タイムリープ

フリーで楽しむマン

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タイムリープ

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僕は会社員である。
過去にいじめられてたので不登校でいた。あの時はあの時で後悔はなかったけどしかし青春を謳歌してみたいものさ。
 「お困りですか?」
 帽子をかぶってメガネのおじさんが声を掛けてきた。
「誰ですか!?」と僕は警戒する。そりゃ当然だ。しかし、おじさんはスルーして話を続ける。
 「タイムリープしたいですよね?」
「したい。」
おじさんはニヤニヤすると「タイムリープ!」と叫ぶ。そして僕はその場で気が失った。
 そして僕が目が覚めたところは昔の僕の部屋っぽい場所だった。目覚めたのは6時。部屋から出ると二階から下に行く階段がある。その先にはリビングがある。リビングの後ろでは女の人が料理を作っていた。いや、死んだはずのお母さんだ。
 「今日は早いのね。いつも私に起こされるのに、何か良いことあった?」
 僕はまさかと思って洗面台の鏡を見に行くと鏡に映ってたのは中学生の頃の僕だった。
 「おい嘘だろ、ってことは…準備しないとまずい。」
 僕は即座に教科書と文房具をカバンに詰めた。そのあとお母さんからご飯が出来たと言われ僕はテーブルに座る。
 「学校に行くの?」
 「行く。」
僕が即答するとお母さんは微笑んで嬉しそうに笑っていた。それにしてもお母さんが作ったご飯の味は久しぶりだ。帰ってきてご飯を作ってくれる人がいるだけでとても心が暖かい。
僕はご飯を食べ終えると身支度を整えて中学校へと向かった。
そして僕は社会人だったことから中学校の授業に集中することができるほどの集中力が備わっていたり、経験から掃除が周りの生徒より上手かった。
 そう、僕はとても学生生活が薔薇色だった。
 気がついたら首席の状態で僕はみんなから羨ましがられる存在でありこのまま人生を進めたら人生イージーモードなのだ。そこにおじさんが現れた。
 「満足行きましたか?」
 「それはとても満足行きました。」
 「何かを学べましたか?」
おじさんは僕に問う。
 「あぁ」
 「それは良かったです。そろそろ戻りましょう。」
 僕はおじさんの言葉に「はぁっ!?」と驚いた。
 「タイムリープ!!」
また僕は気を失った。
 僕が目覚めた場所は会社員の時におじさんと話していた場所だった。
 「さて。私からのプレゼントは以上です。だが、もう1人あなたにお節介してる人がいまして、貴方が好きだった人からのプレゼントですね、試しに自宅に戻ってみては?」
 僕は言われるがままに自宅に戻ったそこには亡くなったはずのお母さんが「おかえりと言った。」
僕はいつも通り帰ってきたかのようにお母さんに「ただいま」と返した。
 おしまい。
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