27 / 52
二章 十纏
27話 長い反抗期
しおりを挟む
「父さん、気をしっかり持って。そんなのに負けんなよ」
「あ。きら……。いう、いうことを。きけ、」
三体目のコベットを生み出した辺りから、父さんの様子が明らかにおかしくなった。
白目をむき、わずかに痙攣をしたまま僕らに襲い掛かる。
「これはちょっとまずいね。コベットを生みすぎてる、このままだとパパさん壊れちゃうよ」
「っ!! どうすればいいですか?」
ざわつく心を強引に抑え込み、次に思考を働かせる。
ここで、落ち着かないと、父さんまで霊山くんと同じになってしまう。
そんなのはもうごめんだ。
「焔ちゃんが倒してくれるのが一番安全だけど、相手が相手だし、私がやるしかないかな」
「何とかできるんですか?」
「うん。私が何をしても信用できる?」
「信じます」
「そう力強く言われると、私も頑張るね」
そう言うと、急に室内に風が舞い込み、蘇葉さんの右手が一本の鎌に変わる。
「それじゃあ、パパさんから異物を取り出す手術始めようかな」
蘇葉さんが風に揺れ、父さんの体に銀色の線が縦に入るのが見えた。
そのまま父さんの体から力が抜け、急いで受け止めに行く。
「ちょっと失敗しちゃった」
「えっ? 失敗って? ってか、何がどうなったんですか?」
「見てよ、この窓は切らないで置こうと思ったのに真っ二つ。あ、パパさんに傷は残ってないから安心していいよ」
何が起ったのかわからなかったけど、手術は今の一瞬で終わっていたらしい。
父さんはあの鎌で真っ二つにされたのかと思った。
受け止めたら、父さんの体が崩れるんじゃないかと少し心配した。
「ありゃ、窓が崩れ始めたってことは、焔ちゃんの方も勝負はついたみたいだね」
父さんを助けて一段落。といきたがったけど、 寝ている人達を起こしながら、焔さんが記憶を書き換えていったりと、その後も大変だったらしい。
僕はその間、眠っている父さんの側にいた。
いつもとは違う穏やかな表情が、少しだけ僕に似ている気がした。
「待たせたな。それじゃあ帰るか」
†
父さんが目を覚ましたのはその日の夕方だった。
「秋良? んん……、ここはどこだ? 会社にいたはずだぞ」
「やっと目を覚ました? ここはいつも僕の通ってる道場」
「俺に何があったんだ?」
「話すと長いよ」
父さんは僕の話を静かに聞き、最後に笑った。
「幽世に門番か……、昔親父が言ってたままだな」
「爺ちゃんから話は聞いてたの?」
「ああ、少しだけな。そんな馬鹿なことがあるはずないと思ってた。そんな子供の夢物語があるはずないって、最後まで聞いたことはなかったな」
「全部本当だよ。信じられないのはわかるけど」
いまだに僕だって信じられない。
「いや、信じるよ。昨日から苛立ちが止まらない理由も、胸にあるもやもやも納得がいった。それに、会社の中でお前の声を聞いた気がするからな」
いつもとは違い、憑き物が落ちた様な笑顔を見て少しだけ安心した。
「そっか、親父はダメな父親じゃなかったんだな」
「いや、優くんあいつはダメな父親だよ」
「師匠」
ふすまを勢いよく開け入って来た師匠の後ろには、焔さん達もいた。
どうやらずっと聞いていたらしい。
別に堂々と入ってくればいいのに。
「あいつが、家族をないがしろにしていたのは確かだ。だが、その責任の一端はワシにもある。だから、あいつだけを責めるのはお門違いだ」
「いえ、わかってなかったのは俺の方です。母さんはわかっていたのに、俺だけが気づいてなかった。いや、気づこうとすらしていなかった。今なら、母が話す親父の昔話も聞いてあげれる気がします」
「それなら、いつでもここに来なさい。あいつの話ならいくらでも聞かせてあげるよ。タエさんでも知らない話だ」
「母の事も御存じなんですか?」
「ああ、よく話してくれたよ。タエさんのこと、優くんのこと、君の妻涼香さんのこと、もちろん孫の秋良くんのこともね」
「父さんが俺のことを……。目を逸らしてたのは俺の方だったんだな、気づくのに三十年もかかっちまったな……」
何を思っていたのか、わからないけど、そう呟いた父さんの頬に一筋涙が流れ、その涙を拭い立ち上がる。
「鬼石さん、突然で申し訳ないのですが、道場を貸してもらえますか?」
「父さん? 突然どうしたの?」
「どうもしないさ。少しだけ、親父に倣ってみようと思ってな」
父さんが言った意味を、師匠は理解したらしく、言われるがまま道場に連れて行かれた。
互いに道着を着て向かい合ってるからには、組み手をしようと言うのはわかるけど、父さんって何か習ってたの?
