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五話 侍女は見た!皇帝と小国の美姫の愛の行方
ウィレイナ付き侍女イメルダ視点
私はサンクスヴェリッド帝国の後宮付き侍女を長年勤めて参りましたイメルダと申します。
先代の陛下の時代から後宮で侍女として側室様に仕えてきました。
自分で言うのも何ですが、ベテランでごさいます。
その私が先代陛下が崩御されて新たにグレイブ殿下が皇帝陛下に即位されてから1年と数ヶ月経ったある日、突然離宮に側室として輿入れされるヨギート王国の王女、ウィレイナ・モリアナ・ヨギート殿下付きの侍女に任命されて、離宮に移るように通達されました。
その離宮は前陛下の側室であった同じヨギート王国の王女殿下がお暮らしになっていたところでございます。
何故ヨギート王国の王女殿下だけ離宮に?と疑問に思いましたが、私などが余計なことを聞くことは許されませんのですぐに用意をして離宮に移って参りました。
離宮付きの侍女は私を含めて3人でございます。
通常後宮では側室様お一人につき侍女が4人から5人仕えることになっておりますが、離宮では3人とのこと。
私はそのことに自分が格下げされたのか?と思いましたが、自分で言うのも何ですが私に心当たりはございませんし、他の2人の侍女も長きに渡り後宮で働いている私よりは少し年下の侍女たちですが、この2人も評判も良く働き者と言われています。
事実はわかりませんが、この離宮では最小限の人数だから私たちが任命されたのだと思うことにしました。
さて、この離宮には私たち侍女の他料理人2人と洗濯や掃除を担当するメイド3人と最低限の人数でございます。
そんなに広くない離宮だからかもしれませんね。
離宮とはいえ、側室様が入居されるので、離宮内に入れる男性は陛下のみ。
護衛騎士は離宮の外に配置されるそうです。
私たちが離宮に入り、準備を済ませて2日後にウィレイナ殿下が馬車で入ってこられました。
私たち侍女や料理人、メイド使用人一同で離宮の出入り口でお迎えをしたのですが、馬車から下りてこられたウィレイナ殿下があまりにもお美し過ぎて驚きました。
この国では珍しい薄紫の髪と紫の瞳をされているのですが、天使か妖精?それとも女神様?と思うくらいの人間離れしたお美しい王女殿下でごさいます。
初めてお姿を拝見して正直息が止まって倒れてしまうかと思いましたが、長年の侍女として数多の側室様に仕えてきた矜持で、何とかゴクンと唾を飲み込むだけで表情を変えず耐えました。
私の他の使用人たちのゴクンと唾を飲み込む音も聞こえて参りました。
ええ、それは盛大に。
まだ殿下と離れているから助かりましたわ。
私も含めて全員。
それくらいは許して頂きましょう。
とそこに私の後ろに控えているメイドがふらつきそうになっているのを私がチラッと目線だけを動かして見やると、そのメイドは慌てて態勢を整えました。
そうなってしまうのはわかりますが、帝国の使用人として表情に出さずピシッとした姿勢で主様をお迎えするのは当然でございます。
ウィレイナ殿下は私たちの近くまで王女殿下らしく姿勢良くゆっくりと毅然として歩いてこられました。
それはまるで羽根が生えているかの如く軽やかに優雅で、まるで周りが花や光に包まれている美麗な宗教画かのように錯覚する程の尊さでございます。
間近で拝見した殿下はまるで神に大層慈しまれて、ひとつひとつ丹精込めて作り込まれたかのような容姿でございます。
このような方がこの世にいらっしゃるなんて!
まさにそう思いました。
「初めましてみなさま。
わたくしはヨギート王国から参りましたウィレイナ・モリアナ・ヨギート、あらもうサンクスヴェリッドになりましたのかしら?
