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ドルト村編
第88話 宴会再び
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魚など諸々の準備を終えたあと、ヘラルドの家へと向かう。これから宴会の用意をするのだ。
宴会場所は、例の三十畳はあるあの部屋だ。折り畳み式の卓袱台のようなテーブルや座布団を用意して、そこで楽しむ。
で、料理は魔族の郷土料理と、今日採れた魚や野菜を使って料理をするそうで、村の女性たちが集まっている。そんな中、私は干物を作る時に出た魚の頭を使い、それプラス別の魚を捌いて足したあら汁を作ることにした。
魚は漁港で買ったサバだ。サバを焼いてサバサンドにしようと思っているのだ。
女性の数だけ料理が出来上がることを想定して、サバ自体は十匹ほどにする。どのみち三枚おろしにして三等分に切って焼くんだから、それで充分だ。
ちゃっちゃと捌いて大きな寸胴にあらと水を入れ、ついでに細く切った昆布も入れて出汁にする。沸騰するまでの間にサバに下味をつけ、竈に網を乗せて焼いていく。
「アリサ、僕が焼くから、他の料理を頼むよ」
「ありがとう。ならお願いするわね。焼けたら教えてくれる? その後のことを話すから」
「おう!」
紫色の瞳をした男が寄ってきて、焼くのを代わってくれる。瞳の色から察するに、雷の魔法が使えるんだろう。
ただ、瞳の色がそうだからといって、その魔法しか使えない……なんてことはないのが魔族だったりする。一番得意な、あるいは威力が強い魔法がその瞳に現れているだけで、他の魔法も使えるのだ。
さすが、魔法に長けた種族だよなあ。私は使えないから、何種類も使えるのが羨ましい。
サバサンドの他にカボチャサラダを作るかとカボチャを茹で、マヨネーズと塩コショウ、砂糖で味付けをする。その中に干しブドウとゆで卵を入れて完成だ。
皮の部分は取ったほうが舌ざわりもいいんだけれどそんな時間もないし、勿体ないから全部使った。皮にも栄養があるし。彩も綺麗だしね。種は畑行きなので、しっかりととっといてある。
他にも蒸篭を出してジャガイモを蒸かし、十字に切り目を入れてバターを落とした簡単なものを作ったり、醤油を使ってカボチャを煮たり。同時進行であれこれしていると魚が焼きあがったというので、パンを用意する。
パンはこの村で主流になっている、大きめのロールパンだ。サバを小さく切ってあるから、上に切り目を入れても横に切れ目を入れても、どうにでもなる。
今回はバーガーバンズのように横に切れ目を入れることにした。
「これを半分にしてバターを塗ったあと、野菜と一緒に挟むの。サバサンドっていうの」
「へえ~! 美味そう!」
「美味しいわよ。今回は焼いたけど、揚げてもいいわ」
「あげる? どんな調理方法なの?」
「たくさんの油を使った調理方法よ。今日は無理だけど、そのうちにね」
「わかったわ。その時は教えてね」
サバサンドを作っていると、レベッカが質問してくる。油の手持ちが少ないからね~、揚げ物をするのはきつい。
焼いても美味しいんだから、それでいいのだ。
サバサンドもやってくれるというのでお願いし、蒸篭を片付けた。そのあとであら汁を味付けし、完成。
ワインを一樽受け取って、その中に桃やマンゴー、オレンジなど、香りの高い果物を入れておく。熟成させたほうが美味しいんだろうけど、今回は間に合わせだ。
ワインにフルーティーな香りと味が仄かにつけばいいと思ってのことだった。気に入ったならあとで教えよう。
うーん、他にもおかずはいるかなあ? 作るとすれば、この村で採れるものを使ったほうがいいよね。なら、午前中に狩ったウルフの肉を使って、醤油味と味噌味の生姜焼きを作ろう。
薄くスライスして醤油だれと味噌だれに漬け込んで、フライパンで炒める。他にもご飯を炊いたから、丼にしてもいいだろうし。
パンにも合うだろうから、好きなように食べればいい。
なんだかんだと二時間使い、料理がどんどんテーブルに並べられていく。そして魔族の料理はスパイスを使ったものが多い。
南に位置する国だと言っていたからなんだろう……すっごくいい匂い!
