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第六章
復讐者の記録──弐
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…………
『 僕に触れるな 』
『 年長者への口のきき方がなってないなぁお前は 』
歓楽街から路地をひとつはいった家で、着いて早々に少年はヤンという青年に組み敷かれていた。
少年が身に付けているのは、介抱の際に着替えさせられていた簡素な布地の幅広衣のみで、裾をまくられればその下は裸だ。
肌を撫でてくるヤンに少年は抵抗を試みるが、十七歳の青年相手では体格差がありすぎて容易く床に押さえ付けられる。
『 お前っ…無礼だぞ 』
『 その口調──…。やはり高貴な家の坊ちゃんに違いなさそうだが、こんなトコロまでよく堕ちてきたものだな 』
『 ……ッ 』
ヤンの片手に右手を捕らえられ、のしかかる身体に脚を抑えられる。そして衣服の内側に潜った手が少年のしっかりと皮を被った幼い竿を下から持ち上げた。
『 何……している……? 』
『 まだガキの癖に人生悟ったような面してやがるから気に食わない… 』
客前の時と今ではヤンの態度は急変しており、口調まで変わっていた。
男を魅了する《気まぐれ姫》
というより、街道沿いに現れるという盗賊の頭領とでも言われたほうがしっくりくる。
『 女将からお前の世話を任されたんだ…。俺がコッチも仕込んでやるから有難く思いなよ 』
『 …!? 遠慮、する 』
『 ナンもわかってないなぁお前 』
『 (ピクッ)……ん、ぅ……ッ 』
四肢の自由を奪われ、首元までまくられた服のせいで視界を遮られた少年の肌にヤンが舌を這わせた。
小さなふたつの尖りを交互に啄み舌先で擽る。
途端──むず痒い感覚が少年を襲うも彼はその正体を予想すらできない。彼はまだまだ無知であった。
『 …ふ、やっぱり反応が悪いねぇ 』
『 …? 』
『 いちから教育が必要だな。──…なぁわかってる?お前は今から俺に犯されるんだよ。……俺だけじゃない。これからは男どもの慰みものになるんだ 』
『 慰み、もの…?おかされる…? 』
『 性を売って金を稼ぐってコトだ 』
『 …… 』
ヤンの語りかけに耳を貸すも一向に理解できない少年だったが、そのうち、昔……クオーレ地区の外へ出かけた少年に侍従のひとりが教えた言葉を思い出す。強い日差しのもとに肌を大胆に晒して歩く、見目の整った美しい女を指して、あの時侍従は言ったのだ。
" あれ " を見てはならない
" あれ " は
『 ──… " それ " は、娼婦のするコトだ 』
そう自分で言いながら、少年は初めて動揺を見せた。
自分はそうでは無いのだと少年は訴える。
『 へぇ…知っていたか。まぁ、俺達は男だから正確には男娼だが…やる事は同じだ 』
『 僕は娼婦ではない、から、そんなコトはできない 』
『 やってみなければわからんだろう 』
『 やらない…!──…ッぁ 』
乳頭を甘噛みされた少年が声を跳ねさせる。甘い痛みに弾かれ、そのすぐ後に優しく舐められると違う痺れが背を走る。
意識して初めて少年はその感覚の危険に気付いた。
『 や、めろ……離せ……僕は 』
『 …… 』
『 離してくれっ……僕は、違う。僕は 』
ヤンの舌技によって生まれて初めての快感を与えられ混乱に陥る。手入れのいき届いた無垢な肌を震わせて、しかし、抵抗の力は強くなっていく。
だがヤンを振りほどくまでは至らない。
ヌルゥ...
『 …ッ…ァ…!? 』
いったい何を……?
『 ……な…に、してる……? 』
『 ふ…はっ……、しゃぶってんだよ。お前の……弱いトコ……舐めてる 』
『 なん で……!? 』
『 ──…教育だ 』
穢れを知らない少年のモノがヤンの口腔に含まれていた。
細く柔らかく白く頼りない若茎が、生温かい口内で怯えてビクつく。そんな未成熟な子供の性器に対してもヤンの絶技は初めから容赦なかった。
皮を被った先端の傘は喉奥でもてなし、竿の部分は唇で優しく扱いていく。慣れない刺激に心地良さを覚えるまで皮の一枚をなぞる様な繊細な触れ方であやしている。
そして否応なく芯を持った茎が口の中で舌を押し返してきた時、本領発揮とばかりに激しく責め始めた。
唇も舌も歯も、頬肉までも使われて、溶けてしまいそうな心地良さはどう頑張っても誤魔化せられない。
『 やめてくれ……ッ‥…嫌だ……// 』
少年は抜け出そうともがいたが叶わなかった。
『 僕は違う‥…!! こんなコト……嫌だ…‥!! 』
『 …… 』
『 やめてっ……やめろ、やめろぉ……!! 』
『 生きてく……術だ……っ、ハァ、…身体で覚えろ 』
『 …ゃ…っ 』
精通もまだな身体にさざ波となって快感が込み上げる。
少年は本気で嫌悪していた。否、恐れたと言った方が正しいか。
『 ハァッ…ハァッ……違う 』
彼はそのままあらゆる箇所を弄られなぶられ……吐精の無い不完全な絶頂を繰り返し味わわされてしまった。
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