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スピンオフ
瀬を緩め、充足す
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あの日、彼女に……今は、元妻の弟の妻となった在沢 圭に、瑠香と離婚したのも、学が車椅子生活を余儀なくされたのも、彼女のせいだとずっと考え、その憤りを彼女にぶつけようとして彼女の前に座った。だが、突き付けられたのは逆の話だった。
追いすがって来た弟の学を無理矢理自宅に連れ帰り、真実を知った父に責められて殴られた弟と母。母と離婚すると言って父と一緒に住むようになったあの日、父に部屋を教えたあとで自室にこもり、冷静になって考えた。
離婚したいと考え始めたのは、つい最近のことではなかった。確かに、最初に元妻の瑠香を見た時、好意を持った。それが恋かと言われれば、今なら違うと言える。瑠香の凛とした佇まいに気圧されたし、隣に並ぶのは私ではないと何となく思えたのだ。嘘をついていることに多少の罪悪感があったからかも知れない。
瑠香に本当の話をしたかったから何度も連絡を取ったのに、結局は話もできないまま三年近くたってしまっていた。その間、穂積家でまともに話をしてくれたのは、四女の瑠瀬だけだった。
最初は本当にくだらない話だけだった。いつしか彼女の相談に乗ったり、アドバイスしたり、彼女を知るにつれて惹かれていった。たが、瑠香と結婚している以上、それは言葉にはできない。だから瑠香と会って話をしたあとで離婚届を書いてもらうつもりだったのに、自分以上に忙しい瑠香はなかなか捕まらず、結婚式当日に『離婚してちょうだい』と言われていたにも拘わらず、ずるずると三年近くたってしまったのだ。
ある日、瑠香が突然『会いたい』と言って来た。何となく予感があったため判子も持参していくと、やはり離婚届を突き付けられた。
『離婚してくれないかしら』
『構わないが、理由を聞いても?』
そう問うと、瑠香は『まず、貴方の話から聞いてもいいかしら?』と言ったため、そっと溜息をついて話をした。
『ずっと、結婚式の時の話をしたかった。なぜ、友人で招待したはずの人間が弟と名乗っていたのか、私が天涯孤独と言ったのか』
『……』
『言い訳にしかならないが、穂積家の親戚筋だと名乗った男の口車に乗ってしまったのがそもそもの間違いだった。私は天涯孤独じゃない。両親も、行方不明の兄や車椅子に乗った弟がいる。『結婚できないと思うから』と言った弟が可哀想になったのもあるし、招待できない両親に代わって私の晴れ姿を見てもらいたいというのもあったから友人として招待しただけだった』
『充さん……』
私の言葉に、瑠香がポツリを私の名前を呼ぶ。
『本当は、もっと早く離婚を言い出すつもりだった。でも、君は常に忙しそうにしていたし、連絡しても話を聞いてもらえなかったしさ』
『ごめんなさい』
『いいんだ。全て私が蒔いた種だから。そのことをずっと謝りたかった。謝ったあとで離婚するつもりだった。他にもあるが、それはまだ口にはできないから。さて、瑠香、今度は君の理由を』
一気にそう話し、ようやく本当のことを言えてホッと息を吐き出す。私にそう聞かれた瑠香は一瞬考えたあとで理由を話してくれた。
『充さんの話に関連しているけど、一つはアタシに嘘をついていたことよ。たった今その理由がわかったから、それはいいわ。許してあげる。もう一つは、その弟さんに関してよ。彼も嘘つきだわ』
『そんなはずはない!』
『そう? それはおかしいわね。アタシが調べた限りでは、彼が一番の嘘つきに見えるけど? 人一人殺しかけておいて……その子に、全身に一生消えない傷を負わせ、自分自身の命を助けてもらっておきながら、謝罪もしてないんだもの。もちろんそれは、貴方にも言えることだけど』
『……何の話だ?』
『知らないのならいいわ。尤も、それを知れば後悔するのは貴方だもの。それと、瑠瀬を不幸にしたら、承知しないわよ?』
『なっ?!』
飲みかけていたコーヒーを喉に詰まらせて咳き込む。まさか、私の気持ちを見透かされていたとは思わなかった。
『あら、カマをかけただけだったのに。やっぱりそうなのね?』
『ああ。そのことも話したかった。彼女と話すうちに惹かれて行ったんだ』
『そう。なら、アタシも前向きになろうかしら……』
『前嶋さんなら、きっと君を支えてくれるさ』
『なっ?!』
お返しとばかりに瑠香にそう告げると、瑠香は口ごもったまま顔を赤く染めた。脇においてあった離婚届に署名して判子を押すと、瑠香に手渡す。
『これでお互いに自由だ。瑠香、幸せに』
『当然じゃない。貴方もね? 充さん。瑠瀬をお願い』
『わかってる。これは……』
『アタシが出しておくわ。他に役所に行く用事があるから』
そう言って別れた。円満に別れたはずなのにそれをすっかり忘れ、何もかも在沢 圭のせいにしてそれをぶつけようとした私は浅はかな男で……。
そんな男に瑠瀬は呆れるだろうと半ば諦め、連絡すら取らなかった。父と二人で、在沢 圭に償うための資金を貯めて、何度も彼女の婚約者となった瑠香の弟に連絡を取ったものの、『都合が悪い』とすげなくされ続けた。
一年以上過ぎてからやっと彼女と会う算段がつき、指定されたホテルへ父と二人で向かって、何とか彼女に許された帰りに、瑠瀬を見つけた。
ここが彼女のホテルだと知らなかったが、彼女を目にした途端、身体が勝手に動いた。こんな浅はかな男だが、彼女に思いを伝えたかった。多分断られるだろう。それでもよかった。ただ、彼女に伝えたかった。
――だから、私は……。
***
一目見た時から恋に落ちた。でも、それは苦しい恋の始まりだった。
でも、それでも良かった。ただ、見ていられさえすれば、話ができさえすればそれでよかった。
(あの人は……)
自分が持っているホテルに彼が現れた時には驚いた。入って来た時は私のほうを見ず、誰かを探すようにロビーの奥のほうを見ながらキョロキョロしていた。尤も、彼は年めいた男性と一緒だったけれど。
その日は義兄とその友人、義妹が姪を連れて会っていた。どうやら彼は義妹と話すためだったようで、その場に彼は現れたのだ。私がいる場所からは会話は聞こえないが、義妹を守るかのようにその背後に立った義兄と友人に対し、しばらく話したあとで彼と、彼と一緒に来た人は頭を下げていた。
久しぶりに見た彼の顔。姉の旦那様だった人。何があったのかはわからないが、結婚式当日に破綻した姉と彼の結婚。結婚初日から彼と姉は別々に暮らし始めた。必要最低限の連絡は取っていたようで、パーティーなどがあると一緒に来てはいたが、お互いによそよそしい雰囲気だった。
少し落ち込んでいるように見えた彼を慰めたりもしたし、義兄とは言え「兄」という存在が珍しく、私のホテルのことで相談をしたりもした。彼は的確なアドバイスをくれることもあったし、逆に慰めてくれることもあった。それが嬉しくて、何度も相談した。
姉と離婚する半年くらい前から、彼は悩みを抱えていたようだった。どんな悩みか聞くことなどできるはずもなく、ただ、それを眺めるしかなかった。
離婚した時も、もっと辛そうな顔をするのかと思ったけどむしろ悩みが解決したような晴れ晴れとした顔をしていた。もう相談することもできない、二度と会えない人のはずだったのに。
「瑠瀬……久しぶり」
「充さん……久しぶり」
「相談に乗っていたホテルは、ここ?」
「ええ、まあ。ここだけじゃないんだけど……」
「そう。……あのさ」
久しぶりに話した彼は、あのころよりも生き生きとして見えた。良いことでもあったのだろう……あまり見ることのなかった笑顔を少しだけ浮かべていた。
きっともう、恋人か奥様がいるに違いない。もう、諦めなければいけない。そう思って心も耳も塞ごうとしたところで、彼が信じられない言葉を口にした。
「瑠瀬、私と付き合ってくれないか?」
「……はい?」
一瞬、私の願望が聞かせた言葉だと思った。けれど、彼の目は真剣で。
「君と話しているうちに、どんどん惹かれていった。でも私はあの時結婚していたから、君に思いを告げるわけには行かなかった」
「充、さん……?」
「君が好きだよ、瑠瀬」
「……っ!」
