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本気【前編】
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俺達は戦闘を開始した。まず最初に動いたのはレオンハルトだった。
「ダークネス・バースト!」黒い波動を飛ばしてきた。
「させないですわ!」
ミーアは防御魔法を唱えて防いだ。
「まだまだだ!」
「今度はこっちの番だ!」俺はレオンハルトに接近していった。
「くらえ!サンダーソード!」俺は雷を纏わせた聖剣で斬りかかった。
「そんなもの効かないぜ!」レオンハルトは腕をクロスさせてガードした。すると、「なに!?」レオンハルトの腕が凍り始めた。
「アイスブレイド!」ミーアは氷の刃を放った。「くっ……!」レオンハルトはすぐにその場から離れた。
「やるじゃないか……」
「お褒めの言葉ありがとうございますわ……」
「だが、次はそうはいかないから覚悟しろよ……」レオンハルトは構えた。
「なら、俺も本気で行くか……」俺は全身に魔力を流した。すると、俺の周りに赤いオーラが現れた。
「それが噂の覇気か……」
「ああ……。そうらしい……」
「面白い……。なら、こちらも全力を出すとするか……」
「望むところだ!」
「いくぞ!はぁー!」レオンハルトは一瞬にして姿を消した。
「どこへ消えた!?」俺が辺りを見回していると、俺の後ろに気配を感じた。
「そこか!」俺は後ろに振り向いた。
「甘いな……」
「ぐはっ!?」俺は腹を思いっきり殴られた。あまりの衝撃に息ができなかった。
「タクトさん!」ミーアはすぐに駆け寄って回復魔法を唱えた。すると、痛みが引いた。
「大丈夫ですか?」
「なんとかね……」
「まさか、あの攻撃を喰らっても平然としているとは……」レオンハルトは少し驚いている様子だった。
「どうやら、お前も本気になったようだな……」俺は立ち上がりながら言った。
「当たり前だ……。この力は魔王様の力だからな……」
「そうか……」俺は再び構えた。
「そろそろいいか……」レオンハルトは魔法を唱えた。「シャドウ・イリュージョン!」影分身を生み出して、一斉に襲い掛かってきた。
「邪魔だ!はぁー!」俺は剣を振り下ろして全ての敵を斬った。
「さすがだな……」レオンハルトは再び消えてしまった。
「また消えた!?」ミーアは戸惑っていた。
「落ち着け!ミーア!」俺は冷静に指示を出した。
「分かりました……」ミーアは集中し始めた。
(おそらく、奴が消えるには何か条件があるはずだ……)俺は思考を巡らせた。
「ここだ!」俺は後ろを向いて攻撃をした。
「なぜ分かった!?」レオンハルトは驚いていた。
「お前が消えた瞬間、風が吹いてたんだよ……。それに地面が微かに揺れていた……」俺は地面に視線を向けた。
「なるほど……。それで気づいたのか……」レオンハルトは納得していた。
「そういうことだ……」俺はレオンハルトに近づいていった。
「ならば、これならどうかな?」レオンハルトは両手を広げた。
「なんだ?」俺は警戒しながら近づいた。
「ダークネス・バースト!!」レオンハルトは黒い波動を放ってきた。
「危ない!」ミーアが俺の前に立った。
「うわあああああ!!!」ミーアは防御魔法を唱える前に攻撃を受けてしまい吹き飛ばされた。
「ミーア!」
「まだだ……」レオンハルトは俺に接近してきた。
「くっ……!」俺は剣を構えた。
「これで終わりだ……。死ねぇぇぇ!!!」レオンハルトが殴りかかってきたその時、突然、レオンハルトの動きが止まった。
「なんだと!?体が動かん……!」レオンハルトは自分の体を見て驚いていた。
「これは一体?」俺は自分の手を見た。すると、手が光輝いていた。
「どうなってんだ!?」レオンハルトは必死にもがいた。しかし、体はピクリともしなかった。
「今だ!タクトさん!」ミーアは叫んだ。その言葉を聞いた俺はレオンハルトの心臓部分に拳を当てた。
「はあぁぁー!!!」俺は渾身の一撃を放った。すると、俺の手から衝撃波が発生してレオンハルトを吹き飛ばした。
「がはっ!?」レオンハルトはそのまま壁に激突して倒れた。
「やったぜ!」俺はガッツポーズをした。
「すごいですわ!タクトさん!」ミーアは嬉しそうな表情をしていた。
「いや、それほどでもないよ……」
「ふっ……、まさかここまで強いとは思わなかったぜ……」レオンハルトはゆっくりと立ち上がった。
「あれだけのダメージを受けても立てるなんてタフな野郎だな……」俺は呆れ顔で言った。「当然だ……。魔王様に力を与えられたのだからな……」
「そうか……」俺は剣を構え直した。
「今度はこちらからいくぞ……」レオンハルトは腕をクロスさせた。すると、赤いオーラが現れた。
「まずいな……。来るぞ!」俺はすぐに攻撃態勢に入った。
「はぁー!」レオンハルトは一瞬にして俺の目の前まで移動してきた。
「くっ!?」俺は咄嵯にガードしたが、あまりの威力に後ろに吹き飛んだ。
「まだまだだ!」レオンハルトは連続で攻撃を仕掛けてきた。
「ぐわぁ!?」俺は防戦一方になっていた。
「この程度で私に勝てると思うなよ……」レオンハルトは俺に蹴りを放った。すると、凄まじい衝撃と共に俺の体は宙に浮いた。
「ぐはっ!?」そのまま壁に衝突した。
「ダークネス・バースト!」黒い波動を飛ばしてきた。
「させないですわ!」
ミーアは防御魔法を唱えて防いだ。
「まだまだだ!」
「今度はこっちの番だ!」俺はレオンハルトに接近していった。
「くらえ!サンダーソード!」俺は雷を纏わせた聖剣で斬りかかった。
「そんなもの効かないぜ!」レオンハルトは腕をクロスさせてガードした。すると、「なに!?」レオンハルトの腕が凍り始めた。
「アイスブレイド!」ミーアは氷の刃を放った。「くっ……!」レオンハルトはすぐにその場から離れた。
「やるじゃないか……」
「お褒めの言葉ありがとうございますわ……」
「だが、次はそうはいかないから覚悟しろよ……」レオンハルトは構えた。
「なら、俺も本気で行くか……」俺は全身に魔力を流した。すると、俺の周りに赤いオーラが現れた。
「それが噂の覇気か……」
「ああ……。そうらしい……」
「面白い……。なら、こちらも全力を出すとするか……」
「望むところだ!」
「いくぞ!はぁー!」レオンハルトは一瞬にして姿を消した。
「どこへ消えた!?」俺が辺りを見回していると、俺の後ろに気配を感じた。
「そこか!」俺は後ろに振り向いた。
「甘いな……」
「ぐはっ!?」俺は腹を思いっきり殴られた。あまりの衝撃に息ができなかった。
「タクトさん!」ミーアはすぐに駆け寄って回復魔法を唱えた。すると、痛みが引いた。
「大丈夫ですか?」
「なんとかね……」
「まさか、あの攻撃を喰らっても平然としているとは……」レオンハルトは少し驚いている様子だった。
「どうやら、お前も本気になったようだな……」俺は立ち上がりながら言った。
「当たり前だ……。この力は魔王様の力だからな……」
「そうか……」俺は再び構えた。
「そろそろいいか……」レオンハルトは魔法を唱えた。「シャドウ・イリュージョン!」影分身を生み出して、一斉に襲い掛かってきた。
「邪魔だ!はぁー!」俺は剣を振り下ろして全ての敵を斬った。
「さすがだな……」レオンハルトは再び消えてしまった。
「また消えた!?」ミーアは戸惑っていた。
「落ち着け!ミーア!」俺は冷静に指示を出した。
「分かりました……」ミーアは集中し始めた。
(おそらく、奴が消えるには何か条件があるはずだ……)俺は思考を巡らせた。
「ここだ!」俺は後ろを向いて攻撃をした。
「なぜ分かった!?」レオンハルトは驚いていた。
「お前が消えた瞬間、風が吹いてたんだよ……。それに地面が微かに揺れていた……」俺は地面に視線を向けた。
「なるほど……。それで気づいたのか……」レオンハルトは納得していた。
「そういうことだ……」俺はレオンハルトに近づいていった。
「ならば、これならどうかな?」レオンハルトは両手を広げた。
「なんだ?」俺は警戒しながら近づいた。
「ダークネス・バースト!!」レオンハルトは黒い波動を放ってきた。
「危ない!」ミーアが俺の前に立った。
「うわあああああ!!!」ミーアは防御魔法を唱える前に攻撃を受けてしまい吹き飛ばされた。
「ミーア!」
「まだだ……」レオンハルトは俺に接近してきた。
「くっ……!」俺は剣を構えた。
「これで終わりだ……。死ねぇぇぇ!!!」レオンハルトが殴りかかってきたその時、突然、レオンハルトの動きが止まった。
「なんだと!?体が動かん……!」レオンハルトは自分の体を見て驚いていた。
「これは一体?」俺は自分の手を見た。すると、手が光輝いていた。
「どうなってんだ!?」レオンハルトは必死にもがいた。しかし、体はピクリともしなかった。
「今だ!タクトさん!」ミーアは叫んだ。その言葉を聞いた俺はレオンハルトの心臓部分に拳を当てた。
「はあぁぁー!!!」俺は渾身の一撃を放った。すると、俺の手から衝撃波が発生してレオンハルトを吹き飛ばした。
「がはっ!?」レオンハルトはそのまま壁に激突して倒れた。
「やったぜ!」俺はガッツポーズをした。
「すごいですわ!タクトさん!」ミーアは嬉しそうな表情をしていた。
「いや、それほどでもないよ……」
「ふっ……、まさかここまで強いとは思わなかったぜ……」レオンハルトはゆっくりと立ち上がった。
「あれだけのダメージを受けても立てるなんてタフな野郎だな……」俺は呆れ顔で言った。「当然だ……。魔王様に力を与えられたのだからな……」
「そうか……」俺は剣を構え直した。
「今度はこちらからいくぞ……」レオンハルトは腕をクロスさせた。すると、赤いオーラが現れた。
「まずいな……。来るぞ!」俺はすぐに攻撃態勢に入った。
「はぁー!」レオンハルトは一瞬にして俺の目の前まで移動してきた。
「くっ!?」俺は咄嵯にガードしたが、あまりの威力に後ろに吹き飛んだ。
「まだまだだ!」レオンハルトは連続で攻撃を仕掛けてきた。
「ぐわぁ!?」俺は防戦一方になっていた。
「この程度で私に勝てると思うなよ……」レオンハルトは俺に蹴りを放った。すると、凄まじい衝撃と共に俺の体は宙に浮いた。
「ぐはっ!?」そのまま壁に衝突した。
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