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第8話Part.2~白衣の男~
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俺が渡り廊下だと思っていた通路はなんと吊り橋だった。頑丈そうな杭に太綱を取り付けた簡素な吊り橋。歩みを進める土台たる板はなんとも頼りなさげな薄い板が横並びに取りつけられている。正直言って本当にこんな橋で向こうに渡れるのか不安になる。まさか侵入者を落としやすくしているというわけではないのだろうが……。
俺はまず親綱を持って足場板をつま先で軽くつつく、そして少しずつ体重を掛けていく。そして俺の全体重がこの板に掛かったが板は割れずにいる。当然といえば当然とはいえ少し安心したが不安はぬぐい切れそうにない。なるべく急いでこの橋は渡りたいが……。
あまり急ぎ過ぎると足を踏み外したり板が割れたりするかもしれないので逸る気持ちを抑えてゆっくりと橋を渡って行く。距離にして50メラーほどか。
俺が橋の半分に差し掛かった頃、研究棟側の扉が開いた。そして向こう側から出てきたのは白衣を着た男。研究棟の研究員のように見えるがただの研究員にしては体つきが屈強すぎるし腰に剣を佩いているのも妙だ。しかしこれはまずい。
「あ?妙だな……。風もねえのに」
右の人差し指を一本立てながら橋を見る男。ヤツは何か呟いているのか違うのかすら分からないがどう考えても不審そうにしている。
透明化スキルを使用すると視覚では俺の姿は捉えられないがそれ以外は隠蔽できない。吊り橋を進む度に響く綱の軋む音は隠せないのだ。おそらく風も無く人も見えないのに軋む橋を怪しんでいるようだ。
俺は動かずに立ち止まったが、既に不信感を持った白衣の男は橋に乗ってワザと橋を揺らし始めて
「なんだ?誰か居るのかァ?」
そう言った。ヤツは吊り橋の揺れ方を見て何も見えないはずなのに何かが乗っている。それも小動物などではなく人間ぐらいの重さの何かが乗っていることに勘付いた。
白衣の男はずっとこちら側を向いている。今テレポートで逃げようとするなら透明化スキルを解除しなければならないので相手の視覚にも認識されてしまい、複数のスキルを操る者の存在を知られてしまう。
誰かに知らせる前に背後に回って始末すれば漏れることは無いが、勘の良さそうなあの男に警戒されているとなればテレポートで背後を取れてもすぐに対応される可能性が高いし、そもそも吊り橋がたわんで向こう側がはっきりと見えず、すぐに攻撃を与えられる位置に跳べる確信も持てない。
そして俺は基本的に背後から無警戒の相手に闇討ちを仕掛けてばかりで正面からの殴り合いはしたことが無く、筋力強化を使っても勝てるかどうか分からない。
「おい!インウントか?シュケか知らねえが何やってんだ!テメエら研究棟に用ねえだろォが!」
「……」
「どういうつもりだァ?透明化スキルの奴が居るのは分かってんだよォ!さっさと出やがれ!」
大声でこちらに向かって怒鳴りつける白衣の男。完全に透明化スキルを使用している者が橋上に居るとバレている。俺は何も答えられない。必死にこの場を切り抜ける方策を思案する。
「テメエらがどういうつもりか知らねェが、そういうつもりなら突き落としてやるよォ」
何も答えない俺に対してイラついた白衣の男は腰に佩いていた片手剣を鞘から抜き払った。白刃が橋の親綱に当てられている。このまま俺が反応しなければ間違いなくこの吊り橋は落とされる。宙に浮いてもテレポートは使用できる。そのため転落死は免れるだろうが研究所の警戒が強まるのは間違いない。
今はアイシスも見つからずに潜行できているようだが隠れて研究棟に渡ろうとした者が居るとなれば研究棟をしらみつぶしに探され彼女は発見されて命を落とすかもしれない。
こんなことなら自身の発見のリスクはあっても吊り橋の途中でテレポートして研究棟側に渡っておけばよかったと後悔する。だが後悔しても始まらない。