「自分の悪いところを、他人のせいにしてしまうような浅ましい男だが……」
――半ば諦めた恋だった。それなのに、目の前にいる彼は……。半分諦めたような口調で、私を好きだと言ってくれた。
それが嬉しい。嬉しくて、泣きながら彼の胸に飛び込んで、頷いた。
それからは、ゆっくりと二人で歩み始めた。お互いに……特に私が忙しいこともあって、彼とはなかなかデートができなかった。それでも彼は空港近くのホテルへ来ては、「デートしようか」と言って一緒ホテル内を散策したり、ディナーを一緒に食べたりもした。
キス以上のことはまだされていなかったけれど、それでもよかった。……姉の瑠香と彼が抱き合っているのを見るまでは。
「瑠瀬!」
背後に聞こえる彼の声を振り切って駆け出した。
***
「いつまで瑠瀬を待たせる気なの?!」
瑠香に呼び出されたホテルは、瑠瀬のホテルだった。自分は結婚したのに、一向に結婚報告が瑠瀬から来ないことに瑠香が焦れたらしい。
「今日は瑠瀬の誕生日だろう? だからプロポーズするつもりだったんだが」
「……あら、ごめん……っ、きゃあっ!」
「大丈夫か?!」
何かにつまづいたのか、倒れそうになった瑠香を抱き止めると、背後で息を呑む音がした。振り向くと、瑠瀬が背を向けて走り出していた。
「勘違いさせたわ! 充さん、追いかけてちょうだい! アタシは大丈夫だから!」
「すまない。……瑠瀬!」
瑠香をその場に残して走り出すと、瑠瀬を追いかける。彼女自身が使っている部屋の手前で追い付くと、彼女の手を引いて部屋へと押し込んで鍵をかけ、彼女を抱き締めた。
「嫌っ! 離して!」
「瑠瀬、話を聞け!」
「嫌っ、聞きたくな……んんっ!」
泣いている瑠瀬の頭を押さえて顎を捉えて強引に口を開かせると、唇を押しあてて唇を奪う。上顎を舐め、歯列をなぞり、舌を絡めながらゆっくりと長いキスをすると、彼女はそのキスに答えるように舌を絡めて来た。私の胸を叩いていた手はいつの間にかジャケットの襟を握りしめ、キスに翻弄されて行く。
唇を離すと、瑠瀬は腰が砕けたようにかくんと膝を折ったため、そのまま彼女を抱えてベッドへと運ぶと、彼女を押し倒した。
「落ち着いたか?」
「充、さん……。どうして、姉さんと抱き合ってたの?! 私、私……!」
「倒れそうになった瑠香を抱き止めただけだ」
「…………え?」
辛そうに『抱き合っていた』と言った瑠瀬に本当のことを告げると、瑠瀬はきょとんとした顔をした。それに内心溜息をつき、瑠香との話を教える。
「『瑠瀬をいつまで待たせるの!』と瑠香に怒られている時に、瑠香が何かにつまづいたから、抱き止めただけだ」
「え、と……勘違い……?!」
勘違いだと気づいた瑠瀬は、目を見開いて一気に顔を赤くすると、「やだ、どうしよう……! ごめんなさい!」とあたふたし始めた。それが可愛く、押し倒したままキスをすると、さらに顔を赤くした。
「君の誕生日なのに、他の女を抱き締めるわけがないだろう?」
「あ、う、その……」
「君を抱くよ、瑠瀬。いいね?」
そう言ってジャケットを脱いでネクタイを緩めて抜く。そのあとで瑠瀬の服や下着を剥ぎ取ってから私も服を脱いで裸になると、瑠瀬は身体を隠すように身体を丸めてしまった。
「瑠瀬? それでは君を抱けない」
「でも、その、は、恥ずかしい!」
丸めている身体を強引に向かせると、そのままキスをしながら胸に愛撫を施す。
「んっ、んんっ、んぅ、ん……っ! あっ、やっ」
「はあ……仕方がない」
抵抗する瑠瀬の手を纏めてネクタイで縛り、ベッドにくくりつける。
「やっ、恥ずかしい! 充さん、やっ」
「なんでそんなに恥ずかしいの。こんなに綺麗なのに……」
「あ、ん……っ、だって、胸、小さ……っ、あっ」
いやいやをする瑠瀬の胸に手を伸ばしてゆっくりと揉み始めると、乳首が徐々に勃ちあがり始める。覆い被さりながら彼女の乳首に吸い付き、溝を舐めると背中を反らせて啼いた。
「どこが小さい? 私の……俺の手にぴったりじゃないか」
「ああっ、んんっ、喋ら、ない、やんっ」
