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四話目 ぬくもりの毛布とバリバリの爪
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🐾
まえにねずみの国に行ったとき、わかったんだ。
ねずみさんたちは、とってもねぼすけなの。
たくさん寝ちゃうんだね、かわいい。
なかなか会えなくても気にしない。
きっと、おなかいっぱいで寝てるんだと思う。
ふわふわのおなか出して、すやすやしてるんだ。
ぼくも並んでお昼寝がしたいよ。
だから、すごくいいものをあげることにした。
大好きな、お気に入りの毛布だよ。
フワッフワで、きもちいいんだ。
あったかくて、いいにおいもするよ。
ぼくの匂いも、ちゃんとついてるんだ。
ねずみさんたち、きっと安心してくれるはず!
あげちゃうのはちょっとさみしいけど、
ねずみさんたちに喜んでほしいから、がまんする!
ぼくのしっぽは、ぴんと立った。
楽しみで、先っぽがぴょんぴょん揺れてた。
みんなは、しっぽをふりながら言った。
「王さまの香りつき毛布! ねずみたち、感激まちがいなしです!」
「ふわふわで、あったかくて、すてきです!」
あぁ、一緒に寝るのが楽しみだなぁ。
寝返りするとき気をつけなきゃ。
ぼくは、毛布を門の前にそっと置いた。
しっぽを軽く揺らして、やさしく待ったんだ。
「こんにちはー! 王さまですよー!」
きっと、すぐに出てきてくれると思った。
風が吹いて、毛布の端がふわりとめくれた。
ぼくは、そっと毛布をなでた。
「ねずみさんたち、まだ寝てるのかな?」
ちょっと疲れたから、門の前で寝転がった。
太陽がぽかぽかして、なんだか眠いな。
🐾
毛布の前には、ねずみたちの視線が集まっていた。
近くまで来たねずみもいたが、誰も毛布に触れようとはしなかった。
毛布は風に吹かれて、壁にぺたりと張りついていた。
土埃が舞い、端の色が少しずつ変わっていった。
穴の奥では、ねずみたちが身をちぢめていた。
鼻をひくひくさせる姿も見えた。
毛布には、猫の匂いがしっかり染みついていた。
強いハーブの香りが混ざっていた。
ピンクの布には、黒い抜け毛がたくさんついていた。
ねずみたちは、視線をそらし、奥へと引いていった。
王さまは、目を開けて毛布を見た。
毛布は薄く汚れ、端がめくれていた。
しっぽがふるえ、鋭い爪が出た。
バリバリと音を立てて、毛布を引き裂いた。
布は裂け、端が風に舞った。
「あっ……ぼくの毛布」
王さまは、しっぽをぺたんと地面に落とした。
「やぶいちゃった……どうしよう」
そのまま、静かに座った。
風が毛布の切れ端をさらっていった。
🐾
まえにねずみの国に行ったとき、わかったんだ。
ねずみさんたちは、とってもねぼすけなの。
たくさん寝ちゃうんだね、かわいい。
なかなか会えなくても気にしない。
きっと、おなかいっぱいで寝てるんだと思う。
ふわふわのおなか出して、すやすやしてるんだ。
ぼくも並んでお昼寝がしたいよ。
だから、すごくいいものをあげることにした。
大好きな、お気に入りの毛布だよ。
フワッフワで、きもちいいんだ。
あったかくて、いいにおいもするよ。
ぼくの匂いも、ちゃんとついてるんだ。
ねずみさんたち、きっと安心してくれるはず!
あげちゃうのはちょっとさみしいけど、
ねずみさんたちに喜んでほしいから、がまんする!
ぼくのしっぽは、ぴんと立った。
楽しみで、先っぽがぴょんぴょん揺れてた。
みんなは、しっぽをふりながら言った。
「王さまの香りつき毛布! ねずみたち、感激まちがいなしです!」
「ふわふわで、あったかくて、すてきです!」
あぁ、一緒に寝るのが楽しみだなぁ。
寝返りするとき気をつけなきゃ。
ぼくは、毛布を門の前にそっと置いた。
しっぽを軽く揺らして、やさしく待ったんだ。
「こんにちはー! 王さまですよー!」
きっと、すぐに出てきてくれると思った。
風が吹いて、毛布の端がふわりとめくれた。
ぼくは、そっと毛布をなでた。
「ねずみさんたち、まだ寝てるのかな?」
ちょっと疲れたから、門の前で寝転がった。
太陽がぽかぽかして、なんだか眠いな。
🐾
毛布の前には、ねずみたちの視線が集まっていた。
近くまで来たねずみもいたが、誰も毛布に触れようとはしなかった。
毛布は風に吹かれて、壁にぺたりと張りついていた。
土埃が舞い、端の色が少しずつ変わっていった。
穴の奥では、ねずみたちが身をちぢめていた。
鼻をひくひくさせる姿も見えた。
毛布には、猫の匂いがしっかり染みついていた。
強いハーブの香りが混ざっていた。
ピンクの布には、黒い抜け毛がたくさんついていた。
ねずみたちは、視線をそらし、奥へと引いていった。
王さまは、目を開けて毛布を見た。
毛布は薄く汚れ、端がめくれていた。
しっぽがふるえ、鋭い爪が出た。
バリバリと音を立てて、毛布を引き裂いた。
布は裂け、端が風に舞った。
「あっ……ぼくの毛布」
王さまは、しっぽをぺたんと地面に落とした。
「やぶいちゃった……どうしよう」
そのまま、静かに座った。
風が毛布の切れ端をさらっていった。
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