66 / 96
第1章 出会い
増えるもの減るもの #3
しおりを挟む
『いや、リミルたちのパーティに入れて欲しい』
リミルは驚いた。
パーティ認定されていることに。
そこ!?と思うかもしれないが、ずっとクライと居たけどソロ扱いだった。
保護しなければならない者が2人増えたがあくまで保護対象であって一緒に戦うパーティという認識はなかった。
保護者だということも言ったはずだ。
一緒に戦えるクライが、従魔だったためにソロ認定だったのに、守るべき2人が仲間扱いということに驚いたのだ。
「俺たちパーティだったのか?」
『『え、違うの?』』
アキリムとニーナは驚いている。
既にパーティだと思っていたようだ。
アキリムもニーナもパーティ申請が必要なことを知らないらしい。
『組めない訳では無いが実力差がありすぎるな。でもリミル、これから一緒に行動するならパーティと認識されることが多くなるだろう?2人と組んだらどうだ?不満もあるだろうが…』
「違う。そうじゃない」
ルシノに勘違いされた事に傷つき、否定の言葉の口調が少し強くなってしまったことに若干の自己嫌悪に陥りつつ、自分の気持ちを整理しながら話した。
ルシノに勘違いされたままで居たくなかった。
嫌味な奴だと思われるのは苦しく、心が痛い。
こんなことで自覚したくなかった。
さっさと認めておけばよかった。
俺はルシノが好きだ──。
好きな人に誤解されるのはツラいものだな。
「違うんだ。不満とかそうゆうことじゃなくて、確かに実力差は関係してる。でもそれは、えっと…俺はずっとソロだった。一緒に戦えるクライといてもずっとソロという扱いで…俺にとっては2人は保護対象だ。実力差があるためにそういう認識だったことは認める。でも、互いに守りあえるクライの扱いと俺が守るべき相手である2人の扱いのギャップに驚いたんだ。驚いただけで不満とかじゃ…」
リミルは傷付いた顔を隠せなかった。
それだけ傷ついていた。
だがルシノを責めたいわけではないのでその顔を見せないように下を向くしかなかった。
すると静かに成り行きを見ていたクロトが口を開いた。
『一緒に行動するだけでパーティ認定されるんだなって俺も驚いたよ。ソロだって聞いてたから従魔がパーティ認定されてないのは分かってたけど…この世界では人ってだけで一緒にいるとパーティなのか?俺のとこだと誘ったり誘われたりして了承してやっとパーティになれたけど』
クロトはリミルの言いたいことを正しく理解してくれたらしい。
未だ視線を落としているリミルには誰の表情も見えないがクロトの言葉が声音から本心であることは分かった。
少し救われる思いだ。
『リミル、顔を上げてくれ。誤解だ。俺はリミルが実力差に不満をもつとは思っていない。言葉が足りなかった。クライとの関係性を知っているからこそ、その辺で不満に感じることもあると思ったんだ』
リミルは慌てて顔をあげる。
すると目に溜まっていた涙が頬を伝った。
膝の辺りに濡れた跡があった。
リミルの視界に入ったルシノは申し訳なさそうな顔をしていたがリミルの顔を見て目を見開き、直ぐに痛ましそうな悔しそうなツラそうな顔をした。
「良かった。ルシノに嫌な奴って誤解されたんじゃないかと、おも、思って、そう考えると苦しくて…勘違いで良かった…」
『付き合いは浅いが俺はリミルの為人をまあまあ理解しているつもりだ。そこは信用して欲しい。傷つけたようで悪かった』
リミルは首を振って応える。
信用して欲しいの所で縦に、傷つけたようで悪かったの所で横に。
ルシノはリミルの頭や背中を撫でて落ち着かせつつ、クロトの疑問に答えるべく、3人に説明するつもりでそちらを向く。
『クロト、この世界でもパーティになるにはパーティ申請というものが必要になる。それは互いの同意の元、ギルドに申請するんだ。2人は知らなかった様だが今登録を終えたばかりだ。無理もない』
クロトは『そうだよな』と納得し、アキリムとニーナは『そうなんだ』と理解を示した。
3人ともリミルの涙には触れない方針で行くようだ。
リミルとしてはありがたかった。
クライと泣いた時以来の涙だ。
勘違いで泣いたのは少し恥ずかしい。
だが誰かとの関係を願って泣けたのは誇らしい。
リミルは落ち着いたので息を吐いて呼吸を整えた。
「ステータスを見せてくれないか?隠したいモノがあるなら無理にとは言わないが、称号をみれば何となくの事情が分かるだろう?見せてくれるなら俺も見せれる範囲で見せようと思う」
『見てくれて構わない。僕には見られて困るモノはない。出回っていない職業も持ってるだけでヤバい職業もないしな。そもそも家から出たばかりだ。リミルは隠せるほど種族レベルが高かったんだな…』
見せられないかどうかの判断はそれぞれ違うが共通しているのはアキリムが言ったモノだろう。
称号については個人の価値観に寄るモノが多い。
そういえばアキリムはレベルを知らなかったなと思いつつニーナにも声をかける。
「ああ。ニーナは?見ない方が良いなら見ないが…」
『私も見てくれて構わないよ?リミル君にはお世話になるしね』
2人からあっさり許可を貰い拍子抜けするが、受け入れられたので良しとする。
「クロトは少し特殊で、今後魔力暴走とかを起こさないために元の数値に戻るまでは1日1回はギルレイやルシノに見てもらうことになる。これはクロトの身体のための決定事項だ。だが、その際に俺がその内容を聞いてもいいかどうかはクロトが決めてくれ。代わりに他の2人と同様見せれる範囲で見せる」
『俺は知っといてくれる方が助かる。リミルは保護者だし、色々詳しいだろ?他の冒険者と比べても強いのは分かるし、その方が心強い』
クロトの言葉にリミルは嬉しくなった。
認められ信頼されるのは良いものだなと思った。
ハルバーに依頼された監視がその意味を変えつつあるなと感じる。
出会って暫くはずっと疑いの意味で監視していたが、今では心配や見守る意味での監視になってきている。
ハルバーには見守ってやれと言われたのでこうなる可能性も考えていたように思う。
「じゃあ早速皆のステータス見せてもらうな。《鑑定》」
リミルは驚いた。
パーティ認定されていることに。
そこ!?と思うかもしれないが、ずっとクライと居たけどソロ扱いだった。
保護しなければならない者が2人増えたがあくまで保護対象であって一緒に戦うパーティという認識はなかった。
保護者だということも言ったはずだ。
一緒に戦えるクライが、従魔だったためにソロ認定だったのに、守るべき2人が仲間扱いということに驚いたのだ。
「俺たちパーティだったのか?」
『『え、違うの?』』
アキリムとニーナは驚いている。
既にパーティだと思っていたようだ。
アキリムもニーナもパーティ申請が必要なことを知らないらしい。
『組めない訳では無いが実力差がありすぎるな。でもリミル、これから一緒に行動するならパーティと認識されることが多くなるだろう?2人と組んだらどうだ?不満もあるだろうが…』
「違う。そうじゃない」
ルシノに勘違いされた事に傷つき、否定の言葉の口調が少し強くなってしまったことに若干の自己嫌悪に陥りつつ、自分の気持ちを整理しながら話した。
ルシノに勘違いされたままで居たくなかった。
嫌味な奴だと思われるのは苦しく、心が痛い。
こんなことで自覚したくなかった。
さっさと認めておけばよかった。
俺はルシノが好きだ──。
好きな人に誤解されるのはツラいものだな。
「違うんだ。不満とかそうゆうことじゃなくて、確かに実力差は関係してる。でもそれは、えっと…俺はずっとソロだった。一緒に戦えるクライといてもずっとソロという扱いで…俺にとっては2人は保護対象だ。実力差があるためにそういう認識だったことは認める。でも、互いに守りあえるクライの扱いと俺が守るべき相手である2人の扱いのギャップに驚いたんだ。驚いただけで不満とかじゃ…」
リミルは傷付いた顔を隠せなかった。
それだけ傷ついていた。
だがルシノを責めたいわけではないのでその顔を見せないように下を向くしかなかった。
すると静かに成り行きを見ていたクロトが口を開いた。
『一緒に行動するだけでパーティ認定されるんだなって俺も驚いたよ。ソロだって聞いてたから従魔がパーティ認定されてないのは分かってたけど…この世界では人ってだけで一緒にいるとパーティなのか?俺のとこだと誘ったり誘われたりして了承してやっとパーティになれたけど』
クロトはリミルの言いたいことを正しく理解してくれたらしい。
未だ視線を落としているリミルには誰の表情も見えないがクロトの言葉が声音から本心であることは分かった。
少し救われる思いだ。
『リミル、顔を上げてくれ。誤解だ。俺はリミルが実力差に不満をもつとは思っていない。言葉が足りなかった。クライとの関係性を知っているからこそ、その辺で不満に感じることもあると思ったんだ』
リミルは慌てて顔をあげる。
すると目に溜まっていた涙が頬を伝った。
膝の辺りに濡れた跡があった。
リミルの視界に入ったルシノは申し訳なさそうな顔をしていたがリミルの顔を見て目を見開き、直ぐに痛ましそうな悔しそうなツラそうな顔をした。
「良かった。ルシノに嫌な奴って誤解されたんじゃないかと、おも、思って、そう考えると苦しくて…勘違いで良かった…」
『付き合いは浅いが俺はリミルの為人をまあまあ理解しているつもりだ。そこは信用して欲しい。傷つけたようで悪かった』
リミルは首を振って応える。
信用して欲しいの所で縦に、傷つけたようで悪かったの所で横に。
ルシノはリミルの頭や背中を撫でて落ち着かせつつ、クロトの疑問に答えるべく、3人に説明するつもりでそちらを向く。
『クロト、この世界でもパーティになるにはパーティ申請というものが必要になる。それは互いの同意の元、ギルドに申請するんだ。2人は知らなかった様だが今登録を終えたばかりだ。無理もない』
クロトは『そうだよな』と納得し、アキリムとニーナは『そうなんだ』と理解を示した。
3人ともリミルの涙には触れない方針で行くようだ。
リミルとしてはありがたかった。
クライと泣いた時以来の涙だ。
勘違いで泣いたのは少し恥ずかしい。
だが誰かとの関係を願って泣けたのは誇らしい。
リミルは落ち着いたので息を吐いて呼吸を整えた。
「ステータスを見せてくれないか?隠したいモノがあるなら無理にとは言わないが、称号をみれば何となくの事情が分かるだろう?見せてくれるなら俺も見せれる範囲で見せようと思う」
『見てくれて構わない。僕には見られて困るモノはない。出回っていない職業も持ってるだけでヤバい職業もないしな。そもそも家から出たばかりだ。リミルは隠せるほど種族レベルが高かったんだな…』
見せられないかどうかの判断はそれぞれ違うが共通しているのはアキリムが言ったモノだろう。
称号については個人の価値観に寄るモノが多い。
そういえばアキリムはレベルを知らなかったなと思いつつニーナにも声をかける。
「ああ。ニーナは?見ない方が良いなら見ないが…」
『私も見てくれて構わないよ?リミル君にはお世話になるしね』
2人からあっさり許可を貰い拍子抜けするが、受け入れられたので良しとする。
「クロトは少し特殊で、今後魔力暴走とかを起こさないために元の数値に戻るまでは1日1回はギルレイやルシノに見てもらうことになる。これはクロトの身体のための決定事項だ。だが、その際に俺がその内容を聞いてもいいかどうかはクロトが決めてくれ。代わりに他の2人と同様見せれる範囲で見せる」
『俺は知っといてくれる方が助かる。リミルは保護者だし、色々詳しいだろ?他の冒険者と比べても強いのは分かるし、その方が心強い』
クロトの言葉にリミルは嬉しくなった。
認められ信頼されるのは良いものだなと思った。
ハルバーに依頼された監視がその意味を変えつつあるなと感じる。
出会って暫くはずっと疑いの意味で監視していたが、今では心配や見守る意味での監視になってきている。
ハルバーには見守ってやれと言われたのでこうなる可能性も考えていたように思う。
「じゃあ早速皆のステータス見せてもらうな。《鑑定》」
0
あなたにおすすめの小説
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
転生無双なんて大層なこと、できるわけないでしょう! 公爵令息が家族、友達、精霊と送る仲良しスローライフ
幸運寺大大吉丸◎ 書籍発売中
ファンタジー
アルファポリス様より書籍化!
転生したラインハルトはその際に超説明が適当な女神から、訳も分からず、チートスキルをもらう。
どこに転生するか、どんなスキルを貰ったのか、どんな身分に転生したのか全てを分からず転生したラインハルトが平和な?日常生活を送る話。
- カクヨム様にて、週間総合ランキングにランクインしました!
- アルファポリス様にて、人気ランキング、HOTランキングにランクインしました!
- この話はフィクションです。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
アリエッタ幼女、スラムからの華麗なる転身
にゃんすき
ファンタジー
冒頭からいきなり主人公のアリエッタが大きな男に攫われて、前世の記憶を思い出し、逃げる所から物語が始まります。
姉妹で力を合わせて幸せを掴み取るストーリーになる、予定です。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます
難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』"
ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。
社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー……
……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!?
ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。
「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」
「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族!
「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」
かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、
竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。
「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」
人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、
やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。
——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、
「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。
世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、
最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕!
※小説家になろう様にも掲載しています。
田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした
月神世一
ファンタジー
「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」
ブラック企業で過労死した日本人、カイト。
彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。
女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。
孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった!
しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。
ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!?
ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!?
世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる!
「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。
これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる