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女執事の恋
四話目
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「ようこそ、アルアサド家へ、若奥様。いえ、お帰りなさいと言うべきでしょうか?」
にこやかにそう告げたスティールに、アリエスはレーヴェに手を取られながら頬を朱に染め、「どちらでも構いません」とはにかんだ笑顔を見せた。その珍しい笑顔にスティールはおや、という顔をしたものの、何も言わずに二人を食事室へと案内する。
先に待っていたレオーネが席から立ち上がり、アリエスの元へと来るとその身体を抱き締めた。
「アリエス……! お帰りなさい! いえ、いらっしゃいかしら? それとも、ようこそ、アルアサド家へ、かしら……。ああ、もう! どれでも構わないわね!」
「奥様……」
「あら、違うでしょう? レーヴェの妻に、そしてわたくしの義娘になったのだもの」
「あ……。お、義母、様」
可愛らしい笑顔を浮かべてそう言ったレオーネにアリエスはぎこちなくそう呼ぶと、レオーネは苦笑しながらも「食事をしながら話しましょう」と二人に席を進めた。
和やかな雰囲気の中、三人でいろいろな話をしたはずなのだが、アリエスはその半分も覚えておらず、湯殿に連れていかれて湯浴みをした時も、身体中を磨かれた時も、侍女に夜着に着替えさせられた時も、全てが夢心地で侍女たちのされるがままになっていた。
侍女にそのまま夫婦の寝室に連れていかれ、言われるがままにソファーに座り込んでいると、ノックの音と共にレーヴェが現れアリエスの目の前に立った。
「アリエス」
「旦那様……」
のろのろと顔を上げ、反射的にそう言ってレーヴェを見たアリエスに、レーヴェは苦笑しながらもアリエスを立たせるとその身体を抱き上げてベッドへと向かう。アリエスを寝かせるとその隣に横になって肘をつき、頭や髪を撫でた後で髪を一房手に取ってその髪にキスをすると、アリエスの頬が朱に染まった。
それが可愛く、額や頬にキスを落として行く。
「間違ってはいないが、アリエスが執事をしていた時を思い出して変な気分になるから、今後は名前で呼ぶように」
レーヴェはそう言うと、アリエスの唇を塞ぐ。舌で唇や歯を舐めると、アリエスはくすぐったいのか薄く口を開けたため、レーヴェはそのまま舌を入れて上顎を舐め、舌を絡めて行くとアリエスはレーヴェの服をキュッと握り締め、拙いながらもレーヴェの舌に自身の舌を絡めて来た。
そのことにレーヴェは口角を僅かに上げると、アリエスの夜着の上から身体をゆっくりと撫で、胸の上に手を置いて撫でる。
「ふ……、ん……」
ピクンと身体が震えたのを感じたレーヴェは、撫でていた手を止めて胸を掴むと、円を描くように胸を回し始める。
「んっ、ふ……っ、んっ」
レーヴェが胸を回しながら胸を揉むことを加えると、夜着の上からでもわかるほど乳首が硬くなりはじめ、レーヴェの掌に主張し始める。それを感じたレーヴェは一旦キスと愛撫を止めてアリエスが着ていた夜着の全てを剥ぎ取って全裸にすると、じっくりとその姿を見つめる。
ベッドに広がる黒髪。レーヴェを見つめるブルーの瞳。
執事服やドレスを着ていた時にはわからなかった、細い腰と柔らかそうな肢体と、ピンク色の乳輪と乳首。
レーヴェの大きな手にすっぽりと収まりそうな、想像以上に少し大きめの胸に、レーヴェは思わずごくりと喉を鳴らす。
「アリエス……綺麗だ」
「レーヴェ様……ん……っ」
レーヴェはもう一度アリエスに覆い被さり舌を絡めるキスをしながら太股を少し開くと、太股や腰、腹をゆっくりと撫で、胸を下から掬うように掴んでゆっくりと揉み始め愛撫を施す。
「ふ……っ、んっ、んんっ」
