飲み会でウケた小話集

猫になりたい

そこそこ収入のある家庭で母親が息子の教育に熱心で、ソロバンやら塾やら習い事に毎日のように行かせた。

母親からしてみたら自分達が子供の頃は貧乏だったので、習い事にも余りいけなかった。

なので、息子の可能性を広げて上げるためにケチらずにできるだけ通わせたい。

息子は習い事の毎日。

父親もせっせとお金を稼いできて息子の教育費にお金を使うことに協力した。

音楽の習い事などはかなり高額だ。

そんなある日、父親が息子に聞いた。

「将来お前はなんになりたい？」

息子は

「猫になりたい」

と答えた。

詰め込みすぎて勉強したく無くなり、猫が羨ましくなっているらしい。

詰め込みすぎは良くない。