夜行列車ストーリー

アサノっち

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北海道の周遊

北海道の周遊

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  札幌駅。僕は、いつの間にか筒香に連れられ、「トワイライトエクスプレス」の車両を降りていた。
「改札通る前に、また先頭に行きたいんだ。」
「トワイライトエクスプレス」の先頭は、五稜郭からDD51のディーゼル機関車に変わっていた。それを知っていた僕は、いの一番に先頭に向かい、記念写真を撮った。そして、次の夜行列車に乗るまでの間、二人で札幌市内の観光を簡単に進めた。

 次の夜行列車というのは、釧路まで向かう「まりも号」である。僕は、札幌で一泊して東京へ帰る予定だったが、筒香の悩みに付き合うことになり、「まりも号」の車内で一夜を共にした後、釧路発の快速「しれとこ」で釧網本線を満喫しながら網走まで向かい、飛行機で東京へ帰る行程に変更した。
 札幌市内の観光を終えると、「まりも号」は、既に札幌駅に入線していた。僕は、筒香に特急券を渡され、寝台席の車両に乗り込んだ。乗り込むときに、二人の間の会話は、全くなかった。
「俺達以外は、いないんだな。」
筒香の言葉を聞くと、その通り、僕以外に寝台席の車両に乗り込む人は、誰一人いなかった。この状況が、僕の気持ちをよりときめかせた。

 午後11時。遅い時間に、「まりも号」は発車する。夕食は、札幌市内で済ませていたので、明日の朝、釧路に着くまでは、列車内で寝て過ごすだけだった。
「起きてるか?」
筒香は、僕の様子が気になったようで、梯子を降りて、下の段に寝ている僕の顔を覗き込んだ。
「どうしたんですか?」
僕が尋ねると、
「すまん。今日も溜まっちまって。何だかムラムラするから。」
と言いながら、股間を揉んだ。見ると、筒香のスラックス越しから、はっきり陰茎の形が分かるほどに大きくなっていた。僕は、筒香の陰茎を、ズボン越しから握り、ゆっくり擦った。
「うわっ。あー、気持ち良い。失礼するぞ。」
筒香、僕が寝ていた下の段に乗り込んできた。僕は、筒香にベッドで寝てもらい、自分はベッドに座って、筒香の乳首や陰茎を触ったり、擦ったりした。
「はぁ、気持ち良い。」
筒香は、先日の強引なセックスのやり方とは違い、僕に優しく触られることに快感を覚え、僕の思うように身を委ねた。
「おい、また抱いても良いか?」
僕は、筒香に言われたので、筒香の身体をゆっくり抱きしめ、キスをした。
「この車両は、半分貸切だから、少し声が出ても大丈夫だぞ。」
筒香が、僕の耳元で囁いた。僕は、それを聞いて、より欲情した。そして、筒香のシャツに手を伸ばし、ボタンをゆっくり外して、露になった乳首を舐め回した。
「あー、たまんねえ・・・。」
筒香は、やはり気持ち良さそうに声を上げ、僕をギュッと抱き返した。僕は、容赦せずにズボンに手を廻し、ベルトを外し、チャックを下ろすと露になった陰茎を、ゆっくり舐め回した。
「あ、うおっ、ぐわー。」
筒香の身体が、激しく痙攣したが、僕はお構いなしに乳首を触りながら、陰茎を舐め続けた。すると、筒香は、僕の頭を掴み、陰茎にピストンさせた。
「あ、あ、あ、ハァ、たまんねえよ~。」
筒香の陰茎は、漢の臭いがした。僕は、その臭いを嗅ぎながら、しゃぶり続けた。

 その後、僕は、再びベッドに横になり、筒香の行動に身を任せた。筒香は、ローションを出し、僕の尻穴にゆっくり指を入れた。指は、二本、三本と増え、次第に陰茎と同じくらいの太さまで、尻穴が耐えられるようになっていった。
 筒香は、自分の陰茎にもローションを塗ると、
「入れるよ?」
と、僕に優しく指示し、陰茎をゆっくり尻穴へ挿入した。僕は、最初は痛く感じたが、少しずつ痛みに慣れていった。そして、筒香の陰茎が尻穴に入りきると、筒香は、ゆっくり腰を振り始めた。

