リヴェット・フェルナンスの絆

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1週間後…

 それからリヴェットは長く辛い1週間を過ごした。

 朝勃ちの痛みで毎朝目覚め、途端に強い劣情を思い出し身を捩らせる。

 常に貞操帯の中で半勃ちと完勃ちを繰り返し、睾丸を切なく疼かせる。

 自分好みの女性が視界に入ると強い劣情が湧き起こり、己の欲望深さを恥じる。

 眠ろうと布団に入っても勃起の痛みで眠れず、無駄に自分を慰めてしまう。

 一方ルベーヌは、射精を必死に堪えているリヴェットの姿を思い出しながら夜な夜な自慰に耽り、若い欲望を満たしていた。

 そして……遂に清掃日が来た。

 清掃道具を持ちながら、ルベーヌはリヴェットの部屋のドアを数回ノックした。

「リヴェット様」

 そして部屋に入るとそこには……既に貞操帯だけの姿で、手を後ろで組んでいるリヴェットがいた。

「早く……早く、射精させてくれ……」

「リヴェット様、1ヶ月禁欲しただけでがっついてはいけません」

 扉を閉めたルベーヌはリヴェットの浅ましい姿に体を昂らせた。しかし平然とした様子で主人の前に跪き、湯の入った桶を床に置いた。

 その時だった。

 何とリヴェットが力一杯ルベーヌを押し倒したのだ!

「グッ!」

 ルベーヌは床に叩きつけられ呻いた。

「はぁ……♡ はぁ……♡」

 しかしマグマのような熱を帯びたリヴェットの体が密着し、ルベーヌは己の陰茎が貞操帯の中で疼くのを感じた。

「友人から聞いたぞ。普通は頼めば毎日でも射精させてもらえるってな。……お前、俺がどれだけ辛かったと思ってるんだ……!」

 アクアマリンの瞳が激情を帯び、鋭い視線をルベーヌへ降らせる。

 そしてルベーヌのベルトに手を掛け、衣服をはだけさせ始めた。

「リヴェット様、そこまでです」

 とルベーヌが制しても全く言う事を聞かない貴族様。彼の優秀な遺伝子を熱から守るよう貞操帯から露出した玉袋を、ルベーヌはそっと撫でた。

「~~~~ッ♡」

 それだけで背を逸らし情けない声を上げたリヴェットを、ルベーヌは鮮やかな手つきで組み敷いた。

「リヴェット様……今、私に何をしようとしたんです」

 と澄ましながらルベーヌは訊ねるが、下半身は既に言い訳できぬほど熱を帯び膨らんでいる。

 訊ねても口を開こうとしない主人に痺れを切らし、再びルベーヌが話し始める。

「まさか私を手籠にしようとしたのですか」

 ルベーヌの言葉にリヴェットは「そうだよ!」と開き直った。

「こんな物さえなければ……今すぐにでもお前を……ッ!」

「驚きました。まさか貴方にそんな趣味があったなんて」

「どうせお前もだろ? 楽しそうに射精管理しやがって」

 リヴェットは乱暴な口調で罵りながら、ルベーヌの下腹部にぎゅうぎゅうと己の欲望を押し付ける。

 そして、奴の体に異物があるのに気付いた。

「お前……お前も、貞操帯着けてるのか?」

 目を白黒させるリヴェットに「えぇ」と淡々とルベーヌは答えた。

「まぁ、貴方のように他人に管理されているのではなく、自分で管理しているのですが」

「自分で……?」

 ルベーヌは上半身を起こし、頭上にクエスチョンマークを浮かべるリヴェットの肩に手を置いた。

「貴方の体に触れている最中。私が貴方に欲情しているのがバレない様に」

 しばらくの間、リヴェットとルベーヌの2人は見つめ合った。

 「まさか互いに同じような事を考えていたとは」と……

 先に動いたのはリヴェットであった。

 ルベーヌのネクタイを乱暴に引っ張り口付けを交わしたのだ。

 互いの整った形の唇が柔らかく崩れた。

 次第に互いの熱い体を抱き合うようになり、舌を絡ませ合ういやらしい音がリヴェットの部屋を支配する。

 リヴェットの香水がルベーヌの鼻腔をくすぐり、赤い瞳を情欲で潤ませた。

 ようやく舌を離すが、唾液がまだ離れたくないと糸を引く。

「……ルベーヌのそんな顔、初めて見た」

 常に硬い表情を崩さなかった彼が見せたそれは、まさに雄の顔。

 暗がりの中、鷹の目が危険な色を帯びて輝いている。

「貴方こそ。虐める側の顔をしているのは初めて見ました」

 ただルベーヌから快楽を求めるのではなく、従者へ快楽を与えんとしているような……

「散々我慢させたんだ。俺が満足するまで付き合えよ? ルベーヌ?」

「えぇ……かしこまりました」
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