きっとこれは、パステルカラーの恋愛だろう

水澤玲音

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第1章 誘拐事件編

1話 始業式

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「今日から2学期です。2学期は各学年、それぞれに大きな行事があります。皆さん気をつけて生活してください。」と校長が言ってるらしい。俺は宿題を終わらせる為に徹夜したせいで眠たかった。だから、こっそり眠ろうとしたが、起こされたのだ。
横を見ると不機嫌な顔でこっちを見て
「学期初めの集会くらい起きなさいよ。ば~か、宿題が終わらなくて徹夜してたんでしょ。」といってきたのだ。
 この子は桜内玲奈(サクラウチ レナ)。
俺の自慢の幼馴染なんだ~。玲奈とは幼稚園からの知り合いだ。身長は小さいけど、その身長に似合った幼さと可愛さを持った色白の女の子。残念だが、彼女は口が悪い。黙っていれば完璧なのに。ちなみに俺はロリじゃないぞ!
  俺は玲奈の事が好きだけど、昔からアピールはしているのに気付いてもらえないのだ。
  つい、俺も「仕方ないだろ。夏休みは沢山遊びたかったし、色々と用事があったんだよ。それに宿題なんて3時間もあれば終わると思っていたけど、宿題が思った以上にあったせいで5時間も使った。おかげさまで寝たのは5時なんだよ。だいたい校長の話なんて全国どこでも同じ内容だろ。それも使い回し」と反抗したら、「宿題を計画的にやらないから追い込まれるんでしょ。とりあえず静かにしてなさいよ。先生に見つかったら、怒られるから黙ってなさいよ」と言われた。「相変わらず、厳しいや」と思いつつも、「やっぱり可愛いなあ」と考えてたら、「何ニヤついてるの?気持ち悪い」って言われた。それ以降は夏休みを振り返り余韻に浸っていながら校長の話を聞いていた。「今年の夏休みは海やプールに行って沢山遊んだな。スイカ割りの時に思い切り振りかぶったのに結局空振りしたの面白かったなあ。それに、少し小さかったけどバンドでドームでライブ出来たのは良い経験だった。あれだけの人の前で演奏できる機会は滅多にないな。けど、練習で酷使しすぎたから相棒が壊れちまたったけど、本当に直るのかな?まあ、そこは信じて待ってよう。とりあえず、替えのギターは日頃使わないストラトキャスターだから使い勝手が違うから弾きにくいけど、どう練習しようか」と考えていると、長かった校長の話も終わり、教室に戻った。戻るまでに同じクラスの小泉に「お前、さっき桜内ちゃんと話てただろ。あの子、顔は可愛いけど、性格キツくない?」と聞かれたから、「あいつ、口は悪いけど、根は良い奴だから大丈夫だよ。」と答えた。すると、「お前が女の子をフォローするなんて珍しいな。もしかして、羽島は桜内ちゃんの事狙ってるのか?」なんて聞いてきた。それも本人が近くにいるのに。だから、「俺は長い付き合いだから、良いところも悪いところも分かるだけだよ。」と素っ気なく返したら、小泉は残念がっていた。
  帰りのホームルームで担任の矢澤先生が、「最近、誘拐事件が多発しているから、気をつけるように。男子は女子を送って帰れよ~」と冗談交じりで言ったあと、帰りの号令をして、帰りのホームルームを終わった。今週は教室掃除だったので、廊下に荷物を置きに行ったら、玲奈に「今日暇でしょ?一緒に帰るよ」と言われた。俺はラッキーだと思ったのに、「教室掃除あるから時間かかるよ~、なんで一緒に帰りたいの?それよりも部活は?」と聞いた。玲奈が「吹奏楽部は夏のコンクールが終わったばっかりなのと新学期が始まったばかりだから3日間お休みなの。誘拐事件が怖いからに決まってるからでしょ!ば~か!教室掃除手伝ってあげるから、はやく帰ろう。」といってきたのだ。俺は一緒に帰れるからテンションが上がって掃除をしていたら、先生に「羽島、何か良いことあったのか?あれか?掃除当番じゃない桜内がいるからか?」と聞いてきたから、「はい、今日一緒に帰る約束してるからですかね~?」と教えたら、先生は微笑み「一緒に帰るのは止めないが、節度を持ち高校生らしい行動をするように」と言ってきた。掃除も無事に終わり、荷物を回収して、玲奈に「帰れるよ」と言って生徒玄関に向かった。
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