ふふっ、ウィレイナでございます。
みなさまこれからお世話になります。
よろしくお願いします」
とニッコリとその美しい口角を上げて微笑まれました。
一国の王女殿下でこんなにお美しいのに私たちにも礼儀正しく、それでいて気さくにご挨拶して下さいました。
これがウィレイナ様と私たちの出会いだったのですが、離宮で生活を初められてからのウィレイナ様は最初のご挨拶通りとても気さくで素朴でおっとりとしたお優しい方でございます。
気さくで素朴なんて王女様だった方に言っていいのかわかりませんが。
私たち侍女はウィレイナ様の御前では極力顔に出さないようにしていますが、実は最初の頃ウィレイナ様がいらっしゃらない時にはそのあまりの美しさにビビリ倒しておりまして。
「何てお美しいんでしょ!私あまりに驚いて倒れてしまうかと思いましたわ」
「陛下にお目通りなく離宮に入られたって聞きましたけど、陛下はご存知無いんですよね?何ともったいないことでしょう」
「本当に人間でいらっしゃいますわよね?天使か妖精かと思いましたわ」
「ウィレイナ様の前ですと同じ女性なのにあまりの美しさにドキドキして心臓が大変ですわ」
「あの微笑みはもう凶器でございます。
私の表情がいつ崩れてしまうか内心ドキドキしております」
など口々に話しておりました。
ウィレイナ様は殿下と言うのはやめてとおっしゃったのでウィレイナ様とお呼びさせて頂いてます。
ウィレイナ様は私たち侍女がお茶をご用意させて頂いたら必ずお礼を言って下さいますし、「あぁ~とっても美味しいわ」といつも褒めて下さいます。
お茶菓子もいつもニコニコと美味しい美味しいと召し上がって下さいます。
毎食の食事に関しましても毎回感想を下さり、例えば朝食の「ハムの入ったオムレツとても美味しかったわ。料理人の方にお礼を言っておいてね」と料理人にも褒めて配慮して下さいますし、掃除やシーツなどを交換する時には別の部屋に移って頂きますが、その部屋を出た時にメイドが部屋の外で待機しているところを見かけると、「いつもありがとう」と必ず声をかけられます。
これ程の人間離れしたお美しい王女殿下は心までお美しいのでしょうか。
今まで後宮で侍女をしていると、悪いですが我儘な方や傲慢で苛烈な方、底意地の悪い方がたくさんいらっしゃったので、覚悟しておりしましたがウィレイナ様は歴代の側室様と比べても一番と言えるくらいお優しく穏やかな方でございます。
口には出しませんが、私の主様どこを取っても素晴らし過ぎ!と思っています。
初め離宮付きに任命された時、格下げ?なんて思ってしまいましたが今ではそんなことはどうでもいい、ただただウィレイナ様にお仕えすることを誇りに思っております。
ウィレイナ様は当然側室様として離宮に輿入れされてきましたので、離宮から出ることは許されません。
ですので必ず離宮内にいらっしゃいますが、花の図鑑、お花のお世話が出来る記述が載ったものが欲しいと最初におっしゃられてそれを取り寄せましたら、種を購入して中庭で花を育てたいとおっしゃられ一人で中庭に出て、土いじりを初められました。
驚きました。
一国の王女様が宝石やドレス等ではなく土いじり?と思いましたが、そこは顔には出さず道具などをすべてご用意させて頂きました。
そのような方は今までいらっしゃいませんでした。
帝国では後宮に輿入れされた側室様お一人に年間、一国の王女様でも母国と同じかそれ以上にかなりの贅沢を許される程の予算がございます。
ほとんどの側室様は陛下の寵愛を得る為に、宝石にドレスや自分の美しさを極められる為の高級な化粧品や香油などをこれでもかと購入して美容に余念のない方ばかりなのですが、最初に所望されたのが花の図鑑だったのですよ。
それ以降も宝石やドレスはおろか化粧品や香油もご所望されません。
こちらであらかじめご用意させて頂いているもので十分だとおっしゃいます。
お花の図鑑の次にも帝国についての本を読みたいとおっしゃられるのでそれらの本を取り寄せたりするのみです。
そしてある日は私に。
「イメルダわたくしお恥ずかしいのだけど、刺繍をしたことがないの」
とおっしゃられたのです。
何と!淑女の嗜みと言われる刺繍をしたことがないですと!?
ヨギート王国ではそのような習慣がないのかと思いましたが、ウィレイナ様のお言葉を待っていますと。
「あの~、針が指に刺さっては指が傷つくとか言われてさせてもらえなかったの」
と少し顔を赤らめられて言いにくそうに恥ずかそうにおっしゃいます。
えっ?と思いましたが、これほどお美しければご家族もそうなるのかも?と妙に納得してしまいました。
ウィレイナ様の度々のお言葉やご様子を見てもご家族にかなり愛されておいでだったようです。
ですのに何故こちらで側室になられたのでしょう?と思いましたが、そんな不躾なことは聞けません。
それで私に時間がある時でいいから刺繍を教えて欲しいとウィレイナ様がおっしゃってこられたので、恐れながら私が刺繍を教授させて頂くことになりました。
まずは初歩の自分の名前のイニシャルから。
ウィレイナ様はそれは楽しそうに一針一針刺していかれます。
その次は簡単なお花の刺繍を教えてさし上げたのですが。
決して不器用ではなく飲み込みもお早いです。
「ふふっ、イメルダ見て~わたくしのお花イメルダのものに比べたら平面でぺちゃっとしてしまってるわ。
上手く出来ないものね」
初めてお花の刺繍をした際、パァ~っと周りに花が綻ぶ笑顔でおっしゃれて、可愛らし過ぎて美し過ぎて後光が刺してきたのか眩し過ぎて目が潰れるかと思いましたわ。
そんな穏やかながら陛下のお渡りがない日々が続きましたが、ウィレイナ様はそんなことは一切気にしておられないようで、それはそれは毎日楽しそうに過ごされていました。
側室であれば、陛下のお渡りがあり寵愛されてこそがお勤めで喜びであるだろうに、初めの頃から数週間経ってもウィレイナ様は何も変わらず穏やかに過ごされていました。
私たちへの態度もまったく変わらずです。
私たちの方が最初の頃陛下のお渡りがないことに焦りを感じていた程でございますが、ウィレイナ様がお変わりにならずあまりにも楽しそうなので、私たちももうこのままでもいいかと思ったくらいです。
側室様付きの侍女がそんなことを思ってはいけないのですが。
お世話をさせて頂く侍女である私たちも
陛下のお渡りがあり側室様が寵愛されることが、栄誉あることでございますのに。
でも私はウィレイナ様を知れば知る程、陛下が一度でもウィレイナ様とお会いになればきっとお見初めになるのではないか?とそんな予感がしておりましたので、最初の頃程焦りは感じなくなりました。
だってウィレイナ様のお美しさは別格ですもの。
それにお美しいのは見目だけでなく中身も天使様のようにお美しいのですから。
私たちは心の中で焦りはなくなりましたが、陛下のお渡りはいつなのでしょう?まだか?まだか?と思っておりましたが、やっとその時がきました。
ウィレイナ様が離宮に入られてから1ヶ月程したある日の夕方突然今宵陛下のお渡りがありますと皇宮の使者から伝達がきました。
その時、ウィレイナ様は中庭におられお花のお世話をされていた時で、私は慌ててそれでも態度には出さず、中庭に参りウィレイナ様に今宵陛下のお渡りがございますとお伝えしました。
ウィレイナ様は目を見開きとても驚いておられましたが、私はすぐにウィレイナ様に戻って頂き、まず湯浴みでお身体を隅々まで綺麗にさせて頂きました。
ウィレイナ様はオロオロとして緊張しておられましたが、私たちも緊張しておりましたがウィレイナ様ならと自信がございましたので、一切顔には出さず湯浴みの後飲み物と軽食を取って頂き、その後半刻程時間を置いてから全身をマッサージさせて頂き、元からお綺麗な爪もさらに綺麗にするべく磨いて差し上げ、化粧などしなくても大変お美しいですが、薄くさせて頂いて真っ白に赤い糸の縫い目の全身透けた夜着とその上にガウンを着て頂きました。
全身透けた夜着を見た時のウィレイナ様は顔を真っ赤にして「えっ?…あの…」とオロオロと初な反応をされて、私たちはそのあまりの可愛らしさにニヤけそうになるのをみな必死に堪えましたとも。
そして準備を済ませて部屋にウィレイナ様お一人にして、陛下のご到着をお待ちました。
陛下の初めてのお渡りは無事済みました。
実は夜伽はなかったのですが、陛下は部屋でお休みになっていたようでした。
陛下は即位されてから最初は毎日のように側室様お一人ずつに平等にお渡りをしておられましたが、3ヶ月くらい過ぎるとお忙しい政務もおありになるのもあってか、どんどんと後宮にお渡りになることが遠退いておりました。
本当にお疲れだったのでしょう。
でも夜伽がなかったからウィレイナ様を気に入らなかったというのではなく、陛下が戻られる時に離宮の出入り口までウィレイナ様と手を繋いだまま歩いて行かれ、「今宵も参る」とはっきりとおっしゃいました。
陛下は表情には出されていませんでしたが、後宮で海千山千を経験した私にはやはり陛下が一目でウィレイナ様を見初められたのだと確信致しました。
ウィレイナ様は「今宵も?」と首を傾げておりましたが、失礼ではございますがウィレイナ様はご自分の魅力にまったくわかっておられません。
それから毎日のように陛下のお渡りがございました。
しかし夜伽がない日々が2週間程続きました。
確かに初めの頃は陛下はお疲れを癒やす為に来られているのかと思いましたが、10日もすると元気になられいつ夜伽があっても良い頃だと思っていました。
陛下が明らかにウィレイナ様をお気に召されているのをひしひしと感じておりましたから。
でもウィレイナ様は鈍感なのか陛下のお気持ちをわかっておられなくて、自分は陛下を癒やす立場なのだと、陛下がお元気になられたらいつかはお渡りもなくなるものと勝手に解釈されてしまっていて私は正直ヤキモキしておりましたが、2週間目にやっと夜伽がごさいました。
陛下の我慢の限界がきたのでしょう。
陛下は初めてウィレイナ様にお会いしてからもう寵愛されていたと思いますが、一度夜伽を済ませてからはもうウィレイナ様の虜になられたのは確実でございます。
ええ、私の主様は見目も中身も最高ですからね。
それからも陛下は後宮にはお渡りされず毎日のように離宮にいらっしゃいます。
「陛下はいつになったら飽きられるのかしら?」
とある日ウィレイナ様がおっしゃいましたが。
「陛下の寵愛篤いウィレイナ様が何をおっしゃってるのですか」
と私は言わせて頂きました。
この頃にはウィレイナ様と私たちの距離はもっと近づき、冗談を言い合える仲になっておりましたからね。
陛下の初めてのお渡りがあってから陛下の御名で商人が訪れるようになりまして、陛下はウィレイナ様に宝石やドレスなどを貢ぎ始めましたが、ウィレイナ様はテーブルに並べられるその宝石の豪華さに恐れて戸惑い私たちどもに救いを求めてこられました。
ウィレイナ様は一国の王女様、それも小国ですが裕福と言われるヨギート王国の王女様であったのにまったく贅沢を好まれず、とても慎ましい方です。
それでも陛下に失礼にならない程度に私たちが助言させて頂きながら宝石やドレスの生地、靴などを購入されていました。
こんなところも私たちをも魅力してやまないのです。
この頃には私たち侍女を始め離宮の使用人たちはこの慎ましく穏やかで優しい主様ウィレイナ様に一生お仕えしたいと思うようになりました。
陛下は初めてお渡り以降中庭に庭師を配置してそれは美しく華やかな庭にするよように指示され、離宮内も古いですが清潔で瀟洒なものでしたが、もっと美しく豪華にするよう指示されました。
料理人の人数も増えて4人となりました。
今までも美味しいお食事やお菓子などをご用意させて頂いておりましたが、料理人が増えたことによりさらに時間をかけた凝ったお料理をご用意出来るようになりました。
茶器や食器類も陛下がウィレイナ様の為に値など気にせず、より美しいものをご用意するようにとおっしゃれました。
ですが、陛下がこれ程のことをされていてもウィレイナ様がご自分ただ一人がご寵愛を賜っていると気付いておられないのです。
本当に鈍感にも程があります。
そんなところも可愛らしくて堪らないのですけど…。
恐れ多いですが、私はまるで母のような気持ちになってしまいます。
実際にまだ16歳のウィレイナ様とは母と言っていい程の年の差でございますが。
陛下も同じでウィレイナ様が鈍感なことをわかってらして、ウィレイナ様にご自分の気持ちをわかってもらう為に早くお子を成そうとされていたと思います。
しかしウィレイナ様が陛下に寵愛されていることを知った後宮におられる側室様たちの何人かがウィレイナ様を排除しようという動きが出てきました。
雇われた刺客が離宮に侵入しょうとしたり、厨房に入り込んで毒を仕込もうとしてくる出来事が何度か起こりました。
ですが、陛下はあらかじめ寵愛するウィレイナ様の為に護衛を増やして女性の影も配置しましたので、それらはすべて尽く未然に防ぐことが出来ました。
私たち離宮の使用人たちには知らせがありましたが、陛下からくれぐれもウィレイナ様には知らせないようにわからないようにとご指示をされました。
私たちは今まで通りウィレイナ様にお仕えしました。
さすが陛下でございます。
もしもの時の為にちゃんと備えておられておりました。
ですが実際に事が起きたことに陛下の怒りはそれはそれは凄まじいものでございました。
陛下はすぐさまウィレイナ様を害そうとした側室様たちを家ごと排除していったと聞きました。
そしてウィレイナ様を皇后陛下にする為にウィレイナ様だけを愛する為に害そうとはしなかった側室たちも家や国に帰されました。
陛下はすんなりと法律も変え、側室を必要としないようにされました。
ウィレイナ様だけを愛する為にウィレイナ様に知られないように裏で動き外堀を埋めていかれました。
大変お忙しい中、その間も毎日のようにウィレイナ様の元に通われ、ウィレイナ様と夜伽を始められてから3ヶ月目でウィレイナ様がご懐妊されました。
その時の陛下のお喜びようはそれはそれは凄かったのです。
陛下だけでなく私たちもこの上なく幸福を感じました。
それから尚一層陛下がウィレイナ様をご寵愛され溺愛されるようになりました。
ウィレイナ様がご懐妊されて安定期に入られてから側室様が全ていなくなったことを陛下はウィレイナ様に話されました。
そしてウィレイナ様だけを愛していると他には誰もいらないとおっしゃったのです。
それでやっとウィレイナ様が陛下がウィレイナ様だけを愛しておられることをおわかりになったのでございます。
陛下長かったですね。
陛下のお気持ちが通じて本当にようございました。
さて、以前いた側室様がすべておられなくなってもまた側室をという者が現れましたそうでごさいますが。
「もしウィレイナより美しい者がいるなら側室として娶ることを考えても良い」
と陛下がおっしゃれたようでウィレイナ様がお子様をお生みになって、お身体が戻られてから夜会を開き、ウィレイナ様のお披露目をされることになりました。
陛下はその夜会の時にウィレイナ様を皇后にすることを発表される予定でございます。
ウィレイナ様が皇后陛下にお成りになるということはお住まいも皇宮に移られることになりますが、陛下はウィレイナ様が安定期に入られてすぐにウィレイナ様を皇宮に連れて行かれることになりました。
陛下はウィレイナ様を皇宮に迎えられる前に侍女を3人増やされました。
新たな侍女は元々陛下の信頼厚い影の女性たちで、戦闘能力が大変高い方たちだそうです。
年齢はウィレイナ様より少し上の若い方たちですが、陛下に心酔している女性たちでこれから皇宮に移ってからもウィレイナ様を守る為に任命されたのでしょう。
その新たな侍女たち3人が初めてウィレイナ様を紹介する為に離宮に来て挨拶をされた時は見物でございました。
さすが元々影の方たちで私たち同様に表情には出されていませんでしたが、ウィレイナ様を目の前にしてゴクリと唾を飲んでいました。
私たちの初めて同様ウィレイナ様のお美しさにビビり倒していたのでしょう。
私にはわかりましたよ。
そして陛下は私たち3人の侍女に引き続き、ウィレイナ様に誠心誠意仕えるようにご指示下さいました。
有難き幸せでございます。
今後もウィレイナ様がつつがなくお幸せに過ごせるよう命を賭けてお仕えさせて頂きます。
私精一杯頑張りますわ!
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