俺は懐に入れていた短剣を左手で鞘から抜き払った。そして右手に持った鞘を白衣の男の後ろに向かって投げつける。身につけている装備や手に持つ武器は俺の手を離れた瞬間に透明化スキルの範囲外となる。
「んなっ?!」
透明化スキルを使用する者が居る、そこまでは見抜いていた白衣の男だが俺の行動までは読めなかった。急に現れて自分から外れた場所に落ちる短剣の鞘の方に意識が向いてしまう。
白衣の男も然したる者。一瞬意識が別方向に向いてしまったが、投げつけられたのが鞘だと直ぐに気づけば俺の狙いが陽動にあると勘付いた。だが男は知らなかった。俺が百発百中のスキルを持っていることを。
ヤツが最期に見た光景は銀色の何かがこちらに向かってくる映像。そしてもう何も映ることがなくなった。
「厄介な奴だった……」
俺は百発百中のスキルでヤツの右目を狙って短剣を投げつけた。あの男のことなので鞘だと分かれば陽動とすぐに判断して透明スキルの俺がそれに紛れて突撃してくるとこちらを向いて迎撃態勢を取ると思った。それを予測して目を狙った。
目は胸板のように鍛えて頑強さを得られる場所ではないし、他の頭部のように頭蓋で守られておらず、狙ってぶつける事が難しいということを除けば大きな弱点。だが俺には百発百中のスキルがあるのでそれを容易に行えたのだ。
それでも絶命しなかった時のために短剣を投げつけた後にテレポートして男の背後に回り込んでおいた。さすがにここまで意識が逸れていれば多少テレポートの場所がズレても不意を打てる。
短剣が目に突き刺さり絶命している白衣の男の死に顔は口を大きく開け、眉間にシワを寄せた凄まじい形相だった。だが結局この男が何者だったのかは分からず終い。俺はこの男を担ぎ上げてテレポートする。
移動先はさっきの屋上。あのまま連絡橋に放って置いてはすぐに発見されてしまう。ついでに俺はこの男の白衣を奪って着ようとしたがこの男の身長は俺よりも10センメラーほど大きいのでサイズが合いそうにない。だが上着だけは着ていくことにした。俺は能力者の服の上着を脱いで下着となってそれに白衣を纏った。下着の色は能力者も白衣の男も同じなので上半身だけなら一緒の色合いだ。
今度は橋の上で警戒を受けるのは真っ平だ。俺は研究棟側の吊り橋の前をイメージしながら跳んだ。
俺はまず親綱を持って足場板をつま先で軽くつつく、そして少しずつ体重を掛けていく。そして俺の全体重がこの板に掛かったが板は割れずにいる。当然といえば当然とはいえ少し安心したが不安はぬぐい切れそうにない。なるべく急いでこの橋は渡りたいが……。
あまり急ぎ過ぎると足を踏み外したり板が割れたりするかもしれないので逸る気持ちを抑えてゆっくりと橋を渡って行く。距離にして50メラーほどか。
俺が橋の半分に差し掛かった頃、研究棟側の扉が開いた。そして向こう側から出てきたのは白衣を着た男。研究棟の研究員のように見えるがただの研究員にしては体つきが屈強すぎるし腰に剣を佩いているのも妙だ。しかしこれはまずい。
「あ?妙だな……。風もねえのに」
右の人差し指を一本立てながら橋を見る男。ヤツは何か呟いているのか違うのかすら分からないがどう考えても不審そうにしている。
透明化スキルを使用すると視覚では俺の姿は捉えられないがそれ以外は隠蔽できない。吊り橋を進む度に響く綱の軋む音は隠せないのだ。おそらく風も無く人も見えないのに軋む橋を怪しんでいるようだ。
俺は動かずに立ち止まったが、既に不信感を持った白衣の男は橋に乗ってワザと橋を揺らし始めて
「なんだ?誰か居るのかァ?」
そう言った。ヤツは吊り橋の揺れ方を見て何も見えないはずなのに何かが乗っている。それも小動物などではなく人間ぐらいの重さの何かが乗っていることに勘付いた。
白衣の男はずっとこちら側を向いている。今テレポートで逃げようとするなら透明化スキルを解除しなければならないので相手の視覚にも認識されてしまい、複数のスキルを操る者の存在を知られてしまう。