「えっと、父さん? これでも僕結構強くなったよ?」
「そんなことは関係ないな」
「関係あるでしょ」
僕に加減なんてできるかわからないから、怪我しちゃうかもしれないんだけど。
「いや、ないな。親子喧嘩に強い弱いは関係ないさ」
「親子喧嘩って、こんな道場でやらないでしょ」
「無駄話はそれくらいにしよう。ルールは簡単だ、なんでもいいから一本入れること。それじゃあ、始め!」
「それルールなんですか!?」
合図と同時に父さんは不格好に殴りかかってくる。
仕方なく、その攻撃を受け止め思いっきり投げた。
「一本。秋良くんの勝ち」
結局何がどうなったかわからないまま、僕は親子喧嘩に勝ったらしい。
「ほら立ちなよ。ってか何をしたかったのさ?」
起き上がる気配のない父さんに手を差し出す。
その手を掴んだ父さんは言った。
「親父が言ってたんだよ。息子の事を知るなら親子喧嘩が一番だって、俺は一度もやらなかったけどな」
父さんの目は僕のその奥を見上げている気がした。
「強くなってたんだな」
「えっ?」
そう言って立ち上がると、師匠の所に行って深く頭を下げた。
「鬼石巌さん。息子をよろしくお願いします」
「わかった」
「秋良、俺はもう何も言わない。お前はもう大人の仲間入りをした。これからは自分で考えて進めるな?」
「うん」
「無理はするなよ」
「うん。ありがとう、父さん」
「じゃあ、俺はもう帰る。遅くならないようにな」
「わかってるよ」
「困ったことがあったら、いつでも相談に乗るからな?」
「わかったから帰るなら早く帰れ」
大人の仲間入りって言ったくせに、結局子ども扱いのままじゃないか。
「親ってのはあんなもんだ」
「そんなもんですか?」
結局、僕の扱いは子供のままで終わってしまった。
「あ。きら……。いう、いうことを。きけ、」
三体目のコベットを生み出した辺りから、父さんの様子が明らかにおかしくなった。
白目をむき、わずかに痙攣をしたまま僕らに襲い掛かる。
「これはちょっとまずいね。コベットを生みすぎてる、このままだとパパさん壊れちゃうよ」
「っ!! どうすればいいですか?」
ざわつく心を強引に抑え込み、次に思考を働かせる。
ここで、落ち着かないと、父さんまで霊山くんと同じになってしまう。
そんなのはもうごめんだ。
「焔ちゃんが倒してくれるのが一番安全だけど、相手が相手だし、私がやるしかないかな」
「何とかできるんですか?」
「うん。私が何をしても信用できる?」
「信じます」
「そう力強く言われると、私も頑張るね」
そう言うと、急に室内に風が舞い込み、蘇葉さんの右手が一本の鎌に変わる。
「それじゃあ、パパさんから異物を取り出す手術始めようかな」
蘇葉さんが風に揺れ、父さんの体に銀色の線が縦に入るのが見えた。
そのまま父さんの体から力が抜け、急いで受け止めに行く。
「ちょっと失敗しちゃった」
「えっ? 失敗って? ってか、何がどうなったんですか?」
「見てよ、この窓は切らないで置こうと思ったのに真っ二つ。あ、パパさんに傷は残ってないから安心していいよ」
何が起ったのかわからなかったけど、手術は今の一瞬で終わっていたらしい。
父さんはあの鎌で真っ二つにされたのかと思った。
受け止めたら、父さんの体が崩れるんじゃないかと少し心配した。
「ありゃ、窓が崩れ始めたってことは、焔ちゃんの方も勝負はついたみたいだね」
父さんを助けて一段落。といきたがったけど、 寝ている人達を起こしながら、焔さんが記憶を書き換えていったりと、その後も大変だったらしい。
僕はその間、眠っている父さんの側にいた。
いつもとは違う穏やかな表情が、少しだけ僕に似ている気がした。
「待たせたな。それじゃあ帰るか」
†
父さんが目を覚ましたのはその日の夕方だった。
「秋良? んん……、ここはどこだ? 会社にいたはずだぞ」
「やっと目を覚ました? ここはいつも僕の通ってる道場」
「俺に何があったんだ?」
「話すと長いよ」
父さんは僕の話を静かに聞き、最後に笑った。
「幽世に門番か……、昔親父が言ってたままだな」
「爺ちゃんから話は聞いてたの?」
「ああ、少しだけな。そんな馬鹿なことがあるはずないと思ってた。そんな子供の夢物語があるはずないって、最後まで聞いたことはなかったな」
「全部本当だよ。信じられないのはわかるけど」
いまだに僕だって信じられない。
「いや、信じるよ。昨日から苛立ちが止まらない理由も、胸にあるもやもやも納得がいった。それに、会社の中でお前の声を聞いた気がするからな」
いつもとは違い、憑き物が落ちた様な笑顔を見て少しだけ安心した。
「そっか、親父はダメな父親じゃなかったんだな」
「いや、優くんあいつはダメな父親だよ」
「師匠」
ふすまを勢いよく開け入って来た師匠の後ろには、焔さん達もいた。
どうやらずっと聞いていたらしい。
別に堂々と入ってくればいいのに。
「あいつが、家族をないがしろにしていたのは確かだ。だが、その責任の一端はワシにもある。だから、あいつだけを責めるのはお門違いだ」
「いえ、わかってなかったのは俺の方です。母さんはわかっていたのに、俺だけが気づいてなかった。いや、気づこうとすらしていなかった。今なら、母が話す親父の昔話も聞いてあげれる気がします」
「それなら、いつでもここに来なさい。あいつの話ならいくらでも聞かせてあげるよ。タエさんでも知らない話だ」
「母の事も御存じなんですか?」
「ああ、よく話してくれたよ。タエさんのこと、優くんのこと、君の妻涼香さんのこと、もちろん孫の秋良くんのこともね」
「父さんが俺のことを……。目を逸らしてたのは俺の方だったんだな、気づくのに三十年もかかっちまったな……」
何を思っていたのか、わからないけど、そう呟いた父さんの頬に一筋涙が流れ、その涙を拭い立ち上がる。
「鬼石さん、突然で申し訳ないのですが、道場を貸してもらえますか?」
「父さん? 突然どうしたの?」
「どうもしないさ。少しだけ、親父に倣ってみようと思ってな」
父さんが言った意味を、師匠は理解したらしく、言われるがまま道場に連れて行かれた。
互いに道着を着て向かい合ってるからには、組み手をしようと言うのはわかるけど、父さんって何か習ってたの?
「えっと、父さん? これでも僕結構強くなったよ?」
「そんなことは関係ないな」
「関係あるでしょ」
僕に加減なんてできるかわからないから、怪我しちゃうかもしれないんだけど。
「いや、ないな。親子喧嘩に強い弱いは関係ないさ」
「親子喧嘩って、こんな道場でやらないでしょ」
「無駄話はそれくらいにしよう。ルールは簡単だ、なんでもいいから一本入れること。それじゃあ、始め!」
「それルールなんですか!?」
合図と同時に父さんは不格好に殴りかかってくる。
仕方なく、その攻撃を受け止め思いっきり投げた。
「一本。秋良くんの勝ち」
結局何がどうなったかわからないまま、僕は親子喧嘩に勝ったらしい。
「ほら立ちなよ。ってか何をしたかったのさ?」
起き上がる気配のない父さんに手を差し出す。
その手を掴んだ父さんは言った。
「親父が言ってたんだよ。息子の事を知るなら親子喧嘩が一番だって、俺は一度もやらなかったけどな」
父さんの目は僕のその奥を見上げている気がした。
「強くなってたんだな」
「えっ?」
そう言って立ち上がると、師匠の所に行って深く頭を下げた。
「鬼石巌さん。息子をよろしくお願いします」
「わかった」
「秋良、俺はもう何も言わない。お前はもう大人の仲間入りをした。これからは自分で考えて進めるな?」
「うん」
「無理はするなよ」
「うん。ありがとう、父さん」
「じゃあ、俺はもう帰る。遅くならないようにな」
「わかってるよ」
「困ったことがあったら、いつでも相談に乗るからな?」
「わかったから帰るなら早く帰れ」
大人の仲間入りって言ったくせに、結局子ども扱いのままじゃないか。
「親ってのはあんなもんだ」
「そんなもんですか?」
結局、僕の扱いは子供のままで終わってしまった。
0
あなたにおすすめの小説
ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。
タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。
しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。
ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。
激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。
レオナルド先生創世記
ポルネス・フリューゲル
ファンタジー
ビッグバーンを皮切りに宇宙が誕生し、やがて展開された宇宙の背景をユーモアたっぷりにとてもこっけいなジャック・レオナルド氏のサプライズの幕開け、幕開け!
東京ダンジョン物語
さきがけ
ファンタジー
10年前、世界中に突如として出現したダンジョン。
大学3年生の平山悠真は、幼馴染の綾瀬美琴と共に、新宿中央公園ダンジョンで探索者として活動していた。
ある日、ダンジョン10階層の隠し部屋で発見した七色に輝く特殊なスキルストーン。
絶体絶命の危機の中で発動したそれは、前代未聞のスキル『無限複製』だった。
あらゆる物を完全に複製できるこの力は、悠真たちの運命を大きく変えていく。
やがて妹の病を治すために孤独な戦いを続ける剣士・朝霧紗夜が仲間に加わり、3人は『無限複製』の真の可能性に気づき始める。
スキルを駆使して想像を超える強化を実現した彼らは、誰も到達できなかった未踏の階層へと挑んでいく。
無限の可能性を秘めた最強スキルを手に、若き探索者たちが紡ぐ現代ダンジョンファンタジー、ここに開幕!
イケボすぎる兄が、『義妹の中の人』をやったらバズった件について
のびすけ。
恋愛
春から一人暮らしを始めた大学一年生、天城コウは――ただの一般人だった。
だが、再会した義妹・ひよりのひと言で、そんな日常は吹き飛ぶ。
「お兄ちゃんにしか頼めないの、私の“中の人”になって!」
ひよりはフォロワー20万人超えの人気Vtuber《ひよこまる♪》。
だが突然の喉の不調で、配信ができなくなったらしい。
その代役に選ばれたのが、イケボだけが取り柄のコウ――つまり俺!?
仕方なく始めた“妹の中の人”としての活動だったが、
「え、ひよこまるの声、なんか色っぽくない!?」
「中の人、彼氏か?」
視聴者の反応は想定外。まさかのバズり現象が発生!?
しかも、ひよりはそのまま「兄妹ユニット結成♡」を言い出して――
同居、配信、秘密の関係……って、これほぼ恋人同棲じゃん!?
「お兄ちゃんの声、独り占めしたいのに……他の女と絡まないでよっ!」
代役から始まる、妹と秘密の“中の人”Vライフ×甘々ハーレムラブコメ、ここに開幕!
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
【魔物島】~コミュ障な俺はモンスターが生息する島で一人淡々とレベルを上げ続ける~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
【俺たちが飛ばされた魔物島には恐ろしいモンスターたちが棲みついていた――!?】
・コミュ障主人公のレベリング無双ファンタジー!
十九歳の男子学生、柴木善は大学の入学式の最中突如として起こった大地震により気を失ってしまう。
そして柴木が目覚めた場所は見たことのないモンスターたちが跋扈する絶海の孤島だった。
その島ではレベルシステムが発現しており、倒したモンスターに応じて経験値を獲得できた。
さらに有用なアイテムをドロップすることもあり、それらはスマホによって管理が可能となっていた。
柴木以外の入学式に参加していた学生や教師たちもまたその島に飛ばされていて、恐ろしいモンスターたちを相手にしたサバイバル生活を強いられてしまう。
しかしそんな明日をも知れぬサバイバル生活の中、柴木だけは割と快適な日常を送っていた。
人と関わることが苦手な柴木はほかの学生たちとは距離を取り、一人でただひたすらにモンスターを狩っていたのだが、モンスターが落とすアイテムを上手く使いながら孤島の生活に順応していたのだ。
そしてそんな生活を一人で三ヶ月も続けていた柴木は、ほかの学生たちとは文字通りレベルが桁違いに上がっていて、自分でも気付かないうちに人間の限界を超えていたのだった。
まずはお嫁さんからお願いします。
桜庭かなめ
恋愛
高校3年生の長瀬和真のクラスには、有栖川優奈という女子生徒がいる。優奈は成績優秀で容姿端麗、温厚な性格と誰にでも敬語で話すことから、学年や性別を問わず人気を集めている。和真は優奈とはこの2年間で挨拶や、バイト先のドーナッツ屋で接客する程度の関わりだった。
4月の終わり頃。バイト中に店舗の入口前の掃除をしているとき、和真は老齢の男性のスマホを見つける。その男性は優奈の祖父であり、日本有数の企業グループである有栖川グループの会長・有栖川総一郎だった。
総一郎は自分のスマホを見つけてくれた和真をとても気に入り、孫娘の優奈とクラスメイトであること、優奈も和真も18歳であることから優奈との結婚を申し出る。
いきなりの結婚打診に和真は困惑する。ただ、有栖川家の説得や、優奈が和真の印象が良く「結婚していい」「いつかは両親や祖父母のような好き合える夫婦になりたい」と思っていることを知り、和真は結婚を受け入れる。
デート、学校生活、新居での2人での新婚生活などを経て、和真と優奈の距離が近づいていく。交際なしで結婚した高校生の男女が、好き合える夫婦になるまでの温かくて甘いラブコメディ!
※特別編6が完結しました!(2025.11.25)
※小説家になろうとカクヨムでも公開しています。
※お気に入り登録、感想をお待ちしております。
クラスメイトの王子様系女子をナンパから助けたら。
桜庭かなめ
恋愛
高校2年生の白石洋平のクラスには、藤原千弦という女子生徒がいる。千弦は美人でスタイルが良く、凛々しく落ち着いた雰囲気もあるため「王子様」と言われて人気が高い。千弦とは教室で挨拶したり、バイト先で接客したりする程度の関わりだった。
とある日の放課後。バイトから帰る洋平は、駅前で男2人にナンパされている千弦を見つける。普段は落ち着いている千弦が脚を震わせていることに気付き、洋平は千弦をナンパから助けた。そのときに洋平に見せた笑顔は普段みんなに見せる美しいものではなく、とても可愛らしいものだった。
ナンパから助けたことをきっかけに、洋平は千弦との関わりが増えていく。
お礼にと放課後にアイスを食べたり、昼休みに一緒にお昼ご飯を食べたり、お互いの家に遊びに行ったり。クラスメイトの王子様系女子との温かくて甘い青春ラブコメディ!
※特別編3が完結しました!(2025.12.18)
※小説家になろうとカクヨムでも公開しています。
※お気に入り登録、いいね、感想などお待ちしております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる