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第一部 エルマの町
第四十四話 不確かな未来
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ロードが目覚めてから三日後、王宮にロイド討伐とロイドの力をロードが継承したという話が舞い込んできた。
「そうか、、 やはりこうなったか」
アシュリーからの報告をゼインフォースは俯いた様子で聞いていた。
「王よ何か不安なことでもあるのですか?」
「追い払うだけでよいものを… 殺し、その上、力を奪ったんだ。奴らが黙って見ていると思うか?」
「間違いなく黙って見ていないでしょう、それではロード達の身柄を奴らに渡しますか?」
「フフ何の冗談だ、奴らにそんなこと通じるわけないだろ」
そう言うと、ゼインフォースは玉座から立ち上がった。
「世界はこれから混沌とした暗黒の時代になるだろう… だが、それが過ぎ去ったとき、世界の王が現れ黄金の時代が始まる」
「殺した以上俺たちは後には退けない、もう既に始まってるんだ! 遺子たちと世界をかけた最後の戦いが!!」
「世界の王、黄金の時代、、神の書の一節ですか? 王はあの書に書かれているのを信じているのですか?」
「信じたくはない、信じたくはないが、暗黒の時代の到来が目に見えている今だけは信じたい」
「そうですね、罪と言えども信じたくなりますね」
こうして、ロイドが敗れ、カオスの遺子の一角が崩れた今、人類史上類を見ない戦争と暗黒の時代が幕を開けた。
一方、エルマの町ではアレスがテオに借金の件で自宅まで呼び出されていた。
テオは町一番の金持ちなこともあって町の中央に大きな家を構えており、客室の内装なども豪華だった。
「ちょっと待ってくれよ、俺は今大事な任務があって返せないんだよ。あと半年、半年待ってくれ! 頼むよ!」
アレスは頭をテーブルの上にのせるように下げて、なんとか返済期限を延ばそうと懇願した。
「重要な任務? この前もそう言って返せなかったじゃないか、もっとましな言い訳考えて来いよ」
「今度はマジなんだって!! このままじゃこの町はおろか国が消えるかもしれないんだよ!」
「ああ知ってるよ、カオスの遺子だろ?」
兵士の間でしか知られていないはずのカオスの遺子という言葉に驚いたアレスは顔を上げてテオの方を見た。
「何で知ってるんだ? 一般市民のお前が」
「知ってるさ、まあカオスの遺子という言葉を聞いたのは最近だが、とんでもない相手なんだろ? この前の奇怪な出来事もそいつの影響なんだろうな」
「そこまで知ってるのなら延ばしてくれよ、それに、何で町から逃げないんだ? これから経験したことない戦いが始まるって言うのに……」
「どこへ逃げるって言うんだ? もう町でさえ安全じゃなくなってしまったんだよ! ったくお前らはなんて奴らに喧嘩売ってんだ、俺たち善良な市民まで巻き込みやがってふざけるなよ!」
テオは数日前からカオスの遺子へ喧嘩を売った軍や兵士に強烈な不満を抱えており、今日アレスを呼び出したのも借金のことより兵士への不満を言う一面が大きかった。
(うるせーな… いつもお前たち市民を守ってやってるって言うのに、文句ばっか言いやがってよ。こっちも命かけてんだよ)
「おい口にでてるぞ」
「あ…」
アレスは今まで命を懸けて戦ってきたのに文句を言われることに我慢ならずに、つい口に思ったことが出てしまった。
「いや俺も言い過ぎた、悪かったな。お前たちへの敬意を欠いた発言だった。だから、お前の返済期限延ばしてやるよ」
「え! マジで!? サンキュー、じゃあまた今度金借りに来るから!」
借金の件に片が付いたアレスは意気揚々と部屋を後にした、その去り際にテオが、
「お前たちが俺たちを助けるために戦っていることはみんな感謝しているが、喧嘩する相手は考えろよ神の遺子に挑むなんて正気の沙汰じゃないぞ」
「お前らは市民を守りたいのか殺したいのかどっちなんだ? あ~あカオスの遺子なんて知らないほうがよかったぜ……」
テオは遺子たちに対抗するため各国が同盟を組み、一般市民にはその存在を隠してきた意味が何となく分かってしまった。
借金の件が済んだアレスは宿舎に戻ると、自室で最後にテオに言われたことに文句を言っていた。
「テオの奴めあんなこと言いやがってよ! お前は奴らの脅威を知らねえだろ、何が『戦うやつを考えろ』だお前らのために戦ってるんだよ!」
「どうしたのアレス? テオさんがカオスの遺子に何だって? あ、もしかしてロイドを倒したことにお礼を言ってくれたの!?」
「いや、、 その通りだお前に感謝していたぞ、これからも俺たちを守ってくれって」
人々を守るためにカオスの遺子と戦うことを決めたロードに本当のことを言うのは、今の状況下では非常に好ましくない。
ロイドの力を手に入れ、これからやって来るカオスの遺子を殺せる唯一の兵士であるロードに、守っている市民が遺子との戦いに反対している事実を伝えることはアレスにはできなかった。
「ほんとう!? 人のためになるっていいことだよね。よーし、今からもっと強くなるために特訓してくる! アレスも来る?」
「いいや俺はいい」
「ふーんじゃあ僕一人で行ってくるね! 頑張るぞー!!」
ロードは勢いよく部屋から飛び出していった。
特訓に付き合わなかったアレスはメリナの部屋に向かってノックもしないで入っていた。
「おーい入るぞ~」
「ちょっとノックぐらいしなさいよ。で、何の用? お金なら貸さないわよ」
「今日は金じゃない、さっきテオに呼び出されたんだけど……」
「返せないから体でも売って来いって言われたの? 言っとくけどアンタなんて誰も買わないわよ」
「だから金の話じゃないって。テオによぉ… カオスの遺子と戦わないでくれって言われたんだよ」
「はあ? 何でテオが遺子のことなんか知ってるのよ。それに反対ですって? 私たちはこの町のため、人々のために遺子と戦ったのに、どうしてそんなこと言われなきゃいけないの」
メリナもやはり兵士でもないテオがカオスの遺子について知ってることに驚いてベッドに横になって居た体を起き上がらせた。
「どこで知ったのかなんて知るかよ、問題は遺子のことを知ったテオが遺子との戦いに反対してるってことだよ。俺はその様子を見て最初はコイツ馬鹿じゃねえのって思ったけど、よくよく考えたらアイツらに挑むなんて気が狂っているかもしれんと思い始めてな。メリナお前はどう思う?」
「どう思うって、私たち兵士はカオスの遺子の恐ろしさや実力を十分知っているからこそ何とかして対処しようと頑張っているけど、テオたち一般市民は遺子たちの情報をあまり知っていないから反対するんじゃないのかしら。だから、遺子の存在とその情報を人々に与えれば私たちの戦いも理解してもらえると思うわ」
「それだったら何で遺子の情報を知ったテオはあれだけ反対してるんだ? お前の言う通り、町のみんなに情報を与えたとしても反対する人々は必ず出てくるぞ、そうなれば俺たちは町の人々を抑え込む必要が出てくるかもな」
「だったら情報を非公開に、、、 あ、そういうことか」
「そう、おそらくお前も俺と同じ考えのようだと思う」
二人もまたテオと同様に、遺子の情報を世界の国や軍がひた隠しにする理由が分かった。
「おそらく国遺子の存在を人々に隠しているのも反対勢力を生まれさせないようにしているんだ。みんな兵士が戦っている相手は魔物だと思ってるから、事実を知ったらどうなるんだろうな」
「おいそこまでにしておけ」
突然、アレスの後ろから声がして振り向くと、そこには複雑そうな顔をしたウェインが立っていた。
「ウェイン何でここに?」
アレスは突然現れたウェインに、反射的に先ほどメリナと話していた内容を聞かれたことがまずいと思って身を一歩引かせた。
「お前ら、気づいたとしてもその話誰にもするなよ、特に今はな」
ウェインはいつもの明るい声から暗い声になっていて、それは二人にこれ以上話すと危ないと警告していた。
「それとアレス、町の誰が反対してるんだ?」
「……」
「いいから答えろ!」
「……テオだ」
「ふーんアイツか、じゃあ俺はもう行くからくれぐれも、な」
そう言うとウェインは二人の前から姿を消した。
「こわー、あれ本当にウェインだったのか、いつもと別人みたいだったぞ」
「そ、そうね、でもウェインはどうしてあんなに怒ってたのかしら、それにあの警告は、、 ちょっと不気味ね」
「ああ……」
メリナとアレスはウェインの豹変、それとあの警告のこともあってこれからは一切このことについて話さないと誓った。
「そうか、、 やはりこうなったか」
アシュリーからの報告をゼインフォースは俯いた様子で聞いていた。
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「世界はこれから混沌とした暗黒の時代になるだろう… だが、それが過ぎ去ったとき、世界の王が現れ黄金の時代が始まる」
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「信じたくはない、信じたくはないが、暗黒の時代の到来が目に見えている今だけは信じたい」
「そうですね、罪と言えども信じたくなりますね」
こうして、ロイドが敗れ、カオスの遺子の一角が崩れた今、人類史上類を見ない戦争と暗黒の時代が幕を開けた。
一方、エルマの町ではアレスがテオに借金の件で自宅まで呼び出されていた。
テオは町一番の金持ちなこともあって町の中央に大きな家を構えており、客室の内装なども豪華だった。
「ちょっと待ってくれよ、俺は今大事な任務があって返せないんだよ。あと半年、半年待ってくれ! 頼むよ!」
アレスは頭をテーブルの上にのせるように下げて、なんとか返済期限を延ばそうと懇願した。
「重要な任務? この前もそう言って返せなかったじゃないか、もっとましな言い訳考えて来いよ」
「今度はマジなんだって!! このままじゃこの町はおろか国が消えるかもしれないんだよ!」
「ああ知ってるよ、カオスの遺子だろ?」
兵士の間でしか知られていないはずのカオスの遺子という言葉に驚いたアレスは顔を上げてテオの方を見た。
「何で知ってるんだ? 一般市民のお前が」
「知ってるさ、まあカオスの遺子という言葉を聞いたのは最近だが、とんでもない相手なんだろ? この前の奇怪な出来事もそいつの影響なんだろうな」
「そこまで知ってるのなら延ばしてくれよ、それに、何で町から逃げないんだ? これから経験したことない戦いが始まるって言うのに……」
「どこへ逃げるって言うんだ? もう町でさえ安全じゃなくなってしまったんだよ! ったくお前らはなんて奴らに喧嘩売ってんだ、俺たち善良な市民まで巻き込みやがってふざけるなよ!」
テオは数日前からカオスの遺子へ喧嘩を売った軍や兵士に強烈な不満を抱えており、今日アレスを呼び出したのも借金のことより兵士への不満を言う一面が大きかった。
(うるせーな… いつもお前たち市民を守ってやってるって言うのに、文句ばっか言いやがってよ。こっちも命かけてんだよ)
「おい口にでてるぞ」
「あ…」
アレスは今まで命を懸けて戦ってきたのに文句を言われることに我慢ならずに、つい口に思ったことが出てしまった。
「いや俺も言い過ぎた、悪かったな。お前たちへの敬意を欠いた発言だった。だから、お前の返済期限延ばしてやるよ」
「え! マジで!? サンキュー、じゃあまた今度金借りに来るから!」
借金の件に片が付いたアレスは意気揚々と部屋を後にした、その去り際にテオが、
「お前たちが俺たちを助けるために戦っていることはみんな感謝しているが、喧嘩する相手は考えろよ神の遺子に挑むなんて正気の沙汰じゃないぞ」
「お前らは市民を守りたいのか殺したいのかどっちなんだ? あ~あカオスの遺子なんて知らないほうがよかったぜ……」
テオは遺子たちに対抗するため各国が同盟を組み、一般市民にはその存在を隠してきた意味が何となく分かってしまった。
借金の件が済んだアレスは宿舎に戻ると、自室で最後にテオに言われたことに文句を言っていた。
「テオの奴めあんなこと言いやがってよ! お前は奴らの脅威を知らねえだろ、何が『戦うやつを考えろ』だお前らのために戦ってるんだよ!」
「どうしたのアレス? テオさんがカオスの遺子に何だって? あ、もしかしてロイドを倒したことにお礼を言ってくれたの!?」
「いや、、 その通りだお前に感謝していたぞ、これからも俺たちを守ってくれって」
人々を守るためにカオスの遺子と戦うことを決めたロードに本当のことを言うのは、今の状況下では非常に好ましくない。
ロイドの力を手に入れ、これからやって来るカオスの遺子を殺せる唯一の兵士であるロードに、守っている市民が遺子との戦いに反対している事実を伝えることはアレスにはできなかった。
「ほんとう!? 人のためになるっていいことだよね。よーし、今からもっと強くなるために特訓してくる! アレスも来る?」
「いいや俺はいい」
「ふーんじゃあ僕一人で行ってくるね! 頑張るぞー!!」
ロードは勢いよく部屋から飛び出していった。
特訓に付き合わなかったアレスはメリナの部屋に向かってノックもしないで入っていた。
「おーい入るぞ~」
「ちょっとノックぐらいしなさいよ。で、何の用? お金なら貸さないわよ」
「今日は金じゃない、さっきテオに呼び出されたんだけど……」
「返せないから体でも売って来いって言われたの? 言っとくけどアンタなんて誰も買わないわよ」
「だから金の話じゃないって。テオによぉ… カオスの遺子と戦わないでくれって言われたんだよ」
「はあ? 何でテオが遺子のことなんか知ってるのよ。それに反対ですって? 私たちはこの町のため、人々のために遺子と戦ったのに、どうしてそんなこと言われなきゃいけないの」
メリナもやはり兵士でもないテオがカオスの遺子について知ってることに驚いてベッドに横になって居た体を起き上がらせた。
「どこで知ったのかなんて知るかよ、問題は遺子のことを知ったテオが遺子との戦いに反対してるってことだよ。俺はその様子を見て最初はコイツ馬鹿じゃねえのって思ったけど、よくよく考えたらアイツらに挑むなんて気が狂っているかもしれんと思い始めてな。メリナお前はどう思う?」
「どう思うって、私たち兵士はカオスの遺子の恐ろしさや実力を十分知っているからこそ何とかして対処しようと頑張っているけど、テオたち一般市民は遺子たちの情報をあまり知っていないから反対するんじゃないのかしら。だから、遺子の存在とその情報を人々に与えれば私たちの戦いも理解してもらえると思うわ」
「それだったら何で遺子の情報を知ったテオはあれだけ反対してるんだ? お前の言う通り、町のみんなに情報を与えたとしても反対する人々は必ず出てくるぞ、そうなれば俺たちは町の人々を抑え込む必要が出てくるかもな」
「だったら情報を非公開に、、、 あ、そういうことか」
「そう、おそらくお前も俺と同じ考えのようだと思う」
二人もまたテオと同様に、遺子の情報を世界の国や軍がひた隠しにする理由が分かった。
「おそらく国遺子の存在を人々に隠しているのも反対勢力を生まれさせないようにしているんだ。みんな兵士が戦っている相手は魔物だと思ってるから、事実を知ったらどうなるんだろうな」
「おいそこまでにしておけ」
突然、アレスの後ろから声がして振り向くと、そこには複雑そうな顔をしたウェインが立っていた。
「ウェイン何でここに?」
アレスは突然現れたウェインに、反射的に先ほどメリナと話していた内容を聞かれたことがまずいと思って身を一歩引かせた。
「お前ら、気づいたとしてもその話誰にもするなよ、特に今はな」
ウェインはいつもの明るい声から暗い声になっていて、それは二人にこれ以上話すと危ないと警告していた。
「それとアレス、町の誰が反対してるんだ?」
「……」
「いいから答えろ!」
「……テオだ」
「ふーんアイツか、じゃあ俺はもう行くからくれぐれも、な」
そう言うとウェインは二人の前から姿を消した。
「こわー、あれ本当にウェインだったのか、いつもと別人みたいだったぞ」
「そ、そうね、でもウェインはどうしてあんなに怒ってたのかしら、それにあの警告は、、 ちょっと不気味ね」
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