誰かに知らせる前に背後に回って始末すれば漏れることは無いが、勘の良さそうなあの男に警戒されているとなればテレポートで背後を取れてもすぐに対応される可能性が高いし、そもそも吊り橋がたわんで向こう側がはっきりと見えず、すぐに攻撃を与えられる位置に跳べる確信も持てない。
そして俺は基本的に背後から無警戒の相手に闇討ちを仕掛けてばかりで正面からの殴り合いはしたことが無く、筋力強化を使っても勝てるかどうか分からない。
「おい!インウントか?シュケか知らねえが何やってんだ!テメエら研究棟に用ねえだろォが!」
「……」
「どういうつもりだァ?透明化スキルの奴が居るのは分かってんだよォ!さっさと出やがれ!」
大声でこちらに向かって怒鳴りつける白衣の男。完全に透明化スキルを使用している者が橋上に居るとバレている。俺は何も答えられない。必死にこの場を切り抜ける方策を思案する。
「テメエらがどういうつもりか知らねェが、そういうつもりなら突き落としてやるよォ」
何も答えない俺に対してイラついた白衣の男は腰に佩いていた片手剣を鞘から抜き払った。白刃が橋の親綱に当てられている。このまま俺が反応しなければ間違いなくこの吊り橋は落とされる。宙に浮いてもテレポートは使用できる。そのため転落死は免れるだろうが研究所の警戒が強まるのは間違いない。
今はアイシスも見つからずに潜行できているようだが隠れて研究棟に渡ろうとした者が居るとなれば研究棟をしらみつぶしに探され彼女は発見されて命を落とすかもしれない。
こんなことなら自身の発見のリスクはあっても吊り橋の途中でテレポートして研究棟側に渡っておけばよかったと後悔する。だが後悔しても始まらない。
俺は懐に入れていた短剣を左手で鞘から抜き払った。そして右手に持った鞘を白衣の男の後ろに向かって投げつける。身につけている装備や手に持つ武器は俺の手を離れた瞬間に透明化スキルの範囲外となる。
「んなっ?!」
透明化スキルを使用する者が居る、そこまでは見抜いていた白衣の男だが俺の行動までは読めなかった。急に現れて自分から外れた場所に落ちる短剣の鞘の方に意識が向いてしまう。
白衣の男も然したる者。一瞬意識が別方向に向いてしまったが、投げつけられたのが鞘だと直ぐに気づけば俺の狙いが陽動にあると勘付いた。だが男は知らなかった。俺が百発百中のスキルを持っていることを。
ヤツが最期に見た光景は銀色の何かがこちらに向かってくる映像。そしてもう何も映ることがなくなった。
「厄介な奴だった……」
俺は百発百中のスキルでヤツの右目を狙って短剣を投げつけた。あの男のことなので鞘だと分かれば陽動とすぐに判断して透明スキルの俺がそれに紛れて突撃してくるとこちらを向いて迎撃態勢を取ると思った。それを予測して目を狙った。
目は胸板のように鍛えて頑強さを得られる場所ではないし、他の頭部のように頭蓋で守られておらず、狙ってぶつける事が難しいということを除けば大きな弱点。だが俺には百発百中のスキルがあるのでそれを容易に行えたのだ。
それでも絶命しなかった時のために短剣を投げつけた後にテレポートして男の背後に回り込んでおいた。さすがにここまで意識が逸れていれば多少テレポートの場所がズレても不意を打てる。
短剣が目に突き刺さり絶命している白衣の男の死に顔は口を大きく開け、眉間にシワを寄せた凄まじい形相だった。だが結局この男が何者だったのかは分からず終い。俺はこの男を担ぎ上げてテレポートする。
移動先はさっきの屋上。あのまま連絡橋に放って置いてはすぐに発見されてしまう。ついでに俺はこの男の白衣を奪って着ようとしたがこの男の身長は俺よりも10センメラーほど大きいのでサイズが合いそうにない。だが上着だけは着ていくことにした。俺は能力者の服の上着を脱いで下着となってそれに白衣を纏った。下着の色は能力者も白衣の男も同じなので上半身だけなら一緒の色合いだ。
今度は橋の上で警戒を受けるのは真っ平だ。俺は研究棟側の吊り橋の前をイメージしながら跳んだ。
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