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十一
お泊りの夜
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「シャワーでいいかな。バスタブ汚ねえから」
龍也がビニール製の籠からバスタオルとフェイスタオルを出して来た。
「着替え、俺のでいいか……無理だな。サイズが合わなさすぎだ」
真っ黒のボクサーパンツを尚の腰に合わせて笑った。
「コンビニで買って来てやるよ。ついでにデザートも買って来るからさ、その間に風呂片して、入ってろ」
龍也が玄関ドアの鍵を掛けた音を確認して、尚はバスルームを覗いた。
狭いユニットバスだ。
「わ、汚い」
確かに汚かった。きっと今朝、シャワーを浴びたまま放置していたのだろう。残った泡があちらこちらに白いシミを作っていた。
「えーと。あ、これだ……うわぁ」
バスタブを洗う用らしきブラシには、髪の毛が絡まっている。白髪の様なそれは、龍也のものに違いない。
「女の人のじゃなくて良かった」
ガシガシガシガシ――自分の思考に恥ずかしくなって、バスタブを必死に擦った。
それなりに綺麗になったところで、ようやくシャワーを浴びる。浴びながら、今日の出来事を振り返り、こうして龍也の部屋に押しかけた自分自身の図々しさに赤面した。
――僕って意外と変態なのかな……タツヤさんにヤキモチ焼いたり、一緒に居たくて帰りたくないとか言ったりって。まさかゲイとかじゃないよね。マジ、それって自分で自分に引くなあ。偏見はないけどさ……これでも〈男子〉のつもりなんだもん。でも……
膨らんだものの、未沙のようなスタイルには成長しそうもない胸を泡で包み込む。そのすぐ下には、生々しい傷跡があった。相良がデッキブラシで殴った場所だ。擦り傷の瘡蓋と黄色く変色した打撲痕。
――やっぱ、こんなのいらないや。
貧弱な膨らみを見て思った。改めて自分は男になりたいと、切に願う。
――タツヤさんのように強くてカッコイイ男になりたい。
「何しているのさ、変態!」
扉を開けると、龍也がにやけていた。
「ぶふふ、尚のパンツ~。ちっせえ、かわいい~」
バスルームの前に脱ぎ散らかした尚のパンツをビヨ~ンと広げる。尚が龍也に頼んだのはSサイズのボクサーパンツだったが、いつもはキッズ用の150サイズか160サイズを履いていた。
「もう、やめてよ!」
その小さなキッズサイズのパンツをひったくるように奪った。と、拍子に素っ裸のまま龍也の胸の中に倒れ込む。
「ななななな」
赤面したのは龍也の方だった。胸があるとは知っていたけれど露わに見たのは初めてだったし、それが顔のすぐそばにある。未成年の癖に龍也は女の胸など飽きるほど知っていた。けれどそんなのとはまるで違う。骨格はちゃんと少年のそれなのに、色白で不自然に膨らんだトルソーは龍也が想像していたよりもずっと奇異で……そして美しかった。
――羽根を生やしたら、まるで天使だ……
「わあ」
龍也が赤面しているのを知り、尚は慌ててバスタオルを引き寄せて体を隠した。
「見たよね」
「激しく見た」
「恥ずかしい……」
「俺もちょっと恥ずかしい。これ、心臓に悪いわ。ナオさ、お前、自分がそんな可愛いっての、自覚しなきゃ危険だ」
それが病気のせいだとは言えないが、現実にこの華奢でユニセックスな魅力は龍也の心を揺らしたのだ。
「自覚……してるよ。だからこのままでいたいと思ったんだもん。僕はこの身体が好きだったんだ」
恥ずかしくてバスタオルで顔を隠した。ずれたバスタオルの下から黄変した打撲痕が覗いた。
龍也がそれを指でなぞった。
「こんなに……」龍也の手がバスタオルをめくる。
「やだよ」
「だって、痛そうだ」
「タツ……」
恥ずかしいけれど、その手を払えなかった。龍也の指先がその傷痕に触れるたび、体の芯に弱い電流のような痺れを感じる。
