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015.マンホール
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俺たちはマンホールの蓋を開け、中に入り、今は地下にいる。
「ふーんふふふふーんふふーんふーんふふーんふふーんふーんふーん」
恭子さんは鼻歌を歌いながら歩いている。あれなんの曲だろう?
「あの、恭子さん……なんでそんなに……その、楽しそうなんですか?」
俺は言ったあとに気づいた、やってしまったと。いきなり確信をついてしまったと。
しかし、恭子さんから思いもよらない返答が帰ってきた。
「え? だって、マンホールの中って、札束の入ったカバンが落ちてるじゃない?」
いや、落ちてるじゃない? とか言われてもわからないし。てかそもそもそれマンガとかの話だよね? 現実にそんなことあったらびっくりだよ?
「そ、そういうことですか。なるほど、見つかるといいですね」
俺はテキトーに返事をしてながした。
ーーー
1時間後
「ゾンビはいなさそうですね。そろそろ帰りま」
「せん! 待って! 見つけた!」
俺の言葉は恭子さんに言葉をかき消された。
「恭子さん、ゾンビ?」
絢香が聞くのを無視して恭子さんは進んでいく。
仕方なく恭子さんについて行った俺たちが見たものは、なんとアレだった。
「あったわ! あったわよ! お金があったわ!」
恭子さんは大声を上げ、札束の入った大きなカバンを取った。
「ほんとだ、お兄ちゃんこれどのくらいのお金かな?」
「1000万円くらいじゃないか? わからないけど。見たことないし」
俺と絢香は特にはしゃぎもせず、ただただ恭子さんを見ていた。この札束の総額がいくらなのかも知らずに。
それから数分、恭子さんがはしゃぎ終わると、俺と絢香は恭子さんから渡された金の入ったカバンをそれぞれ2つずつ抱え、上機嫌の恭子さんについて行って家へと帰った。
「ふーんふふふふーんふふーんふーんふふーんふふーんふーんふーん」
恭子さんは鼻歌を歌いながら歩いている。あれなんの曲だろう?
「あの、恭子さん……なんでそんなに……その、楽しそうなんですか?」
俺は言ったあとに気づいた、やってしまったと。いきなり確信をついてしまったと。
しかし、恭子さんから思いもよらない返答が帰ってきた。
「え? だって、マンホールの中って、札束の入ったカバンが落ちてるじゃない?」
いや、落ちてるじゃない? とか言われてもわからないし。てかそもそもそれマンガとかの話だよね? 現実にそんなことあったらびっくりだよ?
「そ、そういうことですか。なるほど、見つかるといいですね」
俺はテキトーに返事をしてながした。
ーーー
1時間後
「ゾンビはいなさそうですね。そろそろ帰りま」
「せん! 待って! 見つけた!」
俺の言葉は恭子さんに言葉をかき消された。
「恭子さん、ゾンビ?」
絢香が聞くのを無視して恭子さんは進んでいく。
仕方なく恭子さんについて行った俺たちが見たものは、なんとアレだった。
「あったわ! あったわよ! お金があったわ!」
恭子さんは大声を上げ、札束の入った大きなカバンを取った。
「ほんとだ、お兄ちゃんこれどのくらいのお金かな?」
「1000万円くらいじゃないか? わからないけど。見たことないし」
俺と絢香は特にはしゃぎもせず、ただただ恭子さんを見ていた。この札束の総額がいくらなのかも知らずに。
それから数分、恭子さんがはしゃぎ終わると、俺と絢香は恭子さんから渡された金の入ったカバンをそれぞれ2つずつ抱え、上機嫌の恭子さんについて行って家へと帰った。
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