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第21章 30億円の卵かけご飯と、器の選択
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「じゅ……十億だと……!?」
西園寺の声が裏返った。仮面の奥の目が、信じられないものを見るように見開かれている。 会場中がどよめいた。たった一つの茶碗に、都内の一等地のビルが買えるほどの金額がついたのだ。
「ふざけるな! 貴様、オークションを愚弄する気か! たかが料理人の、しかも卵かけご飯のために、国宝級の芸術品を使うだと!?」
西園寺が唾を飛ばして怒鳴る。彼のプライドは、金額以上にその「用途」に傷つけられたようだった。
「愚弄? とんでもない」
私はパドルを下ろし、ゆったりと足を組んだ。
「俺は本気だ。最高の料理には、最高の器が必要だ。それがたとえ、コンビニのおにぎりだろうが、高級フレンチだろうが関係ない。使う人間が『それだ』と思えば、それが正解なんだよ」
「黙れ、成金が……! 芸術の重みも分からぬ下郎に、この至宝は渡さん!」
西園寺が震える手でパドルを掲げた。
「十二億!」
会場が沸く。評論家の意地だ。
「十五億」
私は即答した。一秒も迷わない。
「ぬぐっ……! 十七億!」 「二十億」
まるで子供の喧嘩だ。だが、単位が狂っている。 西園寺の額から、滝のような脂汗が流れ落ちるのが見えた。彼の背後の秘書らしき男が、「せ、先生! これ以上は予算が!」と青ざめて止めている。
「ええい、うるさい! 私のコレクションに穴をあけるわけにはいかんのだ! 銀行に電話しろ! 担保ならいくらでもある!」
西園寺は理性を失っていた。 一方、私の隣では、一ノ瀬玲奈が涼しい顔でタブレットを操作している。
「……柏木様。現在、西園寺氏の推定資産と流動性を分析しました。彼の限界ラインは二十五億前後。それ以上出すと、彼の評論家としての活動基盤そのものが崩壊します」
「なるほど。じゃあ、引導を渡してやろう」
私は西園寺の方を向いた。 彼は今、電話片手に必死の形相で「二十二億!」と叫ぼうとしていた。
私は静かに、しかし会場の隅々まで響く声で告げた。
「――三十億」
シーン……。 完全なる静寂。呼吸の音さえ聞こえない。 西園寺が、口を半開きにしたまま固まった。電話を持った手が力なく垂れ下がり、スマホが床に落ちて鈍い音を立てた。
「さ、三十……億……?」
西園寺がガクリと膝をついた。 戦意喪失。これ以上の勝負は、自己破産を意味する。
「……そ、そこまでして……たかが器を……」 「たかが、じゃないと言ったはずだ」
私は立ち上がり、ミナの手を引いて立たせた。
「これは、未来の巨匠への先行投資だ。三十億なんて、安すぎるくらいだよ」
木槌の音が鳴り響く。 落札決定。
*
手続きを済ませ、ステージ上で『星欠けの椀』の引き渡しが行われた。 白手袋をしたスタッフが、恭しく桐箱を開ける。 中から現れた黒い茶碗は、照明を浴びて妖しく輝いていた。
「……おめでとうございます」
司会者が私に手渡そうとしたが、私はそれを制し、隣のミナを促した。
「ミナちゃん。君が受け取ってくれ」 「えっ、で、でも……三十億円もするのに……もし落としたら……」 「構わない。割れたらまた買えばいい。……持ってみな。君を呼んでる」
ミナは恐る恐る手を伸ばした。 その瞬間。
「やめろぉぉぉ!」
西園寺が這うようにしてステージ下まで来て叫んだ。
「その汚い手で触れるな! その器は、温度管理されたガラスケースの中で、息を潜めて眠るべきものなんだ! 料理人の脂ぎった手で触れば、星の輝きが曇る!」
その罵声に、ミナの手が一瞬止まる。 だが、彼女は私を見て、私の頷きに勇気を得たように、しっかりと器を両手で包み込んだ。
フワッ。
その場にいた全員が、確かに見た。 ミナが器に触れた瞬間、黒い茶碗の底に散りばめられた銀色の粒子が、まるで呼吸をするように一斉に瞬いたのを。 それは、冷たい美術品としての輝きではなく、温かい、生命の灯火のような光だった。