レーヴェの施す愛撫に甘い声を漏らし始めたアリエスにレーヴェは更に愛撫を施し、歯の生え際を舐め、上顎を舐めて舌を絡める。キスを止めて下の唇を挟んで扱くように離す頃には、アリエスの手はレーヴェにすがるようにシャツを掴み、顔を真っ赤にしながら喘いでいた。
「アリエス、可愛い」
「あの、レーヴェ様、あの……っ、あっ」
チュッと唇にキスを落とすと、「僕に委ねて」と首筋に顔を埋めて口を這わせ、耳朶を唇で喰みその穴を舐める。
「あ……っ、レーヴェ、様……っ」
ピクンと身体を震わせて更にシャツにしがみついて来たアリエスにもう一度「可愛い」と告げ、胸を揉みながら耳を舐めそのまま首筋を辿りながら下へと這わせると、アリエスはレーヴェの手に胸を押し付けるように背中を反らせた。
そのまま胸を揉みながら肩、鎖骨、胸の谷間へと唇と舌を這わせ、時折きつく吸いながら紅い花を散らし、乳首を摘まんで捏ねる。
唇と舌を胸の膨らみへと移動しながら膨らみにも紅い花を散らし、胸全体を舐め回してから乳首を口に含んだ。
「あっ、あんっ…、や……、はうん」
音をたてながら乳首をきつく吸ったあと、舌で乳輪をぐるりとなぞりながら舐め、硬く起ち上がった乳首を舌でぐるりとなぞっては乳首の溝をチロチロと舐める。反対の乳首は指で摘まんで捏ね回したり乳首の溝を爪で擦ったりすると、アリエスはびくりと体を震わせた。
その状態のまま吸っていた乳首に歯をあてがい、舌で扱く。
「あっ、あんっ、はあ、ああんっ」
可愛く啼きながら更に胸を押し付けるアリエスに、レーヴェの身体はどんどん反応する。反対の胸も同じように愛撫を施しながら、空いている手を身体に這わせて更に太股を開いて撫で上げ、そのまま中心に手をやるとそこは濡れ始めていた。
「あっ、やっ、レーヴェ様……っ、あっ」
秘裂をゆっくりと撫でた後で一旦愛撫を止め、レーヴェは身体を起こしてシャツを脱ぎ捨てる。再びアリエスの胸への愛撫を再開しながら蜜壺の入口をぐるりとなぞって指に蜜を絡め、そのまま秘唇を上下にゆっくりと、そして数回撫で上げた後で突起を擦った。
「ひゃっ、あっ、ああっ」
「アリエス、可愛い啼き声だ。僕にもっと聞かせて」
アリエスの胸を愛撫しつつ突起を擦りながら緩急をつけて捏ね回していると、アリエスは「あっ、やっ、あああぁっ!」とびくびくと身体を震わせた。
「はっ、あっ、んんっ、今の、な、に……? あっ」
「ふふ。今のが世に言う達する、ということだ」
「え? ……っ、はうんっ、あっ、あっ」
乳首から唇を離してレーヴェはアリエスにそう伝えるが、未だに突起への愛撫は止めてはいない。レーヴェはもう一度乳首を口に含んで吸い上げながらしばらく乳首を堪能すると、そのまま唇と舌を下に這わせながら蜜壺に指を入れる。
くちゅ、と音をたてて指を飲み込んだため、ゆっくりと指を回しながら出し入れをする。
「さすがに狭いな……充分解さなければ」
「あっ、ああっ、んんっ、はあっ」
甘い声で啼くアリエスの声を聞きながらレーヴェは蜜壺に指を出し入れし、茂みを掻き分けて突起を舐める。
「レーヴェ、様……っ! そんなところを舐めるなんて、汚いっ、やんっ」
「どこがだ? こんなに綺麗な色をしているが」
ピクンピクンと震えるアリエスの身体を楽しみつつも、レーヴェは止めることなく突起を舐めて指を二本に増やす。蜜壺を指で広げながらバラバラに動かし、指を曲げて蜜壺の内壁を擦るとアリエスの身体が突然跳ねた。
「ひゃあっ! やあっ! んあっ!」
「見つけた」
レーヴェに楽しそうに言われ、わけがわからないながらも啼きながら更に喘ぐことしかできないアリエスは、レーヴェの指と舌にその身体を熱くさせ、翻弄されて行く。レーヴェは指を抜いてそのまま蜜を舐め、蜜壺に舌を入れながらも秘裂と突起を舐め上げることを繰り返し、突起と乳首を指で捏ね回してはアリエスを何度も高みへと押し上げた。
「あああっ! やあっ! ダメ……っ! また、あっ、ああっ!」
何度も高みへと押し上げられる度にアリエスの視界が白く染まる。
だが、レーヴェの指や唇や舌は高みに登ったまま下ろすことを許さないとばかりに、何度も何度も高みへと押し上げ、その度にアリエスの身体中を甘い痺れが駆け巡り、視界は白く染まって弾ける。
びくびくと身体を震わせるアリエスの唇にキスを落とすと、レーヴェは全裸になってもう一度アリエスに覆い被さる。片方の乳首を吸いながら舐め回し、片方の胸を揉み、親指を秘裂の上の突起にあてながら蜜壺に指を三本入れ、先ほど見つけた場所を擦りながら出し入れする。
「ああんっ! ひあっ、あっ、ああんっ!」
びくんびくんと震えながらぐったりとしたアリエスへの愛撫を止めると、レーヴェは身体を起こしてアリエスの足の間に身体を入れ、膝を曲げて足を開く。物欲しそうに腰を揺らしながらひくつくアリエスの蜜壺に、レーヴェは肉竿をあてがって数度擦り上げて濡らすと、先走りが出ている肉竿の尖端を蜜壺の入り口に埋めた。
「レーヴェ、様……」
「力を抜いて、アリエス」
ぐっと押し込むようにアリエスの中に入り込むが処女故か、充分にほぐしたにも拘わらずその入り口はかなり狭い。
「く……っ、狭い……」
「あっ、ああっ!」
更に解すように慣らすように浅いところでレーヴェが数度腰を動かして止めると、アリエスにもう少し身体の力を抜かせるために突起を弄りながら胸を愛撫し、少しずつ中に入り込んでは腰を動かし、先ほど見つけた場所を時折擦りながらまた腰を動かす事を繰り返す。
「痛いっ……!」
「あと少し……っ、だからっ」
レーヴェが腰を更に奥に捩じ込んだ途端、アリエスは「ひああぁっ!」と声を上げ体を反らし、肉竿をキュッ締め付けた。
「おや、ここも、か……っ!」
「ひあっ! ああっ!」
シーツを握り締め、背中を反らせながら胸を揺らすアリエスの反応を見ながら、レーヴェは見つけたその場所を何度も、そしてゆっくりと擦り上げるとまた達したのか、アリエスは「あああぁっ!」と言って更にギュッと肉竿を締め付けた。
「アリエス、そんなに締め付けたら、優しくできない……っ」
「あっ、あぁんっ、ああっ!」
レーヴェにそう言われたがアリエスは聞こえていないのか、ただ啼いて喘ぐだけだった。「ごめんね」と小さく呟いたレーヴェはアリエスの腰を掴み、膜を破るようにぐっと奥まで押し込む。
「いたぁ…っ! あああっ!」
「アリエス、よく頑張ったね」
レーヴェは声を上げたアリエスを労うとそのままアリエスに覆い被さり、ゆるゆると揺れる胸を掴んで乳首を愛撫しながら、もう片方の乳首を口に含んで舐め、蜜壺を愛撫するようにゆっくりと動かし始める。
「ああんっ、ああっ!」
「アリエス……っ」
「レーヴェ、様……っ、あっ、あんっ、あっ、はうんっ」
「アリエス、愛してる……っ」
低い声でそう告げるとアリエスの蜜壺がキュッと締まり、計らずもレーヴェの肉竿を刺激する。そのまま出し入れしながら徐々にスピードを上げ、アリエスとレーヴェ自身を高みへと追い上げる。
「わ、たしも……! 愛して、ますっ! あうっ、やあっ、はうっ、ああっ!」
二人で登り詰め、アリエスが達するのと同時にレーヴェも達し、蜜壺の中へと精を全て吐き出した。が、レーヴェの肉竿を包み込むようにギュッと締まったアリエスの中で更に熱く硬くなった肉竿を動かし、アリエスの中のスポット二つを交互に擦ると、アリエスは更に喘ぎ、可愛いく啼いて乱れる。
「ひあっ、やあっ、あんっ、ああっ!」
「アリエス……気持ちいい?」
「はんっ、は……い、き、もち、い……あっ! ああっ!」
アリエスにそう言われたレーヴェは身体を起こしてアリエスの腰を掴み、その身体をくの字に曲げるようにぐっと押し曲げて腰を振る。誘うように揺れる胸を見ながら突起を弄ると、アリエスはビクビクと震えて喘ぎ、更に甘く啼いて首を振りながらその乱れた姿をレーヴェに見せた。
「あああっ! はぁんっ! ああああっ!」
「く……っ!」
蠢くアリエスの中に誘われるように、もう一度精を吐き出すレーヴェ。待たされ、そして愛する女性を思う存分抱けるレーヴェは留まることを知らず、吐き出しては繋がったまま身体を起こして下から突き上げ、目の前で揺れるアリエスの乳首に吸い付いて愛撫を施す。
動物のように、角度を変えながら後ろから攻め、アリエスの背中を舐めながら胸の先端や秘裂の上の突起を捏ね、何度も体勢を入れ替えてアリエスを抱いた後、その身体を清めてアリエスを腕に閉じ込めた。
「レーヴェ様、今更なんですが……」
「何かな?」
「私、嫁き遅れの年齢なんですが、私が妻で良かったんですか?」
心配そうな顔を浮かべがらそう聞いて来たアリエスに、レーヴェは内心苦笑しながらもアリエスの唇にキスを落とす。
「本当に今更だな。僕はそんなことは気にしない。それに……アリエスを嫁き遅れにしたのは僕だ……その責任を僕が取っただけだ。そうだろう?」
悪戯っ子のような笑顔を浮かべてキスをし、そう告げたレーヴェを、アリエスはまじまじとその顔を見つめた後で、二人一緒に吹き出して笑った。
「アリエス、愛してる。二人で幸せになろう」
「はい、レーヴェ様。私も貴方を愛しております」
そう告げたアリエスはレーヴェに寄り添うように身体を寄せると、いつの間にかすやすやと寝息を立てて寝てしまった。
そんなアリエスに苦笑しつつも、レーヴェはアリエスの寝顔をしばらく眺めながら、アリエスの頭を優しく撫でる。
――そんなレーヴェ自身も、アリエスの寝息に誘われるようにゆっくりと瞼を閉じて眠りについた。
にこやかにそう告げたスティールに、アリエスはレーヴェに手を取られながら頬を朱に染め、「どちらでも構いません」とはにかんだ笑顔を見せた。その珍しい笑顔にスティールはおや、という顔をしたものの、何も言わずに二人を食事室へと案内する。
先に待っていたレオーネが席から立ち上がり、アリエスの元へと来るとその身体を抱き締めた。
「アリエス……! お帰りなさい! いえ、いらっしゃいかしら? それとも、ようこそ、アルアサド家へ、かしら……。ああ、もう! どれでも構わないわね!」
「奥様……」
「あら、違うでしょう? レーヴェの妻に、そしてわたくしの義娘になったのだもの」
「あ……。お、義母、様」
可愛らしい笑顔を浮かべてそう言ったレオーネにアリエスはぎこちなくそう呼ぶと、レオーネは苦笑しながらも「食事をしながら話しましょう」と二人に席を進めた。
和やかな雰囲気の中、三人でいろいろな話をしたはずなのだが、アリエスはその半分も覚えておらず、湯殿に連れていかれて湯浴みをした時も、身体中を磨かれた時も、侍女に夜着に着替えさせられた時も、全てが夢心地で侍女たちのされるがままになっていた。
侍女にそのまま夫婦の寝室に連れていかれ、言われるがままにソファーに座り込んでいると、ノックの音と共にレーヴェが現れアリエスの目の前に立った。
「アリエス」
「旦那様……」
のろのろと顔を上げ、反射的にそう言ってレーヴェを見たアリエスに、レーヴェは苦笑しながらもアリエスを立たせるとその身体を抱き上げてベッドへと向かう。アリエスを寝かせるとその隣に横になって肘をつき、頭や髪を撫でた後で髪を一房手に取ってその髪にキスをすると、アリエスの頬が朱に染まった。
それが可愛く、額や頬にキスを落として行く。
「間違ってはいないが、アリエスが執事をしていた時を思い出して変な気分になるから、今後は名前で呼ぶように」
レーヴェはそう言うと、アリエスの唇を塞ぐ。舌で唇や歯を舐めると、アリエスはくすぐったいのか薄く口を開けたため、レーヴェはそのまま舌を入れて上顎を舐め、舌を絡めて行くとアリエスはレーヴェの服をキュッと握り締め、拙いながらもレーヴェの舌に自身の舌を絡めて来た。
そのことにレーヴェは口角を僅かに上げると、アリエスの夜着の上から身体をゆっくりと撫で、胸の上に手を置いて撫でる。
「ふ……、ん……」
ピクンと身体が震えたのを感じたレーヴェは、撫でていた手を止めて胸を掴むと、円を描くように胸を回し始める。
「んっ、ふ……っ、んっ」
レーヴェが胸を回しながら胸を揉むことを加えると、夜着の上からでもわかるほど乳首が硬くなりはじめ、レーヴェの掌に主張し始める。それを感じたレーヴェは一旦キスと愛撫を止めてアリエスが着ていた夜着の全てを剥ぎ取って全裸にすると、じっくりとその姿を見つめる。
ベッドに広がる黒髪。レーヴェを見つめるブルーの瞳。
執事服やドレスを着ていた時にはわからなかった、細い腰と柔らかそうな肢体と、ピンク色の乳輪と乳首。
レーヴェの大きな手にすっぽりと収まりそうな、想像以上に少し大きめの胸に、レーヴェは思わずごくりと喉を鳴らす。
「アリエス……綺麗だ」
「レーヴェ様……ん……っ」
レーヴェはもう一度アリエスに覆い被さり舌を絡めるキスをしながら太股を少し開くと、太股や腰、腹をゆっくりと撫で、胸を下から掬うように掴んでゆっくりと揉み始め愛撫を施す。
「ふ……っ、んっ、んんっ」
レーヴェの施す愛撫に甘い声を漏らし始めたアリエスにレーヴェは更に愛撫を施し、歯の生え際を舐め、上顎を舐めて舌を絡める。キスを止めて下の唇を挟んで扱くように離す頃には、アリエスの手はレーヴェにすがるようにシャツを掴み、顔を真っ赤にしながら喘いでいた。
「アリエス、可愛い」
「あの、レーヴェ様、あの……っ、あっ」
チュッと唇にキスを落とすと、「僕に委ねて」と首筋に顔を埋めて口を這わせ、耳朶を唇で喰みその穴を舐める。
「あ……っ、レーヴェ、様……っ」
ピクンと身体を震わせて更にシャツにしがみついて来たアリエスにもう一度「可愛い」と告げ、胸を揉みながら耳を舐めそのまま首筋を辿りながら下へと這わせると、アリエスはレーヴェの手に胸を押し付けるように背中を反らせた。
そのまま胸を揉みながら肩、鎖骨、胸の谷間へと唇と舌を這わせ、時折きつく吸いながら紅い花を散らし、乳首を摘まんで捏ねる。
唇と舌を胸の膨らみへと移動しながら膨らみにも紅い花を散らし、胸全体を舐め回してから乳首を口に含んだ。
「あっ、あんっ…、や……、はうん」
音をたてながら乳首をきつく吸ったあと、舌で乳輪をぐるりとなぞりながら舐め、硬く起ち上がった乳首を舌でぐるりとなぞっては乳首の溝をチロチロと舐める。反対の乳首は指で摘まんで捏ね回したり乳首の溝を爪で擦ったりすると、アリエスはびくりと体を震わせた。
その状態のまま吸っていた乳首に歯をあてがい、舌で扱く。
「あっ、あんっ、はあ、ああんっ」
可愛く啼きながら更に胸を押し付けるアリエスに、レーヴェの身体はどんどん反応する。反対の胸も同じように愛撫を施しながら、空いている手を身体に這わせて更に太股を開いて撫で上げ、そのまま中心に手をやるとそこは濡れ始めていた。
「あっ、やっ、レーヴェ様……っ、あっ」
秘裂をゆっくりと撫でた後で一旦愛撫を止め、レーヴェは身体を起こしてシャツを脱ぎ捨てる。再びアリエスの胸への愛撫を再開しながら蜜壺の入口をぐるりとなぞって指に蜜を絡め、そのまま秘唇を上下にゆっくりと、そして数回撫で上げた後で突起を擦った。
「ひゃっ、あっ、ああっ」
「アリエス、可愛い啼き声だ。僕にもっと聞かせて」
アリエスの胸を愛撫しつつ突起を擦りながら緩急をつけて捏ね回していると、アリエスは「あっ、やっ、あああぁっ!」とびくびくと身体を震わせた。
「はっ、あっ、んんっ、今の、な、に……? あっ」
「ふふ。今のが世に言う達する、ということだ」
「え? ……っ、はうんっ、あっ、あっ」
乳首から唇を離してレーヴェはアリエスにそう伝えるが、未だに突起への愛撫は止めてはいない。レーヴェはもう一度乳首を口に含んで吸い上げながらしばらく乳首を堪能すると、そのまま唇と舌を下に這わせながら蜜壺に指を入れる。
くちゅ、と音をたてて指を飲み込んだため、ゆっくりと指を回しながら出し入れをする。
「さすがに狭いな……充分解さなければ」
「あっ、ああっ、んんっ、はあっ」
甘い声で啼くアリエスの声を聞きながらレーヴェは蜜壺に指を出し入れし、茂みを掻き分けて突起を舐める。
「レーヴェ、様……っ! そんなところを舐めるなんて、汚いっ、やんっ」
「どこがだ? こんなに綺麗な色をしているが」
ピクンピクンと震えるアリエスの身体を楽しみつつも、レーヴェは止めることなく突起を舐めて指を二本に増やす。蜜壺を指で広げながらバラバラに動かし、指を曲げて蜜壺の内壁を擦るとアリエスの身体が突然跳ねた。
「ひゃあっ! やあっ! んあっ!」
「見つけた」
レーヴェに楽しそうに言われ、わけがわからないながらも啼きながら更に喘ぐことしかできないアリエスは、レーヴェの指と舌にその身体を熱くさせ、翻弄されて行く。レーヴェは指を抜いてそのまま蜜を舐め、蜜壺に舌を入れながらも秘裂と突起を舐め上げることを繰り返し、突起と乳首を指で捏ね回してはアリエスを何度も高みへと押し上げた。
「あああっ! やあっ! ダメ……っ! また、あっ、ああっ!」
何度も高みへと押し上げられる度にアリエスの視界が白く染まる。
だが、レーヴェの指や唇や舌は高みに登ったまま下ろすことを許さないとばかりに、何度も何度も高みへと押し上げ、その度にアリエスの身体中を甘い痺れが駆け巡り、視界は白く染まって弾ける。
びくびくと身体を震わせるアリエスの唇にキスを落とすと、レーヴェは全裸になってもう一度アリエスに覆い被さる。片方の乳首を吸いながら舐め回し、片方の胸を揉み、親指を秘裂の上の突起にあてながら蜜壺に指を三本入れ、先ほど見つけた場所を擦りながら出し入れする。
「ああんっ! ひあっ、あっ、ああんっ!」
びくんびくんと震えながらぐったりとしたアリエスへの愛撫を止めると、レーヴェは身体を起こしてアリエスの足の間に身体を入れ、膝を曲げて足を開く。物欲しそうに腰を揺らしながらひくつくアリエスの蜜壺に、レーヴェは肉竿をあてがって数度擦り上げて濡らすと、先走りが出ている肉竿の尖端を蜜壺の入り口に埋めた。
「レーヴェ、様……」
「力を抜いて、アリエス」
ぐっと押し込むようにアリエスの中に入り込むが処女故か、充分にほぐしたにも拘わらずその入り口はかなり狭い。
「く……っ、狭い……」
「あっ、ああっ!」
更に解すように慣らすように浅いところでレーヴェが数度腰を動かして止めると、アリエスにもう少し身体の力を抜かせるために突起を弄りながら胸を愛撫し、少しずつ中に入り込んでは腰を動かし、先ほど見つけた場所を時折擦りながらまた腰を動かす事を繰り返す。
「痛いっ……!」
「あと少し……っ、だからっ」
レーヴェが腰を更に奥に捩じ込んだ途端、アリエスは「ひああぁっ!」と声を上げ体を反らし、肉竿をキュッ締め付けた。
「おや、ここも、か……っ!」
「ひあっ! ああっ!」
シーツを握り締め、背中を反らせながら胸を揺らすアリエスの反応を見ながら、レーヴェは見つけたその場所を何度も、そしてゆっくりと擦り上げるとまた達したのか、アリエスは「あああぁっ!」と言って更にギュッと肉竿を締め付けた。
「アリエス、そんなに締め付けたら、優しくできない……っ」
「あっ、あぁんっ、ああっ!」
レーヴェにそう言われたがアリエスは聞こえていないのか、ただ啼いて喘ぐだけだった。「ごめんね」と小さく呟いたレーヴェはアリエスの腰を掴み、膜を破るようにぐっと奥まで押し込む。
「いたぁ…っ! あああっ!」
「アリエス、よく頑張ったね」
レーヴェは声を上げたアリエスを労うとそのままアリエスに覆い被さり、ゆるゆると揺れる胸を掴んで乳首を愛撫しながら、もう片方の乳首を口に含んで舐め、蜜壺を愛撫するようにゆっくりと動かし始める。
「ああんっ、ああっ!」
「アリエス……っ」
「レーヴェ、様……っ、あっ、あんっ、あっ、はうんっ」
「アリエス、愛してる……っ」
低い声でそう告げるとアリエスの蜜壺がキュッと締まり、計らずもレーヴェの肉竿を刺激する。そのまま出し入れしながら徐々にスピードを上げ、アリエスとレーヴェ自身を高みへと追い上げる。
「わ、たしも……! 愛して、ますっ! あうっ、やあっ、はうっ、ああっ!」
二人で登り詰め、アリエスが達するのと同時にレーヴェも達し、蜜壺の中へと精を全て吐き出した。が、レーヴェの肉竿を包み込むようにギュッと締まったアリエスの中で更に熱く硬くなった肉竿を動かし、アリエスの中のスポット二つを交互に擦ると、アリエスは更に喘ぎ、可愛いく啼いて乱れる。
「ひあっ、やあっ、あんっ、ああっ!」
「アリエス……気持ちいい?」
「はんっ、は……い、き、もち、い……あっ! ああっ!」
アリエスにそう言われたレーヴェは身体を起こしてアリエスの腰を掴み、その身体をくの字に曲げるようにぐっと押し曲げて腰を振る。誘うように揺れる胸を見ながら突起を弄ると、アリエスはビクビクと震えて喘ぎ、更に甘く啼いて首を振りながらその乱れた姿をレーヴェに見せた。
「あああっ! はぁんっ! ああああっ!」
「く……っ!」
蠢くアリエスの中に誘われるように、もう一度精を吐き出すレーヴェ。待たされ、そして愛する女性を思う存分抱けるレーヴェは留まることを知らず、吐き出しては繋がったまま身体を起こして下から突き上げ、目の前で揺れるアリエスの乳首に吸い付いて愛撫を施す。
動物のように、角度を変えながら後ろから攻め、アリエスの背中を舐めながら胸の先端や秘裂の上の突起を捏ね、何度も体勢を入れ替えてアリエスを抱いた後、その身体を清めてアリエスを腕に閉じ込めた。
「レーヴェ様、今更なんですが……」
「何かな?」
「私、嫁き遅れの年齢なんですが、私が妻で良かったんですか?」
心配そうな顔を浮かべがらそう聞いて来たアリエスに、レーヴェは内心苦笑しながらもアリエスの唇にキスを落とす。
「本当に今更だな。僕はそんなことは気にしない。それに……アリエスを嫁き遅れにしたのは僕だ……その責任を僕が取っただけだ。そうだろう?」
悪戯っ子のような笑顔を浮かべてキスをし、そう告げたレーヴェを、アリエスはまじまじとその顔を見つめた後で、二人一緒に吹き出して笑った。
「アリエス、愛してる。二人で幸せになろう」
「はい、レーヴェ様。私も貴方を愛しております」
そう告げたアリエスはレーヴェに寄り添うように身体を寄せると、いつの間にかすやすやと寝息を立てて寝てしまった。
そんなアリエスに苦笑しつつも、レーヴェはアリエスの寝顔をしばらく眺めながら、アリエスの頭を優しく撫でる。
――そんなレーヴェ自身も、アリエスの寝息に誘われるようにゆっくりと瞼を閉じて眠りについた。
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無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
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けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
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無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
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