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三章
二十五話
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電車を二度乗り継ぎ最寄り駅に着いた。
海沿いであることもあり、波が打ち寄せる音と風に乗ってくる潮の匂いが駅全体を包む。
以前美波と来た時と外観も雰囲気も全く同じであった。
『……うあー……』
美波が瞳を輝かせ、感嘆の声を上げる。
嬉しそうな表情を浮かべる美波とともに久しぶりに来た大雅の中にも感慨深いものが込み上げてくる。
――そういえば初めて来た時は美波の誕生日だったな。
大雅は駅の表札を見ながら邂逅する。
大雅と美波がまだ高校生だった時だった。
「そろそろ美波の誕生日だけど、行きたいところとかってある?」
「私は大雅と一緒だったら、どこでもいいけど……」
「……美波……」
そう言って大雅と美波が微笑み合い、ぎこちない所作で軽く唇を合わせる。
ここが大雅の家でなくてもしていたと思ってしまうところが、付き合って間もないカップルの出来る所業である。
「うーん……でも、そうだな……しいてあげるなら、水族館かな」
美波が宙に視線をやり言う。
その言葉に一瞬、大雅は顔を顰める。
そんな大雅の表情を美波は逃さなかった。
「ああ、でも、大雅があんまりだったら……うん、全然他のところでもいいよ。大雅と一緒に過ごせればそれだけで私は嬉しいよ」
微笑みながら美波が言うが、その中には若干の悲哀が含まれていた。
大雅が暫し逡巡し、心の中の蟠りを振り払いながら言う。
「……いや、水族館に行こう!」
美波がその言葉に心配そうな表情を作る。
「無理しなくて大丈夫だよ」
その言葉に大雅は言うべきかどうか迷う。
――もし言ってしまって嫌われたらどうしよう。
まだ付き合って時間が経ってないということもあり、些細なことでも気にしてしまう程だった。
しかし、それでも伝えるべきだと決め口を開く。
「…………ごめん。正直言うと、ちょっとしんどいかもしれない」
大雅の声は震えていたが、それでも美波に取り繕うことはしなかった。ありのままの自分を見て欲しかったのだ。
覚悟は決まっていた。
そして、大雅は過去に海で溺れ死にかけたことを話した。
海の底に引き込まれる感覚、自分ではどうにもできない絶望感、息が出来なくて徐々に苦しくなっていく辛さ。
その時の気持ちは鮮明に覚えている。
風呂は何とか大丈夫になったが、それ以来、海やプールなどに恐怖を感じることも話した。
「でも、美波のせっかくの誕生日だし…………それに僕も美波が好きな場所であったり、好きな物、好きなこと、全部知りたいし、出来ることなら好きになりたいからね」
この時、大雅と美波がこれからどこまで長く深い付き合いをするかは想像もつかなかったが、これが高校生の大雅の本心だった。
美波が感極まり涙を溜める。
これだけでのことで涙を流せてしまうほど思い合っていた証拠であろう。
今思えばこの頃から少し美波が涙脆くなったのかもしれない。
「……ありがとう」
そう言って、見つめ合い再び唇を重ねる。
美波の誕生日の日。
予定通りに大雅と美波は水族館に来た。
天候は快晴で雲一つない青空から容赦ない光線が注がれる日だった。
巨大な水槽を優雅に泳ぐジンベエザメ、小魚を美味しそうに食べるペンギン、調教師のお姉さんと一緒に泳ぎ宙に吊るされた輪っかを上手にくぐるイルカ。
大雅は否が応でも海を連想させる空間そのものもそうだが、人間の都合で勝手に普段制限のない自然で生活している動物達を狭い箱庭に押し込め見世物にされているその様がたまらなく嫌だった。
その感覚の大元は水族館を回り終えた今でも変わっていないが、大雅の中の歯車は少しずつ形を変えつつあった。
今日の出来事を思い返す。
今日見てきた動物達はそのどれもが狭い空間に押し込まれ人の目に晒されていながら、伸び伸びと自由に動いていた。素人の大雅が見てもそう感じるだけの空気がそこには流れていた。
――環境がどうこうというより、自分がそこで何をするか、何をしたいかの方が大事なのかもしれない。
それは隣で楽しんでいる美波を見ても思う事であった。
大雅と美波は近くの喫茶店でコーヒーを啜っていた。
雲一つない空に変わりはないが、日は暮れ辺りはオレンジ色に染まっていた。