「……あ」 ミナが声を漏らす。「温かい……。この器、喜んでる……」
器が、持ち主を選んだのだ。 ガラスケースの囚人ではなく、料理を盛られるための道具として生きることを。
「な……馬鹿な……」 西園寺が呆然と呟く。「星が……笑っている、だと……?」
彼は味の絶対王者だ。性格は最悪だが、審美眼だけは本物だったのだろう。だからこそ、分かってしまった。自分がどれだけ金を積んでも引き出せなかった「器の真の輝き」を、この小娘が引き出したという事実を。
「……私の、負けだ」
西園寺は床に突っ伏した。金で負けたのではない。美への愛し方で敗北したのだ。
「行きましょう、ミナちゃん。早く店に帰って、その器を使ってみたいだろう?」 「はい! ……柏木さん、私、最高のご飯を炊きます!」
ミナは満面の笑みで、三十億円の茶碗を、まるで愛しい我が子のように抱きしめた。
*
会場を出ようとする私たちを、一人の男が見送っていた。 主催者である、白い仮面の男だ。 彼はすれ違いざま、私にだけ聞こえる声で囁いた。
「……見事な買いっぷりでした、柏木誠様。貴方の『豪運』、実に興味深い」
私は足を止めずに答えた。
「ただの散財ですよ」
「ふふ。次は『命』を賭けたオークションでお待ちしていますよ」
意味深な言葉を残し、男は闇に消えた。 背筋に冷たいものが走ったが、私は振り返らなかった。
外に出ると、夜風が心地よかった。 堂島さんが仮面を外し、豪快に笑った。
「ガハハ! 痛快だったな! あの西園寺が地べたを這う姿、動画に撮っておけばよかったぜ!」 「全くです。……ですが、柏木様」
一ノ瀬が呆れたようにため息をついた。
「三十億円の卵かけご飯ですか。……原価率の計算が、いよいよ不能になりました」 「いいじゃないか。世界一高い朝食だ。明日の朝、みんなで食おう」
私たちは笑い合いながら、ハイヤーに乗り込んだ。 ミナの膝の上で、星欠けの椀が、満足げに微かな光を放っていた。
こうして私は、また一つ、常識外れの伝説を作ってしまった。 だが、私の直感が告げている。 この器は、単なる食器ではない。これから訪れるであろう、さらなる激動の日々において、私たちを繋ぐ「要(かなめ)」になるだろうと。
西園寺の声が裏返った。仮面の奥の目が、信じられないものを見るように見開かれている。 会場中がどよめいた。たった一つの茶碗に、都内の一等地のビルが買えるほどの金額がついたのだ。
「ふざけるな! 貴様、オークションを愚弄する気か! たかが料理人の、しかも卵かけご飯のために、国宝級の芸術品を使うだと!?」
西園寺が唾を飛ばして怒鳴る。彼のプライドは、金額以上にその「用途」に傷つけられたようだった。
「愚弄? とんでもない」
私はパドルを下ろし、ゆったりと足を組んだ。
「俺は本気だ。最高の料理には、最高の器が必要だ。それがたとえ、コンビニのおにぎりだろうが、高級フレンチだろうが関係ない。使う人間が『それだ』と思えば、それが正解なんだよ」
「黙れ、成金が……! 芸術の重みも分からぬ下郎に、この至宝は渡さん!」
西園寺が震える手でパドルを掲げた。
「十二億!」
会場が沸く。評論家の意地だ。
「十五億」
私は即答した。一秒も迷わない。
「ぬぐっ……! 十七億!」 「二十億」
まるで子供の喧嘩だ。だが、単位が狂っている。 西園寺の額から、滝のような脂汗が流れ落ちるのが見えた。彼の背後の秘書らしき男が、「せ、先生! これ以上は予算が!」と青ざめて止めている。
「ええい、うるさい! 私のコレクションに穴をあけるわけにはいかんのだ! 銀行に電話しろ! 担保ならいくらでもある!」
西園寺は理性を失っていた。 一方、私の隣では、一ノ瀬玲奈が涼しい顔でタブレットを操作している。
「……柏木様。現在、西園寺氏の推定資産と流動性を分析しました。彼の限界ラインは二十五億前後。それ以上出すと、彼の評論家としての活動基盤そのものが崩壊します」
「なるほど。じゃあ、引導を渡してやろう」
私は西園寺の方を向いた。 彼は今、電話片手に必死の形相で「二十二億!」と叫ぼうとしていた。
私は静かに、しかし会場の隅々まで響く声で告げた。
「――三十億」
シーン……。 完全なる静寂。呼吸の音さえ聞こえない。 西園寺が、口を半開きにしたまま固まった。電話を持った手が力なく垂れ下がり、スマホが床に落ちて鈍い音を立てた。
「さ、三十……億……?」
西園寺がガクリと膝をついた。 戦意喪失。これ以上の勝負は、自己破産を意味する。
「……そ、そこまでして……たかが器を……」 「たかが、じゃないと言ったはずだ」
私は立ち上がり、ミナの手を引いて立たせた。
「これは、未来の巨匠への先行投資だ。三十億なんて、安すぎるくらいだよ」
木槌の音が鳴り響く。 落札決定。
*
手続きを済ませ、ステージ上で『星欠けの椀』の引き渡しが行われた。 白手袋をしたスタッフが、恭しく桐箱を開ける。 中から現れた黒い茶碗は、照明を浴びて妖しく輝いていた。
「……おめでとうございます」
司会者が私に手渡そうとしたが、私はそれを制し、隣のミナを促した。
「ミナちゃん。君が受け取ってくれ」 「えっ、で、でも……三十億円もするのに……もし落としたら……」 「構わない。割れたらまた買えばいい。……持ってみな。君を呼んでる」
ミナは恐る恐る手を伸ばした。 その瞬間。
「やめろぉぉぉ!」
西園寺が這うようにしてステージ下まで来て叫んだ。
「その汚い手で触れるな! その器は、温度管理されたガラスケースの中で、息を潜めて眠るべきものなんだ! 料理人の脂ぎった手で触れば、星の輝きが曇る!」
その罵声に、ミナの手が一瞬止まる。 だが、彼女は私を見て、私の頷きに勇気を得たように、しっかりと器を両手で包み込んだ。
フワッ。
その場にいた全員が、確かに見た。 ミナが器に触れた瞬間、黒い茶碗の底に散りばめられた銀色の粒子が、まるで呼吸をするように一斉に瞬いたのを。 それは、冷たい美術品としての輝きではなく、温かい、生命の灯火のような光だった。
「……あ」 ミナが声を漏らす。「温かい……。この器、喜んでる……」
器が、持ち主を選んだのだ。 ガラスケースの囚人ではなく、料理を盛られるための道具として生きることを。
「な……馬鹿な……」 西園寺が呆然と呟く。「星が……笑っている、だと……?」
彼は味の絶対王者だ。性格は最悪だが、審美眼だけは本物だったのだろう。だからこそ、分かってしまった。自分がどれだけ金を積んでも引き出せなかった「器の真の輝き」を、この小娘が引き出したという事実を。
「……私の、負けだ」
西園寺は床に突っ伏した。金で負けたのではない。美への愛し方で敗北したのだ。
「行きましょう、ミナちゃん。早く店に帰って、その器を使ってみたいだろう?」 「はい! ……柏木さん、私、最高のご飯を炊きます!」
ミナは満面の笑みで、三十億円の茶碗を、まるで愛しい我が子のように抱きしめた。
*
会場を出ようとする私たちを、一人の男が見送っていた。 主催者である、白い仮面の男だ。 彼はすれ違いざま、私にだけ聞こえる声で囁いた。
「……見事な買いっぷりでした、柏木誠様。貴方の『豪運』、実に興味深い」
私は足を止めずに答えた。
「ただの散財ですよ」
「ふふ。次は『命』を賭けたオークションでお待ちしていますよ」
意味深な言葉を残し、男は闇に消えた。 背筋に冷たいものが走ったが、私は振り返らなかった。
外に出ると、夜風が心地よかった。 堂島さんが仮面を外し、豪快に笑った。
「ガハハ! 痛快だったな! あの西園寺が地べたを這う姿、動画に撮っておけばよかったぜ!」 「全くです。……ですが、柏木様」
一ノ瀬が呆れたようにため息をついた。
「三十億円の卵かけご飯ですか。……原価率の計算が、いよいよ不能になりました」 「いいじゃないか。世界一高い朝食だ。明日の朝、みんなで食おう」
私たちは笑い合いながら、ハイヤーに乗り込んだ。 ミナの膝の上で、星欠けの椀が、満足げに微かな光を放っていた。
こうして私は、また一つ、常識外れの伝説を作ってしまった。 だが、私の直感が告げている。 この器は、単なる食器ではない。これから訪れるであろう、さらなる激動の日々において、私たちを繋ぐ「要(かなめ)」になるだろうと。
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