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連載
260、新たなる力
「さあ、先に進もう! みんな!!」
エイジの言葉に、他のメンバーたちも46階へと下りる。
ひんやりとした空気が、一行の緊張感を否が応でも高めていく。
相変わらず通路も広くその天井も高い。
45階層までとは違い、先頭に立つのはエイジとエリクだ。
「頼りにしていますよ、エイジ」
「こちらこそ、エリクさん」
大剣を手に頷くエイジを見て、エリクは思う。
(彼はもうAランクのトップクラスの剣士。直にSランクの領域に足を踏み入れるでしょう。実際に隣に立ってみると、心強い相棒ですね)
その後ろには自在型のアンジェ。
そして、エリス、リアナ、シェリルという魔道士の三人。
背後を守るのは剣の名手のオリビアとパワー型のライアンである。
バランスの良い陣形は、さすがエリクというところだろう。
暫く進むとアンジェが、皆に警戒を呼び掛けた。
「気を付けて、前方約50m何か来るわよ!」
【索敵】のスキルに何か引っかかったのだろう。
ライアンも鼻をヒクつかせて頷いた。
「ああ、今度は俺の鼻にもしっかりと匂いやがる! 来るぜ、魔物がよ!!」
二人の優秀な索敵要員の言葉に緊張が走る。
真っすぐに前を見つめるアンジェの額に汗が浮かぶ。
「変ね、もう姿が見えてもおかしくない距離よ?」
エリクは剣を構えると一同へ注意を促した。
「上です! エイジ、来ますよ!!」
エリクの奇妙な言葉に、全員が通路の上を見上げる。
そこには、まるで重力を無視するかのように天井を這いずる巨大な何かの姿が見えた。
凄まじい勢いで一向に迫ると、先頭に立つエイジとエリクに向かって、大木の幹ほどもある太さの何かが鞭のようにしなって振り下ろされる。
それが恐るべきサイズの大蛇の鎌首であることに、エリスとリアナはようやく気が付いた。
一本の胴が途中で分かれており、長い二本の鎌首がついているのだ。
エリクはその一つの攻撃を見事にかわし、大蛇の首を刎ねた。
初めて本気で剣を振るうその姿を見て、アンジェは思わず感心した。
かなりの腕の持ち主である。
一方で、もう片方の大蛇の鎌首はエイジを襲っていた。
「「エイジ!」」
鋭くエイジに迫るそれを見て、思わず叫び声を上げるエリスとリアナ。
ミイムはそんな二人の間を飛び回りながら胸を張った。
『大丈夫です! 上から来るってミイムとリイムが教えてあげたです、それにリイムがいるです!!』
その言葉通りエイジの見事な大剣の一閃。
凄まじい切れ味。
だがそれだけではない。
「あれは……」
アンジェは思わずエイジの姿を見て息をのんだ。
エイジの言葉に、他のメンバーたちも46階へと下りる。
ひんやりとした空気が、一行の緊張感を否が応でも高めていく。
相変わらず通路も広くその天井も高い。
45階層までとは違い、先頭に立つのはエイジとエリクだ。
「頼りにしていますよ、エイジ」
「こちらこそ、エリクさん」
大剣を手に頷くエイジを見て、エリクは思う。
(彼はもうAランクのトップクラスの剣士。直にSランクの領域に足を踏み入れるでしょう。実際に隣に立ってみると、心強い相棒ですね)
その後ろには自在型のアンジェ。
そして、エリス、リアナ、シェリルという魔道士の三人。
背後を守るのは剣の名手のオリビアとパワー型のライアンである。
バランスの良い陣形は、さすがエリクというところだろう。
暫く進むとアンジェが、皆に警戒を呼び掛けた。
「気を付けて、前方約50m何か来るわよ!」
【索敵】のスキルに何か引っかかったのだろう。
ライアンも鼻をヒクつかせて頷いた。
「ああ、今度は俺の鼻にもしっかりと匂いやがる! 来るぜ、魔物がよ!!」
二人の優秀な索敵要員の言葉に緊張が走る。
真っすぐに前を見つめるアンジェの額に汗が浮かぶ。
「変ね、もう姿が見えてもおかしくない距離よ?」
エリクは剣を構えると一同へ注意を促した。
「上です! エイジ、来ますよ!!」
エリクの奇妙な言葉に、全員が通路の上を見上げる。
そこには、まるで重力を無視するかのように天井を這いずる巨大な何かの姿が見えた。
凄まじい勢いで一向に迫ると、先頭に立つエイジとエリクに向かって、大木の幹ほどもある太さの何かが鞭のようにしなって振り下ろされる。
それが恐るべきサイズの大蛇の鎌首であることに、エリスとリアナはようやく気が付いた。
一本の胴が途中で分かれており、長い二本の鎌首がついているのだ。
エリクはその一つの攻撃を見事にかわし、大蛇の首を刎ねた。
初めて本気で剣を振るうその姿を見て、アンジェは思わず感心した。
かなりの腕の持ち主である。
一方で、もう片方の大蛇の鎌首はエイジを襲っていた。
「「エイジ!」」
鋭くエイジに迫るそれを見て、思わず叫び声を上げるエリスとリアナ。
ミイムはそんな二人の間を飛び回りながら胸を張った。
『大丈夫です! 上から来るってミイムとリイムが教えてあげたです、それにリイムがいるです!!』
その言葉通りエイジの見事な大剣の一閃。
凄まじい切れ味。
だがそれだけではない。
「あれは……」
アンジェは思わずエイジの姿を見て息をのんだ。
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