Winter perdu(ウインターペルデュ)

しまかぜ

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第3章 変化

3-1 作戦開始

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その日から、俺たちは準備を始めた。
クリスマスの準備だ。
と言っても何をやるのか。
時は12/28
まず年越しまでもう日がない。
冬が行ってしまう前に、やらなくてはならない。
見届けなければいけない。
その日は冬が来るのが遅かった。
その前に色々話をした。
仲間に。
冬から島の話を聞いて、俺の過去を打ち明けたあの夜から、俺の中で何かが変わった。
変わっていったんだ。
彼らは、顔色ひとつ変えずに聞いてくれた。
そして、
「辛かったんだな!うぉぉぉお」
「お疲れ様だ、真琴。」
「ふっ、都会とは、腐っているなっ!」
3人とも、励ましてくれた。
思わず俺は泣いてしまった。
これが、仲間…。
「おいおい、泣くほどか?」
蒼太は笑って言った。
「ありがとう。本当にありがとう。」
俺は何度もみんなに言った。
「お願いがあるんだ。」
そして、俺は、みんなに告げた。
冬の願いを叶えてやりたい。と。
みんなは承諾してくれた。
こうして作戦が始まった。
まず、クリスマスだけではダメだ。ということで、
年越しとクリスマスを合体させることにした。
そして、裏では、俺たち4人で冬の願いを叶えるために動いた。
裏作戦というのだろうか。
胸が高鳴った。
元々進んでいたため素材には困らなかった。
いくつか足りない素材は、みんなで取りに行った。
冬も、みんなも、笑っていた。楽しんでいた。
こんな日が永遠に続けばいいと思った。
でも、
時間というものは、
みんな平等に過ぎていく。
昔から知っていたことだ。
冬は、時間が過ぎていくごとに、年越しに向かっていくごとに、体が弱っていた。
そうか。
改めて認識させられた。
これが、冬の迷い子の結末。
こんな冬を何年過ごしたのだろうか。
それでも彼女は、仲間の願いを叶えようとしている。
なんでだ。
自分が一番苦しいはずなのに。
自分が一番辛いのに。
なんで仲間を優先する。
俺は何も出来ないのか?
また、変われないのか?
それじゃダメだ。
わかってる。
やるしかないんだ。
もう、
「友達の涙は見たくない。」
それを聞いていたのだろうか、蒼太、賢人、奏が駆け寄ってくる。
「真琴。頑張ろうな。」
「ありがとう。」
やるんだ。
何としてでも。
あいつに春を届ける。
そのためにここに来たのかもしれない。
俺の中で、何かが、変わった。
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