20 / 82
本編
セントラル-1
しおりを挟む
そうして暫くの間、奏澄は船の雑用をこなしながら、メイズから文字を教わった。
船旅は比較的順調だった。マリーの部下たちは海に慣れていたし、ライアーの航海術も確かなものだった。海が荒れてもてきぱきと動き、船室に篭って何もできない奏澄が申し訳ないくらいだった。ゆくゆくは役に立てるようになりたいが、一気に何もかもできるようにはならない。焦らない、焦らない、と自分に言い聞かせた。
赤の海域を越え、白の海域へ入り、そして。
「セントラルが見えてきたぞー!」
ついに目的の国が見えてきた。世界随一の大国。期待に胸が高鳴り、奏澄は船から身を乗り出した。心なしか眩しく見え、目を細める。
出入りの多い国なのだろう、港まではまだ距離があるが、既に周辺に他の船が見えている。流れに沿って、他の船と同じように港につけると思っていたが、奏澄の船は別の方へと向かっていた。
「ライアー、この船ってどこから入るの?」
「あー、大丈夫だとは思うんだけど、念のためね。正面口じゃなくて、目立たない所に泊めるよ」
メイズがいるからだ。ぴんときて、奏澄は気を引き締める。
ライアーは言わなかったが、おそらくそういうことだろう。この船は海賊から奪ったものだが、海賊旗は外してあるし、外装も多少変えている。海賊だと思われることはまずないだろう。乗っているのも商人がほとんど。それでも、指名手配されているメイズがいる。何が起こるかわからない。そのつもりで、いなければ。
人気の無い入り江近くに船を隠し、大陸へ上陸する奏澄たち。いざセントラルへ入国すると、奏澄はその光景に目を奪われた。
「白……っ!」
白、白、白。建物も、舗装された道路も、そのほとんどが白い。船上から見た時、眩しい、と感じたのは気のせいではなかったのだ。
「初めて来るとそうなるよなー。ちなみに、汚すと罰金取られるから気をつけて」
「えっ」
「故意に落書きしたり、ゴミ散らかしたりしなきゃ大丈夫だよ。脅かすんじゃないよ、まったく」
「痛てッ」
奏澄をからかうライアーに、マリーが鉄拳を下した。わざと汚すようなことはしないから、多分大丈夫だろうと思いながらも、罰金と言われると慎重になってしまうのが人の心理だろう。この白さには、そういった意味もあるのかもしれない。
「んじゃ打合せ通りに動きますか。あたしら商会チームは、商人たちに情報収集、ついでに良さげなものがあれば仕入れ」
「オレは海図の売却と入手」
「私とメイズは大図書館で資料探し……だよね」
言いながら、奏澄はちらりとメイズを見た。顔を布で隠してはいるが、一番の要注意人物が一番危険な公的施設に赴くのは本当に良いのだろうか。
打合せの時にも意見したが、適材適所を考えるとマリーとライアーを奏澄に付き添わせるわけにはいかず、奏澄が一人で行動するのはメイズが渋った。結果、入口のセキュリティで引っかかる可能性があるから、近辺で待機している分には良いのでは、ということになった。
民間人を無下にする所ではない、と言ったのはメイズだ。なら、奏澄が一人で行動することに危険は無いはずだ。それでも一人にしないようにしているのは、信用が無いのか、それとも。
好意的に解釈するなら、なるべく傍にいるようにしてくれているのかもしれない。
奏澄としては、それはあくまで離れ離れになるようなことは許さないということであって、少しの間別行動するくらいなら別に構わないのだが。アルメイシャ島で勝手に離れて心配をかけた身としては、あまり強くは言えない。この島も、決して安全とは言い切れないのだから。
「万が一やばい状況になったら、発煙筒を使うこと。何も無くても、夕刻までには一度船に戻る。OK?」
「うん。それじゃあみんな、よろしくお願いします!」