つかね……テーブルの上にある料理の中に、ドライカレーとタンドリーチキンがあるんだが。しかも、ナンもある。
魔族の国って、インド料理に近いのかもしれない。ってことは、未だに手に入っていない複数のスパイスが手に入る可能性があるわけで。特にターメリックとシナモン、クミンだ。
ドライカレーが作れるってことはそれらのスパイスが揃っているってことだから、日本のカレーも作れるはず! 夢が広がりますな!
どんな味なんだろうとワクドキしつつテーブルにつくと、今回もヘラルドとレベッカの間に座らされた。なんでよ!
「今日は採取や狩りなど、いろいろとご苦労様でした。今はいない二人以外には食料も行き渡ったし、今年も怪我なく集めることができました」
『おー』
「食料も、野菜と米に関してはアリサが協力してくれましたし、魚も新たな食べ方を知ることができました。ありがとう、アリサ」
『ありがとう!』
「どういたしまして」
「まだまだ冬に向けてしなければならないことが目白押しですが、今日は明日以降に備えて英気を養いましょう」
いただきますというヘラルドの言葉に続き、全員がいただきますをして食べ始める。まずは気になっているタンドリーチキンから。
「美味しい! ターメリックの香りがいいわ」
「気に入ってもらえてよかったわ! これはタンドリーチキンというの。あと、こっちはカレーよ」
「そうなのね!」
まんまの名前だった!
よし、ドライカレーがあるならカレーライスにしてしまえ! と深さがあるお皿にご飯を盛り、ドライカレーを載せる。その様子を見ていたヘラルドとレベッカ、近くにいた魚を焼いてくれた男性――ゲレオンが目を丸くしていた。
ちなみに、ゲレオンは元宰相であ~る。なんとも口の悪い宰相だが。
そんな彼らを尻目に、ご飯と一緒に食べる。
作るのが大変だったであろうひき肉と、ニンジンと玉ねぎ、キノコとトマトが入っているし、カレー自体も味が複雑で、どのスパイスを使っているのか、正直わからない。辛うじてターメリックとクミンの味がわかるくらいで、どちらかといえば薬膳カレーに近いものだ。
転生してから約三か月。転生前から数えると、カレーを食べるのは実に十年ぶりだった。祖母が作ったカレーがとても美味しくて、外で食べたものは好きになれなかったのだ。
だからこそ十年ぶりなわけだけれど……このカレーは祖母の味にとても近い。とても懐かしい味に、目の奥が熱くなる。
慌てて味わっているふりをして目を瞑り、涙を引っ込める。
「本当に美味しいわ」
「それはよかった。けれど、アリサは不思議な食べ方をするのね。ナンと一緒に食べても美味しいわよ?」
「ふふ、ありがとう。それはあとで食べるわ。今は、このカレーライスという方法で食べたいの」
「へえ……。それは美味しいのか?」
「美味しいわ。ゲレオンも試してみれば?」
「そうする」
よっぽど気になっていたのか、ジーっと私が食べる様子を見ていたゲレオン。薦めてみると、喜々として真似をしだした。そして一口食べると、カッ! と目を見開き、また一口食べるゲレオン。
その食べるスピードに唖然としているヘラルドやレベッカ、他の村人たち。
「アリサ……これは画期的な食べ方だな! 僕は気に入ったよ!」
「ふふっ、それはよかった! 私が知っているカレーとは違うけど、これも美味しいわ」
「おや。アリサもカレーを知っているのですか?」
「ええ。ただ、香辛料の一部がなくて、ずっと作れなかったの」
「温室の報酬はできてからになりますが、その時にスパイスを渡しますから、作ってくれますか?」
「いいわよ」
ガッチリとヘラルドと握手をして、別の料理を食べる。カレースープも美味しいし、レモンとオリーブオイルに似た味の油を使ったドレッシングがかかったサラダも美味しい。
私の真似をしてご飯でカレーを食べる人、生姜焼きをご飯の上に載せて食べている人。その合間にサングリアを飲んで、そのフルーティーな味に頬を染める女性たち。
従魔たちを見ればノン以外はみんな小さくなっていて、私の傍でご飯を食べている。ただ、タンドリーチキンは従魔たちにとって辛かったようで、あまり食が進んでいない。
これならカレーはあまり作らないほうがいいか、もしくは辛みを抑えたインドのチキンカレーのように甘くしてもいいかもしれない。まあ、作るにしても、従魔たちが食べたいと言ったらになるが。
レベッカにドライカレーやタンドリーチキンのレシピを聞いたり、機織りのことを聞いたり。機織りも教えてくれるそうだ。
その前に温室を完成させないとね!
