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第一部 エルマの町
第八話 兵士として田舎の町 エルマに到着
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無事魔人を倒し入隊が決まったロード達は、これから所属する町・エルマに向かうため馬車に乗り、道を走っていた。
馬車の中でアレスは所属する町が田舎すぎることに、頭を抱えながらいつまでも不満を漏らしていた。
「あああ~、マジかよ~ これじゃあ、左遷じゃん…」
「いつまでグズグズしているのよ。もう決まったことだし、しょうがないわよ」
「それはそうだけどさ… さすがにこれはないわぁ~」
「でも受付の人が、任務をこなしていったら違う町に転属することもできるって言ってたじゃない。文句を言わずに頑張りなさいよ」
「はいはい、わかったよ」
アレスは転属に希望を持ちながら、エルマでの任務を頑張ろうと心に決めた。
ロード達がエルマに着いたのはローデリカを去ってから約一か月経った後だった。
エルマはロード達が今まで見てきた町より小さかった。
町を見たアレスはふぅーとため息をついて一言つぶやいた。
「なあ? 帰っていいか?」
「どこに帰るんだ? アホなこと言ってないでさっさと中に入るぞ」
ぶつぶつ文句を言うアレスの手をロードが引っ張って四人は町の中へ入った。
町の中に入ると、ロード達を待ってたかのように一人の男が近づいてきた。
男は感じのいい雰囲気に、がっしりとした体を持った好青年である。
「お前たちのことは軍から聞いているよ、これからお前たちのチームの隊長となるウェインだ、よろしくな。
まあこんな所で話すのもあれだし、早く宿舎に行こうか」
急に現れてロード達の隊長となると言い出したウェインに対して、アレスが突っかかった。
「おい、お前は何者だ? いきなり現れて俺たちの隊長になるとか、わけ分かんねえこと言いやがって」
「詳しいことは宿舎で話すから、いいから黙ってついてこい」
ロード達は疑問に感じながらも、渋々ウェインについて行った。
「さあ着いたぞ! ここが俺たちの宿舎だ」
ウェインに案内されて紹介された家をロード達が見上げると、そこには立派とは程遠い廃れた二階建ての家があり、玄関には王国の国旗が飾られていた。
「「「「え゛??」」」」
ロード達は絶句した。
無理もない。宿舎は家というにはあまりにもボロボロで、兵士が使う宿舎としては威厳のない、国旗が飾られただけの小屋のようなものだった。
「これが宿舎なの…?」
「そうだよ。まあ、ちとボロいが宿舎としてはちゃんと使えるぞ」
メリナはこれが宿舎ではないと信じたくなかったから、思わずウェインに聞いた。
しかし、ウェインの返答にメリナは再び絶句し、ボロボロの宿舎を呆然と見上げていた。
「何だよこれ… これが本当に俺たちの宿舎なのか?」
「何を言ってるんだ? ちゃんとほら、入り口の横に国旗が立ててあるじゃないか」
「軍の宿舎を表すためのこの申し訳程度の国旗が一番ムカつくなッ」
町の小ささにも加え、宿舎のボロボロな姿にアレスは憤っていた。
「中は普通だからグチグチ言ってないで、さっさと入れ」
そうして、ロード達は宿舎の中へと入った。
家の中に入ると、そこには大きな部屋が広がっていた。
大きな部屋は一階のほとんどを占めており、奥にはキッチン・左右のドアを隔てた先にはトイレや風呂場・手前には大きなテーブルが置いてあり、それを囲むようにしてソファが並んでいた。
二階には三つの部屋があり、それぞれ寝室として使われていた。
ウェインはソファに腰かけ、ロード達には反対側のソファに座るように指示してから自己紹介となぜ自身がロード達の隊長になるのかについて話し始めた。
「あらためて俺がお前たちのチームの隊長となるウェインだ。
俺がお前たちの隊長になったのは、魔法軍では新兵を指導・補助するために兵士が一人新兵のチームに配属される。そこで俺が選ばれたわけだな」
ロード達が納得した様子を見て、ウェインは続けて魔法軍について説明し始めた。
「じゃあ納得してもらったようだし、これから魔法軍の構造や任務について話そう。
まず、魔法軍は総隊長であるゼインフォースを筆頭にした組織で、その下には十人の隊長が王族領を除いたそれぞれの地方を任せられている。
そして、さらにその下にいるのが俺たち各地方の町に属する一般兵士だ。
何かここまでで質問はあるか?」
ロード達は各々手や首を振ったりしている。
「質問はないようだから、次は任務についてだな。
知っているとは思うが、魔法軍の目的は人々を魔物から守るためにある。
そのために日々、魔物と戦うことが俺たちの最大の任務だ。
他の任務としては物資を他の町へと護送したり、人物の護衛や犯罪組織の壊滅といったところだな」
「ああ、一つ最後に忠告しておくことだが、町にいる外国の兵士とはもめ事を起こすなよ」
黙っていたロードが質問をした。
「どうして外国の兵士がいるの? ここはエレイスなのに…」
「それはだな、今から千年ほど前に南のエレイス・東のダグラム・西のローデイル・北
ヤマトの四カ国が協力して魔物に対抗するため、不可侵条約と軍事同盟を結んだからだ。
そのため、今では各国の首都や主要都市以外の町では四カ国の兵士がそれぞれ東西南北の地区に分けられて任務にあたっている。
だから、頼むからくれぐれも他国の兵士ともめ事を起こすのはやめてくれ、下手したら国同士の問題になりかねないからな」
ウェインの言葉を聞いたロード、メリナ、リードの三人は一斉にアレスの方を見た。
「おい、なんだよ。まるで俺がもめ事を起こすかのような目だな」
「いや、だって町でのこともあるし… この中じゃあ、アレスが一番可能性があるわ」
メリナの言葉を聞いてロードとリードは頷いた。
「おいおい、俺はロードみたいなガキじゃないんだから安心しろよ」
「そうだといいのだけど」
アレスは心外だった、他のメンバーに自分は問題を起こす人物であると思われていたことに…
「じゃあほかに質問はないか?」
「なあ、九尾の男を知っているか? 軍なら魔物の情報がたくさんあると聞いたんだが…」
「俺は知らないな。だがまあ、軍に掛け合ってみるよ」
「よろしく頼む」
「他にはあるか?」
ロード達は否定のジェスチャーをした。
「また何かあったら何でも聞いてくれ。
それじゃあ今から部屋分けをするから、ついてきてくれ」
ウェインはロード達を連れて二階に上がった。
三つの部屋の中にはそれぞれ二つずつのベッドと机が置かれており、ロード達はこれから誰と一緒の部屋になるか決めるために話し合いを始めた。
しかし、リードが若い者は若い者同士でということで、ロードとアレス・リードとウェイン・メリナの組み合わせに分かれた。
部屋が決まったロード達は夕食をとった後、それぞれの部屋に入った。
「リード、よかったのか? ロードと同じ部屋じゃなくて」
「ああ、あいつはそろそろ兄離れしないとな」
リードはロードが自分への依存を減らすための絶好の機会だと思い、強引にでもこの形を作ったのだ。
そして願うなら、これをきっかけに自分がいなくても生きていけるような淡い期待を抱くリードであった。
一方、ロードとアレスの部屋では
「あ~あ、兄さんと同じ部屋がよかったなあ~」
「なんだ、俺では嫌なのか?」
「嫌ってほどじゃないけど…」
「ならいいだろ? 仲良くしようぜ」
「うん。でも、明日は早いから僕はもう寝るね」
「マジかよ、じゃあ俺は外に行ってくるよ」
そう言ってロードは眠りに落ち、アレスは部屋から出て行った。
しばらくして、ロードは自分を呼ぶ声が聞こえて目を覚ました。
「おーいロード、まだ寝るのは早いぞ」
見ると、アレスはロードの体を揺すって名前を呼んでいた。
「んもうっ~ なにぃ…? 明日は早いんだから寝させてよ」
「はあ~? まだ夜はこれからだぞ」
眠そうにしているロードにお構いなしにアレスはちょっかいをかけていた。
アレスの顔は赤くなっており、どうやら町へ飲みに行ってたようで、酔っぱらってロードにダルがらみをしている。
ああ、やっぱり兄さんと同じがよかったなあ…
ロードはそう思いながら、寝たい衝動を必死に抑えてアレスにつきあい、夜遅くまで二人でしゃべっていた。
馬車の中でアレスは所属する町が田舎すぎることに、頭を抱えながらいつまでも不満を漏らしていた。
「あああ~、マジかよ~ これじゃあ、左遷じゃん…」
「いつまでグズグズしているのよ。もう決まったことだし、しょうがないわよ」
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「はいはい、わかったよ」
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「なあ? 帰っていいか?」
「どこに帰るんだ? アホなこと言ってないでさっさと中に入るぞ」
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町の中に入ると、ロード達を待ってたかのように一人の男が近づいてきた。
男は感じのいい雰囲気に、がっしりとした体を持った好青年である。
「お前たちのことは軍から聞いているよ、これからお前たちのチームの隊長となるウェインだ、よろしくな。
まあこんな所で話すのもあれだし、早く宿舎に行こうか」
急に現れてロード達の隊長となると言い出したウェインに対して、アレスが突っかかった。
「おい、お前は何者だ? いきなり現れて俺たちの隊長になるとか、わけ分かんねえこと言いやがって」
「詳しいことは宿舎で話すから、いいから黙ってついてこい」
ロード達は疑問に感じながらも、渋々ウェインについて行った。
「さあ着いたぞ! ここが俺たちの宿舎だ」
ウェインに案内されて紹介された家をロード達が見上げると、そこには立派とは程遠い廃れた二階建ての家があり、玄関には王国の国旗が飾られていた。
「「「「え゛??」」」」
ロード達は絶句した。
無理もない。宿舎は家というにはあまりにもボロボロで、兵士が使う宿舎としては威厳のない、国旗が飾られただけの小屋のようなものだった。
「これが宿舎なの…?」
「そうだよ。まあ、ちとボロいが宿舎としてはちゃんと使えるぞ」
メリナはこれが宿舎ではないと信じたくなかったから、思わずウェインに聞いた。
しかし、ウェインの返答にメリナは再び絶句し、ボロボロの宿舎を呆然と見上げていた。
「何だよこれ… これが本当に俺たちの宿舎なのか?」
「何を言ってるんだ? ちゃんとほら、入り口の横に国旗が立ててあるじゃないか」
「軍の宿舎を表すためのこの申し訳程度の国旗が一番ムカつくなッ」
町の小ささにも加え、宿舎のボロボロな姿にアレスは憤っていた。
「中は普通だからグチグチ言ってないで、さっさと入れ」
そうして、ロード達は宿舎の中へと入った。
家の中に入ると、そこには大きな部屋が広がっていた。
大きな部屋は一階のほとんどを占めており、奥にはキッチン・左右のドアを隔てた先にはトイレや風呂場・手前には大きなテーブルが置いてあり、それを囲むようにしてソファが並んでいた。
二階には三つの部屋があり、それぞれ寝室として使われていた。
ウェインはソファに腰かけ、ロード達には反対側のソファに座るように指示してから自己紹介となぜ自身がロード達の隊長になるのかについて話し始めた。
「あらためて俺がお前たちのチームの隊長となるウェインだ。
俺がお前たちの隊長になったのは、魔法軍では新兵を指導・補助するために兵士が一人新兵のチームに配属される。そこで俺が選ばれたわけだな」
ロード達が納得した様子を見て、ウェインは続けて魔法軍について説明し始めた。
「じゃあ納得してもらったようだし、これから魔法軍の構造や任務について話そう。
まず、魔法軍は総隊長であるゼインフォースを筆頭にした組織で、その下には十人の隊長が王族領を除いたそれぞれの地方を任せられている。
そして、さらにその下にいるのが俺たち各地方の町に属する一般兵士だ。
何かここまでで質問はあるか?」
ロード達は各々手や首を振ったりしている。
「質問はないようだから、次は任務についてだな。
知っているとは思うが、魔法軍の目的は人々を魔物から守るためにある。
そのために日々、魔物と戦うことが俺たちの最大の任務だ。
他の任務としては物資を他の町へと護送したり、人物の護衛や犯罪組織の壊滅といったところだな」
「ああ、一つ最後に忠告しておくことだが、町にいる外国の兵士とはもめ事を起こすなよ」
黙っていたロードが質問をした。
「どうして外国の兵士がいるの? ここはエレイスなのに…」
「それはだな、今から千年ほど前に南のエレイス・東のダグラム・西のローデイル・北
ヤマトの四カ国が協力して魔物に対抗するため、不可侵条約と軍事同盟を結んだからだ。
そのため、今では各国の首都や主要都市以外の町では四カ国の兵士がそれぞれ東西南北の地区に分けられて任務にあたっている。
だから、頼むからくれぐれも他国の兵士ともめ事を起こすのはやめてくれ、下手したら国同士の問題になりかねないからな」
ウェインの言葉を聞いたロード、メリナ、リードの三人は一斉にアレスの方を見た。
「おい、なんだよ。まるで俺がもめ事を起こすかのような目だな」
「いや、だって町でのこともあるし… この中じゃあ、アレスが一番可能性があるわ」
メリナの言葉を聞いてロードとリードは頷いた。
「おいおい、俺はロードみたいなガキじゃないんだから安心しろよ」
「そうだといいのだけど」
アレスは心外だった、他のメンバーに自分は問題を起こす人物であると思われていたことに…
「じゃあほかに質問はないか?」
「なあ、九尾の男を知っているか? 軍なら魔物の情報がたくさんあると聞いたんだが…」
「俺は知らないな。だがまあ、軍に掛け合ってみるよ」
「よろしく頼む」
「他にはあるか?」
ロード達は否定のジェスチャーをした。
「また何かあったら何でも聞いてくれ。
それじゃあ今から部屋分けをするから、ついてきてくれ」
ウェインはロード達を連れて二階に上がった。
三つの部屋の中にはそれぞれ二つずつのベッドと机が置かれており、ロード達はこれから誰と一緒の部屋になるか決めるために話し合いを始めた。
しかし、リードが若い者は若い者同士でということで、ロードとアレス・リードとウェイン・メリナの組み合わせに分かれた。
部屋が決まったロード達は夕食をとった後、それぞれの部屋に入った。
「リード、よかったのか? ロードと同じ部屋じゃなくて」
「ああ、あいつはそろそろ兄離れしないとな」
リードはロードが自分への依存を減らすための絶好の機会だと思い、強引にでもこの形を作ったのだ。
そして願うなら、これをきっかけに自分がいなくても生きていけるような淡い期待を抱くリードであった。
一方、ロードとアレスの部屋では
「あ~あ、兄さんと同じ部屋がよかったなあ~」
「なんだ、俺では嫌なのか?」
「嫌ってほどじゃないけど…」
「ならいいだろ? 仲良くしようぜ」
「うん。でも、明日は早いから僕はもう寝るね」
「マジかよ、じゃあ俺は外に行ってくるよ」
そう言ってロードは眠りに落ち、アレスは部屋から出て行った。
しばらくして、ロードは自分を呼ぶ声が聞こえて目を覚ました。
「おーいロード、まだ寝るのは早いぞ」
見ると、アレスはロードの体を揺すって名前を呼んでいた。
「んもうっ~ なにぃ…? 明日は早いんだから寝させてよ」
「はあ~? まだ夜はこれからだぞ」
眠そうにしているロードにお構いなしにアレスはちょっかいをかけていた。
アレスの顔は赤くなっており、どうやら町へ飲みに行ってたようで、酔っぱらってロードにダルがらみをしている。
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