仕切りはてきぱきとマリーが行ったが、最後は奏澄の一言で、全員散った。
奏澄とメイズも、大図書館へと向かう。
中心街を歩きながら、奏澄は美しい街並みに心を躍らせていた。あちこちに目移りしてしまう。
「気に入ったのか」
「えっ。えと、うん。綺麗な所だな、と思って」
最初こそその白さに驚いたが、海の青さとのコントラストが際立っており、至る所に鮮やかな花も飾られている。建物のデザインも洗練されており、華美さは無いが優雅に見える。非常に景観に気を配っている街だと思われる。
だが、メイズの手前、手放しで褒めることが少々ためらわれた。別に因縁があるわけではなさそうだが、追う者と追われる者だと思うと、どうしても気をつかってしまう。
「メイズは、こういう街並みは苦手?」
「そうだな。どうにも、潔癖に思えて」
「そ、っか」
育った環境が違うのだから、好みが違うのは当たり前だ。けれど、綺麗だと感じたものを、綺麗だと感じてくれたら、嬉しい。それもまた、当たり前の感情だった。
しゅんとした奏澄を見兼ねたのか、メイズが言葉を選ぶようにして口を開いた。
「俺は、こことは正反対の場所にいたんだ。だから、綺麗なものってのに馴染みが無くてな」
正反対の場所。セントラルと正反対の場所。――白の海域の、正反対?
「別に嫌いなわけじゃない。だから、お前は好きなものを好きなように見て回ればいい」
「そんなの……私だけが、楽しくたって」
一緒だから、楽しい。共有できると、嬉しい。この感覚も、メイズには無いものなのだろうか。
「なら、お前が教えてくれ」
「え?」
「どんなものが好きで、どんなものを綺麗だと感じるのか。カスミの目を通すと、世界がどう見えるのか。お前が教えてくれるなら、俺にもいつかわかるかもしれない」
優しい目をしたメイズに、奏澄は胸が締めつけられた。自分だって、世界を肯定的に見られているわけじゃない。汚い部分ばかり目についたりもする。都合のいい部分だけを切り取って、好きだと言うこともある。
だけど、そんな風に言われたら。美しいものだけを、たくさん、たくさん、与えたくなる。
この人の目に、悲しいものが映らないように。
「わかった。なら、メイズも教えてね」
「俺が?」
「メイズが好きなもの、嫌いなもの。そういうのも、私知りたいから」
同じじゃなくていい。違う分だけ、与え合うことができる。そうして、同じが増えたら、もっと嬉しい。
奏澄とメイズは、まだ出会ったばかりだ。この先、もっと時間を共有して、お互いのことを知っていくだろう。
例え知りたくないことがあったとしても。それまでにたくさん知っておけば、きっと怖くない。
船旅は比較的順調だった。マリーの部下たちは海に慣れていたし、ライアーの航海術も確かなものだった。海が荒れてもてきぱきと動き、船室に篭って何もできない奏澄が申し訳ないくらいだった。ゆくゆくは役に立てるようになりたいが、一気に何もかもできるようにはならない。焦らない、焦らない、と自分に言い聞かせた。
赤の海域を越え、白の海域へ入り、そして。
「セントラルが見えてきたぞー!」
ついに目的の国が見えてきた。世界随一の大国。期待に胸が高鳴り、奏澄は船から身を乗り出した。心なしか眩しく見え、目を細める。
出入りの多い国なのだろう、港まではまだ距離があるが、既に周辺に他の船が見えている。流れに沿って、他の船と同じように港につけると思っていたが、奏澄の船は別の方へと向かっていた。
「ライアー、この船ってどこから入るの?」
「あー、大丈夫だとは思うんだけど、念のためね。正面口じゃなくて、目立たない所に泊めるよ」
メイズがいるからだ。ぴんときて、奏澄は気を引き締める。
ライアーは言わなかったが、おそらくそういうことだろう。この船は海賊から奪ったものだが、海賊旗は外してあるし、外装も多少変えている。海賊だと思われることはまずないだろう。乗っているのも商人がほとんど。それでも、指名手配されているメイズがいる。何が起こるかわからない。そのつもりで、いなければ。
人気の無い入り江近くに船を隠し、大陸へ上陸する奏澄たち。いざセントラルへ入国すると、奏澄はその光景に目を奪われた。
「白……っ!」
白、白、白。建物も、舗装された道路も、そのほとんどが白い。船上から見た時、眩しい、と感じたのは気のせいではなかったのだ。
「初めて来るとそうなるよなー。ちなみに、汚すと罰金取られるから気をつけて」
「えっ」
「故意に落書きしたり、ゴミ散らかしたりしなきゃ大丈夫だよ。脅かすんじゃないよ、まったく」
「痛てッ」
奏澄をからかうライアーに、マリーが鉄拳を下した。わざと汚すようなことはしないから、多分大丈夫だろうと思いながらも、罰金と言われると慎重になってしまうのが人の心理だろう。この白さには、そういった意味もあるのかもしれない。
「んじゃ打合せ通りに動きますか。あたしら商会チームは、商人たちに情報収集、ついでに良さげなものがあれば仕入れ」
「オレは海図の売却と入手」
「私とメイズは大図書館で資料探し……だよね」
言いながら、奏澄はちらりとメイズを見た。顔を布で隠してはいるが、一番の要注意人物が一番危険な公的施設に赴くのは本当に良いのだろうか。
打合せの時にも意見したが、適材適所を考えるとマリーとライアーを奏澄に付き添わせるわけにはいかず、奏澄が一人で行動するのはメイズが渋った。結果、入口のセキュリティで引っかかる可能性があるから、近辺で待機している分には良いのでは、ということになった。
民間人を無下にする所ではない、と言ったのはメイズだ。なら、奏澄が一人で行動することに危険は無いはずだ。それでも一人にしないようにしているのは、信用が無いのか、それとも。
好意的に解釈するなら、なるべく傍にいるようにしてくれているのかもしれない。
奏澄としては、それはあくまで離れ離れになるようなことは許さないということであって、少しの間別行動するくらいなら別に構わないのだが。アルメイシャ島で勝手に離れて心配をかけた身としては、あまり強くは言えない。この島も、決して安全とは言い切れないのだから。
「万が一やばい状況になったら、発煙筒を使うこと。何も無くても、夕刻までには一度船に戻る。OK?」
「うん。それじゃあみんな、よろしくお願いします!」
仕切りはてきぱきとマリーが行ったが、最後は奏澄の一言で、全員散った。
奏澄とメイズも、大図書館へと向かう。
中心街を歩きながら、奏澄は美しい街並みに心を躍らせていた。あちこちに目移りしてしまう。
「気に入ったのか」
「えっ。えと、うん。綺麗な所だな、と思って」
最初こそその白さに驚いたが、海の青さとのコントラストが際立っており、至る所に鮮やかな花も飾られている。建物のデザインも洗練されており、華美さは無いが優雅に見える。非常に景観に気を配っている街だと思われる。
だが、メイズの手前、手放しで褒めることが少々ためらわれた。別に因縁があるわけではなさそうだが、追う者と追われる者だと思うと、どうしても気をつかってしまう。
「メイズは、こういう街並みは苦手?」
「そうだな。どうにも、潔癖に思えて」
「そ、っか」
育った環境が違うのだから、好みが違うのは当たり前だ。けれど、綺麗だと感じたものを、綺麗だと感じてくれたら、嬉しい。それもまた、当たり前の感情だった。
しゅんとした奏澄を見兼ねたのか、メイズが言葉を選ぶようにして口を開いた。
「俺は、こことは正反対の場所にいたんだ。だから、綺麗なものってのに馴染みが無くてな」
正反対の場所。セントラルと正反対の場所。――白の海域の、正反対?
「別に嫌いなわけじゃない。だから、お前は好きなものを好きなように見て回ればいい」
「そんなの……私だけが、楽しくたって」
一緒だから、楽しい。共有できると、嬉しい。この感覚も、メイズには無いものなのだろうか。
「なら、お前が教えてくれ」
「え?」
「どんなものが好きで、どんなものを綺麗だと感じるのか。カスミの目を通すと、世界がどう見えるのか。お前が教えてくれるなら、俺にもいつかわかるかもしれない」
優しい目をしたメイズに、奏澄は胸が締めつけられた。自分だって、世界を肯定的に見られているわけじゃない。汚い部分ばかり目についたりもする。都合のいい部分だけを切り取って、好きだと言うこともある。
だけど、そんな風に言われたら。美しいものだけを、たくさん、たくさん、与えたくなる。
この人の目に、悲しいものが映らないように。
「わかった。なら、メイズも教えてね」
「俺が?」
「メイズが好きなもの、嫌いなもの。そういうのも、私知りたいから」
同じじゃなくていい。違う分だけ、与え合うことができる。そうして、同じが増えたら、もっと嬉しい。
奏澄とメイズは、まだ出会ったばかりだ。この先、もっと時間を共有して、お互いのことを知っていくだろう。
例え知りたくないことがあったとしても。それまでにたくさん知っておけば、きっと怖くない。
0
あなたにおすすめの小説
異世界もふもふ死にかけライフ☆異世界転移して毛玉な呪いにかけられたら、凶相騎士団長様に拾われました。
和島逆
恋愛
社会人一年目、休日の山登り中に事故に遭った私は、気づけばひとり見知らぬ森の中にいた。そしてなぜか、姿がもふもふな小動物に変わっていて……?
しかも早速モンスターっぽい何かに襲われて死にかけてるし!
危ういところを助けてくれたのは、大剣をたずさえた無愛想な大男。
彼の緋色の瞳は、どうやらこの世界では凶相と言われるらしい。でもでも、地位は高い騎士団長様。
頼む騎士様、どうか私を保護してください!
あれ、でもこの人なんか怖くない?
心臓がバクバクして止まらないし、なんなら息も苦しいし……?
どうやら私は恐怖耐性のなさすぎる聖獣に変身してしまったらしい。いや恐怖だけで死ぬってどんだけよ!
人間に戻るためには騎士団長の助けを借りるしかない。でも騎士団長の側にいると死にかける!
……うん、詰んだ。
★「小説家になろう」先行投稿中です★
『身長185cmの私が異世界転移したら、「ちっちゃくて可愛い」って言われました!? 〜女神ルミエール様の気まぐれ〜』
透子(とおるこ)
恋愛
身長185cmの女子大生・三浦ヨウコ。
「ちっちゃくて可愛い女の子に、私もなってみたい……」
そんな密かな願望を抱えながら、今日もバイト帰りにクタクタになっていた――はずが!
突然現れたテンションMAXの女神ルミエールに「今度はこの子に決〜めた☆」と宣言され、理由もなく異世界に強制転移!?
気づけば、森の中で虫に囲まれ、何もわからずパニック状態!
けれど、そこは“3メートル超えの巨人たち”が暮らす世界で――
「なんて可憐な子なんだ……!」
……え、私が“ちっちゃくて可愛い”枠!?
これは、背が高すぎて自信が持てなかった女子大生が、異世界でまさかのモテ無双(?)!?
ちょっと変わった視点で描く、逆転系・異世界ラブコメ、ここに開幕☆
ヤンデレ王子を闇落ちから救ったら愛執まみれの独占欲に囚われました
大江戸ウメコ
恋愛
幼い頃に精霊の祝福である未来視の力が開花し、「夫である第二王子ナハルドに殺される」という己の運命を知った伯爵令嬢ツィーラ。この悲惨な未来を変えるべく、ツィーラは彼を避けようとしたが、ひょんなことから婚約者に選ばれてしまった! ならば、ナハルドが将来闇落ちしないよう、側で彼を支えることを決意する。そんな努力の甲斐あって、ツィーラへの好意を隠さず伝えてくるほど、ナハルドとの関係は良好になった。だけど、彼の並々ならぬ執着心のすべてを、ツィーラはまだ知らなくて――
「25歳OL、異世界で年上公爵の甘々保護対象に!? 〜女神ルミエール様の悪戯〜」
透子(とおるこ)
恋愛
25歳OL・佐神ミレイは、仕事も恋も完璧にこなす美人女子。しかし本当は、年上の男性に甘やかされたい願望を密かに抱いていた。
そんな彼女の前に現れたのは、気まぐれな女神ルミエール。理由も告げず、ミレイを異世界アルデリア王国の公爵家へ転移させる。そこには恐ろしく気難しいと評判の45歳独身公爵・アレクセイが待っていた。
最初は恐怖を覚えるミレイだったが、公爵の手厚い保護に触れ、次第に心を許す。やがて彼女は甘く溺愛される日々に――。
仕事も恋も頑張るOLが、異世界で年上公爵にゴロニャン♡ 甘くて胸キュンなラブストーリー、開幕!
---
【完結】平凡な魔法使いですが、国一番の騎士に溺愛されています
空月
ファンタジー
この世界には『善い魔法使い』と『悪い魔法使い』がいる。
『悪い魔法使い』の根絶を掲げるシュターメイア王国の魔法使いフィオラ・クローチェは、ある日魔法の暴発で幼少時の姿になってしまう。こんな姿では仕事もできない――というわけで有給休暇を得たフィオラだったが、一番の友人を自称するルカ=セト騎士団長に、何故かなにくれとなく世話をされることに。
「……おまえがこんなに子ども好きだとは思わなかった」
「いや、俺は子どもが好きなんじゃないよ。君が好きだから、子どもの君もかわいく思うし好きなだけだ」
そんなことを大真面目に言う国一番の騎士に溺愛される、平々凡々な魔法使いのフィオラが、元の姿に戻るまでと、それから。
◆三部完結しました。お付き合いありがとうございました。(2024/4/4)
【完結】異世界召喚 (聖女)じゃない方でしたがなぜか溺愛されてます
七夜かなた
恋愛
仕事中に突然異世界に転移された、向先唯奈 29歳
どうやら聖女召喚に巻き込まれたらしい。
一緒に召喚されたのはお金持ち女子校の美少女、財前麗。当然誰もが彼女を聖女と認定する。
聖女じゃない方だと認定されたが、国として責任は取ると言われ、取り敢えず王族の家に居候して面倒見てもらうことになった。
居候先はアドルファス・レインズフォードの邸宅。
左顔面に大きな傷跡を持ち、片脚を少し引きずっている。
かつて優秀な騎士だった彼は魔獣討伐の折にその傷を負ったということだった。
今は現役を退き王立学園の教授を勤めているという。
彼の元で帰れる日が来ることを願い日々を過ごすことになった。
怪我のせいで今は女性から嫌厭されているが、元は女性との付き合いも派手な伊達男だったらしいアドルファスから恋人にならないかと迫られて
ムーライトノベルでも先行掲載しています。
前半はあまりイチャイチャはありません。
イラストは青ちょびれさんに依頼しました
118話完結です。
ムーライトノベル、ベリーズカフェでも掲載しています。
面倒くさがりやの異世界人〜微妙な美醜逆転世界で〜
蝋梅
恋愛
仕事帰り電車で寝ていた雅は、目が覚めたら満天の夜空が広がる場所にいた。目の前には、やたら美形な青年が騒いでいる。どうしたもんか。面倒くさいが口癖の主人公の異世界生活。
短編ではありませんが短めです。
別視点あり
中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています
浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】
ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!?
激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。
目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。
もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。
セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。
戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。
けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。
「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの?
これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、
ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。
※小説家になろうにも掲載中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる