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10.【出題編】レジナルド・シルヴァリー②
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お茶会の出席者についての話が一段落したところで、アメリアはアルバート卿がサイドテーブルの上に置かれている時計を見て、彼女に視線を送ったのに気がついた。
アメリアも時計を見て面会時間が既に20分以上に及んでいることに気がついて、彼に向かって頷いた。
残念ではあるが、儀礼的観点から今日のところは時間切れのようだ。
雰囲気を察した伯爵未亡人が辞去を申し出てくれ、2人もミスター・レジナルドにお礼と辞去の挨拶をした。
ミスター・レジナルドがご丁寧にも自ら見送ると言ってくれたので、一同は見送りのために呼び出されたミセス・スウィーニーとロティに先導されて玄関への廊下を進んだ。
アメリアは、最低限聞くべきことは聞けたとは思っていた。
しかし、あともう一点――ヘイスティングス警部から聞いた伯爵未亡人に度々会いに来ていたという"赤毛の男性"についてもミスター・レジナルドから聞き出せないかと思案していた。
運が良ければアメリアが到着する前にアルバート卿が質問してくれていたかもしれないが、さすがに出会ったばかりで話せるようなことではないので、可能性は低いだろう。
そして、今ミスター・レジナルドはアメリアの少し前を伯爵未亡人と並んで歩いているので、伯爵未亡人本人がいる前で聞くわけにはいかない。
どうにか彼らを引き離すことができないものかと思うが、彼らは昨今の使用人の確保の難しさについて熱心に語り合っている。
伯爵未亡人はこのミスター・レジナルドの屋敷にも以前までは数人のハウスメイドがいたことに言及したが、ミスター・レジナルドは彼女たちが結婚退職して以来新しいメイドを採用できていないのだと話していた。
アメリアが“赤毛の男性”についてミスター・レジナルドに尋ねるための策を考えていると、意外にもその望みは簡単に叶った。
ミスター・レジナルドがメイドの採用の話の流れでこう切り出したのだ。
「そういえば、スウィーニーが新しいメイドの候補者のことであなたの助言が欲しいと言っていたのですが、聞いてやってもらいませんか?」
伯爵未亡人は二つ返事で了承し、彼女とミセス・スウィーニーは一旦皆と分かれて廊下の途中の応接間に入っていった。
犬のロティも何か楽しいことが起こると期待したのか彼女たちに付いていった。
そして、残った3人――アメリア、アルバート卿、ミスター・レジナルド――が玄関に着くと、ミスター・レジナルドは少し外の空気が吸いたいからと2人と一緒に庭先に出た。
アメリアはこの機会を逃さず"赤毛の男"について質問しようと口を開きかけたが、先に話を切り出したのはミスター・レジナルドだった。
「先ほど申し上げた通り、私はあくまで兄は病死だと思っているのですが……」
アメリアは何か重要な話が始まる気配に開きかけていた口を引き結んだ。
「でも、万が一、毒殺だとすると怪しいのは水差しかグラスですよね?兄はほとんど水しか飲んでいなかったわけですから」
アメリアもアルバート卿もミスター・レジナルドの視線を受けて頷いた。
ミスター・レジナルドは一つ息を吐いて「本当はこんなこと言うべきじゃないのかもしれませんが」と前置きをして話を続ける。
「実は……兄はほとんど自分で水差しからグラスに水を注いで飲んでいたのですが、一度だけ他の人が水を注いでやっていたのを覚えています」
アメリアは思わず、眉を上げる。
これまで話を聞いたヘンリー卿と伯爵未亡人は一貫して水が入った水差しやグラスには先代シルヴァリー伯爵本人しか触れていないと言っていたはずだ。
「それはレディ・シルヴァリーなのです。彼女は訪問者に対応するために席を立つ直前に、水差しを手に取って兄のグラスに水を注いでやったのです。それでちょうど1杯目の水差しが空になりました。彼女は訪問者の元に向かいながら、執事に自分のレモネードと兄の水差しのお代わりを頼んでいたので間違いないと思います」
アメリアは無意識に手袋をした右手を頬に当てた。
もし、ミスター・レジナルドの言っていることが真実だとしたら、ヘンリー卿とシルヴァリー伯爵未亡人は何故そのことを言わなかったのだろう。
ただ忘れてしまっただけなのか、それとも――。
「馬鹿げた話だとは思いますが……警察はレディ・シルヴァリーに愛人がいたと考えているらしいのですが、何かお気づきのことは?」
アメリアが思案している間に、アルバート卿が聞きづらいことを質問してくれた。
アメリアは彼に感謝しながらミスター・レジナルドの反応を観察する。
「え?レディ・シルヴァリーに愛人?あり得ないでしょう」
ミスター・レジナルドは目を見開いて言った。
そして、冗談に違いないという風に口元に笑みを浮かべている。
「では、彼女の周囲に赤毛の男性は?」
「うーん……赤毛ねぇ……。レディ・デヴァルーなら知っているかもしれませんね」
アメリアはデヴァルー子爵夫人に言及した彼の口調に確信的なものを感じた。
子爵夫人は妹のことなら何でも知っているということだろうか?
そこで会話は途切れ、3人は庭先の小さな花壇を見ながらシルヴァリー伯爵未亡人が出てくるのを待っていた。
アメリアはふとアルバート卿が紫がかったピンク色の花を真剣に見つめていることに気がついた。
その花は確か“ジギタリス”という名だったはずだ。
「どうかしまして?アルバート卿?」
アメリアが声を掛けると、彼女の方を向いた彼の灰色の瞳は微かに揺れていた。
何か気掛かりなことがあるようだ。
「いや……このジギタリスですが、確か毒があったはずです。犬が食べてしまわないのかと――」
アルバート卿は言いかけて、アメリアの背後に視線を向けた。
いつの間にか話が終わって外に出て来た伯爵未亡人とミセス・スウィーニーが2人の近くに来ていたのだ。
「あら、よくご存じね、アルバート卿。でも、ロティは大丈夫よね?」
「ええ、あの犬は裏庭でしか遊びませんから」
アルバート卿の疑問を聞いていたらしい伯爵未亡人がミセス・スウィーニーに問うと、老家政婦は笑って言った。
「それにジギタリスは薬にもなるんですよ、旦那様」
「ああ、確かに親戚が浮腫の治療に使っていたのを聞いたことがあるな。あれは確か――」
アメリアは3人のやりとりを聞きながら、ジギタリスが綺麗な花を咲かせるばかりでないことに興味を引かれた。
――〈メラヴェル・ハウス〉に帰ったら図書室の植物図鑑で調べてみたいわ。
それから、アメリア、アルバート卿、伯爵未亡人の3人はミスター・レジナルドとミセス・スウィーニーに改めて挨拶をすると、彼らに見送られながら門の外で待たせてある自動車に向かって歩いた。
その途上、伯爵未亡人はアメリアに寄り添って声を低めて「参ったわ」と言って話し始めた。
「ミセス・スウィーニーったら……ハウスメイドの相談かと思ったら、別の意味のメイド――つまり、"女性"の話だったの。レジナルドにお金持ちのお嫁さんを紹介して欲しいんですって。すっかり世話焼きになってしまって……」
伯爵未亡人は小さく笑ったのでアメリアもつられて微笑んだ。
確かに昔馴染みの家政婦はいつまでもお気に入りの末のお坊ちゃまの世話を焼きたくなるものなのかもしれない。
「でも、レジナルドは独身生活を楽しんでいるのよ。……アルバート卿とは違ってね」
伯爵未亡人は意味ありげな視線をアメリアに向けた。
一方で先を行くアルバート卿は伯爵未亡人の言葉が聞こえなかったのか振り返ることはなかった。
彼はただ杖を持った方の手で器用に帽子の角度を調整していた。
アメリアはなんとなく彼が敢えて聞こえなかったふりをしたのではないかと思った。
アメリアは首を振ってその思考を一旦脇に追いやる。
今は、伯爵未亡人が伯爵水差しに触れていたというミスター・レジナルドの証言について考えねばならない。
アメリアはそれが一番の優先事項のはずだと言い聞かせながら、自分が乗るべき自動車に向かって真っすぐ歩いて行った。
アメリアも時計を見て面会時間が既に20分以上に及んでいることに気がついて、彼に向かって頷いた。
残念ではあるが、儀礼的観点から今日のところは時間切れのようだ。
雰囲気を察した伯爵未亡人が辞去を申し出てくれ、2人もミスター・レジナルドにお礼と辞去の挨拶をした。
ミスター・レジナルドがご丁寧にも自ら見送ると言ってくれたので、一同は見送りのために呼び出されたミセス・スウィーニーとロティに先導されて玄関への廊下を進んだ。
アメリアは、最低限聞くべきことは聞けたとは思っていた。
しかし、あともう一点――ヘイスティングス警部から聞いた伯爵未亡人に度々会いに来ていたという"赤毛の男性"についてもミスター・レジナルドから聞き出せないかと思案していた。
運が良ければアメリアが到着する前にアルバート卿が質問してくれていたかもしれないが、さすがに出会ったばかりで話せるようなことではないので、可能性は低いだろう。
そして、今ミスター・レジナルドはアメリアの少し前を伯爵未亡人と並んで歩いているので、伯爵未亡人本人がいる前で聞くわけにはいかない。
どうにか彼らを引き離すことができないものかと思うが、彼らは昨今の使用人の確保の難しさについて熱心に語り合っている。
伯爵未亡人はこのミスター・レジナルドの屋敷にも以前までは数人のハウスメイドがいたことに言及したが、ミスター・レジナルドは彼女たちが結婚退職して以来新しいメイドを採用できていないのだと話していた。
アメリアが“赤毛の男性”についてミスター・レジナルドに尋ねるための策を考えていると、意外にもその望みは簡単に叶った。
ミスター・レジナルドがメイドの採用の話の流れでこう切り出したのだ。
「そういえば、スウィーニーが新しいメイドの候補者のことであなたの助言が欲しいと言っていたのですが、聞いてやってもらいませんか?」
伯爵未亡人は二つ返事で了承し、彼女とミセス・スウィーニーは一旦皆と分かれて廊下の途中の応接間に入っていった。
犬のロティも何か楽しいことが起こると期待したのか彼女たちに付いていった。
そして、残った3人――アメリア、アルバート卿、ミスター・レジナルド――が玄関に着くと、ミスター・レジナルドは少し外の空気が吸いたいからと2人と一緒に庭先に出た。
アメリアはこの機会を逃さず"赤毛の男"について質問しようと口を開きかけたが、先に話を切り出したのはミスター・レジナルドだった。
「先ほど申し上げた通り、私はあくまで兄は病死だと思っているのですが……」
アメリアは何か重要な話が始まる気配に開きかけていた口を引き結んだ。
「でも、万が一、毒殺だとすると怪しいのは水差しかグラスですよね?兄はほとんど水しか飲んでいなかったわけですから」
アメリアもアルバート卿もミスター・レジナルドの視線を受けて頷いた。
ミスター・レジナルドは一つ息を吐いて「本当はこんなこと言うべきじゃないのかもしれませんが」と前置きをして話を続ける。
「実は……兄はほとんど自分で水差しからグラスに水を注いで飲んでいたのですが、一度だけ他の人が水を注いでやっていたのを覚えています」
アメリアは思わず、眉を上げる。
これまで話を聞いたヘンリー卿と伯爵未亡人は一貫して水が入った水差しやグラスには先代シルヴァリー伯爵本人しか触れていないと言っていたはずだ。
「それはレディ・シルヴァリーなのです。彼女は訪問者に対応するために席を立つ直前に、水差しを手に取って兄のグラスに水を注いでやったのです。それでちょうど1杯目の水差しが空になりました。彼女は訪問者の元に向かいながら、執事に自分のレモネードと兄の水差しのお代わりを頼んでいたので間違いないと思います」
アメリアは無意識に手袋をした右手を頬に当てた。
もし、ミスター・レジナルドの言っていることが真実だとしたら、ヘンリー卿とシルヴァリー伯爵未亡人は何故そのことを言わなかったのだろう。
ただ忘れてしまっただけなのか、それとも――。
「馬鹿げた話だとは思いますが……警察はレディ・シルヴァリーに愛人がいたと考えているらしいのですが、何かお気づきのことは?」
アメリアが思案している間に、アルバート卿が聞きづらいことを質問してくれた。
アメリアは彼に感謝しながらミスター・レジナルドの反応を観察する。
「え?レディ・シルヴァリーに愛人?あり得ないでしょう」
ミスター・レジナルドは目を見開いて言った。
そして、冗談に違いないという風に口元に笑みを浮かべている。
「では、彼女の周囲に赤毛の男性は?」
「うーん……赤毛ねぇ……。レディ・デヴァルーなら知っているかもしれませんね」
アメリアはデヴァルー子爵夫人に言及した彼の口調に確信的なものを感じた。
子爵夫人は妹のことなら何でも知っているということだろうか?
そこで会話は途切れ、3人は庭先の小さな花壇を見ながらシルヴァリー伯爵未亡人が出てくるのを待っていた。
アメリアはふとアルバート卿が紫がかったピンク色の花を真剣に見つめていることに気がついた。
その花は確か“ジギタリス”という名だったはずだ。
「どうかしまして?アルバート卿?」
アメリアが声を掛けると、彼女の方を向いた彼の灰色の瞳は微かに揺れていた。
何か気掛かりなことがあるようだ。
「いや……このジギタリスですが、確か毒があったはずです。犬が食べてしまわないのかと――」
アルバート卿は言いかけて、アメリアの背後に視線を向けた。
いつの間にか話が終わって外に出て来た伯爵未亡人とミセス・スウィーニーが2人の近くに来ていたのだ。
「あら、よくご存じね、アルバート卿。でも、ロティは大丈夫よね?」
「ええ、あの犬は裏庭でしか遊びませんから」
アルバート卿の疑問を聞いていたらしい伯爵未亡人がミセス・スウィーニーに問うと、老家政婦は笑って言った。
「それにジギタリスは薬にもなるんですよ、旦那様」
「ああ、確かに親戚が浮腫の治療に使っていたのを聞いたことがあるな。あれは確か――」
アメリアは3人のやりとりを聞きながら、ジギタリスが綺麗な花を咲かせるばかりでないことに興味を引かれた。
――〈メラヴェル・ハウス〉に帰ったら図書室の植物図鑑で調べてみたいわ。
それから、アメリア、アルバート卿、伯爵未亡人の3人はミスター・レジナルドとミセス・スウィーニーに改めて挨拶をすると、彼らに見送られながら門の外で待たせてある自動車に向かって歩いた。
その途上、伯爵未亡人はアメリアに寄り添って声を低めて「参ったわ」と言って話し始めた。
「ミセス・スウィーニーったら……ハウスメイドの相談かと思ったら、別の意味のメイド――つまり、"女性"の話だったの。レジナルドにお金持ちのお嫁さんを紹介して欲しいんですって。すっかり世話焼きになってしまって……」
伯爵未亡人は小さく笑ったのでアメリアもつられて微笑んだ。
確かに昔馴染みの家政婦はいつまでもお気に入りの末のお坊ちゃまの世話を焼きたくなるものなのかもしれない。
「でも、レジナルドは独身生活を楽しんでいるのよ。……アルバート卿とは違ってね」
伯爵未亡人は意味ありげな視線をアメリアに向けた。
一方で先を行くアルバート卿は伯爵未亡人の言葉が聞こえなかったのか振り返ることはなかった。
彼はただ杖を持った方の手で器用に帽子の角度を調整していた。
アメリアはなんとなく彼が敢えて聞こえなかったふりをしたのではないかと思った。
アメリアは首を振ってその思考を一旦脇に追いやる。
今は、伯爵未亡人が伯爵水差しに触れていたというミスター・レジナルドの証言について考えねばならない。
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