宴会場所は、例の三十畳はあるあの部屋だ。折り畳み式の卓袱台のようなテーブルや座布団を用意して、そこで楽しむ。
で、料理は魔族の郷土料理と、今日採れた魚や野菜を使って料理をするそうで、村の女性たちが集まっている。そんな中、私は干物を作る時に出た魚の頭を使い、それプラス別の魚を捌いて足したあら汁を作ることにした。
魚は漁港で買ったサバだ。サバを焼いてサバサンドにしようと思っているのだ。
女性の数だけ料理が出来上がることを想定して、サバ自体は十匹ほどにする。どのみち三枚おろしにして三等分に切って焼くんだから、それで充分だ。
ちゃっちゃと捌いて大きな寸胴にあらと水を入れ、ついでに細く切った昆布も入れて出汁にする。沸騰するまでの間にサバに下味をつけ、竈に網を乗せて焼いていく。
「アリサ、僕が焼くから、他の料理を頼むよ」
「ありがとう。ならお願いするわね。焼けたら教えてくれる? その後のことを話すから」
「おう!」
紫色の瞳をした男が寄ってきて、焼くのを代わってくれる。瞳の色から察するに、雷の魔法が使えるんだろう。
ただ、瞳の色がそうだからといって、その魔法しか使えない……なんてことはないのが魔族だったりする。一番得意な、あるいは威力が強い魔法がその瞳に現れているだけで、他の魔法も使えるのだ。
さすが、魔法に長けた種族だよなあ。私は使えないから、何種類も使えるのが羨ましい。
サバサンドの他にカボチャサラダを作るかとカボチャを茹で、マヨネーズと塩コショウ、砂糖で味付けをする。その中に干しブドウとゆで卵を入れて完成だ。
皮の部分は取ったほうが舌ざわりもいいんだけれどそんな時間もないし、勿体ないから全部使った。皮にも栄養があるし。彩も綺麗だしね。種は畑行きなので、しっかりととっといてある。
他にも蒸篭を出してジャガイモを蒸かし、十字に切り目を入れてバターを落とした簡単なものを作ったり、醤油を使ってカボチャを煮たり。同時進行であれこれしていると魚が焼きあがったというので、パンを用意する。
パンはこの村で主流になっている、大きめのロールパンだ。サバを小さく切ってあるから、上に切り目を入れても横に切れ目を入れても、どうにでもなる。
今回はバーガーバンズのように横に切れ目を入れることにした。
「これを半分にしてバターを塗ったあと、野菜と一緒に挟むの。サバサンドっていうの」
「へえ~! 美味そう!」
「美味しいわよ。今回は焼いたけど、揚げてもいいわ」
「あげる? どんな調理方法なの?」
「たくさんの油を使った調理方法よ。今日は無理だけど、そのうちにね」
「わかったわ。その時は教えてね」
サバサンドを作っていると、レベッカが質問してくる。油の手持ちが少ないからね~、揚げ物をするのはきつい。
焼いても美味しいんだから、それでいいのだ。
サバサンドもやってくれるというのでお願いし、蒸篭を片付けた。そのあとであら汁を味付けし、完成。
ワインを一樽受け取って、その中に桃やマンゴー、オレンジなど、香りの高い果物を入れておく。熟成させたほうが美味しいんだろうけど、今回は間に合わせだ。
ワインにフルーティーな香りと味が仄かにつけばいいと思ってのことだった。気に入ったならあとで教えよう。
うーん、他にもおかずはいるかなあ? 作るとすれば、この村で採れるものを使ったほうがいいよね。なら、午前中に狩ったウルフの肉を使って、醤油味と味噌味の生姜焼きを作ろう。
薄くスライスして醤油だれと味噌だれに漬け込んで、フライパンで炒める。他にもご飯を炊いたから、丼にしてもいいだろうし。
パンにも合うだろうから、好きなように食べればいい。
なんだかんだと二時間使い、料理がどんどんテーブルに並べられていく。そして魔族の料理はスパイスを使ったものが多い。
南に位置する国だと言っていたからなんだろう……すっごくいい匂い!
つかね……テーブルの上にある料理の中に、ドライカレーとタンドリーチキンがあるんだが。しかも、ナンもある。
魔族の国って、インド料理に近いのかもしれない。ってことは、未だに手に入っていない複数のスパイスが手に入る可能性があるわけで。特にターメリックとシナモン、クミンだ。
ドライカレーが作れるってことはそれらのスパイスが揃っているってことだから、日本のカレーも作れるはず! 夢が広がりますな!
どんな味なんだろうとワクドキしつつテーブルにつくと、今回もヘラルドとレベッカの間に座らされた。なんでよ!
「今日は採取や狩りなど、いろいろとご苦労様でした。今はいない二人以外には食料も行き渡ったし、今年も怪我なく集めることができました」
『おー』
「食料も、野菜と米に関してはアリサが協力してくれましたし、魚も新たな食べ方を知ることができました。ありがとう、アリサ」
『ありがとう!』
「どういたしまして」
「まだまだ冬に向けてしなければならないことが目白押しですが、今日は明日以降に備えて英気を養いましょう」
いただきますというヘラルドの言葉に続き、全員がいただきますをして食べ始める。まずは気になっているタンドリーチキンから。
「美味しい! ターメリックの香りがいいわ」
「気に入ってもらえてよかったわ! これはタンドリーチキンというの。あと、こっちはカレーよ」
「そうなのね!」
まんまの名前だった!
よし、ドライカレーがあるならカレーライスにしてしまえ! と深さがあるお皿にご飯を盛り、ドライカレーを載せる。その様子を見ていたヘラルドとレベッカ、近くにいた魚を焼いてくれた男性――ゲレオンが目を丸くしていた。
ちなみに、ゲレオンは元宰相であ~る。なんとも口の悪い宰相だが。
そんな彼らを尻目に、ご飯と一緒に食べる。
作るのが大変だったであろうひき肉と、ニンジンと玉ねぎ、キノコとトマトが入っているし、カレー自体も味が複雑で、どのスパイスを使っているのか、正直わからない。辛うじてターメリックとクミンの味がわかるくらいで、どちらかといえば薬膳カレーに近いものだ。
転生してから約三か月。転生前から数えると、カレーを食べるのは実に十年ぶりだった。祖母が作ったカレーがとても美味しくて、外で食べたものは好きになれなかったのだ。
だからこそ十年ぶりなわけだけれど……このカレーは祖母の味にとても近い。とても懐かしい味に、目の奥が熱くなる。
慌てて味わっているふりをして目を瞑り、涙を引っ込める。
「本当に美味しいわ」
「それはよかった。けれど、アリサは不思議な食べ方をするのね。ナンと一緒に食べても美味しいわよ?」
「ふふ、ありがとう。それはあとで食べるわ。今は、このカレーライスという方法で食べたいの」
「へえ……。それは美味しいのか?」
「美味しいわ。ゲレオンも試してみれば?」
「そうする」
よっぽど気になっていたのか、ジーっと私が食べる様子を見ていたゲレオン。薦めてみると、喜々として真似をしだした。そして一口食べると、カッ! と目を見開き、また一口食べるゲレオン。
その食べるスピードに唖然としているヘラルドやレベッカ、他の村人たち。
「アリサ……これは画期的な食べ方だな! 僕は気に入ったよ!」
「ふふっ、それはよかった! 私が知っているカレーとは違うけど、これも美味しいわ」
「おや。アリサもカレーを知っているのですか?」
「ええ。ただ、香辛料の一部がなくて、ずっと作れなかったの」
「温室の報酬はできてからになりますが、その時にスパイスを渡しますから、作ってくれますか?」
「いいわよ」
ガッチリとヘラルドと握手をして、別の料理を食べる。カレースープも美味しいし、レモンとオリーブオイルに似た味の油を使ったドレッシングがかかったサラダも美味しい。
私の真似をしてご飯でカレーを食べる人、生姜焼きをご飯の上に載せて食べている人。その合間にサングリアを飲んで、そのフルーティーな味に頬を染める女性たち。
従魔たちを見ればノン以外はみんな小さくなっていて、私の傍でご飯を食べている。ただ、タンドリーチキンは従魔たちにとって辛かったようで、あまり食が進んでいない。
これならカレーはあまり作らないほうがいいか、もしくは辛みを抑えたインドのチキンカレーのように甘くしてもいいかもしれない。まあ、作るにしても、従魔たちが食べたいと言ったらになるが。
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