本当であれば夕食も一緒に過ごしたいところだったが、誕生日の日は毎年母と一緒に過ごすというので、今日はここまでだった。
「今日は本当にありがとう。楽しかったよ」
美波が微笑む。
その笑顔に大雅も自然と頬が緩む。
「僕も楽しかったよ」
そう言って、大雅がカップの中に揺らぐコーヒーに口をつける。
「……正直、僕はまだ海が嫌い、というより苦手だ。それに水族館だけじゃなくて動物園とか、もっと言うとペットショップとかで狭い空間に押し込まれている動物を見るのが苦しかったんだ……」
言葉を落とすとともに美波が真剣な表情で大雅を見る。
その翡翠の瞳はどこまでも真っ直ぐで一見すると追及するかのような鋭さを感じてしまうが、この瞳が決してそのようなものではないことを大雅は知っていた。
「でも、今日、見た動物達は生き生きとしていたし、その環境や人との関わりを楽しんでいるように感じた。それと何より美波が凄く楽しんでいるのを見て、少し見方が変わったような気がする。……何ていうか、こういうのもいいな、って」
俯いていた美波の表情がぱっと開く。
「……そっか! うん。それならよかったよ。また行こうね!」
「うん! 行こう!」
やはり美波の瞳はどこまでも純粋で温かかった。
「それと……」
そう言って大雅が鞄から小さな紙袋を差し出す。
「これ、誕生日プレゼントと今日のお礼」
「……ありがとう。開けていい?」
「いいよ」
美波が大事に受け取り、紙袋を開ける。
その中に入っていたのは淡い緑色のキーケースと緑色の硝子で彩られたイルカのキーホルダーであった。
「これ私が欲しかったやつだ。それに色も好きな色……ありがとう」
「いえいえ。でもね、このキーホルダーなんだけど、もう一つあって……これを、こうすると……」
大雅がそう言っておもむろに自分の持っていた青色の硝子で彩られたイルカを取り出し合わせると、ハートの形になった。
「まあ、古典的でよくあるやつだけど、どうかな?」
「嬉しい。一生、大事にするね」
邂逅していた時間自体はほんの数秒なのだろうが、美波との時間を思い出すそのほんの数秒がたまらなく愛おしく、そして同時に悲しみを伴う時間であった。
横を見ると大雅と同じように美波も感慨深い表情で駅とその周辺を見ていた。
春豊は目を細めながらそんな大雅達を後ろから眺めている。
「――こうしていてもあれだから、とりあえず行きましょうか?」
『はい!』
かくして大雅達は思い出の水族館に足を向けた。
海沿いであることもあり、波が打ち寄せる音と風に乗ってくる潮の匂いが駅全体を包む。
以前美波と来た時と外観も雰囲気も全く同じであった。
『……うあー……』
美波が瞳を輝かせ、感嘆の声を上げる。
嬉しそうな表情を浮かべる美波とともに久しぶりに来た大雅の中にも感慨深いものが込み上げてくる。
――そういえば初めて来た時は美波の誕生日だったな。
大雅は駅の表札を見ながら邂逅する。
大雅と美波がまだ高校生だった時だった。
「そろそろ美波の誕生日だけど、行きたいところとかってある?」
「私は大雅と一緒だったら、どこでもいいけど……」
「……美波……」
そう言って大雅と美波が微笑み合い、ぎこちない所作で軽く唇を合わせる。
ここが大雅の家でなくてもしていたと思ってしまうところが、付き合って間もないカップルの出来る所業である。
「うーん……でも、そうだな……しいてあげるなら、水族館かな」
美波が宙に視線をやり言う。
その言葉に一瞬、大雅は顔を顰める。
そんな大雅の表情を美波は逃さなかった。
「ああ、でも、大雅があんまりだったら……うん、全然他のところでもいいよ。大雅と一緒に過ごせればそれだけで私は嬉しいよ」
微笑みながら美波が言うが、その中には若干の悲哀が含まれていた。
大雅が暫し逡巡し、心の中の蟠りを振り払いながら言う。
「……いや、水族館に行こう!」
美波がその言葉に心配そうな表情を作る。
「無理しなくて大丈夫だよ」
その言葉に大雅は言うべきかどうか迷う。
――もし言ってしまって嫌われたらどうしよう。
まだ付き合って時間が経ってないということもあり、些細なことでも気にしてしまう程だった。
しかし、それでも伝えるべきだと決め口を開く。
「…………ごめん。正直言うと、ちょっとしんどいかもしれない」
大雅の声は震えていたが、それでも美波に取り繕うことはしなかった。ありのままの自分を見て欲しかったのだ。
覚悟は決まっていた。
そして、大雅は過去に海で溺れ死にかけたことを話した。
海の底に引き込まれる感覚、自分ではどうにもできない絶望感、息が出来なくて徐々に苦しくなっていく辛さ。
その時の気持ちは鮮明に覚えている。
風呂は何とか大丈夫になったが、それ以来、海やプールなどに恐怖を感じることも話した。
「でも、美波のせっかくの誕生日だし…………それに僕も美波が好きな場所であったり、好きな物、好きなこと、全部知りたいし、出来ることなら好きになりたいからね」
この時、大雅と美波がこれからどこまで長く深い付き合いをするかは想像もつかなかったが、これが高校生の大雅の本心だった。
美波が感極まり涙を溜める。
これだけでのことで涙を流せてしまうほど思い合っていた証拠であろう。
今思えばこの頃から少し美波が涙脆くなったのかもしれない。
「……ありがとう」
そう言って、見つめ合い再び唇を重ねる。
美波の誕生日の日。
予定通りに大雅と美波は水族館に来た。
天候は快晴で雲一つない青空から容赦ない光線が注がれる日だった。
巨大な水槽を優雅に泳ぐジンベエザメ、小魚を美味しそうに食べるペンギン、調教師のお姉さんと一緒に泳ぎ宙に吊るされた輪っかを上手にくぐるイルカ。
大雅は否が応でも海を連想させる空間そのものもそうだが、人間の都合で勝手に普段制限のない自然で生活している動物達を狭い箱庭に押し込め見世物にされているその様がたまらなく嫌だった。
その感覚の大元は水族館を回り終えた今でも変わっていないが、大雅の中の歯車は少しずつ形を変えつつあった。
今日の出来事を思い返す。
今日見てきた動物達はそのどれもが狭い空間に押し込まれ人の目に晒されていながら、伸び伸びと自由に動いていた。素人の大雅が見てもそう感じるだけの空気がそこには流れていた。
――環境がどうこうというより、自分がそこで何をするか、何をしたいかの方が大事なのかもしれない。
それは隣で楽しんでいる美波を見ても思う事であった。
大雅と美波は近くの喫茶店でコーヒーを啜っていた。
雲一つない空に変わりはないが、日は暮れ辺りはオレンジ色に染まっていた。
本当であれば夕食も一緒に過ごしたいところだったが、誕生日の日は毎年母と一緒に過ごすというので、今日はここまでだった。
「今日は本当にありがとう。楽しかったよ」
美波が微笑む。
その笑顔に大雅も自然と頬が緩む。
「僕も楽しかったよ」
そう言って、大雅がカップの中に揺らぐコーヒーに口をつける。
「……正直、僕はまだ海が嫌い、というより苦手だ。それに水族館だけじゃなくて動物園とか、もっと言うとペットショップとかで狭い空間に押し込まれている動物を見るのが苦しかったんだ……」
言葉を落とすとともに美波が真剣な表情で大雅を見る。
その翡翠の瞳はどこまでも真っ直ぐで一見すると追及するかのような鋭さを感じてしまうが、この瞳が決してそのようなものではないことを大雅は知っていた。
「でも、今日、見た動物達は生き生きとしていたし、その環境や人との関わりを楽しんでいるように感じた。それと何より美波が凄く楽しんでいるのを見て、少し見方が変わったような気がする。……何ていうか、こういうのもいいな、って」
俯いていた美波の表情がぱっと開く。
「……そっか! うん。それならよかったよ。また行こうね!」
「うん! 行こう!」
やはり美波の瞳はどこまでも純粋で温かかった。
「それと……」
そう言って大雅が鞄から小さな紙袋を差し出す。
「これ、誕生日プレゼントと今日のお礼」
「……ありがとう。開けていい?」
「いいよ」
美波が大事に受け取り、紙袋を開ける。
その中に入っていたのは淡い緑色のキーケースと緑色の硝子で彩られたイルカのキーホルダーであった。
「これ私が欲しかったやつだ。それに色も好きな色……ありがとう」
「いえいえ。でもね、このキーホルダーなんだけど、もう一つあって……これを、こうすると……」
大雅がそう言っておもむろに自分の持っていた青色の硝子で彩られたイルカを取り出し合わせると、ハートの形になった。
「まあ、古典的でよくあるやつだけど、どうかな?」
「嬉しい。一生、大事にするね」
邂逅していた時間自体はほんの数秒なのだろうが、美波との時間を思い出すそのほんの数秒がたまらなく愛おしく、そして同時に悲しみを伴う時間であった。
横を見ると大雅と同じように美波も感慨深い表情で駅とその周辺を見ていた。
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