しばらくすると、
「あ、もう、イキそうです。」
と、僕が合図を出した。すると、
「ハァ、ハァ、もう少し待てるか?俺も、イキそうだ。」
と、筒香も、発射の合図をした。そして、
「あー、我慢できねえ!」
筒香は、陰茎を尻穴から抜き、勢いよく扱いた。僕も、自分の陰茎を扱いた。
「う、やべっ、イクッ!」
「あー、イキます。」
僕と筒香は、ほぼ同時に射精した。そして、筒香精液は僕の肩を、僕の精液は、股間の近くを濡らした。

 その後、僕と筒香は、早朝に釧路へ着くまで、同じ下段のベッドで寝息を立てながら寝ていた。そして、到着の一時間くらい前に、筒香の男らしい匂いとかすかな精液の臭いで、僕は眠りから覚めた。筒香は、ぎりぎりまで僕を抱きながら寝ていた。
「筒香さん、もうすぐ着きますよ。」
僕は、到着の三十分前になったので、筒香を起こした。
「ん?釧路に着いたら、朝飯食べるか?」
筒香は、自分の欲情に任せて、僕に尋ねた。僕は、嬉しそうな顔で首を縦に振った。

 釧路駅周辺は、特に目立った観光名所もなく、朝食の弁当を食べた後は、駅前で筒香と二人でボーっと過ごした。そして、快速「しれとこ」の改札が始まると、二人で釧路駅に戻った。
 快速とはいうものの、一両だけの車内は、とても閑散としていた。でも、「まりも号」のときとは違い、車内にも人はいたので、二人だけの独占とまではいかなかった。
「沿線には、摩周湖とか屈斜路湖とかもありますけど、離れてるし、列車も少ないから、あまり途中下車は出来ないですよね。」
僕は、筒香にふと話した。すると、
「そうだな。昼までには、網走に着くし、駅前で食事でもしたら、ホテルまで送っていくよ。」
と、筒香は答えた。筒香は、網走に着いて、僕を見送った後、夕方の特急で札幌に戻るらしかった。
「でも、どうして僕を誘ったんですか?」
僕が、再び尋ねると、筒香は少し答えを選び、
「・・・誰でも良いから、二人になりたかったんだ。出来れば、女性でなくて、君みたいな奴と。俺、リーダーだった間、ずっと孤独だったから・・・。」
と、僕に本性を打ち明けた。僕は、「誰でも」という言葉を聞いて、少し寂しい表情を見せた。様子を見た筒香は、話を続けた。
「でも、君で良かったよ。俺のこと、妙に束縛するわけでもなかったし、でも、俺のことを好きでいてくれたみたいだから。」
僕は、筒香が好きになったことが、既にばれていたことを知り、顔を赤くした。

 予定通り、快速「しれとこ」は、網走に昼頃に到着した。そして、近くの食堂で昼食をとった後、予定通り、タクシーで僕が一泊するホテルへ、二人で向かった。
「名前、聞いてなかったな?」
筒香は、タクシーの中で、僕に尋ねてきた。
「・・・由知です。」
僕が答えると、
「ホントに?俺も、嘉智だ。」
と、僕は初めて筒香と同名だったことを知った。
 そして、タクシーから降りると、
「由知!これ、やるよ!」
と、筒香は、大声で呼びかけながら、「トワイライトエクスプレス」で着ていたユニフォームを、僕に渡した。
「俺のこと、忘れるなよ!」
筒香は、笑顔で僕に言い放った。
「はい!その笑顔、忘れません!」
僕も、笑顔で言い放つと、筒香は、何かが吹っ切れたかのような表情で、僕に背を向け、タクシーに乗り込んだ。そして、網走駅の方へ戻っていった。

 僕はその後、ホテルで一泊した後、翌日の女満別空港からの飛行機に乗り、羽田空港へ戻った。そして、自分の家に着くと、筒香からもらったユニフォームを手に取り、筒香を抱きしめるように、ユニフォームをギュッと抱きしめ、微かに残った筒香の体臭を思いっきり吸い込んだ。
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