4 / 31
3.【出題編】死のお茶会③
しおりを挟む
それから9ヶ月後――。
1910年5月、社交シーズンの初めに以前から健康状態の悪化が取り沙汰されていた英国王が崩御した。
その知らせはメラヴェル男爵家でも衝撃を持って受け止められた。
当代のメラヴェル男爵家の当主は、昨年遠縁にあたる先代メラヴェル男爵から爵位を継承したばかりのメラヴェル女男爵ことアメリア・グレンロスで、彼女は20歳になっていた。
「まあ、なんと……大変なことだわ」
忠実な侍女のミス・アンソンから国王崩御の報せを受け、すぐに彼女に喪服の準備を指示したアメリアは、思わず呟いた。
そのとき彼女はロンドンのメラヴェル男爵家のタウンハウス〈メラヴェル・ハウス〉にいて、現在ここに暮らす家族の規模――彼女と彼女の母のミセス・グレンロスの2人――に対して明らかに広すぎる朝食室で朝食の目玉焼きを切ろうとしていた。
彼女は一旦フォークとナイフを置いて国王陛下の安息を祈るために手を組んだ。
一方、共に朝食をとっていたミセス・グレンロスは、彼女以上に衝撃を受けていた。
彼女は娘の祈りが終わったタイミングで切り出した。
「私たち大変なことになりましたよ、アメリア」
「あら、"私たち"?」
アメリアが思わず聞き返すと、ミセス・グレンロスは神妙な顔で頷いた。
「だって、こうなると当分はすべての社交イベントが自粛されるでしょう。そうすると――」
「新参者の私たちにとっては、交友関係を広げる機会が減ってしまうということね」
アメリアはすぐに母の懸念を理解した。
アメリアは当代のメラヴェル女男爵だが、先代である第10代メラヴェル男爵にとっては又従弟の娘という遠縁も遠縁だ。
アメリアの血筋をさかのぼれば第7代メラヴェル男爵に行きつくものの、アメリアの父の代には階級としてはすっかり中産階級の上の方に落ち着いていた。
彼女が女男爵になる数年前に亡くなった父は立派な法廷弁護士であっても、貴族ではなかった。
そんな法廷弁護士の一人娘が男爵家に不幸が続いたことにより、にわかに女男爵として上流階級の一員となったとき、特に気にせず付き合ってくれる人々もいた一方、当然、中産階級出身の女男爵とは距離を置くことを選んだ人々もいた。
そのため、彼女たちは昨年からできるだけ多くの縁を繋ぐ努力を続けてきていた。
「でも、去年、ウェクスフォード侯爵家のカントリーハウスに招いていただいたときに、それなりに新しい友人はできたわ」
アメリアは明るい調子で言って、朝食を食べる作業を再開した。
去年1909年の初夏、アメリアは先代メラヴェル男爵の知己であり社交界の有力者であるエルデンハースト伯爵夫人の紹介で大貴族のウェクスフォード侯爵家のパーティーに参加した。
そこで様々な偶然が重なり、パーティー中に発生したダイヤモンドの盗難事件をアメリアが解決したことで、彼女と母は侯爵家からお礼として後日カントリーハウスに招いていただいたのだった。
侯爵家のカントリーハウスには社交界の有力者が出入りしていて、アメリアは彼らの内何人かからお茶会に――幸運な場合は正餐会に招待されていた。
「"友人"じゃだめなのよ」
いまやミセス・グレンロスは朝食を放り出して額に手を当てている。
アメリアは母の言わんとすることはわかった。
母は娘の結婚相手探しを心配しているのだ。
アメリアは彼女自身の権利で爵位を保持しているが、世間は未婚のレディにとって爵位は重すぎると見ている。
アメリアが社交界で本当に自分の地位を確立して上手くやっていくには後ろ盾となる夫の存在が不可欠だとミセス・グレンロスは考えているのだった。
「財産があって、できればご自身の爵位をお持ちの方がいいわね……男爵か子爵、高望みして良ければ伯爵」
ミセス・グレンロスは勝手に理想的な条件を並べている。
しかし、確かに女男爵として財産も爵位もあるアメリアに気後れせずに結婚してくれるのは、そのような男性かもしれない。
母は特に爵位にこだわっているようだとアメリアは思った。
女性が爵位のある男性と結婚すると自動的に“男爵夫人”やら“伯爵夫人”やらの称号を得るのに対して、男性が爵位のある女性と結婚しても、妻の爵位に応じた称号は得られない。
だから、母は元々アメリアと同等以上の爵位を持っている男性を望んでいるのだ。
実際、彼女が爵位を継ぐ前に婚約していた准男爵家の跡取りからは婚約を反故にされてしまった――"准男爵"の爵位は世襲できるものの男爵以上の本物の貴族とは違うので、先方が自分よりも上の"女男爵"との結婚に尻込みしたようだった。
「ウェクスフォード侯爵家のご兄妹のお友達から年頃の独身男性をご紹介いただけるといいんだけど」
侯爵家との縁を通じて交友関係を広げたアメリアだが、間違いなく一番仲良くなったのは、彼女と同じ世代の侯爵家の兄妹たちだった。
特に昨年19歳になった侯爵家の末子で長女のレディ・グレイスとは、今やお互いの屋敷を気軽に訪問し合う間柄になり、ハイドパークで何度か一緒に乗馬も楽しんだ。
爵位を継承する前は乗馬をしたことがなかったアメリアがオフシーズン中にカントリーハウスで熱心に乗馬の練習をしたのは、間違いなく乗馬好きのレディ・グレイスの影響だった。
「例えば、アルバート卿のご学友であれば歳の差も適切だと思うのだけど……お願いしてみようかしら?」
アメリアはその名前を聞いて急に目玉焼きが喉を通らなくなった。
ウェクスフォード侯爵家の中で、レディ・グレイスの次に仲良くなったのは間違いなく三男のアルバート卿だった。
彼とは年もそれほど離れておらず、趣味が読書という共通点もあり、いつも興味深い意見交換ができた。
何より、去年のダイヤモンド盗難事件では一緒に事件を捜査した経緯もあり、少なくともアメリアの方では彼に親しみを感じていた。
「ご迷惑じゃないかしら……?」
アメリアは一応言ってみたが、母は首を振り、娘を真っすぐに見据えた。
「なりふり構っている場合じゃないのよ。アメリア」
母の言葉を聞きながらアメリアは目玉焼きの端を切って口に運んだ。
「まず、あなた自身が結婚相手探しに積極的にならないと」
母の言葉にぼんやりと頷きながら、アメリアは何故か自室の箪笥の2段目の引き出しのことを考えていた。
そこには去年のダイヤモンドの盗難事件を解決した記念にアルバート卿から贈られたハンカチが大事にしまわれていた――。
「まあ、とにかく、国王陛下が崩御されたとあっては社交は暫く停止ね。でも、チャリティ・イベントなら開催されるかもしれないわ」
アメリアは母の言葉に現実に引き戻された。
彼女は口に入れていた目玉焼きを飲み込んで、わざと明るい調子で母に尋ねた。
「じゃあ、7月のレッドメイン大佐の〈愛国者友愛会〉のチャリティは予定通りかしら?」
レッドメイン大佐は、アメリアの父の旧友で1902年まで続いたボーア戦争で武功を上げて名誉大佐となった退役軍人だった。
退役後、彼は慈善団体<愛国者友愛会>を立ち上げ、ボーア戦争などで負傷したり亡くなったりした軍人とその家族たちの支援に邁進している。
生前アメリアの父も彼の活動を支援していた縁で、アメリアと母は、大佐から7月にロンドンで開催されるチャリティ目的のアマチュア演劇の会に招かれていた。
「そうじゃないかしら?傷痍軍人や戦争未亡人、遺児への支援は大事ですからね」
これにはアメリアも深く頷く。
イベントが予定通り開催されるのであればぜひ出席して寄付もしたいと思った。
しかし、そんなアメリアの思いをよそにミセス・グレンロスはまた別のことを考えているようだった。
「まあ、爵位がなくても軍人さんは悪くはないわね……お家柄の良い中尉とか……」
ミセス・グレンロスはそれだけ言うと、ようやく食事を再開した。
――全く、お母様ったら。最近は私の結婚相手の心配ばかりね。
――私が21歳になって成人してから考えたって良さそうなものなのに。
アメリアは少し可笑しくなって母に気づかれないように笑みをこぼした。
このときのアメリアの心配と言えば、こうやって母に結婚相手の世話を焼かれていることくらいなものだった。
まさか自分が殺人事件を捜査することになるとは露ほども思っていなかった――。
1910年5月、社交シーズンの初めに以前から健康状態の悪化が取り沙汰されていた英国王が崩御した。
その知らせはメラヴェル男爵家でも衝撃を持って受け止められた。
当代のメラヴェル男爵家の当主は、昨年遠縁にあたる先代メラヴェル男爵から爵位を継承したばかりのメラヴェル女男爵ことアメリア・グレンロスで、彼女は20歳になっていた。
「まあ、なんと……大変なことだわ」
忠実な侍女のミス・アンソンから国王崩御の報せを受け、すぐに彼女に喪服の準備を指示したアメリアは、思わず呟いた。
そのとき彼女はロンドンのメラヴェル男爵家のタウンハウス〈メラヴェル・ハウス〉にいて、現在ここに暮らす家族の規模――彼女と彼女の母のミセス・グレンロスの2人――に対して明らかに広すぎる朝食室で朝食の目玉焼きを切ろうとしていた。
彼女は一旦フォークとナイフを置いて国王陛下の安息を祈るために手を組んだ。
一方、共に朝食をとっていたミセス・グレンロスは、彼女以上に衝撃を受けていた。
彼女は娘の祈りが終わったタイミングで切り出した。
「私たち大変なことになりましたよ、アメリア」
「あら、"私たち"?」
アメリアが思わず聞き返すと、ミセス・グレンロスは神妙な顔で頷いた。
「だって、こうなると当分はすべての社交イベントが自粛されるでしょう。そうすると――」
「新参者の私たちにとっては、交友関係を広げる機会が減ってしまうということね」
アメリアはすぐに母の懸念を理解した。
アメリアは当代のメラヴェル女男爵だが、先代である第10代メラヴェル男爵にとっては又従弟の娘という遠縁も遠縁だ。
アメリアの血筋をさかのぼれば第7代メラヴェル男爵に行きつくものの、アメリアの父の代には階級としてはすっかり中産階級の上の方に落ち着いていた。
彼女が女男爵になる数年前に亡くなった父は立派な法廷弁護士であっても、貴族ではなかった。
そんな法廷弁護士の一人娘が男爵家に不幸が続いたことにより、にわかに女男爵として上流階級の一員となったとき、特に気にせず付き合ってくれる人々もいた一方、当然、中産階級出身の女男爵とは距離を置くことを選んだ人々もいた。
そのため、彼女たちは昨年からできるだけ多くの縁を繋ぐ努力を続けてきていた。
「でも、去年、ウェクスフォード侯爵家のカントリーハウスに招いていただいたときに、それなりに新しい友人はできたわ」
アメリアは明るい調子で言って、朝食を食べる作業を再開した。
去年1909年の初夏、アメリアは先代メラヴェル男爵の知己であり社交界の有力者であるエルデンハースト伯爵夫人の紹介で大貴族のウェクスフォード侯爵家のパーティーに参加した。
そこで様々な偶然が重なり、パーティー中に発生したダイヤモンドの盗難事件をアメリアが解決したことで、彼女と母は侯爵家からお礼として後日カントリーハウスに招いていただいたのだった。
侯爵家のカントリーハウスには社交界の有力者が出入りしていて、アメリアは彼らの内何人かからお茶会に――幸運な場合は正餐会に招待されていた。
「"友人"じゃだめなのよ」
いまやミセス・グレンロスは朝食を放り出して額に手を当てている。
アメリアは母の言わんとすることはわかった。
母は娘の結婚相手探しを心配しているのだ。
アメリアは彼女自身の権利で爵位を保持しているが、世間は未婚のレディにとって爵位は重すぎると見ている。
アメリアが社交界で本当に自分の地位を確立して上手くやっていくには後ろ盾となる夫の存在が不可欠だとミセス・グレンロスは考えているのだった。
「財産があって、できればご自身の爵位をお持ちの方がいいわね……男爵か子爵、高望みして良ければ伯爵」
ミセス・グレンロスは勝手に理想的な条件を並べている。
しかし、確かに女男爵として財産も爵位もあるアメリアに気後れせずに結婚してくれるのは、そのような男性かもしれない。
母は特に爵位にこだわっているようだとアメリアは思った。
女性が爵位のある男性と結婚すると自動的に“男爵夫人”やら“伯爵夫人”やらの称号を得るのに対して、男性が爵位のある女性と結婚しても、妻の爵位に応じた称号は得られない。
だから、母は元々アメリアと同等以上の爵位を持っている男性を望んでいるのだ。
実際、彼女が爵位を継ぐ前に婚約していた准男爵家の跡取りからは婚約を反故にされてしまった――"准男爵"の爵位は世襲できるものの男爵以上の本物の貴族とは違うので、先方が自分よりも上の"女男爵"との結婚に尻込みしたようだった。
「ウェクスフォード侯爵家のご兄妹のお友達から年頃の独身男性をご紹介いただけるといいんだけど」
侯爵家との縁を通じて交友関係を広げたアメリアだが、間違いなく一番仲良くなったのは、彼女と同じ世代の侯爵家の兄妹たちだった。
特に昨年19歳になった侯爵家の末子で長女のレディ・グレイスとは、今やお互いの屋敷を気軽に訪問し合う間柄になり、ハイドパークで何度か一緒に乗馬も楽しんだ。
爵位を継承する前は乗馬をしたことがなかったアメリアがオフシーズン中にカントリーハウスで熱心に乗馬の練習をしたのは、間違いなく乗馬好きのレディ・グレイスの影響だった。
「例えば、アルバート卿のご学友であれば歳の差も適切だと思うのだけど……お願いしてみようかしら?」
アメリアはその名前を聞いて急に目玉焼きが喉を通らなくなった。
ウェクスフォード侯爵家の中で、レディ・グレイスの次に仲良くなったのは間違いなく三男のアルバート卿だった。
彼とは年もそれほど離れておらず、趣味が読書という共通点もあり、いつも興味深い意見交換ができた。
何より、去年のダイヤモンド盗難事件では一緒に事件を捜査した経緯もあり、少なくともアメリアの方では彼に親しみを感じていた。
「ご迷惑じゃないかしら……?」
アメリアは一応言ってみたが、母は首を振り、娘を真っすぐに見据えた。
「なりふり構っている場合じゃないのよ。アメリア」
母の言葉を聞きながらアメリアは目玉焼きの端を切って口に運んだ。
「まず、あなた自身が結婚相手探しに積極的にならないと」
母の言葉にぼんやりと頷きながら、アメリアは何故か自室の箪笥の2段目の引き出しのことを考えていた。
そこには去年のダイヤモンドの盗難事件を解決した記念にアルバート卿から贈られたハンカチが大事にしまわれていた――。
「まあ、とにかく、国王陛下が崩御されたとあっては社交は暫く停止ね。でも、チャリティ・イベントなら開催されるかもしれないわ」
アメリアは母の言葉に現実に引き戻された。
彼女は口に入れていた目玉焼きを飲み込んで、わざと明るい調子で母に尋ねた。
「じゃあ、7月のレッドメイン大佐の〈愛国者友愛会〉のチャリティは予定通りかしら?」
レッドメイン大佐は、アメリアの父の旧友で1902年まで続いたボーア戦争で武功を上げて名誉大佐となった退役軍人だった。
退役後、彼は慈善団体<愛国者友愛会>を立ち上げ、ボーア戦争などで負傷したり亡くなったりした軍人とその家族たちの支援に邁進している。
生前アメリアの父も彼の活動を支援していた縁で、アメリアと母は、大佐から7月にロンドンで開催されるチャリティ目的のアマチュア演劇の会に招かれていた。
「そうじゃないかしら?傷痍軍人や戦争未亡人、遺児への支援は大事ですからね」
これにはアメリアも深く頷く。
イベントが予定通り開催されるのであればぜひ出席して寄付もしたいと思った。
しかし、そんなアメリアの思いをよそにミセス・グレンロスはまた別のことを考えているようだった。
「まあ、爵位がなくても軍人さんは悪くはないわね……お家柄の良い中尉とか……」
ミセス・グレンロスはそれだけ言うと、ようやく食事を再開した。
――全く、お母様ったら。最近は私の結婚相手の心配ばかりね。
――私が21歳になって成人してから考えたって良さそうなものなのに。
アメリアは少し可笑しくなって母に気づかれないように笑みをこぼした。
このときのアメリアの心配と言えば、こうやって母に結婚相手の世話を焼かれていることくらいなものだった。
まさか自分が殺人事件を捜査することになるとは露ほども思っていなかった――。
0
あなたにおすすめの小説
肉食御曹司の独占愛で極甘懐妊しそうです
沖田弥子
恋愛
過去のトラウマから恋愛と結婚を避けて生きている、二十六歳のさやか。そんなある日、飲み会の帰り際、イケメン上司で会社の御曹司でもある久我凌河に二人きりの二次会に誘われる。ホテルの最上階にある豪華なバーで呑むことになったさやか。お酒の勢いもあって、さやかが強く抱いている『とある願望』を彼に話したところ、なんと彼と一夜を過ごすことになり、しかも恋人になってしまった!? 彼は自分を女除けとして使っているだけだ、と考えるさやかだったが、少しずつ彼に恋心を覚えるようになっていき……。肉食でイケメンな彼にとろとろに蕩かされる、極甘濃密ラブ・ロマンス!
小野寺社長のお気に入り
茜色
恋愛
朝岡渚(あさおかなぎさ)、28歳。小さなイベント企画会社に転職して以来、社長のアシスタント兼お守り役として振り回される毎日。34歳の社長・小野寺貢(おのでらみつぐ)は、ルックスは良いが生活態度はいい加減、デリカシーに欠ける困った男。
悪天候の夜、残業で家に帰れなくなった渚は小野寺と応接室で仮眠をとることに。思いがけず緊張する渚に、「おまえ、あんまり男を知らないだろう」と小野寺が突然迫ってきて・・・。
☆全19話です。「オフィスラブ」と謳っていますが、あまりオフィスっぽくありません。
☆「ムーンライトノベルズ」様にも掲載しています。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
愛しているなら拘束してほしい
守 秀斗
恋愛
会社員の美夜本理奈子(24才)。ある日、仕事が終わって会社の玄関まで行くと大雨が降っている。びしょ濡れになるのが嫌なので、地下の狭い通路を使って、隣の駅ビルまで行くことにした。すると、途中の部屋でいかがわしい行為をしている二人の男女を見てしまうのだが……。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる