稀有ってホメてる?

紙吹雪

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第1章 出会い

把握すべきこと #1

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☆☆☆☆☆
*名前 ルシノ
*種族 鬼人族、鬼神
*性別 ♂(♂♂)
*職業 魔工匠アルチザン錬金術師アルケミスト鑑定士アプレイザー
*称号 神格となった者、ルスタフのギルドマスター、生産職を極めた者
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☆☆☆☆☆
*名前 リミル
*種族 魔人族
*性別 ♂(♂♀)
*職業 魔法詠唱者マジックキャスター刀剣士スローター拳闘士モンク
*称号 クライの家族、ダンジョン攻略者、フェンリルの主
☆☆☆☆☆


クロトは早速鑑定して驚いた。
リミルが駆け寄ったのはルスタフのギルドマスターだった。
そしてどうやらクライはフェンリルらしい。

しかしそれよりも気になったことがある。

『レベルがない…それに3つずつ…』

『あ、無断で鑑定したでしょ?3つずつってことはあの人とリミル君のを見たの?これからお世話になる人を勝手に鑑定するのは良くないよ?本人に聞いたら隠蔽してないステータス見せてくれるかもしれないのに…ってごめん、知らなかったよね』

クロトは良くないと聞いてリミルが自分のステータスを見た時に申し訳なさそうな顔をしたのを思い出した。
クロトはゲームの感覚でステータスなど見られるのは当たり前だと言う感覚でいたため気にはしていなかった。

『そうか…個人情報だもんな…』

『まあでも隠蔽している人達で良かったよ。あたしはまだまだ出来ないから勝手に見てたら怒ってた』

クロトは勇気が出なくて見れなかったとは言えず、はは、と乾いた笑いを漏らした。



事情を説明し終えたリミルは紹介するために二人を呼んだ。

「二人とも!」

手招きして呼び寄せルシノに二人を紹介し、二人にルシノを紹介した。

「この二人がさっき言った俺が保護者をすることになったクロトとニーナ。この人はここのギルドマスターのルシノ」

『初めまして、クロトです』

『あたしはニーナ、よろしくね』

クロトはニーナの言葉遣いに驚いたがみんな気にする様子もない。
そのことに首を傾げる。

(リミルもニーナも敬語を使うところを見ないな…俺もリミルに敬語使ってないけど。リミルは20代後半って言う割に同い年くらいに見えるんだよな…)


そうクロトが考えていると声がかかる。


『俺はルシノだ。お前、さっき鑑定したろ?理由はなんだ?』

ルシノは少し睨んでいるように見える。
クロトはビビるが、リミルには怒っているのではなく怪しんでいると分かった。
クライも分かっているので口は出さない。
リミルも鑑定されたが先に自分もやったので特に言うことはない。

『あ、すみません。この世界ではステータスを勝手に見ることが良くないって知らなくて…よく考えたら分かったことなのに個人情報を勝手に覗いてしまってすみませんでした』

『そうか。それで見た理由は?』

ルシノは幾分か柔らかくなった口調でもう一度理由を聞いた。

『さっき性別の話を聞いて…俺の世界とは違うというか…それで興味が湧いて…好きな子のを見るのは躊躇われたので保護者になる人とその人が駆け寄った人を…と思いまして…』

『そうか』

そう一言返してルシノは黙ってしまった。
何やら考えているようだ。
ルシノにじっと見られてクロトは居心地悪そうだった。


リミルはその間にニーナに近づき何を話してそうなったのかを聞く。

ニーナは何か言いにくそうにしていたが何とか話してくれた。
どうやらこの世界の恋愛について聞いてきたので答えていて、鑑定したら相手の性別が詳しく分かると話していたようだ。

「なるほどなー。やらかさないように見守るのってなかなか難しいな。異世界との違いが分からないから何を何処まで教えないといけないのかわからない。でも俺の責任になるし何とかしないとな…」

『その点あたしは安心だよね?この世界の常識は分かってるし!』

リミルはニーナをチラリとみて視線を下に戻す。

「まあ大丈夫だと思いたい」

ニーナは『なによー』と頬をプクッと膨らますが、リミルが「まだニーナのことそこまで知らないからな」というと『それもそうね』と頷いた。



ニーナとリミルがそんな話をしている間、ルシノとクロトとクライは何事かを話していたようだが聞くとクライが気にするなと言ってそれ以上は聞けなかった。

クロトがリミルに謝ったので恐らく責任についてだろうとは思う。

「教えてなかった俺が悪いし。これからは無闇に鑑定しなければ大丈夫。怪しいヤツとか、嫌な感じがする奴なら鑑定しても良いから」

『わかった。そう言えば二人とも鑑定に気づいてたみたいだけどレベルが高いと鑑定されたって分かるようになるの?俺は鑑定されたの分からなかったんだけど…』

リミルは驚いた。
答えたのはルシノだ。

『確かレベルが上がりにくくなった頃に覚えたからღ30くらいだったと思うが』

『え、俺のレベル50なんだけど…』

それを聞いて皆驚いた。
リミルは知っていたので鑑定されたのに気づかなかったと聞いてから驚きっぱなしだ。

「あれは俺を咎めるためじゃなかったのか…」

異世界人だと知っているのかと聞かれた時リミルは鑑定のことを咎められたのだと思っていた。
思い返してみれば咎めるような口調でもなく本当に気にしていない感じだった。
そう思ったのはリミルに後ろめたい気持ちがあったからだろう。

『とりあえず、今は人が居ないとはいえ道でのステータスに関する会話はタブーだ。中に入れ』

リミルとニーナはハッとして、クロトはそう言えばそう言われたんだった!とルシノの後に続く。
クロトにステータスについて話すなら室内でと教えたのはノフテスのギルドマスター、ハルバーだ。
この世界のルールを教えておくということで罪になる事を中心に教えていた。
元の世界でも犯罪として扱われていたらしく、その辺は問題なさそうだった。

そこで禁忌タブーについてもいくつか話していたのだが、その中の一つがステータスについて街中で話してはいけないというものだった。

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