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第一部 エルマの町
第四十九話 カリグラの力とその代償
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神器カリグラを手に入れたメリナは意気揚々とロードを連れて町の外へ特訓しに行った。
「ああ最高~手に入れた物の中で一番うれしいわ!」
メリナはカリグラを抱えて手に入れたことを実感して笑顔に溢れてていた。
「うぇ~いいなあ~メリナはよお、俺なんて俺なんて何にもないのによ~ もったいぶらせるなよな~!」
アレスは酒を片手に朝っぱらから酔っぱらっており、カリグラを手に入れたメリナにネチネチ粘着していた。
「子供じゃないんだからいつまでも文句言ってるんじゃないわよ。これはもう私の物なんだから泣きつこうたって無駄よ」
「うわああロードぉ! メリナが俺をいじめる~!」
アレスはいくら泣きついても折れないメリナに今度はロードに泣きついて助けを求めた。
「ちょっとアレスやめなさいよ、みっともない」
ロードはアレスが何も得られてないことを憐れんでメリナに一つ提案をした。
「ねえメリナ、アレスが可哀そうだからそのカリグラは二人で共有しようよ。そうすればみんな仲良くできるはずだよ」
「そうだそうだ! 俺にも使わせろ!」
「いいことロード、我儘なんて私には意味ないわ、それに、遺子と戦う時はどっちが使うことになるの?」
「それは…わかんないよ」
「それだったらその話はなしね、これは私の物よ」
「鬼! 悪魔! 人でなし!!」
メリナに断られたアレスは暴言を吐くが、メリナには一向に効いてないようだ。
「あ~持たざる者の妬みなんて聞こえないわ~」
「いや持たざる者はお前の… うぐぐ」
ロードはアレスに最後まで言わせないように口を防いだ。
「ん? 何か言った?」
「いや何も言ってないよ! それより早くその武器を使ってみようよ!」
「何か失礼なことを言ってた気がするけど、、 まあいいわ、それじゃあいくわよ!」
魔力をカリグラに込め始めるとメリナの魔力に共鳴して緑の波紋が広がって形状が変化した。
そしてそのままメリナはカリグラを前方に構えて風斬撃を放つ。
「風斬撃!」
カリグラの先端が光って魔法が放たれると、目の前に広がる大地を抉り荒野にするほどの威力を発揮した。
普段から見ている風斬撃よりもけた違いに強力になったのを見て、ロードとアレスは目を見開いて驚いた。
「うわー! メリナすごいよ! これなら遺子たちとも戦えるよ!」
「やべえなこの威力、、 ああ俺も神器欲しいな~」
二人はメリナに近づいて行ったが、二人の目の前でメリナはぶっ倒れた。
「「メリナ!!」」
メリナが倒れてから目を覚ましたのは少し後だった。
目を覚ましたメリナを見た二人は心配そうに声をかける。
「おい大丈夫か!?」
「大丈夫よ。でも、さっき魔法を放った瞬間、体中の魔力、気力、体力をごっそり持ってかれたわ」
「ねえこれってどういうこと?」
ロードはロイドに聞くとすぐ返答がきてその言葉をみんなに伝えた。
ロイドによると、使用者であるメリナの実力が伴っておらず、下手なことをすると神器に取り込まれてしまう可能性があるということだった。
「何それ!? 聞いてないんだけど!!」
「ハハハハ! やっぱり神器はお前にはふさわしくないな。やっぱりこの杖は俺のものだということだ」
そう言うと、アレスはメリナが手に持っていたカリグラを奪い取った。
「どうだ似合っているかロード?」
「うーん、かっこわる~い」
「へ?」
自分自身は似合っていると思い込んでおり、ロードに似合わないと言われた時には口をポカーンと開けてもう一度聞きなおした。
しかし、ロードは再び似合ってないと言い、その上悪い点を次々と列挙し始めた。
言うには、長身のアレスと小さい杖では比率がおかしいと、そもそも杖という武器がアレスには絶対に似合わないもっと物騒な武器の方が似合うと。
その言葉を聞いて、アレスはカリグラをメリナに返した。
「どうやらこの武器は俺には似合わないようだからいらない。あーあ俺も神器が欲しいなぁ~」
「だったら他のダンジョンを探さないと。誰か知ってるかな~?」
「ザクレイとか知ってるかもな、俺今から聞いてくるわ」
そう言ってアレスは宿舎へ帰っていった。
「あ~行っちゃった、、 どうするメリナ僕たちも帰る?」
「いいえ、リードも言っていたように私たちは強くなければいけないのよ。アレス一人に付き合ってる暇なんてないのよ、私たちは私たちのすべき仕事をしましょう」
「うん」
残ったロード達は暗くなるまで特訓を続けた。
暗くなってクタクタになりながら二人は宿舎に戻ると、驚くべき光景が目に入り込んできた。
アレスが神器と見られる槍を振り回していたからだ。
「危ないよアレス! いやそれよりもそれって神器? 何でアレスが神器を持ってるの?」
「おお! お前ら帰ってきたか! 見ろよこれが俺の神器マルスだ、どうだカッコいいだろ?」
「そんなのどうだっていいのよ、どうしてアンタが神器を持っているのよ!?」
それもそのはず神器がある神代の座には誘わなければ決してたどり着くことができないとパイロンが言っていた。
この前はロイドをその身に宿したロードがいたことによって難なく神代の座までたどり着くことができたが、アレスが手に入れたと思われる時間帯、ロードはメリナと特訓していて一緒にいなかった。
それなのになぜアレスが神器を手に入れることができたのかメリナは甚だ疑問だった。
「それはなリードのおかげなんだよ…」
アレスは何があったか話し始めた。
宿舎に戻ったアレスはザクレイに聞いたが、昔のことだったからダンジョンの場所を覚えていないと言われ自室で悩んでいると、リードがやって来て『俺なら以前に行ったことが案内できるぞ』と言い、魔法を使ってダンジョンまで一瞬で移動した。
「なあ、来たはいいけど神器がある場所は誘われないと行けないと言っていたぞ。どうする気だ?」
「そんなのしらみつぶしに探せば問題ない」
「え? マジ…?」
そこからリードが魔法を使ってダンジョン内を小一時間ほど移動しまくっていると、昨日見た神代の座に続く大きな扉の前にたどり着いた。
「おい嘘だろ? こんなんでたどり着いたのか、、」
アレスがあまりの脳筋ぶりに驚いていると、リードはここで間違いないかと確認し扉をこじ開けた。
内装は違うが太陽の壁画と女性の石像が置かれていることは共通していた。
それと神代の座を守護する者も…
「おい! 何勝手に入って来てんだ? ここをどこだと心得る神代の座だぞ!即刻立ち去れ!!」
「昨日も聞いたよその言葉、とっとと神器出せよ。神器は本来人間に与えられたもんなんだろ」
守護している男はそれでもアレスたちに立ち去ることを警告し、立ち去らないと力づくで立ち去らせると言ってきた。
話を聞かない守護者にリードが話しかけた。
「よう久しぶりだなガルーダ、覚えているか前にここに迷い込んだリードだ」
「リード、、 リード、あ、ああ! お前は前にここにやってきた奴! また迷ったのか!?」
「いや今回はここにある神器を取りに来たんだ。追い出すんなら俺が相手になるぞ」
「お前ら知り合いなの?」
「ああちょっとな、、 だいぶ前にここに迷い込んだ俺を今と同じように力で追い出そうとしたから懲らしめてやったんだよ」
リードがここにいることで、勝てないと分かっていたからガルーダはすぐさま神器マルスを差し出した。
「案外すんなり渡すんだな」
先ほどの強硬なガルーダが柔軟になったことにアレスは拍子抜けした。
「俺の第一の使命はあの恐れ多いカオスの石像を守ることだ。神器なんてただの飾りさ持っていけばいい」
クラウディウスの息子がここにいることからアレスは以前から聞きたかったことをガルーダに聞いた。
「なあお前もクラウディウスの子なんだろ? それなら九尾の男を教えてくれ」
「九尾の男? ああ長兄のエニグマのことか知っているぞ」
「何!? 詳しく教えてくれ!」
アレスは何か今まで一番の手掛かりを聞いてガルーダに詰め寄った。
「知っているが、千年以上前のことだぞ」
「それでもいい何でも教えてくれ!!」
「わかったよ。エニグマは一言で言うなら父上の忠実の使徒、父上の命に必ず従い必ず使命を果たす、俺たち兄弟の尊敬の的さ」
「そうか、ならバサラのことも教えてくれ、奴はバサラを探しているらしいんだ」
「どういうことだバサラ様ならタルタロスにおられるだろう。なぜ兄上はそんなことしてるんだ?」
「そんなこと今はどうだっていいんだよ! バサラってどんな奴って聞いてるんだ!!」
「それはできない、所詮俺は創られた存在、神の遺子を喋ることは不敬にあたる」
(クソ! だが、名は手に入れた。待ってろよ必ず俺が見つけ出してやる!!)
これ以上何も得られないと分かったアレスは話を切り上げて出口へと転送してもらった。
バサラの情報は手にいられなかったが、欲しい情報は手に入れた。
エニグマ、それがアレスの倒すべき敵の名だ。
「やっぱり兄さんはすごいな~ 兄さんにはカオスの遺子の力なんていらないんだね」
「まあ、まあな。それより明日も特訓しに行くのか?」
「当り前だよなぁ~せっかく手に入れたんだ早く使ってみてー」
「そうだね。あ、兄さんウェインの件はどうなったの? もう犯人は見つかった?」
「いやなー犯人捜査は軍に取られてしまったよ。だから、明日からはお前らと一緒に行動できるな」
「ほんとう!? じゃあ兄さんと一緒にいられるんだね嬉しい~!」
ロードは久々にリードといられることが嬉しくてはしゃいでいた。
こうして、ロード達はカオスの遺子と戦う武器は手に入れた、あとはその武器を使いこなせるようになるだけだ!
「ああ最高~手に入れた物の中で一番うれしいわ!」
メリナはカリグラを抱えて手に入れたことを実感して笑顔に溢れてていた。
「うぇ~いいなあ~メリナはよお、俺なんて俺なんて何にもないのによ~ もったいぶらせるなよな~!」
アレスは酒を片手に朝っぱらから酔っぱらっており、カリグラを手に入れたメリナにネチネチ粘着していた。
「子供じゃないんだからいつまでも文句言ってるんじゃないわよ。これはもう私の物なんだから泣きつこうたって無駄よ」
「うわああロードぉ! メリナが俺をいじめる~!」
アレスはいくら泣きついても折れないメリナに今度はロードに泣きついて助けを求めた。
「ちょっとアレスやめなさいよ、みっともない」
ロードはアレスが何も得られてないことを憐れんでメリナに一つ提案をした。
「ねえメリナ、アレスが可哀そうだからそのカリグラは二人で共有しようよ。そうすればみんな仲良くできるはずだよ」
「そうだそうだ! 俺にも使わせろ!」
「いいことロード、我儘なんて私には意味ないわ、それに、遺子と戦う時はどっちが使うことになるの?」
「それは…わかんないよ」
「それだったらその話はなしね、これは私の物よ」
「鬼! 悪魔! 人でなし!!」
メリナに断られたアレスは暴言を吐くが、メリナには一向に効いてないようだ。
「あ~持たざる者の妬みなんて聞こえないわ~」
「いや持たざる者はお前の… うぐぐ」
ロードはアレスに最後まで言わせないように口を防いだ。
「ん? 何か言った?」
「いや何も言ってないよ! それより早くその武器を使ってみようよ!」
「何か失礼なことを言ってた気がするけど、、 まあいいわ、それじゃあいくわよ!」
魔力をカリグラに込め始めるとメリナの魔力に共鳴して緑の波紋が広がって形状が変化した。
そしてそのままメリナはカリグラを前方に構えて風斬撃を放つ。
「風斬撃!」
カリグラの先端が光って魔法が放たれると、目の前に広がる大地を抉り荒野にするほどの威力を発揮した。
普段から見ている風斬撃よりもけた違いに強力になったのを見て、ロードとアレスは目を見開いて驚いた。
「うわー! メリナすごいよ! これなら遺子たちとも戦えるよ!」
「やべえなこの威力、、 ああ俺も神器欲しいな~」
二人はメリナに近づいて行ったが、二人の目の前でメリナはぶっ倒れた。
「「メリナ!!」」
メリナが倒れてから目を覚ましたのは少し後だった。
目を覚ましたメリナを見た二人は心配そうに声をかける。
「おい大丈夫か!?」
「大丈夫よ。でも、さっき魔法を放った瞬間、体中の魔力、気力、体力をごっそり持ってかれたわ」
「ねえこれってどういうこと?」
ロードはロイドに聞くとすぐ返答がきてその言葉をみんなに伝えた。
ロイドによると、使用者であるメリナの実力が伴っておらず、下手なことをすると神器に取り込まれてしまう可能性があるということだった。
「何それ!? 聞いてないんだけど!!」
「ハハハハ! やっぱり神器はお前にはふさわしくないな。やっぱりこの杖は俺のものだということだ」
そう言うと、アレスはメリナが手に持っていたカリグラを奪い取った。
「どうだ似合っているかロード?」
「うーん、かっこわる~い」
「へ?」
自分自身は似合っていると思い込んでおり、ロードに似合わないと言われた時には口をポカーンと開けてもう一度聞きなおした。
しかし、ロードは再び似合ってないと言い、その上悪い点を次々と列挙し始めた。
言うには、長身のアレスと小さい杖では比率がおかしいと、そもそも杖という武器がアレスには絶対に似合わないもっと物騒な武器の方が似合うと。
その言葉を聞いて、アレスはカリグラをメリナに返した。
「どうやらこの武器は俺には似合わないようだからいらない。あーあ俺も神器が欲しいなぁ~」
「だったら他のダンジョンを探さないと。誰か知ってるかな~?」
「ザクレイとか知ってるかもな、俺今から聞いてくるわ」
そう言ってアレスは宿舎へ帰っていった。
「あ~行っちゃった、、 どうするメリナ僕たちも帰る?」
「いいえ、リードも言っていたように私たちは強くなければいけないのよ。アレス一人に付き合ってる暇なんてないのよ、私たちは私たちのすべき仕事をしましょう」
「うん」
残ったロード達は暗くなるまで特訓を続けた。
暗くなってクタクタになりながら二人は宿舎に戻ると、驚くべき光景が目に入り込んできた。
アレスが神器と見られる槍を振り回していたからだ。
「危ないよアレス! いやそれよりもそれって神器? 何でアレスが神器を持ってるの?」
「おお! お前ら帰ってきたか! 見ろよこれが俺の神器マルスだ、どうだカッコいいだろ?」
「そんなのどうだっていいのよ、どうしてアンタが神器を持っているのよ!?」
それもそのはず神器がある神代の座には誘わなければ決してたどり着くことができないとパイロンが言っていた。
この前はロイドをその身に宿したロードがいたことによって難なく神代の座までたどり着くことができたが、アレスが手に入れたと思われる時間帯、ロードはメリナと特訓していて一緒にいなかった。
それなのになぜアレスが神器を手に入れることができたのかメリナは甚だ疑問だった。
「それはなリードのおかげなんだよ…」
アレスは何があったか話し始めた。
宿舎に戻ったアレスはザクレイに聞いたが、昔のことだったからダンジョンの場所を覚えていないと言われ自室で悩んでいると、リードがやって来て『俺なら以前に行ったことが案内できるぞ』と言い、魔法を使ってダンジョンまで一瞬で移動した。
「なあ、来たはいいけど神器がある場所は誘われないと行けないと言っていたぞ。どうする気だ?」
「そんなのしらみつぶしに探せば問題ない」
「え? マジ…?」
そこからリードが魔法を使ってダンジョン内を小一時間ほど移動しまくっていると、昨日見た神代の座に続く大きな扉の前にたどり着いた。
「おい嘘だろ? こんなんでたどり着いたのか、、」
