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俺の彼氏には特別に大切なヒトがいる〜B面〜
B面12
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「う……あ…………っも、やぁ……っ」
もうずっと閉じることができない唇からは、快楽に濡れた音と、止まってほしいと懇願する言葉しか零すことしかできなかった。
「なつき…………っ……可愛い……っ……あ……ーーも、止めらんない、むり、むり……途中で止めるの無理だから我慢してたのに……なつきの中すげぇ気持ちいいーー……」
コータの恍惚とした声とぐちゅぐちゅ濡れた音が絶え間なく響く。
朦朧としながら見上げたコータの瞳は見たことないくらい獰猛で、金色の美しい獣に食べられているみたいな気持ちになった。
ぽた、ぽた、とコータから垂れてくる汗までも気持ちいい。
「ああっ……っうそ……っ俺、また……っ」
イっちゃう……
ぽってりと腫れてしまうくらい擦られた体の中にあるしこりをまた擦られて、色のない体液を少しだけ吐き出して達した。
同時にぐじゅっと音がして、コータもまたその欲を吐き出したのがわかった。
コータのぐっと顰められた眉と快楽に溶けた紅茶色の瞳がどうしようもなく色っぽくてその顔を見たら、ぞくぞくして腰が震えた。
「はぁ……はぁ……なつき……っ好き……大好き……ん……ふ、う……んんっ」
「ぁんんっ」
震える体をぎゅっと抱きしめると、唇をキスで塞いでくる。
乱れた呼吸の行き場が無くて、頭が真っ白になったとき。
「……なつきの奥の方とろとろだから、大丈夫だよね……」
達して満足そうな吐息を漏らしていたのに、いつの間にかまたコータの興奮しきった荒い荒い吐息が頬や耳を撫でていた。
何……? 何が大丈夫なの……? もう、無理だよ……もう一回イったら俺、おかしくなっちゃうよぉ。
「ふは。おかしくなっちゃうの? おかしくなっちゃうなつき、見たいな。見せてよ……ほんと、無自覚に煽るのじょうずだね。かわい……」
心で思ったつもりだったのに、口に出ていたらしい。
考えていることも、体の奥の奥も、全部彼に晒して、何も隠しごとなどできない状態だ。
ハチミツ紅茶みたいな甘い瞳が、蕩けたみたいに細められたのが綺麗なのにひどく雄臭い。俺の中にいて彼がこんなえっちな顔をしているのかと思うと腹の奥がきゅんと疼いて、思わず締め付けてしまう。
「ぁっ………」
さっき出したのに、まだまだ硬くて熱いコータのペニスがぐっと、体内の一番奥に押し付けられた。
「全部入れるね……今まで我慢してたけど、いいよね……どこまで入るかな……」
「あぁぁっ………」
一番奥だと俺が思っていたところをぐっ、と押し開けるようにコータの熱いものが入ってくる。
「ココまで入るの初めてだよね……なつき……」
「ひっ……は……入んないってぇ……っ」
「入るよ……ほら……入ってく……」
「ぅあっ……………」
下腹より少し上の辺りをするりと、撫でられたとき、入れられたところが全部甘く気持ちよくなってしまって達してしまった。
体液が出たのか出ないのかはもう自分ではわからなかった。
「初めてのところに入れられてまたイっちゃったの? ……イきやすいよね……だからいっぱい我慢してあげてたのに……」
ぐぽ、と何だか聞いちゃいけない音が聞こえて誰も踏み込んだことのない奥にどんどん入り込んでくる。
「やぁ……っあっあっ……なにこれ……っだめ、もう入れちゃだめ……っ」
「あー……奥ヤバい……きゅうって吸い付いてくる……たまんない……なつき、すごいやらしい顔してる……気持ちいいの?」
汗を流して夢中になって腰を動かすコータこそたまんなく色っぽくてそれこそ俺が見たかったものなんだろうけど。
最初の頃はちょっと待ってとか、止めて、とか少しは言えた気がするんだけど、とんでもなく敏感な体の奥の粘膜を何度も擦りたてられてしまうと、もう意味のある言葉は紡げなかった。
「あっ……あっ……あぁ……んっ」
反射的に逃げようとする体は、上に伸し掛かられて腰もがっしり摑まれて少しも離れることができない。
俺が知っていた一番奥よりもっと奥を彼のもので濡らされるまで、圧倒的な快楽から少しも逃げることは許されなかった。
「なつき……っだいすき……………もうこれで全部俺の……っ」
最後の瞬間、唇を重ねながら彼の思いの丈を込めたような言葉も注ぎ込まれて、足の先から頭のてっぺんまで全部彼のものになった。
もうずっと閉じることができない唇からは、快楽に濡れた音と、止まってほしいと懇願する言葉しか零すことしかできなかった。
「なつき…………っ……可愛い……っ……あ……ーーも、止めらんない、むり、むり……途中で止めるの無理だから我慢してたのに……なつきの中すげぇ気持ちいいーー……」
コータの恍惚とした声とぐちゅぐちゅ濡れた音が絶え間なく響く。
朦朧としながら見上げたコータの瞳は見たことないくらい獰猛で、金色の美しい獣に食べられているみたいな気持ちになった。
ぽた、ぽた、とコータから垂れてくる汗までも気持ちいい。
「ああっ……っうそ……っ俺、また……っ」
イっちゃう……
ぽってりと腫れてしまうくらい擦られた体の中にあるしこりをまた擦られて、色のない体液を少しだけ吐き出して達した。
同時にぐじゅっと音がして、コータもまたその欲を吐き出したのがわかった。
コータのぐっと顰められた眉と快楽に溶けた紅茶色の瞳がどうしようもなく色っぽくてその顔を見たら、ぞくぞくして腰が震えた。
「はぁ……はぁ……なつき……っ好き……大好き……ん……ふ、う……んんっ」
「ぁんんっ」
震える体をぎゅっと抱きしめると、唇をキスで塞いでくる。
乱れた呼吸の行き場が無くて、頭が真っ白になったとき。
「……なつきの奥の方とろとろだから、大丈夫だよね……」
達して満足そうな吐息を漏らしていたのに、いつの間にかまたコータの興奮しきった荒い荒い吐息が頬や耳を撫でていた。
何……? 何が大丈夫なの……? もう、無理だよ……もう一回イったら俺、おかしくなっちゃうよぉ。
「ふは。おかしくなっちゃうの? おかしくなっちゃうなつき、見たいな。見せてよ……ほんと、無自覚に煽るのじょうずだね。かわい……」
心で思ったつもりだったのに、口に出ていたらしい。
考えていることも、体の奥の奥も、全部彼に晒して、何も隠しごとなどできない状態だ。
ハチミツ紅茶みたいな甘い瞳が、蕩けたみたいに細められたのが綺麗なのにひどく雄臭い。俺の中にいて彼がこんなえっちな顔をしているのかと思うと腹の奥がきゅんと疼いて、思わず締め付けてしまう。
「ぁっ………」
さっき出したのに、まだまだ硬くて熱いコータのペニスがぐっと、体内の一番奥に押し付けられた。
「全部入れるね……今まで我慢してたけど、いいよね……どこまで入るかな……」
「あぁぁっ………」
一番奥だと俺が思っていたところをぐっ、と押し開けるようにコータの熱いものが入ってくる。
「ココまで入るの初めてだよね……なつき……」
「ひっ……は……入んないってぇ……っ」
「入るよ……ほら……入ってく……」
「ぅあっ……………」
下腹より少し上の辺りをするりと、撫でられたとき、入れられたところが全部甘く気持ちよくなってしまって達してしまった。
体液が出たのか出ないのかはもう自分ではわからなかった。
「初めてのところに入れられてまたイっちゃったの? ……イきやすいよね……だからいっぱい我慢してあげてたのに……」
ぐぽ、と何だか聞いちゃいけない音が聞こえて誰も踏み込んだことのない奥にどんどん入り込んでくる。
「やぁ……っあっあっ……なにこれ……っだめ、もう入れちゃだめ……っ」
「あー……奥ヤバい……きゅうって吸い付いてくる……たまんない……なつき、すごいやらしい顔してる……気持ちいいの?」
汗を流して夢中になって腰を動かすコータこそたまんなく色っぽくてそれこそ俺が見たかったものなんだろうけど。
最初の頃はちょっと待ってとか、止めて、とか少しは言えた気がするんだけど、とんでもなく敏感な体の奥の粘膜を何度も擦りたてられてしまうと、もう意味のある言葉は紡げなかった。
「あっ……あっ……あぁ……んっ」
反射的に逃げようとする体は、上に伸し掛かられて腰もがっしり摑まれて少しも離れることができない。
俺が知っていた一番奥よりもっと奥を彼のもので濡らされるまで、圧倒的な快楽から少しも逃げることは許されなかった。
「なつき……っだいすき……………もうこれで全部俺の……っ」
最後の瞬間、唇を重ねながら彼の思いの丈を込めたような言葉も注ぎ込まれて、足の先から頭のてっぺんまで全部彼のものになった。
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