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北西の国・ミルヴェーデン篇
いきもの?でしゅ
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戻って来るまで二時間はかかるだろうとのことで、セバスさんと一緒に馭者台から降りる。ちょっと雪を触ってみたかったんだよね。
今のところ雪は降っていないが、向かっている方向は曇天だ。恐らく降っているだろうとは、セバスさん談。
そんな話を聞きながら雪を触ってみたんだけれど、どうも日に当たっていたらしく、少し溶けていた。感触自体はベタついていたのが残念。
死の森の辺りはサラッサラの雪だったから、つい同じ雪質かと思ったよ。
溶ける前なら雪だるまか雪うさぎが作れたなあ……なんて考えつつ平原のほうを見ると、フォレストウルフに見つかったホーンラビットが、文字通り脱兎の如く森へと逃げて行く。前回見た時は捕まっていたけれど、今回は無事に逃げおおせたようで、フォレストウルフはしょんぼりと尻尾と耳が垂れ下がっていた。
セバスさんと一緒にその姿を見て笑っていたら、フォレストウルフはこちらを見たあと、もっと尻尾を丸めて森へと逃げていった。どうやらセバスさんの殺気というのかな……それに中てられたみたい。
ピンポイントで殺気を放つとか、さすがは高ランク冒険者。まあ、中身はドラゴンの神獣だけど。
野生に棲息する魔物や動物は、強者がわかるっていうものね。明らかな差があるのと、生き残るための本能的なものなんだから当然なんだろうけれど……死の森の魔物はオカシイってことでいいのかな。
そんな話をセバスさんにふってみたら、苦笑しながらもそうだと頷いた。
そうかい……奴らはオカシイのかい……。
「強いという自負があるからな。それでだろう」
「にゃるほろ~」
「とはいえ、狭い地域の中でのことだから、神獣に襲いかかるのは、無謀ともいえるんだがな」
ほほう……。つまり、井の中の蛙大海を知らず、ってことだね!
そんな話をしながら雪を触ったりしていたんだが、なんだかウゾウゾと動く液体が見える。雪が溶けたものかと思って見ていたんだけれど、どうにも違うような……?
「セバスしゃん、これ、にゃんでしゅか?」
「ん?」
「しろいものがウゾウゾうごいてましゅ」
「どれ……。おや、珍しい。シルバースライムじゃないか」
「シルバーしゅらいむ?」
くっ……! 噛んだ!
「その名の通り銀色のスライムなんだ。光魔法が使える、とても珍しいスライムでな」
「ほえー。しょれにしては、なんというか……」
「ああ、これはかなり弱っている。白く見えるのは弱っている証拠だ」
なるほど。弱っていると色素が抜けるのか。
他のスライムもそうなのか聞くと、このシルバーと黒いスライムだけらしい。
「うん、ちょうどいい。ステラ、光魔法の練習がてら、スライムに回復をかけてごらん」
「おおう!」
練習台にするんかーいっ!
とはいえ、回復の初歩の初歩であるヒールは、何回も練習させてもらっていたのだ。なので、それくらいはいけるぜ!
「じゃあ、やってみましゅね。ヒール」
ウゾウゾと動く白いスライムの上に手のひらをかざし、魔法を唱える。するとスライムは平べったくなってウゾウゾと動いていたのに、少しだけ丸みを帯びてきた。
「ふむ……もう一度かけて」
「あい。ヒール」
もう一度ヒールをかけると、今度こそまあるくなった白いスライム。丸くなったら白から銀色になったよ。不思議ー。
それにさっきまでは気づかなかったけれど、つぶらな瞳があった!
目が合うとぷるぷると震え、私とセバスさんを交互に見たあと、最後に私を見てまた震えた。
「……ぷっ」
「あっ! ないた!」
「……これは本当に珍しいな」
ふむ……と言って握った拳を顎に当てるセバスさん。
「なかないんでしゅか?」
「野生ではな」
ん? 野生?
どういうことか聞いてみた。
シルバースライムは所謂レアスライムで、野生で見るのは本当に珍しいんだそうだ。スライム自体の生息域は森や草原、洞窟やダンジョンとあちこちに出没するが、それはあくまでも一般的なスライムの話。
本来は濁った色というか透明度はなく、赤なら赤、青なら青とそのままの色だそうで、鳴いたりしないという。ただその中でもレアと呼ばれる存在もいて、レア度が上がると透明度も上がるうえに鳴くという、なんとも不思議仕様なスライムたちらしい。
ただこのシルバースライムもそうだけれど、透明度が高くなると光を吸収して反射しやすくなるらしく、薄暗い森や洞窟だと光る躰は非常に目立つ。なので、そういったスライムは森の奥深く、尚且つ太陽の光が当たるような場所に棲んでいることが多い。
森の奥には、高ランクの冒険者でしか対処できないような魔物が棲んでいるし、そういった魔物はスライムを狩ることはないので、逆に安心して暮らせるそうだ。とはいえ、そこはやっぱりレアスライム。かなり強いらしい。
「このこもちゅよいでしゅか?」
「強い、はずなんだがな。なんでこんなところにいるんだか……」
本当になんでこんなところにいるんだろう? しかも、溶けたように平べったくなっていたし。
そんな私たちの会話を聞いたのか、スライムがちょっとだけ躰を斜めにしたあと、困ったように目尻を下げた。
「ぷう? ぷう、ぷっぷぷー」
「にゃにをいっているのか。しゃっぱりわかりましぇん」
「ほう……餌を求めてここまで来てしまったのか」
「セバスしゃん、わかりゅんでしゅか!?」
「まあ、な」
セバスさんってば、スライムの言葉がわかるなんて凄い!
……「神獣だし」と言った言葉は聞かなかったことにしよう。
それはともかく。
このシルバースライムは、セバスさんが言った通り、餌を求めてさ迷っているうちにここまで来てしまった。ちょうどホーンラビットが視界に入り、ご飯だー! と襲い掛かろうとしたら、凄いスピードで走って来た四頭立ての馬車に轢かれてしまったんだと。
おおう、なんてこったい!
その銀色に光る躰故に、雪の中だととても見づらい。だから馭者も気づかなかったんだろうとは、セバスさん談。
四頭立てとは珍しいねと聞いたら、大きな隊商だとそんなに珍しいことではないらしい。あちこちの国に行くから、ずっと馬車を引いていると馬も疲れが溜まる。
なので、交代要員として連れて歩くことも多いそうだ。それでも四頭だけというのはまずないそうなので、護衛が乗っているか、町ごとに馬を交代しているかのどちらかだろうとセバスさんは言う。
なるほど、隊商ってそうやって世界中を巡るのか。
おっと、脱線した。今はシルバースライムだ。
私がヒールをかけたことで怪我が治り、お礼を言ってくれる。そんなシルバースライムだが、なんと私を気に入ったらしく、一緒に行くと言って駄々を捏ねているらしい。
「わたちはかまわないでしゅよ?」
「ぷっぷー♪」
「はあ……まったく。ステラは規格外というかなんというか……」
レアホイホイだとでも言いたいんかいっ!
何体もの神獣に出会って傍にいるんだから、間違ってないだろうけど!
ちなみに、シルバースライムはレア中のレアだそうだ。もう一色同じような存在の黒いスライムもいるんだそうな。
そんなスーパーレアのスライムたちだけれど、シルバーは神族が、黒スライムは魔族が可愛がる傾向にあるらしい。つまり、彼らの村ではペットとして飼っている人が多いんだと。
ペット扱いなのか、このスライムは。
どうも神族や魔族の村の周辺にいる子たちとは違うみたいで、セバスさんいわく自然発生した子だろうとのこと。だから珍しいと言ったんだそうだ。
とはいえ、ドジで馬車に轢かれてしまったものの、神族である私にとってシルバースライムは護りにもなるという。それもあり、セバスさんはこのシルバースライムを連れて行くことを、反対しなかったようだ。
「よろちくね」
「ぷぷ~♪」
縦に延びたり縮んだりしながら、嬉しそうに目を細めて動くシルバースライムを見て、ついほっこりしてしまった。
今のところ雪は降っていないが、向かっている方向は曇天だ。恐らく降っているだろうとは、セバスさん談。
そんな話を聞きながら雪を触ってみたんだけれど、どうも日に当たっていたらしく、少し溶けていた。感触自体はベタついていたのが残念。
死の森の辺りはサラッサラの雪だったから、つい同じ雪質かと思ったよ。
溶ける前なら雪だるまか雪うさぎが作れたなあ……なんて考えつつ平原のほうを見ると、フォレストウルフに見つかったホーンラビットが、文字通り脱兎の如く森へと逃げて行く。前回見た時は捕まっていたけれど、今回は無事に逃げおおせたようで、フォレストウルフはしょんぼりと尻尾と耳が垂れ下がっていた。
セバスさんと一緒にその姿を見て笑っていたら、フォレストウルフはこちらを見たあと、もっと尻尾を丸めて森へと逃げていった。どうやらセバスさんの殺気というのかな……それに中てられたみたい。
ピンポイントで殺気を放つとか、さすがは高ランク冒険者。まあ、中身はドラゴンの神獣だけど。
野生に棲息する魔物や動物は、強者がわかるっていうものね。明らかな差があるのと、生き残るための本能的なものなんだから当然なんだろうけれど……死の森の魔物はオカシイってことでいいのかな。
そんな話をセバスさんにふってみたら、苦笑しながらもそうだと頷いた。
そうかい……奴らはオカシイのかい……。
「強いという自負があるからな。それでだろう」
「にゃるほろ~」
「とはいえ、狭い地域の中でのことだから、神獣に襲いかかるのは、無謀ともいえるんだがな」
ほほう……。つまり、井の中の蛙大海を知らず、ってことだね!
そんな話をしながら雪を触ったりしていたんだが、なんだかウゾウゾと動く液体が見える。雪が溶けたものかと思って見ていたんだけれど、どうにも違うような……?
