「転生した悪役令嬢に殺されそうなので全力で回避します!」

Tatuta

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理由

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それが理由だ。それ以外にある訳無いじゃん。他に何の目的があるっていうんだよ?」……ん~~、ちょっと意味がよくわからないというか……まぁわかるところだけまとめてみよう。……こいつは、
君はさっき、『殺すためにこの世界に来ているのか?って聞いたよね?」……うん。確かにそうだね」……え、なにこれ?まさか質問に答えるまで帰れないとかないよね……?えぇっと……とりあえずわかったところから言っていくか……。……えっとつまり
「俺はおまえを殺す為にこの世界に来たんだよ」……そうそう。それだよ、うん、わかってくれてよかったよ。(?)それで、俺はその、あれですよ……。……うん。まぁね、その……そうそう。つまり……、……こいつのせいで俺は死にました
「えっ!?!?」いやいやまてまってくれよ!!違うだろ!!!……えっとつまり、そういうことじゃなくてだね……。……そうそう、つまり、こいつのおかげで助かったこともあるんだ。(?)そうだよ!!それだよ!! だって……、
「僕はこの世界では、死ぬことが無いんだから」……うん?どういうことだ?だってこいつ、さっき……
――『異世界に行っていたらの話だけど』……って言ったぞ!?え!?それなのに死ぬことがないだと……、どういうことだ? 俺はさらに混乱するが
「だってそうだろ?死んだ人間が転生したんだ。だったら僕もきっとそうだろうし」……なにいってんだ? こいつ……。
「だから、死んでいたとしても、死んでいないことになってるんだよ。ほら僕って『幽霊』だからさ?」
「…………ッ!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?」
はぁああぁああ!?!?!?ちょまっ!!!!おまっ!?!!
『なにをいってるんだよ!!』って思わず叫ぼうと思ったけど……。あー……あれか。そういう事なわけ
「そうだね、そういうことにしてくれていいよ」……へ?
『えっ!?え!?なにがそうなんだよ!??っていうかなに!?どういう意味だ!?え!?えっ?なにっ?なっ!??えっ???』……俺の頭の中はもうすでにグチャグチャで、自分でも何を言っているのか理解できない状態になっている。……でもなんか……なんだ……?今のこいつの言葉で俺の中の何かが……
――スッキリした。……いや、なにしてるんだよ俺は。落ち着け……。まずはこの状況をなんとかしないと……。
「あー……その、えっと……」……よし。少し落ち着いた。そして俺は目の前の少女を見る。さて……。どうするか……。
「……えっと、ごめんなさい。私はあなたの事知らないんですけど……」
『えぇえぇええええええええええ!!?』と叫ぶ少女。『いやだってほんとに知らないんですよ』と俺。
「……え? 嘘でしょ? え?……マジですか?」『まじです』……うわぁあぁぁあぁ……と頭を抱えだす少女。
「なにそれ……。ありえないでしょ……。えぇ……そんなのありえるぅ……?」『いや、実際あったんだからしょうがないでしょ』……というか……
「お前こそなんなんだよ……。いきなり出てきて俺を殺すとか言ってた癖に、今度はなんか急に『自分はこの世界の人間じゃない』みたいなことを言い出すし……。……一体なにがあったんだ?」『いやだから私にもなにが起きたのかよくわからないって……。気づいたらここにいたんだから』……いや、あの……「気がついたらここって……。それじゃあまるで記憶喪失みたいじゃないか」『いや、別にそんなんじゃないんだけど……。ただなんというか……。本当にわからないのよ……。』……わからないって……。じゃあ一体……
「あなたの名前を教えてもらえますか?」……俺は彼女に名前を聞くことにした。なんというか……このまま放置しておくには色々と面倒くさそうだったからだ。それに彼女から聞きたいことが山ほどあるのだ。
――しかし彼女はこう答えただけだった。『わからないの』と。……わからないってなんだよ。ふざけてんのか?……と思ったけど、彼女の表情からは冗談ではなく本気で困っているように見えた。(※ちなみにこの時俺は、彼女が自分と同じ境遇だと思っていた。)
「いや、わからないって言われても……。じゃあ君はいったいなに者なんだよ?……この世界の住人なのか?」『それは違うと思う』
「えっ?……どうしてそう思うんだ……」
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