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第一部 エルマの町
第四十五話 影の軍隊
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戦いの後、ザクレイは育った孤児院、ナルザスはグレンの家へそれぞれグレンの死を伝えに行った。
そして今、ザクレイは園長のセイメイの元を訪れていた。
隊長になって以来、久しぶりの来院にザクレイも心躍る気持ちで来たかったが今回はそんな気持ちは持ち合わせてなかった。
「おおザックか久しぶりだな! あのクソガキナルザスはいないんだな」
「園長、ナルザスはもう三十六ですよ」
「いいやアイツは立派なクソガキのままだぞ。三年前アイツがここに来た時なんて言ったと思う?」
「アイツ俺に向かって『おいおい本当にハゲジジイになってんじゃねえか、俺兵士辞めて占い師になろうかな』と言いやがったんだよ。父親同然の俺にあの言い草はないだろ! それにアイツは昔からいつも……」
セイメイはナルザスの子供時代から変わらない態度を思い出して憤慨していた。
「まあまあそんなに怒ると死んじゃいますよ。それに今日はそんな用事で来たんじゃないです」
「ああグレンが死んだんだろ?」
「どうしてそれを?」
「伝手で聞いただけだ。だけど、まさかここから出たお前たちが遺子の一人を倒したなんて俺も鼻が高いよ」
「そう…ですか、、」
「そう落ち込むなって、グレンは人々の勝利のために戦ったんだ。本人も本望だろ、ましてや千年経っても倒せなかった奴らを隊長一人の命で倒したんだ、これ以上の成果はないだろ?」
グレンの死を讃えるセイメイの言葉にザクレイは何か奥歯に詰まったような違和感を覚えた。
「園長はグレンの死は悲しくないのですか」
「悲しくない…… と言うのは嘘になる。ここで園長として配属されてからもう三十年近く経つのか、、 その間に何百人とう数の子供たちが戦って死んでいったんだ、悲しさなんて薄れていくよ。だけど今では感謝しているよ、人々の平和のために戦ったのだから」
セイメイはザクレイに近寄って今までに死なせてきた育て子をについて話すと、ザクレイにこれからも兵士として人々のために戦ってこいと激励をし、ザクレイは一言返事をすると部屋から出て行って孤児院を後にした。
ザクレイが去った数時間が経過した頃、セイメイの部屋に一人の混血の兵士が黒い馬車を連れてやって来た。
「セイメイさんお久しぶりです、今年は十人ほど連れてきましたよ」
「ご苦労さん。どうだい最近の施設の様子は?」
「今は忙しいですね、ロイドを倒したことでこれから兵士の消耗が激しくなるだろうし、市民たちも戦いの影響で軍に不信感を抱く者も現れて処理が追いついてないですね」
「奴らは今も戦争中ということを実感しておらん。戦いも知らん平和ボケしたアホどもはいつの時代も厄介だな」
「ええまったく…… 我々混血の血で人々の平和は守られているというのに本当に自分勝手な奴らだ」
「しかし、この混乱も我々平和維持軍が早急に対処しなければな」
「はい。では僕はこれで」
そう言うと男は黒い馬車から赤子を孤児院に預けると帰っていった。
同時刻、エルマの町では昨日テオが商談のため地都へ向かっている道中に盗賊に襲われ妻のロクサーヌらと共に殺されてしまう事件が起こり、軍は調査のために兵士を派遣した。
事件のことを知ったアレスは昨日のこともあってウェインと二人きりになれるように人気のない町の外に呼び出した。
「こんなところに呼び出して何のようだ?」
「…お前、テオが死んだことに何か関係してるのか?」
「フフ、妄想にしては面白いが俺は事件と何も関係ないぞ」
ウェインは微笑みながら答えた。
「嘘つくんじゃねえ! お前が昨日見知らぬ混血の奴に会っていたのを見たぞ! あれは一体誰なんだ!?」
それを聞いて先ほどまで笑顔になっていたウェインの顔が一変した。
「そうか見られてしまったか、、 で、俺が関係していたらどうなるんだ?」
「なぜ殺した!? お前は俺たちに言っていたよな? 『兵士の意義は人々を守るためにある』って、それなら兵士のお前がテオを殺す必要はなかったはずだ!!」
アレスはウェインが間接的にテオを殺したことを知って、胸倉を掴んで強く詰め寄った。
「アレス… お前は二つ勘違いをしている」
「勘違い…?」
「そう、一つ目は俺は軍に所属する正規の兵士ではない、二つ目はアイツは人々に混乱を生み出す可能性があった、始末するには十分な理由だ」
「兵士じゃない…? ならお前は一体何なんだ!?」
「俺は平和維持軍と呼ばれる国内の治安を守るための組織の人間だ。アイツは国家がカオスの遺子と戦っていることに反対していた。仮にテオが自身の影響力を使ってカオスの遺子について人々に発言していたなら、人々の間に分断が生まれ、最悪の場合カオスの遺子を崇拝する奴らも現れるだろう。そうならないために、俺たちは戦っているんだ」
「何だと…」
ウェインの正体と真実を知ったアレスは、驚いて掴んでいた胸倉を離した。
「お前も知ってしまった以上、殺すべきではあるが、今はある男の調査中だから迂闊にお前たちに手が出せん。だが、お前がここで知ったことを外部に漏らせば教えた者もまとめて始末するからな」
ウェインは念押しに口止めをすると町の戻っていった。
「俺はどうすればいいんだ」
アレスは頭を抱えてこれからどうすればいいか悩んだ。
(ウェインの奴、兵士じゃないってどういうことだ? それに平和維持軍って何だ?)
「ちょっと待てよ、、 アイツがテオを殺したのは遺子との戦いに疑問を抱いたからだったはずだ。それなら、あの場にいたメリナはどうなる? まずい早くメリナのところに行かないと!」
そう思うと、アレスはウェインより一早く宿舎に戻るため走っていった。
宿舎にたどり着いたアレスは息をきらしながらメリナの部屋にどかどかと入り込んだ。
「何回言ったら分かるのよ! ノックぐらいしなさいよ!!」
「そんなこと言ってる場合じゃないんだ! 今すぐ俺についてきてくれ!!」
「はあ~いきなり何よ、こっちは魔導書読んでるんだから後にして」
メリナはアレスが急いでいるのも気にも留めずにベッドに横になって魔導書を読み続けた。
「いいから来いって!!」
「ちょ痛い痛い! 痛いから離して」
アレスはメリナの腕を掴んで無理やり連れだそうとした。
「訳は後で話すから今は我慢してくれ、とりあえずここを離れないと」
「おいどこへ行くんだ?」
部屋から出ようとした瞬間にウェインが現れて行く手を阻んだ。
「え? え? どういうこと?」
メリナは二人が睨み合ってるのを見て困惑していた。
「アレス、、 俺さっき言ったよなあ他人を巻き込むなって、これ以上騒ぎを大きくしたらお前ら始末するぞ」
「信用できるか、お前の任務が終わったら俺たちを消すんだろ?」
「なによ消すって?」
「コイツは正規の兵士じゃない、昨日のテオの件もコイツが裏で仕組んでたんだ」
「え? そうなのウェイン?」
メリナの問いにウェインは何も答えないでいないでいると。メリナはアレスに近づいてウェインを警戒した。
三人の間に歪な関係ができ沈黙が続いていたが、ウェインが沈黙を破って話し出した。
「提案がある。今日のここでの会話も外での会話もすべて忘れろ、そうすればお互いメリットがある、そうすればお前らのことは不問にしてやる。どうだ呑むか?」
二人は少し考えた後ウェインの提案を呑んだ。
「そうかそうか、じゃあこれからもよろしくな」
要求を二人が呑むと、ウェインは笑顔になって挨拶をすると部屋を後にした。
「こ、怖っわぁー。大変なことになったわね」
「だが仕方ない、これを呑まないと国相手に喧嘩をしなきゃならねえ。そうなったら俺たちの夢が叶わなくなる、そうだろ?」
「そうね私も国にたてついたらもう戻れなくなるわ」
「なら俺たちは共通の秘密を持った一蓮托生の関係になったわけだ」
「その気持ち悪い言い方はうざいけどその通りね、言い方は本当にムカつくけど」
「なんだよ~照れてんのか~」
「あーはいはい照れてる照れてる、用は終わったんだから出てってよ」
メリナはそっけなく返事をしながらアレスを部屋から追い出した。
「俺の氷より冷たい奴だな」
アレスは自身に対するメリナの態度がだんだん冷たくなっていることにため息をつきながら自室へと帰っていった。
そして今、ザクレイは園長のセイメイの元を訪れていた。
隊長になって以来、久しぶりの来院にザクレイも心躍る気持ちで来たかったが今回はそんな気持ちは持ち合わせてなかった。
「おおザックか久しぶりだな! あのクソガキナルザスはいないんだな」
「園長、ナルザスはもう三十六ですよ」
「いいやアイツは立派なクソガキのままだぞ。三年前アイツがここに来た時なんて言ったと思う?」
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「まあまあそんなに怒ると死んじゃいますよ。それに今日はそんな用事で来たんじゃないです」
「ああグレンが死んだんだろ?」
「どうしてそれを?」
「伝手で聞いただけだ。だけど、まさかここから出たお前たちが遺子の一人を倒したなんて俺も鼻が高いよ」
「そう…ですか、、」
「そう落ち込むなって、グレンは人々の勝利のために戦ったんだ。本人も本望だろ、ましてや千年経っても倒せなかった奴らを隊長一人の命で倒したんだ、これ以上の成果はないだろ?」
グレンの死を讃えるセイメイの言葉にザクレイは何か奥歯に詰まったような違和感を覚えた。
「園長はグレンの死は悲しくないのですか」
「悲しくない…… と言うのは嘘になる。ここで園長として配属されてからもう三十年近く経つのか、、 その間に何百人とう数の子供たちが戦って死んでいったんだ、悲しさなんて薄れていくよ。だけど今では感謝しているよ、人々の平和のために戦ったのだから」
セイメイはザクレイに近寄って今までに死なせてきた育て子をについて話すと、ザクレイにこれからも兵士として人々のために戦ってこいと激励をし、ザクレイは一言返事をすると部屋から出て行って孤児院を後にした。
ザクレイが去った数時間が経過した頃、セイメイの部屋に一人の混血の兵士が黒い馬車を連れてやって来た。
「セイメイさんお久しぶりです、今年は十人ほど連れてきましたよ」
「ご苦労さん。どうだい最近の施設の様子は?」
「今は忙しいですね、ロイドを倒したことでこれから兵士の消耗が激しくなるだろうし、市民たちも戦いの影響で軍に不信感を抱く者も現れて処理が追いついてないですね」
「奴らは今も戦争中ということを実感しておらん。戦いも知らん平和ボケしたアホどもはいつの時代も厄介だな」
「ええまったく…… 我々混血の血で人々の平和は守られているというのに本当に自分勝手な奴らだ」
「しかし、この混乱も我々平和維持軍が早急に対処しなければな」
「はい。では僕はこれで」
そう言うと男は黒い馬車から赤子を孤児院に預けると帰っていった。
同時刻、エルマの町では昨日テオが商談のため地都へ向かっている道中に盗賊に襲われ妻のロクサーヌらと共に殺されてしまう事件が起こり、軍は調査のために兵士を派遣した。
事件のことを知ったアレスは昨日のこともあってウェインと二人きりになれるように人気のない町の外に呼び出した。
「こんなところに呼び出して何のようだ?」
「…お前、テオが死んだことに何か関係してるのか?」
「フフ、妄想にしては面白いが俺は事件と何も関係ないぞ」
ウェインは微笑みながら答えた。
「嘘つくんじゃねえ! お前が昨日見知らぬ混血の奴に会っていたのを見たぞ! あれは一体誰なんだ!?」
それを聞いて先ほどまで笑顔になっていたウェインの顔が一変した。
「そうか見られてしまったか、、 で、俺が関係していたらどうなるんだ?」
「なぜ殺した!? お前は俺たちに言っていたよな? 『兵士の意義は人々を守るためにある』って、それなら兵士のお前がテオを殺す必要はなかったはずだ!!」
アレスはウェインが間接的にテオを殺したことを知って、胸倉を掴んで強く詰め寄った。
「アレス… お前は二つ勘違いをしている」
「勘違い…?」
「そう、一つ目は俺は軍に所属する正規の兵士ではない、二つ目はアイツは人々に混乱を生み出す可能性があった、始末するには十分な理由だ」
「兵士じゃない…? ならお前は一体何なんだ!?」
「俺は平和維持軍と呼ばれる国内の治安を守るための組織の人間だ。アイツは国家がカオスの遺子と戦っていることに反対していた。仮にテオが自身の影響力を使ってカオスの遺子について人々に発言していたなら、人々の間に分断が生まれ、最悪の場合カオスの遺子を崇拝する奴らも現れるだろう。そうならないために、俺たちは戦っているんだ」
「何だと…」
ウェインの正体と真実を知ったアレスは、驚いて掴んでいた胸倉を離した。
「お前も知ってしまった以上、殺すべきではあるが、今はある男の調査中だから迂闊にお前たちに手が出せん。だが、お前がここで知ったことを外部に漏らせば教えた者もまとめて始末するからな」
ウェインは念押しに口止めをすると町の戻っていった。
「俺はどうすればいいんだ」
アレスは頭を抱えてこれからどうすればいいか悩んだ。
(ウェインの奴、兵士じゃないってどういうことだ? それに平和維持軍って何だ?)
「ちょっと待てよ、、 アイツがテオを殺したのは遺子との戦いに疑問を抱いたからだったはずだ。それなら、あの場にいたメリナはどうなる? まずい早くメリナのところに行かないと!」
そう思うと、アレスはウェインより一早く宿舎に戻るため走っていった。
宿舎にたどり着いたアレスは息をきらしながらメリナの部屋にどかどかと入り込んだ。
「何回言ったら分かるのよ! ノックぐらいしなさいよ!!」
「そんなこと言ってる場合じゃないんだ! 今すぐ俺についてきてくれ!!」
「はあ~いきなり何よ、こっちは魔導書読んでるんだから後にして」
メリナはアレスが急いでいるのも気にも留めずにベッドに横になって魔導書を読み続けた。
「いいから来いって!!」
「ちょ痛い痛い! 痛いから離して」
アレスはメリナの腕を掴んで無理やり連れだそうとした。
「訳は後で話すから今は我慢してくれ、とりあえずここを離れないと」
「おいどこへ行くんだ?」
部屋から出ようとした瞬間にウェインが現れて行く手を阻んだ。
「え? え? どういうこと?」
メリナは二人が睨み合ってるのを見て困惑していた。
「アレス、、 俺さっき言ったよなあ他人を巻き込むなって、これ以上騒ぎを大きくしたらお前ら始末するぞ」
「信用できるか、お前の任務が終わったら俺たちを消すんだろ?」
「なによ消すって?」
「コイツは正規の兵士じゃない、昨日のテオの件もコイツが裏で仕組んでたんだ」
「え? そうなのウェイン?」
メリナの問いにウェインは何も答えないでいないでいると。メリナはアレスに近づいてウェインを警戒した。
三人の間に歪な関係ができ沈黙が続いていたが、ウェインが沈黙を破って話し出した。
「提案がある。今日のここでの会話も外での会話もすべて忘れろ、そうすればお互いメリットがある、そうすればお前らのことは不問にしてやる。どうだ呑むか?」
二人は少し考えた後ウェインの提案を呑んだ。
「そうかそうか、じゃあこれからもよろしくな」
要求を二人が呑むと、ウェインは笑顔になって挨拶をすると部屋を後にした。
「こ、怖っわぁー。大変なことになったわね」
「だが仕方ない、これを呑まないと国相手に喧嘩をしなきゃならねえ。そうなったら俺たちの夢が叶わなくなる、そうだろ?」
「そうね私も国にたてついたらもう戻れなくなるわ」
「なら俺たちは共通の秘密を持った一蓮托生の関係になったわけだ」
「その気持ち悪い言い方はうざいけどその通りね、言い方は本当にムカつくけど」
「なんだよ~照れてんのか~」
「あーはいはい照れてる照れてる、用は終わったんだから出てってよ」
メリナはそっけなく返事をしながらアレスを部屋から追い出した。
「俺の氷より冷たい奴だな」
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