リヴェット・フェルナンスの絆

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覚悟

 互いに互いの性器以外を愛撫し合う。

 既に2人とも貞操帯以外の物は身に付けておらず、ベッドの上で体を絡ませている。

 幼馴染でもある彼らが、すっかり「少年」から「男」へと変貌を遂げた肉体を確かめ合うように……

「リヴェット様……そろそろ、外しましょうか」

「そうだな。……お前のは俺が外しても良いか?」

「えぇ。貴方がそうしたいのならば」

 ルベーヌは鍵束をリヴェットへ手渡した。

 リヴェットは鍵を手にし、それをルベーヌが身に付けている貞操帯の南京錠へ。

 カチャリ。という無機質な音が2人の心を昂らせる。

 慣れぬ手つきでリヴェットが貞操帯を外してやると、雄々しいモノがブルン! と勢い良く立ち上がる。

「うおっ」

 あまりの元気さにリヴェットは思わず声を上げる。

「お前、最後にいつ射精したんだよ」

「一昨日です」

「一昨日? お前、俺の事散々はしたないだの浅ましいだの言ってた癖に……お前の方が特訓必要なんじゃないか?」

「かも知れませんね」

「俺がやってやろうか? 俺の鍵をお前が持つ代わりに、お前を鍵を俺が持つんだ」

 リヴェットはルベーヌを組み敷きながら話し続ける。

「互いに互いの性欲を管理し合うんだ。それなら公平だろう」

「……貴方の思い通りに」

 従僕として「いいえ」と答えられないルベーヌの返事に、リヴェットは口角を上げる。

「貴方のも外しましょう」

 とルベーヌはリヴェットの貞操帯も手際良く外してやった。

 1ヶ月に渡る禁欲を経たリヴェットの男根はグロテスクな変貌を遂げていた。

 前回の清掃日で貞操帯を外した時より裏筋や亀頭が張り、浮き出た血管がドクン、ドクンと血を巡らせている。

 禁欲の証が絶え間なく滲んでいる。カウパーという名の天然の潤滑剤が、涙が頬を伝うように肉棒を伝った。

 高潔な彼にはあまりにも不似合いな凶悪な魔羅に、男であるルベーヌでさえ『これで穿たれたらどうなるのだろう』と自身の欲望を疼かせる。

 リヴェットは更に深くルベーヌに覆い被さり、一昨日射精したばかりの破廉恥な肉槍に手を掛けたのだ。

「あ……」

 射精を全てルベーヌに任せるしかなかったリヴェットは、貞操帯の着用を義務付けられてから初めて雄の勲章に触れた。

(凄い……まるで鋼のようだ)

 爆発しそうなほど張り詰めたソレの形を確認するように、リヴェットは性の知的好奇心に従いルベーヌの男根を高める。

 次第にルベーヌの体が更に熱を帯び、苦しそうに呼吸し始めた。

「リヴェット様……貴方のも……慰めて、差し上げましょう」

 ルベーヌはリヴェットの凶器をそっと握り締めた。

(痛そうなほど勃起してる……)

「お前、思っていた以上に欲深いようだな……私のを触った途端……んっ♡ 更にお前のが膨らみ始めた……♡」

「貴方こそ……っ、楽しそうに私のを弄ぶ」

 リヴェットはルベーヌの雄を慰める。

 ルベーヌはリヴェットの雄を慰める。

 互いに互いの猛りを愛撫し、その最中に同じ気持ちか確かめ合う為に何度も口付けを交わす。

 そしてやがて……

「リヴェット様……」

 自分の射精欲に従いリヴェットの絶頂をコントロールしていたルベーヌは口を開き熱の籠った囁きを彼の耳へ届ける。

「一緒にイきましょう……?」

 布団に顔を埋め必死に射精欲と戦っていたリヴェットは頷いた。

 肉棒が手の中で踊りながら、頭部から歓喜の涙をダラダラと流す。

 雄の匂いに頭をクラクラさせる。

 「ルベーヌ」「リヴェット様」と名を呼ぶ熱の籠った男の声が、更に心を昂らせる。

 そして……


「ふっ、う……!」
「ッ! 出るッ! 出ッ……あ゛ぁぁっ……」


 ほとんど同時にリヴェットとルベーヌは精を吐き出した。

 雄の器官が手の中で跳ね、それが更に2人の中で燃えるリビドーという炎に燃料を投下するのだ。

 ルベーヌが新鮮な精を勢い良く放ったのに対し、リヴェットは濃縮されゼリー状になった白濁をボドボドと溢すように射精した。

 仰向けのルベーヌを組み敷くような体勢だった為、主人と従僕自身のモノが腹を汚してゆく。

 リヴェットの煮えたぎった汁が、ルベーヌの白濁を喰らい付くさんばかりに降り注いだ。

「はぁ……はぁ……」

 少し唸っただけで絶頂に至ったルベーヌの猛りは欲望を吐き終わると、ゆっくりと萎んでゆく。

 しかし一方で、情けない咆哮を上げ、待ち望んでいた快感で脳を焼かれたリヴェットは、未だに禍々しいモノをそそり勃たせている。

 リヴェットはルベーヌの下腹部を見下ろした。そこには、濃縮された精に埋もれ、栗の花に似た芳しい香りを纏わせた奴の男根があった。

 あまりに淫らな光景にリヴェットの体がカァっと熱くなり、考えるより先に体が動いた。

 リヴェットはルベーヌの肉茎に己の滾りを押し付け腰を振り始めた!

「リヴェット様ッ!? 待っ、苦し……ッ!」

 休んでいたルベーヌの陰茎が突然の刺激に驚き危険信号を脳に伝える。

 普段からは考えられぬほどルベーヌが表情を崩し悶えたのを見たリヴェットは、己の中に眠っていた加虐心に火が灯るのを感じた。

 肉茎の膨らみが互いの雄を強く刺激し合う。

 2人の体液が潤滑油の役目を果たしヌルヌルと滑るので、更に快感が押し寄せてくる。

「リヴェット様ぁッ! おかしくなるッ゛! ア゛ァァッ!!」

 敏感な肉棒を乱暴に扱かれ、ルベーヌは情けない雄の鳴き声を上げながら暴れ始めた。

 しかし貴族として鍛錬も欠かさぬリヴェットに抑え込まれ、ルベーヌはただただ鳴く事しかできない。

「ハハ……いい気味だルベーヌ! 散々俺を虐めた罰だ!」

 苦しむ従僕に更にリヴェットは邪なモノを昂らせ、剣同士を交え戦わせる。

 そうしているうちにルベーヌの業物が唸り切先を大きく膨らませた。

 そして宣言すらせぬまま、ルベーヌは声にならぬ声を上げ、さらさらとした液体を噴水の如く噴き上げた!

「あぁ! また、また出るっ、出る出るでる……ぅっ!」

 その後すぐリヴェットは本日2度目の絶頂に至ったのだ。

 欲望は満たされたが、心身の高揚が収まらず、雄達はいつまでも抱き合っていた。
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