「俺、ナオを護れなかった」
「守ってくれたよ。ちゃんと」
「いや。こんなになっていたなんて知らなかった」
再び尚の胸がキュンとなった。龍也が尚のか細い胸に顔をうずめていた。
「僕、このままでいたいと思っていた。男でも女でもない僕のままで。でも、今は違う」
キュウっと、みぞおち辺りまで痛む。
「僕は女じゃないって自覚したんだ。僕は男子で、タツヤさんみたいに強い男になりたいんだ。ちゃんと治療をしたところで、タツヤさんみたいにはなれないだろうけど」
「別に俺にならなくていい。ナオは尚のままでいい。ナオは今度こそ、俺が護るから」
――友情って、こんなにも切ないんだ。
龍也の言葉の一つ一つが尚の心を締め付けて、すごく嬉しいのに泣きたくなった。
急に龍也が体から離れた。
「俺、何やってんだ」
男同士、裸のハグはあまりにも恥ずかしい。
「変態っぽかった」
それを払いのけられず、うっとりしていた自分自身が一番恥ずかしかった。だからそんな風に言ってみたら、龍也が落ち込んだ。
「変態かあ……はああああ」
頭を抱えて寝転ぶ。尚はその隙にササっとパンツを履いた。
――ちょっとぶかぶか。
龍也が用意したスエットとTシャツはもっとぶかぶかだ。
「タツヤさん、悶えてないで早くデザート」
「悶えてねえわ!」
素早く起き上がり、ぶつくさ言いながらも冷蔵庫からプリンのカップを取り出した。
「タツヤさんは?」
「夜はデザートを食わねえ」
「ダイエット?」
「まあな」
言いながらノンアルコールビールを開けた。
「ナオ、笑わねえか?」
「聞いてないからわかんない」
プリンのスプーンをくわえたまま答えた。
「ん~、じゃあ、笑わないで聞いてくれよ」
無言で頷いた。
「俺さ、ガタイいいだろ? だからさ、スポーツインストラクターみたいなのになりてえんだ。でもさ、そういうのって寿命が短いからさ、金稼いで、自分のジムを持つのが夢なんだ。兄貴がさ、美容で女たちに夢を与えてるじゃん。俺はさ、体を鍛えることで、なりたい自分になれるって夢をさ……ナオ?」
尚は猛烈に感動していた。プラスチックスプーンをくわえたまま、ウルウルとした眼差しを龍也に向けていた。
「すごいや」
「へ? 他愛無い夢だぜ。それでも俺の今の立場じゃ、むず」
「他愛なく無い。凄いよ! じゃあ第一号のお客は僕。ムキムキにしてもらうんだ」
細い腕を見せた。
「治療して形成手術したってさ、このひょろい体はそのまんまなんだよ。絶対、病院の先生はムキムキにしてって言ってもしてくれないもん。タツヤさんなら、きっと僕の夢を叶えてくれそう」
嬉々とした尚を龍也は複雑な思いで、でも嬉しそうに眺めた。
「おお、じゃあナオは、俺の客第一号ってことで、先行予約しとくな。ムキムキのナオは好みじゃねえけど」
夜が更けゆくにつれ、だんだんと龍也の口数が減って来た。尚には話したいことが山のようにあるけれど、それを胸の中にしまい込んだ。夕方うたた寝をしたせいか、真夜中になっても眠くならなかったが、目の前の龍也は疲れたのか、何度もあくびをする。
「ナオ、眠くないか?」
「タツヤさん、眠いのなら寝ていいよ」
「んじゃ、こっち来い」龍也がベッドに尚を誘った。
マットレスを載せただけで縁の無いベッドは、無駄に大きいセミダブル。
「落ちたら駄目だからな」と、寝ぼけまなこなくせに、強引にベッドの奥側へ押しやられた。
――こうやって、女の子も強引に口説くのかな。
壁に背中を預けた。龍也ときたら、大の字になって口を開けて寝ている。
――毎日、こうしていたいな。
「なーんてね」自分の気持ちに自分で突っ込んだ。
風通しの悪い部屋は少し蒸し暑くて、熱を帯びた体は冷めそうになかった。
龍也がビニール製の籠からバスタオルとフェイスタオルを出して来た。
「着替え、俺のでいいか……無理だな。サイズが合わなさすぎだ」
真っ黒のボクサーパンツを尚の腰に合わせて笑った。
「コンビニで買って来てやるよ。ついでにデザートも買って来るからさ、その間に風呂片して、入ってろ」
龍也が玄関ドアの鍵を掛けた音を確認して、尚はバスルームを覗いた。
狭いユニットバスだ。
「わ、汚い」
確かに汚かった。きっと今朝、シャワーを浴びたまま放置していたのだろう。残った泡があちらこちらに白いシミを作っていた。
「えーと。あ、これだ……うわぁ」
バスタブを洗う用らしきブラシには、髪の毛が絡まっている。白髪の様なそれは、龍也のものに違いない。
「女の人のじゃなくて良かった」
ガシガシガシガシ――自分の思考に恥ずかしくなって、バスタブを必死に擦った。
それなりに綺麗になったところで、ようやくシャワーを浴びる。浴びながら、今日の出来事を振り返り、こうして龍也の部屋に押しかけた自分自身の図々しさに赤面した。
――僕って意外と変態なのかな……タツヤさんにヤキモチ焼いたり、一緒に居たくて帰りたくないとか言ったりって。まさかゲイとかじゃないよね。マジ、それって自分で自分に引くなあ。偏見はないけどさ……これでも〈男子〉のつもりなんだもん。でも……
膨らんだものの、未沙のようなスタイルには成長しそうもない胸を泡で包み込む。そのすぐ下には、生々しい傷跡があった。相良がデッキブラシで殴った場所だ。擦り傷の瘡蓋と黄色く変色した打撲痕。
――やっぱ、こんなのいらないや。
貧弱な膨らみを見て思った。改めて自分は男になりたいと、切に願う。
――タツヤさんのように強くてカッコイイ男になりたい。
「何しているのさ、変態!」
扉を開けると、龍也がにやけていた。
「ぶふふ、尚のパンツ~。ちっせえ、かわいい~」
バスルームの前に脱ぎ散らかした尚のパンツをビヨ~ンと広げる。尚が龍也に頼んだのはSサイズのボクサーパンツだったが、いつもはキッズ用の150サイズか160サイズを履いていた。
「もう、やめてよ!」
その小さなキッズサイズのパンツをひったくるように奪った。と、拍子に素っ裸のまま龍也の胸の中に倒れ込む。
「ななななな」
赤面したのは龍也の方だった。胸があるとは知っていたけれど露わに見たのは初めてだったし、それが顔のすぐそばにある。未成年の癖に龍也は女の胸など飽きるほど知っていた。けれどそんなのとはまるで違う。骨格はちゃんと少年のそれなのに、色白で不自然に膨らんだトルソーは龍也が想像していたよりもずっと奇異で……そして美しかった。
――羽根を生やしたら、まるで天使だ……
「わあ」
龍也が赤面しているのを知り、尚は慌ててバスタオルを引き寄せて体を隠した。
「見たよね」
「激しく見た」
「恥ずかしい……」
「俺もちょっと恥ずかしい。これ、心臓に悪いわ。ナオさ、お前、自分がそんな可愛いっての、自覚しなきゃ危険だ」
それが病気のせいだとは言えないが、現実にこの華奢でユニセックスな魅力は龍也の心を揺らしたのだ。
「自覚……してるよ。だからこのままでいたいと思ったんだもん。僕はこの身体が好きだったんだ」
恥ずかしくてバスタオルで顔を隠した。ずれたバスタオルの下から黄変した打撲痕が覗いた。
龍也がそれを指でなぞった。
「こんなに……」龍也の手がバスタオルをめくる。
「やだよ」
「だって、痛そうだ」
「タツ……」
恥ずかしいけれど、その手を払えなかった。龍也の指先がその傷痕に触れるたび、体の芯に弱い電流のような痺れを感じる。
「俺、ナオを護れなかった」
「守ってくれたよ。ちゃんと」
「いや。こんなになっていたなんて知らなかった」
再び尚の胸がキュンとなった。龍也が尚のか細い胸に顔をうずめていた。
「僕、このままでいたいと思っていた。男でも女でもない僕のままで。でも、今は違う」
キュウっと、みぞおち辺りまで痛む。
「僕は女じゃないって自覚したんだ。僕は男子で、タツヤさんみたいに強い男になりたいんだ。ちゃんと治療をしたところで、タツヤさんみたいにはなれないだろうけど」