アレスがあまりの脳筋ぶりに驚いていると、リードはここで間違いないかと確認し扉をこじ開けた。
内装は違うが太陽の壁画と女性の石像が置かれていることは共通していた。
それと神代の座を守護する者も…
「おい! 何勝手に入って来てんだ? ここをどこだと心得る神代の座だぞ!即刻立ち去れ!!」
「昨日も聞いたよその言葉、とっとと神器出せよ。神器は本来人間に与えられたもんなんだろ」
守護している男はそれでもアレスたちに立ち去ることを警告し、立ち去らないと力づくで立ち去らせると言ってきた。
話を聞かない守護者にリードが話しかけた。
「よう久しぶりだなガルーダ、覚えているか前にここに迷い込んだリードだ」
「リード、、 リード、あ、ああ! お前は前にここにやってきた奴! また迷ったのか!?」
「いや今回はここにある神器を取りに来たんだ。追い出すんなら俺が相手になるぞ」
「お前ら知り合いなの?」
「ああちょっとな、、 だいぶ前にここに迷い込んだ俺を今と同じように力で追い出そうとしたから懲らしめてやったんだよ」
リードがここにいることで、勝てないと分かっていたからガルーダはすぐさま神器マルスを差し出した。
「案外すんなり渡すんだな」
先ほどの強硬なガルーダが柔軟になったことにアレスは拍子抜けした。
「俺の第一の使命はあの恐れ多いカオスの石像を守ることだ。神器なんてただの飾りさ持っていけばいい」
クラウディウスの息子がここにいることからアレスは以前から聞きたかったことをガルーダに聞いた。
「なあお前もクラウディウスの子なんだろ? それなら九尾の男を教えてくれ」
「九尾の男? ああ長兄のエニグマのことか知っているぞ」
「何!? 詳しく教えてくれ!」
アレスは何か今まで一番の手掛かりを聞いてガルーダに詰め寄った。
「知っているが、千年以上前のことだぞ」
「それでもいい何でも教えてくれ!!」
「わかったよ。エニグマは一言で言うなら父上の忠実の使徒、父上の命に必ず従い必ず使命を果たす、俺たち兄弟の尊敬の的さ」
「そうか、ならバサラのことも教えてくれ、奴はバサラを探しているらしいんだ」
「どういうことだバサラ様ならタルタロスにおられるだろう。なぜ兄上はそんなことしてるんだ?」
「そんなこと今はどうだっていいんだよ! バサラってどんな奴って聞いてるんだ!!」
「それはできない、所詮俺は創られた存在、神の遺子を喋ることは不敬にあたる」
(クソ! だが、名は手に入れた。待ってろよ必ず俺が見つけ出してやる!!)
これ以上何も得られないと分かったアレスは話を切り上げて出口へと転送してもらった。
バサラの情報は手にいられなかったが、欲しい情報は手に入れた。
エニグマ、それがアレスの倒すべき敵の名だ。
「やっぱり兄さんはすごいな~ 兄さんにはカオスの遺子の力なんていらないんだね」
「まあ、まあな。それより明日も特訓しに行くのか?」
「当り前だよなぁ~せっかく手に入れたんだ早く使ってみてー」
「そうだね。あ、兄さんウェインの件はどうなったの? もう犯人は見つかった?」
「いやなー犯人捜査は軍に取られてしまったよ。だから、明日からはお前らと一緒に行動できるな」
「ほんとう!? じゃあ兄さんと一緒にいられるんだね嬉しい~!」
ロードは久々にリードといられることが嬉しくてはしゃいでいた。
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