好きな人に好きだと言って何が悪い!

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鼻次席

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[ハルキside]

何の因果か、この顔のせいなのか、来る日も来る日も女たちが来る。
激しく罵倒すると喜ぶ奴もいる為近頃は無視。
すると少しずつ女の数が減ってきた。ありがたい。熱烈な視線を感じることも増えたが実害はない為放置する。

そして、一番面倒な奴
鼻次席こと赤城ハルカ。何を言っても喜ぶし手荒くあしらったところで鼻血を出して倒れる始末。
そして何故か俺の後ろの席。
いつも授業中に荒い息が聞こえるし、ぶつぶつと独り言も聞こえる。

今日も倒れた赤城ハルカ。クラスの連中も見慣れたもので
「委員長ー!委員長が倒した鼻次席なんだからちゃんと運んでよー」
「その鼻次席は女のくせにでかいんだから俺らじゃ運べねーよ」

赤城ハルカ、女の体で身長は170近い。その赤城より背が高いのは俺しかいない為、大体いつも俺が運ばされている。不本意だ。
こいつが勝手に倒れるのに……。

「はぁ~、わかってると思うが、お前らこいつに俺が運んでること絶対言うなよ。言ったら地獄行きだぞ」

意識を戻すと面倒なのはわかりきってるので、起こさないようになるべくゆっくり丁寧に赤城を持ち上げ保健室へと運ぶ。

腰まで伸びる濡れ烏のような黒髪。白磁のように綺麗な肌。形のいい唇。女性らしい細く柔らかな身体。

こいつを運ぶたびに思う。

「口を開かなければ美少女なのに……せめて大人しければ…………いや、こいつは赤城だ。変態だ。ありえないな」

保健室のベッドに赤城を置き、いつものように保健医に口止めをして教室へ戻る。




先日の中間テスト、俺はほぼ満点の学年一位。赤城はまたもやケアレスミスで二位。
あいつは何故ケアレスミスが多いんだ、本気でやっているのか。

まぁ、ケアレスミスが無ければまた赤城が一位であったろう。俺が唯一間違えた問題を赤城は答えていたから。

うかうかしてると赤城に負ける為、これまで気合いを入れて勉強などしていなかった俺も高校に入学してから真剣に勉強をするようになっていた。

もしも赤城に負けたら何をされるかわかったもんじゃない。
負けられない戦いがここにある!!!

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