツの呻き声に混じって高林の号令が飛ぶ。防弾チョッキを着ている場所を撃たれたとはいえ、至近距離とは言わないがそこそこの距離で撃たれたら衝撃は免れない。しかも、銃弾がチョッキにめり込んでいる。肋骨にヒビが入ってなきゃいいが、と内心溜息をつく。
「と、籐志朗さんっ?!」
「暁里、怪我はないか? さすがウサギ、足が早いな」
「ウサギってなによ?! もう……私は大丈夫よ。でも、大丈夫じゃないのは籐志朗さんでしょっ?! 撃たれたんじゃないの?!」
「大丈夫だって。防弾チョッキを着てたし」
トップが確保され、手錠を填められたので警戒しながらも銃だけは下ろす。それを見ていたらしい暁里は、高林に護られながら俺に近寄って来た。その顔は青ざめていて身体も震えて涙目になっているクセに、俺を心配してくれるのが嬉しい。
ほれ、とチョッキを見せれば、高林と暁里がギョッとし、俺の胸を見る。……まあ、心臓の辺りに銃弾がめり込んでいたら誰でもギョッとするわな。チョッキを着てなかったら死んでたわけだし。
「と、籐志朗、さ……っ、ふぇ……っ」
「おっと。……大丈夫だから、泣くなよ。つか、暁里のほうが大変だっただろうが」
とうとう涙を浮かべて抱き付いて来た暁里を受け止め、安心させるように頭を撫でる。それでもギュッと抱き締めて離さない暁里に苦笑していると、周りにいた連中はニヤニヤと笑っていた。
〈こちらも任務完了だ。撤収する〉
高林の言葉にそれぞれが動く。犯人は既にこの場にいない。
「暁里、ひっついてないで離れろ。事情聴取されることになるだろうが、とりあえず今は帰るぞ」
「うん……わかってるんだけど……籐志朗さん」
手を離したはいいが、足が震えているのか、動こうとしない。
「どうした?」
「…………安心したら腰が抜けちゃったみたいで、動けません……」
結局へなへなと座り込んでしまった暁里に苦笑すると、銃の安産装置にロックをかけてホルスターにしまい、暁里を抱き上げることにする。
「まあ、仕方ないよな。よっ、と」
「きゃあっ! と、籐志朗さん、下ろして!」
「腰が抜けてへなってるヤツが何言ってんだ? おとなしく抱っこされてろ。揺れて危ないから、俺の首に腕を回して抱き付いておけ」
「……っ、う、うん」
暁里を抱き上げると、思ったよりも軽かった。そんなことを言ったら叩かれそうだから何も言わないでおく。真っ赤な顔をして俺の首に腕を回した暁里の匂いと胸に当たる暁里の胸の柔らかさに内心クラクラしながら、自分が動きやすいように抱え直す。
用意ができたことを伝えるために頷いた俺に、他のメンバーも動き始める。高林を先頭に別の同僚が二人俺の前に、残りは後ろをガードする位置に動くと、その場をあとにした。
11
あなたにおすすめの小説
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結】
星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。
だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。
しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。
王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。
そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。
地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。
⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
✿ 私は夫のことが好きなのに、彼は私なんかよりずっと若くてきれいでスタイルの良い女が好きらしい
設楽理沙
ライト文芸
累計ポイント110万ポイント超えました。皆さま、ありがとうございます。❀
結婚後、2か月足らずで夫の心変わりを知ることに。
結婚前から他の女性と付き合っていたんだって。
それならそうと、ちゃんと話してくれていれば、結婚なんて
しなかった。
呆れた私はすぐに家を出て自立の道を探すことにした。
それなのに、私と別れたくないなんて信じられない
世迷言を言ってくる夫。
だめだめ、信用できないからね~。
さようなら。
*******.✿..✿.*******
◇|日比野滉星《ひびのこうせい》32才 会社員
◇ 日比野ひまり 32才
◇ 石田唯 29才 滉星の同僚
◇新堂冬也 25才 ひまりの転職先の先輩(鉄道会社)
2025.4.11 完結 25649字
完結【強引な略奪婚】冷徹な次期帝は、婚姻間近の姫を夜ごと甘く溶かす
小木楓
恋愛
完結しました✨
タグ&あらすじ変更しました。
略奪された大納言家の香子を待っていたのは、冷徹な次期帝による「狂愛」という名の支配でした。
「泣け、香子。お前をこれほど乱せるのは、世界で私だけだ」
「お前はまだ誰のものでもないな? ならば、私のものだ」
大納言家の姫・香子には、心通わせる穏やかな婚約者がいた。
しかし、そのささやかな幸福は、冷徹と噂される次期帝・彰仁(あきひと)に見初められたことで一変する。
強引な勅命により略奪され、後宮という名の檻に閉じ込められた香子。
夜ごとの契りで身体を繋がれ、元婚約者への想いすら「不義」として塗り潰されていく。
恐怖に震える香子だったが、閉ざされた寝所で待っていたのは、想像を絶するほど重く、激しい寵愛で……?
「痛くはしない。……お前が私のことしか考えられなくなるまで、何度でも教え込もう」
逃げ場のない愛に心が絡め取られていく中、彰仁は香子を守るため、「ある残酷な嘘」を用いて彼女を試す。
それは、愛するがゆえに彼女を嫉妬と絶望で壊し、「帝なしでは息もできない」状態へ作り変えるための、狂気じみた遊戯だった。
「一生、私の腕の中で溺れていろ」
守るために壊し、愛するために縛る。
冷酷な仮面の下に隠された、
一途で異常な執着を知った時、香子の心もまた甘い猛毒に溶かされていく――。
★最後は極上のハッピーエンドです。
※AI画像を使用しています。
婚約解消されたら隣にいた男に攫われて、強請るまで抱かれたんですけど?〜暴君の暴君が暴君過ぎた話〜
紬あおい
恋愛
婚約解消された瞬間「俺が貰う」と連れ去られ、もっとしてと強請るまで抱き潰されたお話。
連れ去った強引な男は、実は一途で高貴な人だった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる