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第25章 美女だらけの朝食会と、ペントハウスの冷戦
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翌朝。 六本木のペントハウスで目を覚ました私は、鼻腔をくすぐる味噌汁の香りで、ここが天国ではないことを確認した。いや、状況的には天国に近いのかもしれないが。
リビングへ向かうと、そこには非日常的な光景が広がっていた。
「あ、柏木さん! おはようございます。お味噌汁、一番出汁で取りましたよ」
キッチンに立っているのは、桜井ミナ。 私の家のキッチンだというのに、彼女は自分の城のように使いこなしている。淡いピンクのエプロン姿が、朝の光に溶け込んで眩しい。彼女は「最高のご飯を炊くため」という名目で、合鍵を持って通い妻のように入り浸っているのだ。
「おはよう、ミナちゃん。いい匂いだ」 「ふふ、今日は焼き魚もありますからね。……あ、それと」
ミナが少し頬を膨らませて、リビングのソファの方を顎でしゃくった。
「……あちらの『お客様』、朝から凄いです」
視線を向けると、そこには国民的女優・如月カレンがいた。 彼女は昨夜のゴタゴタの後、安全のために私の家のゲストルームに泊まっていたのだが……。
「おはようございます、オーナー(・・・・)。……ふぁ、よく眠れました」
カレンはソファで猫のように伸びをした。 問題なのはその格好だ。昨夜のドレスではなく、私が貸した大きめのYシャツ一枚を羽織り、素足(なまあし)を惜しげもなく晒している。いわゆる「彼シャツ」状態だ。 スッピンのはずなのに、肌は陶器のように白く、少し乱れた髪さえ計算された芸術のように美しい。さすが女優。
「……カレンさん。おはよう。その、寒くないかい?」 「平気です。オーナーのシャツ、温かいですし。匂いも落ち着きます」
彼女は悪戯っぽく微笑み、コーヒーカップを両手で包んだ。 その様子を、ダイニングテーブルでノートPCを開いていた一ノ瀬玲奈が、氷点下の視線で見つめていた。
「……如月様。セキュリティ上の理由とはいえ、あまり不用心な格好は控えていただきたいのですが。柏木様の風紀に関わります」
一ノ瀬は朝から完璧なスーツ姿だ。彼女は私の秘書として、私の生活管理も業務の一環だと言い張っている。
「あら、ごめんなさい一ノ瀬さん。でも、私、着替えを持ってなくて。……ねえオーナー、新しいお洋服、買ってくださいますよね? 私、今は無一文の居候(いそうろう)ですから」
カレンが上目遣いで私を見る。その瞳の破壊力は、戦車砲並みだ。
「もちろん。あとで一ノ瀬に手配させるよ」 「ええっ、オーナーが選んでくれないんですか? デートしてくれるって言ったのにぃ」
カレンが口を尖らせる。 ミナが包丁をトントンと少し強く叩く音が聞こえた。 一ノ瀬のタイピング音が、機関銃のような速度になった。
(……空気が重い)
私の直感が「ここは戦場だ」と警報を鳴らしている。 私は咳払いを一つして、話題を変えた。
「さ、さあ、朝飯にしよう! せっかくのミナちゃんの手料理が冷めてしまう」
*
食卓には、旅館のような和朝食が並んだ。 中央には、例の三十億円の『星欠けの椀』に入った、艶々の白米。 その周りを、カレン、ミナ、一ノ瀬の三人が囲む。私は誕生席だ。
「いただきます」
私が箸をつけると、三人の視線が一斉に私に集中した。
「柏木さん、今日の焼き鮭、どうですか? 皮をパリッとさせるために、遠火の強火で焼いたんです」 ミナが身を乗り出して聞いてくる。
「うん、最高だ。脂が乗ってるのに香ばしい。ミナちゃんの焼き加減は天才的だよ」 「えへへ……! やったぁ!」
ミナが嬉しそうに笑うと、今度はカレンが自分の皿から卵焼きをつまみ上げ、私の口元に差し出した。
「オーナー、あーん。私の分もあげます。女優は体型維持のために、あまり食べられないので」
いわゆる「あーん」だ。 ミナが「むっ」とした顔をし、一ノ瀬が眼鏡をクイッと押し上げた。
「……如月様。柏木様は幼児ではありません。ご自分で食べられます」 「いいじゃないですか、減るもんじゃなし。……ほら、オーナー? 食べないと腕が疲れちゃいます」
断るのも野暮だ。私は観念して、パクリと食べた。 甘い卵焼きの味がした。……いや、シチュエーションのせいで味なんてわからない。
「……おいしいです」 「ふふっ、よかったです。……私、これからはオーナーのために尽くすって決めたんです。お芝居も、プライベートも」
カレンは意味深に私を見つめ、テーブルの下で――私の足に、自分の足をそっと絡めてきた。 スベスベとした素足の感触。 私は味噌汁を吹き出しそうになるのを必死で堪えた。
(この子、絶対楽しんでるな……)
自由を手に入れた反動か、それとも元来の小悪魔気質か。カレンは私を翻弄することに喜びを見出しているようだ。
すると、今まで静観していた一ノ瀬が、冷徹な声で言った。
「……柏木様。本日のスケジュールですが、午前中は資産運用の見直し、午後はカレン様の個人事務所設立に関する登記手続きを行います。夕方からは……」
彼女はわざとらしく言葉を区切った。
「ルクセンブルクのエレナ様と、定例のテレビ会議が入っております」
「えっ? エレナさんと?」 「はい。先ほど連絡がありまして、『カレンという泥棒猫(・・・)について、詳しく報告せよ』とのことです。非常に、お怒りのご様子でした」
――戦線拡大。 カレンの加入が、遠く欧州にいる王女様のセンサーにも引っかかったらしい。
「へえ、王女様とお知り合いなんですか? オーナーって本当に顔が広いんですね。……でも、近くにいる『猫』の方が、可愛がってもらえる確率は高いと思いますけど?」
カレンは一歩も引かない。むしろ闘志を燃やしている。
「……まあ、確率は不確定要素に左右されますからね。長年連れ添ったパートナー(ビジネス上の、ですが)の信頼値は、そう簡単には揺らぎませんよ」
一ノ瀬も応戦する。 ミナは「もう! 喧嘩しないで食べてください! お米が泣いちゃいます!」と、三十億円の茶碗を守るように抱えている。
私はため息をつき、極上の白米をかきこんだ。 美味い。胃に染みる。 金も地位も手に入れたが、どうやら「平穏」だけは、いくら金を積んでも買えないらしい。
「……みんな、仲良くしてくれよ。俺の体が持たない」 「「「柏木さんが隙だらけなのが悪いんです!」」」
三人の声が見事にハモった。 私は苦笑して、両手を上げた。降参だ。
窓の外、東京の空は今日も青く澄み渡っていた。 リストラされたあの日、孤独に震えていた自分に教えてやりたい。 お前の未来は、騒がしくて、面倒くさくて、そして最高に幸せだぞ、と。
「……ごちそうさま。さあ、仕事(と、火消し)を始めようか」
リビングへ向かうと、そこには非日常的な光景が広がっていた。
「あ、柏木さん! おはようございます。お味噌汁、一番出汁で取りましたよ」
キッチンに立っているのは、桜井ミナ。 私の家のキッチンだというのに、彼女は自分の城のように使いこなしている。淡いピンクのエプロン姿が、朝の光に溶け込んで眩しい。彼女は「最高のご飯を炊くため」という名目で、合鍵を持って通い妻のように入り浸っているのだ。
「おはよう、ミナちゃん。いい匂いだ」 「ふふ、今日は焼き魚もありますからね。……あ、それと」
ミナが少し頬を膨らませて、リビングのソファの方を顎でしゃくった。
「……あちらの『お客様』、朝から凄いです」
視線を向けると、そこには国民的女優・如月カレンがいた。 彼女は昨夜のゴタゴタの後、安全のために私の家のゲストルームに泊まっていたのだが……。
「おはようございます、オーナー(・・・・)。……ふぁ、よく眠れました」
カレンはソファで猫のように伸びをした。 問題なのはその格好だ。昨夜のドレスではなく、私が貸した大きめのYシャツ一枚を羽織り、素足(なまあし)を惜しげもなく晒している。いわゆる「彼シャツ」状態だ。 スッピンのはずなのに、肌は陶器のように白く、少し乱れた髪さえ計算された芸術のように美しい。さすが女優。
「……カレンさん。おはよう。その、寒くないかい?」 「平気です。オーナーのシャツ、温かいですし。匂いも落ち着きます」
彼女は悪戯っぽく微笑み、コーヒーカップを両手で包んだ。 その様子を、ダイニングテーブルでノートPCを開いていた一ノ瀬玲奈が、氷点下の視線で見つめていた。
「……如月様。セキュリティ上の理由とはいえ、あまり不用心な格好は控えていただきたいのですが。柏木様の風紀に関わります」
一ノ瀬は朝から完璧なスーツ姿だ。彼女は私の秘書として、私の生活管理も業務の一環だと言い張っている。
「あら、ごめんなさい一ノ瀬さん。でも、私、着替えを持ってなくて。……ねえオーナー、新しいお洋服、買ってくださいますよね? 私、今は無一文の居候(いそうろう)ですから」
カレンが上目遣いで私を見る。その瞳の破壊力は、戦車砲並みだ。
「もちろん。あとで一ノ瀬に手配させるよ」 「ええっ、オーナーが選んでくれないんですか? デートしてくれるって言ったのにぃ」
カレンが口を尖らせる。 ミナが包丁をトントンと少し強く叩く音が聞こえた。 一ノ瀬のタイピング音が、機関銃のような速度になった。
(……空気が重い)
私の直感が「ここは戦場だ」と警報を鳴らしている。 私は咳払いを一つして、話題を変えた。
「さ、さあ、朝飯にしよう! せっかくのミナちゃんの手料理が冷めてしまう」
*
食卓には、旅館のような和朝食が並んだ。 中央には、例の三十億円の『星欠けの椀』に入った、艶々の白米。 その周りを、カレン、ミナ、一ノ瀬の三人が囲む。私は誕生席だ。
「いただきます」
私が箸をつけると、三人の視線が一斉に私に集中した。
「柏木さん、今日の焼き鮭、どうですか? 皮をパリッとさせるために、遠火の強火で焼いたんです」 ミナが身を乗り出して聞いてくる。
「うん、最高だ。脂が乗ってるのに香ばしい。ミナちゃんの焼き加減は天才的だよ」 「えへへ……! やったぁ!」
ミナが嬉しそうに笑うと、今度はカレンが自分の皿から卵焼きをつまみ上げ、私の口元に差し出した。
「オーナー、あーん。私の分もあげます。女優は体型維持のために、あまり食べられないので」
いわゆる「あーん」だ。 ミナが「むっ」とした顔をし、一ノ瀬が眼鏡をクイッと押し上げた。
「……如月様。柏木様は幼児ではありません。ご自分で食べられます」 「いいじゃないですか、減るもんじゃなし。……ほら、オーナー? 食べないと腕が疲れちゃいます」
断るのも野暮だ。私は観念して、パクリと食べた。 甘い卵焼きの味がした。……いや、シチュエーションのせいで味なんてわからない。
「……おいしいです」 「ふふっ、よかったです。……私、これからはオーナーのために尽くすって決めたんです。お芝居も、プライベートも」
カレンは意味深に私を見つめ、テーブルの下で――私の足に、自分の足をそっと絡めてきた。 スベスベとした素足の感触。 私は味噌汁を吹き出しそうになるのを必死で堪えた。
(この子、絶対楽しんでるな……)
自由を手に入れた反動か、それとも元来の小悪魔気質か。カレンは私を翻弄することに喜びを見出しているようだ。
すると、今まで静観していた一ノ瀬が、冷徹な声で言った。
「……柏木様。本日のスケジュールですが、午前中は資産運用の見直し、午後はカレン様の個人事務所設立に関する登記手続きを行います。夕方からは……」
彼女はわざとらしく言葉を区切った。
「ルクセンブルクのエレナ様と、定例のテレビ会議が入っております」
「えっ? エレナさんと?」 「はい。先ほど連絡がありまして、『カレンという泥棒猫(・・・)について、詳しく報告せよ』とのことです。非常に、お怒りのご様子でした」
――戦線拡大。 カレンの加入が、遠く欧州にいる王女様のセンサーにも引っかかったらしい。
「へえ、王女様とお知り合いなんですか? オーナーって本当に顔が広いんですね。……でも、近くにいる『猫』の方が、可愛がってもらえる確率は高いと思いますけど?」
カレンは一歩も引かない。むしろ闘志を燃やしている。
「……まあ、確率は不確定要素に左右されますからね。長年連れ添ったパートナー(ビジネス上の、ですが)の信頼値は、そう簡単には揺らぎませんよ」
一ノ瀬も応戦する。 ミナは「もう! 喧嘩しないで食べてください! お米が泣いちゃいます!」と、三十億円の茶碗を守るように抱えている。
私はため息をつき、極上の白米をかきこんだ。 美味い。胃に染みる。 金も地位も手に入れたが、どうやら「平穏」だけは、いくら金を積んでも買えないらしい。
「……みんな、仲良くしてくれよ。俺の体が持たない」 「「「柏木さんが隙だらけなのが悪いんです!」」」
三人の声が見事にハモった。 私は苦笑して、両手を上げた。降参だ。
窓の外、東京の空は今日も青く澄み渡っていた。 リストラされたあの日、孤独に震えていた自分に教えてやりたい。 お前の未来は、騒がしくて、面倒くさくて、そして最高に幸せだぞ、と。
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