乳首を吸いながら胸を揉む。私の――俺の手にぴったり収まるサイズに、胸をムニムニと揉むと彼女は喘ぎ、啼く。そのまま片手を瑠瀬の身体に這わせながら、彼女の茂みを掻き分けて秘裂を触ると濡れ始めていた。蜜を指に絡めてゆっくりと秘裂をなぞったあとで突起を弄ると、瑠瀬の身体が跳ねる。
「ひゃあっ! やんっ、あっ、充、さ……っ、手、痛い、あんっ」
「もう隠さない?」
両胸を弄り、突起を弄ったまま蜜壺に指を一本入れてナカを掻き回すと、瑠瀬は啼き、喘ぎながらも頷いたため、ネクタイをほどいた。そのまま彼女の太股をM字に開いて秘裂に顔を埋め、舐めたり蜜を吸ったりすると、瑠瀬は身体を反らせながら俺の頭を押さえる。恐らく頭を退かしたいのだろうが、結果的に彼女自身の秘裂に俺の顔を押し付けているとは思いもしないだろう。
太股から手を離して胸に手をやり、乳首を指で挟みながら胸を揉むと、さらに背中を反らせて喘ぐ。
「あっ、はんっ、ダメっ、きちゃう!」
「いいよ。イって」
「ああっ、あああっ!」
びくん、びくん、と身体を震わせて弛緩した瑠瀬は荒い息をしながらも、愛撫を止めない俺にその身体がびくびくと反応する。
胸から手を離して蜜壺に指を二本入れ、そのまま出し入れしながらバラバラと動かすと、瑠瀬はまた軽くイった。
何度もイかせたあとで彼女の腰を掴み、肉竿を蜜壺にあてがい、ナカへと挿れる。
「あああっ、充、さんっ、充さん!」
「瑠瀬……っ、誕生日おめでとう」
「あっ、はんっ、あんっ」
腰をゆっくり動かしながらそう伝えるとナカがキュッと締まり、肉竿を締め付ける。そのまま腰を振るスピードを上げて一緒に登りつめ、瑠瀬がイくと同時に俺も飛沫をナカに吐き出した。
「はあっ、はあっ、……充、さん、どうしよう……」
「何が?」
「今、中に出したでしょう?」
「出したが……それが?」
「えっと、今日、排卵日に当たる日で、その……できちゃったらどうしよう?!」
青ざめながらそう言った瑠瀬に、そんなことかと思う。そう言えばプロポーズするつもりだったのにすっかり忘れていた。
「問題ないよ」
「でも!」
「瑠瀬。前後してしまったが……結婚しよう」
「……っ!」
ありきたりな言葉でプロポーズをすると、瑠瀬が目を瞠る。
「瑠瀬の誕生日にプロポーズするつもりで、指輪も用意してあるんだ」
「充、さん……」
「瑠香にも怒られたばかりだし……明日、先に籍だけでも入れようか」
そう言うと、目に涙を浮かべて瑠瀬は頷いたため、瑠瀬のナカに埋めていたままだった肉竿をまた、ゆっくりと動かし始める。
「あんっ、充、さん?」
「確実に子供ができるように、ね」
「あっ、はんっ、ああっ!」
ぐちゅぐちゅと音を立てながら、瑠瀬を抱いては一緒に登りつめてナカに飛沫を吐き出すことを深夜まで繰り返した。翌日、役所に行って婚姻届けをもらい、二人で署名し、瑠香とその旦那となった前嶋に保証人になってもらい、役所に婚姻届を提出した。
――あの日頑張った甲斐があってか、二ヶ月後に瑠瀬は妊娠した。
追いすがって来た弟の学を無理矢理自宅に連れ帰り、真実を知った父に責められて殴られた弟と母。母と離婚すると言って父と一緒に住むようになったあの日、父に部屋を教えたあとで自室にこもり、冷静になって考えた。
離婚したいと考え始めたのは、つい最近のことではなかった。確かに、最初に元妻の瑠香を見た時、好意を持った。それが恋かと言われれば、今なら違うと言える。瑠香の凛とした佇まいに気圧されたし、隣に並ぶのは私ではないと何となく思えたのだ。嘘をついていることに多少の罪悪感があったからかも知れない。
瑠香に本当の話をしたかったから何度も連絡を取ったのに、結局は話もできないまま三年近くたってしまっていた。その間、穂積家でまともに話をしてくれたのは、四女の瑠瀬だけだった。
最初は本当にくだらない話だけだった。いつしか彼女の相談に乗ったり、アドバイスしたり、彼女を知るにつれて惹かれていった。たが、瑠香と結婚している以上、それは言葉にはできない。だから瑠香と会って話をしたあとで離婚届を書いてもらうつもりだったのに、自分以上に忙しい瑠香はなかなか捕まらず、結婚式当日に『離婚してちょうだい』と言われていたにも拘わらず、ずるずると三年近くたってしまったのだ。
ある日、瑠香が突然『会いたい』と言って来た。何となく予感があったため判子も持参していくと、やはり離婚届を突き付けられた。
『離婚してくれないかしら』
『構わないが、理由を聞いても?』
そう問うと、瑠香は『まず、貴方の話から聞いてもいいかしら?』と言ったため、そっと溜息をついて話をした。
『ずっと、結婚式の時の話をしたかった。なぜ、友人で招待したはずの人間が弟と名乗っていたのか、私が天涯孤独と言ったのか』
『……』
『言い訳にしかならないが、穂積家の親戚筋だと名乗った男の口車に乗ってしまったのがそもそもの間違いだった。私は天涯孤独じゃない。両親も、行方不明の兄や車椅子に乗った弟がいる。『結婚できないと思うから』と言った弟が可哀想になったのもあるし、招待できない両親に代わって私の晴れ姿を見てもらいたいというのもあったから友人として招待しただけだった』
『充さん……』
私の言葉に、瑠香がポツリを私の名前を呼ぶ。
『本当は、もっと早く離婚を言い出すつもりだった。でも、君は常に忙しそうにしていたし、連絡しても話を聞いてもらえなかったしさ』
『ごめんなさい』
『いいんだ。全て私が蒔いた種だから。そのことをずっと謝りたかった。謝ったあとで離婚するつもりだった。他にもあるが、それはまだ口にはできないから。さて、瑠香、今度は君の理由を』
一気にそう話し、ようやく本当のことを言えてホッと息を吐き出す。私にそう聞かれた瑠香は一瞬考えたあとで理由を話してくれた。
『充さんの話に関連しているけど、一つはアタシに嘘をついていたことよ。たった今その理由がわかったから、それはいいわ。許してあげる。もう一つは、その弟さんに関してよ。彼も嘘つきだわ』
『そんなはずはない!』
『そう? それはおかしいわね。アタシが調べた限りでは、彼が一番の嘘つきに見えるけど? 人一人殺しかけておいて……その子に、全身に一生消えない傷を負わせ、自分自身の命を助けてもらっておきながら、謝罪もしてないんだもの。もちろんそれは、貴方にも言えることだけど』
『……何の話だ?』
『知らないのならいいわ。尤も、それを知れば後悔するのは貴方だもの。それと、瑠瀬を不幸にしたら、承知しないわよ?』
『なっ?!』
飲みかけていたコーヒーを喉に詰まらせて咳き込む。まさか、私の気持ちを見透かされていたとは思わなかった。
『あら、カマをかけただけだったのに。やっぱりそうなのね?』
『ああ。そのことも話したかった。彼女と話すうちに惹かれて行ったんだ』
『そう。なら、アタシも前向きになろうかしら……』
『前嶋さんなら、きっと君を支えてくれるさ』
『なっ?!』
お返しとばかりに瑠香にそう告げると、瑠香は口ごもったまま顔を赤く染めた。脇においてあった離婚届に署名して判子を押すと、瑠香に手渡す。
『これでお互いに自由だ。瑠香、幸せに』
『当然じゃない。貴方もね? 充さん。瑠瀬をお願い』
『わかってる。これは……』
『アタシが出しておくわ。他に役所に行く用事があるから』
そう言って別れた。円満に別れたはずなのにそれをすっかり忘れ、何もかも在沢 圭のせいにしてそれをぶつけようとした私は浅はかな男で……。
そんな男に瑠瀬は呆れるだろうと半ば諦め、連絡すら取らなかった。父と二人で、在沢 圭に償うための資金を貯めて、何度も彼女の婚約者となった瑠香の弟に連絡を取ったものの、『都合が悪い』とすげなくされ続けた。
一年以上過ぎてからやっと彼女と会う算段がつき、指定されたホテルへ父と二人で向かって、何とか彼女に許された帰りに、瑠瀬を見つけた。
ここが彼女のホテルだと知らなかったが、彼女を目にした途端、身体が勝手に動いた。こんな浅はかな男だが、彼女に思いを伝えたかった。多分断られるだろう。それでもよかった。ただ、彼女に伝えたかった。
――だから、私は……。
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一目見た時から恋に落ちた。でも、それは苦しい恋の始まりだった。
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その日は義兄とその友人、義妹が姪を連れて会っていた。どうやら彼は義妹と話すためだったようで、その場に彼は現れたのだ。私がいる場所からは会話は聞こえないが、義妹を守るかのようにその背後に立った義兄と友人に対し、しばらく話したあとで彼と、彼と一緒に来た人は頭を下げていた。
久しぶりに見た彼の顔。姉の旦那様だった人。何があったのかはわからないが、結婚式当日に破綻した姉と彼の結婚。結婚初日から彼と姉は別々に暮らし始めた。必要最低限の連絡は取っていたようで、パーティーなどがあると一緒に来てはいたが、お互いによそよそしい雰囲気だった。
少し落ち込んでいるように見えた彼を慰めたりもしたし、義兄とは言え「兄」という存在が珍しく、私のホテルのことで相談をしたりもした。彼は的確なアドバイスをくれることもあったし、逆に慰めてくれることもあった。それが嬉しくて、何度も相談した。
姉と離婚する半年くらい前から、彼は悩みを抱えていたようだった。どんな悩みか聞くことなどできるはずもなく、ただ、それを眺めるしかなかった。
離婚した時も、もっと辛そうな顔をするのかと思ったけどむしろ悩みが解決したような晴れ晴れとした顔をしていた。もう相談することもできない、二度と会えない人のはずだったのに。
「瑠瀬……久しぶり」
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「そう。……あのさ」
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太股から手を離して胸に手をやり、乳首を指で挟みながら胸を揉むと、さらに背中を反らせて喘ぐ。
「あっ、はんっ、ダメっ、きちゃう!」
「いいよ。イって」
「ああっ、あああっ!」
びくん、びくん、と身体を震わせて弛緩した瑠瀬は荒い息をしながらも、愛撫を止めない俺にその身体がびくびくと反応する。
胸から手を離して蜜壺に指を二本入れ、そのまま出し入れしながらバラバラと動かすと、瑠瀬はまた軽くイった。
何度もイかせたあとで彼女の腰を掴み、肉竿を蜜壺にあてがい、ナカへと挿れる。
「あああっ、充、さんっ、充さん!」
「瑠瀬……っ、誕生日おめでとう」
「あっ、はんっ、あんっ」
腰をゆっくり動かしながらそう伝えるとナカがキュッと締まり、肉竿を締め付ける。そのまま腰を振るスピードを上げて一緒に登りつめ、瑠瀬がイくと同時に俺も飛沫をナカに吐き出した。
「はあっ、はあっ、……充、さん、どうしよう……」
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「今、中に出したでしょう?」
「出したが……それが?」
「えっと、今日、排卵日に当たる日で、その……できちゃったらどうしよう?!」
青ざめながらそう言った瑠瀬に、そんなことかと思う。そう言えばプロポーズするつもりだったのにすっかり忘れていた。
「問題ないよ」
「でも!」
「瑠瀬。前後してしまったが……結婚しよう」
「……っ!」
ありきたりな言葉でプロポーズをすると、瑠瀬が目を瞠る。
「瑠瀬の誕生日にプロポーズするつもりで、指輪も用意してあるんだ」
「充、さん……」
「瑠香にも怒られたばかりだし……明日、先に籍だけでも入れようか」
そう言うと、目に涙を浮かべて瑠瀬は頷いたため、瑠瀬のナカに埋めていたままだった肉竿をまた、ゆっくりと動かし始める。
「あんっ、充、さん?」
「確実に子供ができるように、ね」
「あっ、はんっ、ああっ!」
ぐちゅぐちゅと音を立てながら、瑠瀬を抱いては一緒に登りつめてナカに飛沫を吐き出すことを深夜まで繰り返した。翌日、役所に行って婚姻届けをもらい、二人で署名し、瑠香とその旦那となった前嶋に保証人になってもらい、役所に婚姻届を提出した。
――あの日頑張った甲斐があってか、二ヶ月後に瑠瀬は妊娠した。
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