「セバスしゃん、これ、にゃんでしゅか?」
「ん?」
「しろいものがウゾウゾうごいてましゅ」
「どれ……。おや、珍しい。シルバースライムじゃないか」
「シルバーしゅらいむ?」
くっ……! 噛んだ!
「その名の通り銀色のスライムなんだ。光魔法が使える、とても珍しいスライムでな」
「ほえー。しょれにしては、なんというか……」
「ああ、これはかなり弱っている。白く見えるのは弱っている証拠だ」
なるほど。弱っていると色素が抜けるのか。
他のスライムもそうなのか聞くと、このシルバーと黒いスライムだけらしい。
「うん、ちょうどいい。ステラ、光魔法の練習がてら、スライムに回復をかけてごらん」
「おおう!」
練習台にするんかーいっ!
とはいえ、回復の初歩の初歩であるヒールは、何回も練習させてもらっていたのだ。なので、それくらいはいけるぜ!
「じゃあ、やってみましゅね。ヒール」
ウゾウゾと動く白いスライムの上に手のひらをかざし、魔法を唱える。するとスライムは平べったくなってウゾウゾと動いていたのに、少しだけ丸みを帯びてきた。
「ふむ……もう一度かけて」
「あい。ヒール」
もう一度ヒールをかけると、今度こそまあるくなった白いスライム。丸くなったら白から銀色になったよ。不思議ー。
それにさっきまでは気づかなかったけれど、つぶらな瞳があった!
目が合うとぷるぷると震え、私とセバスさんを交互に見たあと、最後に私を見てまた震えた。
「……ぷっ」
「あっ! ないた!」
「……これは本当に珍しいな」
ふむ……と言って握った拳を顎に当てるセバスさん。
「なかないんでしゅか?」
「野生ではな」
ん? 野生?
どういうことか聞いてみた。
シルバースライムは所謂レアスライムで、野生で見るのは本当に珍しいんだそうだ。スライム自体の生息域は森や草原、洞窟やダンジョンとあちこちに出没するが、それはあくまでも一般的なスライムの話。
本来は濁った色というか透明度はなく、赤なら赤、青なら青とそのままの色だそうで、鳴いたりしないという。ただその中でもレアと呼ばれる存在もいて、レア度が上がると透明度も上がるうえに鳴くという、なんとも不思議仕様なスライムたちらしい。
ただこのシルバースライムもそうだけれど、透明度が高くなると光を吸収して反射しやすくなるらしく、薄暗い森や洞窟だと光る躰は非常に目立つ。なので、そういったスライムは森の奥深く、尚且つ太陽の光が当たるような場所に棲んでいることが多い。
森の奥には、高ランクの冒険者でしか対処できないような魔物が棲んでいるし、そういった魔物はスライムを狩ることはないので、逆に安心して暮らせるそうだ。とはいえ、そこはやっぱりレアスライム。かなり強いらしい。
「このこもちゅよいでしゅか?」
「強い、はずなんだがな。なんでこんなところにいるんだか……」
本当になんでこんなところにいるんだろう? しかも、溶けたように平べったくなっていたし。
そんな私たちの会話を聞いたのか、スライムがちょっとだけ躰を斜めにしたあと、困ったように目尻を下げた。
「ぷう? ぷう、ぷっぷぷー」
「にゃにをいっているのか。しゃっぱりわかりましぇん」
「ほう……餌を求めてここまで来てしまったのか」
「セバスしゃん、わかりゅんでしゅか!?」
「まあ、な」
セバスさんってば、スライムの言葉がわかるなんて凄い!
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それはともかく。
このシルバースライムは、セバスさんが言った通り、餌を求めてさ迷っているうちにここまで来てしまった。ちょうどホーンラビットが視界に入り、ご飯だー! と襲い掛かろうとしたら、凄いスピードで走って来た四頭立ての馬車に轢かれてしまったんだと。
おおう、なんてこったい!
その銀色に光る躰故に、雪の中だととても見づらい。だから馭者も気づかなかったんだろうとは、セバスさん談。
四頭立てとは珍しいねと聞いたら、大きな隊商だとそんなに珍しいことではないらしい。あちこちの国に行くから、ずっと馬車を引いていると馬も疲れが溜まる。
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おっと、脱線した。今はシルバースライムだ。
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「わたちはかまわないでしゅよ?」
「ぷっぷー♪」
「はあ……まったく。ステラは規格外というかなんというか……」
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ちなみに、シルバースライムはレア中のレアだそうだ。もう一色同じような存在の黒いスライムもいるんだそうな。
そんなスーパーレアのスライムたちだけれど、シルバーは神族が、黒スライムは魔族が可愛がる傾向にあるらしい。つまり、彼らの村ではペットとして飼っている人が多いんだと。
ペット扱いなのか、このスライムは。
どうも神族や魔族の村の周辺にいる子たちとは違うみたいで、セバスさんいわく自然発生した子だろうとのこと。だから珍しいと言ったんだそうだ。
とはいえ、ドジで馬車に轢かれてしまったものの、神族である私にとってシルバースライムは護りにもなるという。それもあり、セバスさんはこのシルバースライムを連れて行くことを、反対しなかったようだ。
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