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五話目 はじめての音楽隊
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🐾
ぼくは音楽がだいすき。
毎日お歌をうたうし、とても上手なんだよ。
それでね。ぼくね、考えたんだ。
ねずみさんたちは、音が好きかもしれない。
まえはちょっと落ち込んだけど、だいじょうぶ。
ぼくの鳴き声は高くてきれいなんだよ。
しっぽもリズムにのって振れるんだ。
2本のしっぽが動くのは、ぼくだけなんだよ!
ねずみさんたちは夢中になるよ。
みんなで歌って楽しく過ごそう。
だから、猫の音楽隊をつくることにした!
猫の国でいちばん元気な子たちを集めたよ。
タイコのチロちゃん、フルートのモモちゃん。
トランペットのミーくん、ダンスのパルちゃん。
みんな、すごく頑張ったよ。練習もばっちり。
特に、たいこの音がよく響くんだ。
ぼくは真ん中で、いちばん大きな声を出すんだよ。
ねずみさんたち、きっとびっくりするね。
うれしくなって、出てきてくれるはず!
出てきたら、いっしょに歌おうねって言うんだ。
耳がぴょんってなるかもしれないよ。
しっぽもふってくれるかも。
手を繋いで踊りたいなぁ。
ぼく、楽しみでしっぽが止まらない!
「こんにちはー!王さまだよー」
ぼくは門の前でねずみさんたちに叫んだ。
そして、門の前で、音楽隊はならんだ。
しっぽをピンと立てて、さぁみんな!
足をそろえて、いち、に、さん!
ぼくの声に合わせて、みんなで演奏した。
太鼓をどんどん、笛をぴーぴー、鈴をしゃんしゃん。
ぼくは高い声で、歌ったよ。
リズムに合わせてぴょんぴょん揺れた。
「さぁねずみさんたち!出てきて遊ぼう!」
🐾
音楽隊の音は、門の奥まで響いた。
太鼓の振動が地面を揺らし、笛の音が風のように穴の奥へ入りこんだ。
鈴の音は、壁に反射してきらきらと跳ねた。
けれど、ねずみたちは出てこなかった。
音が鳴るたびに、耳をふさぐ姿が見えた。
目をぎゅっと閉じて、しっぽを巻き込むようにして身をちぢめていた。
小さな体を寄せ合い、奥へと身を引いていった。
音のない場所を探して、さらに深くもぐっていった。
穴の奥では、音の届かない静けさを求めて、ねずみたちがじっと動かずにいた。
王さまの高い声は、ねずみたちには鋭すぎた。
太鼓の音は、ねずみの国の床を震わせた。
笛の音は、静かな空気をかきまぜた。
演奏が終わると、王さまはしばらくそのまま立ちつくしていた。
しっぽは揺れず、足も動かなかった。
音のあと、しばらく風だけが吹いていた。
音楽隊の子たちは、しっぽを静かに下ろした。
誰も声を出さず、王さまの背中を見つめていた。
🐾
うまくいかなかったなぁ。
音が小さかったのかな。
うーんて考えてもわからないや。
まぁ、いいや!
次はもっとすごいことをしたいな!
🐾
ぼくは音楽がだいすき。
毎日お歌をうたうし、とても上手なんだよ。
それでね。ぼくね、考えたんだ。
ねずみさんたちは、音が好きかもしれない。
まえはちょっと落ち込んだけど、だいじょうぶ。
ぼくの鳴き声は高くてきれいなんだよ。
しっぽもリズムにのって振れるんだ。
2本のしっぽが動くのは、ぼくだけなんだよ!
ねずみさんたちは夢中になるよ。
みんなで歌って楽しく過ごそう。
だから、猫の音楽隊をつくることにした!
猫の国でいちばん元気な子たちを集めたよ。
タイコのチロちゃん、フルートのモモちゃん。
トランペットのミーくん、ダンスのパルちゃん。
みんな、すごく頑張ったよ。練習もばっちり。
特に、たいこの音がよく響くんだ。
ぼくは真ん中で、いちばん大きな声を出すんだよ。
ねずみさんたち、きっとびっくりするね。
うれしくなって、出てきてくれるはず!
出てきたら、いっしょに歌おうねって言うんだ。
耳がぴょんってなるかもしれないよ。
しっぽもふってくれるかも。
手を繋いで踊りたいなぁ。
ぼく、楽しみでしっぽが止まらない!
「こんにちはー!王さまだよー」
ぼくは門の前でねずみさんたちに叫んだ。
そして、門の前で、音楽隊はならんだ。
しっぽをピンと立てて、さぁみんな!
足をそろえて、いち、に、さん!
ぼくの声に合わせて、みんなで演奏した。
太鼓をどんどん、笛をぴーぴー、鈴をしゃんしゃん。
ぼくは高い声で、歌ったよ。
リズムに合わせてぴょんぴょん揺れた。
「さぁねずみさんたち!出てきて遊ぼう!」
🐾
音楽隊の音は、門の奥まで響いた。
太鼓の振動が地面を揺らし、笛の音が風のように穴の奥へ入りこんだ。
鈴の音は、壁に反射してきらきらと跳ねた。
けれど、ねずみたちは出てこなかった。
音が鳴るたびに、耳をふさぐ姿が見えた。
目をぎゅっと閉じて、しっぽを巻き込むようにして身をちぢめていた。
小さな体を寄せ合い、奥へと身を引いていった。
音のない場所を探して、さらに深くもぐっていった。
穴の奥では、音の届かない静けさを求めて、ねずみたちがじっと動かずにいた。
王さまの高い声は、ねずみたちには鋭すぎた。
太鼓の音は、ねずみの国の床を震わせた。
笛の音は、静かな空気をかきまぜた。
演奏が終わると、王さまはしばらくそのまま立ちつくしていた。
しっぽは揺れず、足も動かなかった。
音のあと、しばらく風だけが吹いていた。
音楽隊の子たちは、しっぽを静かに下ろした。
誰も声を出さず、王さまの背中を見つめていた。
🐾
うまくいかなかったなぁ。
音が小さかったのかな。
うーんて考えてもわからないや。
まぁ、いいや!
次はもっとすごいことをしたいな!
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