「別に俺にならなくていい。ナオは尚のままでいい。ナオは今度こそ、俺が護るから」
――友情って、こんなにも切ないんだ。
龍也の言葉の一つ一つが尚の心を締め付けて、すごく嬉しいのに泣きたくなった。
急に龍也が体から離れた。
「俺、何やってんだ」
男同士、裸のハグはあまりにも恥ずかしい。
「変態っぽかった」
それを払いのけられず、うっとりしていた自分自身が一番恥ずかしかった。だからそんな風に言ってみたら、龍也が落ち込んだ。
「変態かあ……はああああ」
頭を抱えて寝転ぶ。尚はその隙にササっとパンツを履いた。
――ちょっとぶかぶか。
龍也が用意したスエットとTシャツはもっとぶかぶかだ。
「タツヤさん、悶えてないで早くデザート」
「悶えてねえわ!」
素早く起き上がり、ぶつくさ言いながらも冷蔵庫からプリンのカップを取り出した。
「タツヤさんは?」
「夜はデザートを食わねえ」
「ダイエット?」
「まあな」
言いながらノンアルコールビールを開けた。
「ナオ、笑わねえか?」
「聞いてないからわかんない」
プリンのスプーンをくわえたまま答えた。
「ん~、じゃあ、笑わないで聞いてくれよ」
無言で頷いた。
「俺さ、ガタイいいだろ? だからさ、スポーツインストラクターみたいなのになりてえんだ。でもさ、そういうのって寿命が短いからさ、金稼いで、自分のジムを持つのが夢なんだ。兄貴がさ、美容で女たちに夢を与えてるじゃん。俺はさ、体を鍛えることで、なりたい自分になれるって夢をさ……ナオ?」
尚は猛烈に感動していた。プラスチックスプーンをくわえたまま、ウルウルとした眼差しを龍也に向けていた。
「すごいや」
「へ? 他愛無い夢だぜ。それでも俺の今の立場じゃ、むず」
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細い腕を見せた。
「治療して形成手術したってさ、このひょろい体はそのまんまなんだよ。絶対、病院の先生はムキムキにしてって言ってもしてくれないもん。タツヤさんなら、きっと僕の夢を叶えてくれそう」
嬉々とした尚を龍也は複雑な思いで、でも嬉しそうに眺めた。
「おお、じゃあナオは、俺の客第一号ってことで、先行予約しとくな。ムキムキのナオは好みじゃねえけど」
夜が更けゆくにつれ、だんだんと龍也の口数が減って来た。尚には話したいことが山のようにあるけれど、それを胸の中にしまい込んだ。夕方うたた寝をしたせいか、真夜中になっても眠くならなかったが、目の前の龍也は疲れたのか、何度もあくびをする。
「ナオ、眠くないか?」
「タツヤさん、眠いのなら寝ていいよ」
「んじゃ、こっち来い」龍也がベッドに尚を誘った。
マットレスを載せただけで縁の無いベッドは、無駄に大きいセミダブル。
「落ちたら駄目だからな」と、寝ぼけまなこなくせに、強引にベッドの奥側へ押しやられた。
――こうやって、女の子も強引に口説くのかな。
壁に背中を預けた。龍也ときたら、大の字になって口を開けて寝ている。
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私は逃走したよ……。
あぁ~あたし、どうなっちゃうのかしらン?
ぜんぜん明るい未来が見えないよ。。・゜・(ノε`)・゜・。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
初回公開日時 2019.01.25 22:29
初回完結日時 2019.08.16 21:21
再連載 2024.6.26~2024.7.31 完結
❦イラストは有償画像になります。
2024.7 加筆修正(eb)したものを再掲載
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