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第二章 赤の瞳と金の瞳
第119話 目標に向かって
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それから、三日ほどたっても何もなかった。
起きて欲しい訳ではないけれど、静かすぎて怖かった。
フレイルもまだ帰ってきていない。
「いーち、にぃぃぃ、さんんんん」
私はというと、ダイエットの最中だ。ルニアと一緒に腹筋背筋腕立てにと体を鍛えていた。ふふ、少しは痩せたかな。
リアは横でおやつを食べている。いい匂いがここまでして……。羨ましくてついよだれが……。
いいなぁ、いっぱい食べても太らない体――。
「ほい、お疲れ様。エマはこっちだ」
ルニアが鍛える時に飲んでいるという専用のドリンクを私用にも作ってもらい飲んでいる。果汁で甘くしてあるけれど、焼き菓子を食べるあの幸福感には遠く及ばない。
「さて、今日もこのまま平和であればいいねぇ」
「うん、そうだね」
このまま痩せることが出来て、何にも起こらなくて、ブレイドと仲良くしながら竜魔道具を作って、皆を人間に戻して――。そんな日々が続けば、いつかお父さんお母さんを迎えに行って、それで――。
リアとスピアーが仲良さそうに遊んでる姿が見える。
彼はリアが来てから私にかまってくることが少なくなった。
リアは可愛い。だから、メロメロになるのはわかる。まあ、どう見ても恋人というより親子だけれど。
アメリアにも子どもがいたみたいだから、子どもをあやすのは得意なのかな。
「よし、休憩が終わったら外走りに行くか!!」
「走りに行くわよー!」
色々考えると頭がパンクしそう。とりあえず今は何も起こらない事を祈りながら、痩せてブレイドにもらった指輪も指につけて、細いドレスを着て、結婚式をあげるんだ!
約束してもらったから……。
◆
「結婚式をあげよう。すぐにだと小さなものになってしまうけれど」
帰ってきてすぐブレイドはそう言ってくれた。
「婚約だけじゃ、心配だから」
彼も同じ気持ちだった。その言葉がどれだけ嬉しかったのか彼は知らない。だって、嬉しすぎて私倒れちゃったから。
◆
「シル達にお願いしてるドレス、だいぶ攻めたサイズにしたんだろ」
ルニアの質問に私は力強く頷いた。式をあげるまでにそこまでしぼらなきゃ!!
「頑張る」
私は気合をいれる。期間は一ヶ月、それまでに痩せてみせるんだからっ!!
今度は絶対の絶対の絶対!!
だから、リア余ったお菓子を私にどうぞって渡してこないでぇぇぇ。
「エマっ!?」
勢いよくブレイドが飛び込んできた。
「や、やだなぁ。私誘惑になんて負けてないよ?」
ブレイドと目が合うと私は必死に手と首を振り否定する。
「フレイルが戻ってきた」
「え!?」
それは、私に報告じゃなくてお姉さんのルニアにするべきでは?
そう思ったのも束の間。すぐに理由がわかった。
「エマの両親二人を連れてだ」
私はすぐに走り出した。
☆☆あとがき☆☆
最新話までお付き合いありがとうございます。
また次回もよろしくお願いします!
起きて欲しい訳ではないけれど、静かすぎて怖かった。
フレイルもまだ帰ってきていない。
「いーち、にぃぃぃ、さんんんん」
私はというと、ダイエットの最中だ。ルニアと一緒に腹筋背筋腕立てにと体を鍛えていた。ふふ、少しは痩せたかな。
リアは横でおやつを食べている。いい匂いがここまでして……。羨ましくてついよだれが……。
いいなぁ、いっぱい食べても太らない体――。
「ほい、お疲れ様。エマはこっちだ」
ルニアが鍛える時に飲んでいるという専用のドリンクを私用にも作ってもらい飲んでいる。果汁で甘くしてあるけれど、焼き菓子を食べるあの幸福感には遠く及ばない。
「さて、今日もこのまま平和であればいいねぇ」
「うん、そうだね」
このまま痩せることが出来て、何にも起こらなくて、ブレイドと仲良くしながら竜魔道具を作って、皆を人間に戻して――。そんな日々が続けば、いつかお父さんお母さんを迎えに行って、それで――。
リアとスピアーが仲良さそうに遊んでる姿が見える。
彼はリアが来てから私にかまってくることが少なくなった。
リアは可愛い。だから、メロメロになるのはわかる。まあ、どう見ても恋人というより親子だけれど。
アメリアにも子どもがいたみたいだから、子どもをあやすのは得意なのかな。
「よし、休憩が終わったら外走りに行くか!!」
「走りに行くわよー!」
色々考えると頭がパンクしそう。とりあえず今は何も起こらない事を祈りながら、痩せてブレイドにもらった指輪も指につけて、細いドレスを着て、結婚式をあげるんだ!
約束してもらったから……。
◆
「結婚式をあげよう。すぐにだと小さなものになってしまうけれど」
帰ってきてすぐブレイドはそう言ってくれた。
「婚約だけじゃ、心配だから」
彼も同じ気持ちだった。その言葉がどれだけ嬉しかったのか彼は知らない。だって、嬉しすぎて私倒れちゃったから。
◆
「シル達にお願いしてるドレス、だいぶ攻めたサイズにしたんだろ」
ルニアの質問に私は力強く頷いた。式をあげるまでにそこまでしぼらなきゃ!!
「頑張る」
私は気合をいれる。期間は一ヶ月、それまでに痩せてみせるんだからっ!!
今度は絶対の絶対の絶対!!
だから、リア余ったお菓子を私にどうぞって渡してこないでぇぇぇ。
「エマっ!?」
勢いよくブレイドが飛び込んできた。
「や、やだなぁ。私誘惑になんて負けてないよ?」
ブレイドと目が合うと私は必死に手と首を振り否定する。
「フレイルが戻ってきた」
「え!?」
それは、私に報告じゃなくてお姉さんのルニアにするべきでは?
そう思ったのも束の間。すぐに理由がわかった。
「エマの両親二人を連れてだ」
私はすぐに走り出した。
☆☆あとがき☆☆
最新話までお付き合いありがとうございます。
また次回もよろしくお願いします!
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