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後編
⑫
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身体を優しく抱き込まれる感触で意識が浮上し、閉じていた目を開き顔を上げる。視界の先で、翠が柔らかく微笑んだ。
「おはよー。よく眠れた?」
「おはよ……んー……たぶん……」
返事をする俺の声はびっくりするくらい掠れていた。昨日はあれから何度も身体を重ね、俺は汚い声で雄たけびみたいに喘ぎまくったからしょうがないだろう。
後処理やバスタオルを敷き忘れドロドロのグチョグチョになったシーツの取り換えが終わったのは朝方近くで、それから眠りについたから今はもう昼くらいだろうか。
「……あ、翠」
「んー?」
「えっと……覚えて、る?」
あまりにも自然に挨拶をされたから返したけど、俺はふと不安になって翠に尋ねる。昨日の告白の返事は本心だと信じているけど、夢じゃなかったという確信がほしい。
じっと翠を見つめると、彼はにやりと笑みを浮かべる。
「えー、覚えてるかって……明良の……汚くて、めーっちゃくちゃ可愛い喘ぎ声なら……ちゃーんと覚えてるよ?」
くすくすとからかうように笑う吐息とともに、ちゅ、と唇にキスを落とされた。予想外の返答に面食らってしまったけど、すぐに頬が熱くなっていく。
「……汚いのに可愛いって、矛盾してるじゃん……」
「だって本当だからね。汚くて可愛くて、だーいすきだよ。明良、大好き」
「……っ! 俺も、好き……」
身体を抱きしめてくる腕の力が強くなり、俺は翠の胸にもたれながら言葉を返す。起きたときから抱きしめられていたのに、なにを不安になっていたんだろうか。
安心した俺は、翠の背中に腕を回す。彼の体温と心臓の鼓動を感じうとうとしていたら、ぐう、と腹が鳴った。
「お昼は、昨日の残りと……あと何にしようね?」
「んー、と……」
俺がリクエストすると、わかった、と優しい声で翠が囁く。もう二度と食べられないかもと思っていた彼の手料理で、俺は幸せな1日を始められるだろう。
嬉しくてニヤけていると、砂糖を溶かしたような甘い瞳をした翠が舌を絡めてきた。……昼飯は、もう少しあとになりそうだ。
「おはよー。よく眠れた?」
「おはよ……んー……たぶん……」
返事をする俺の声はびっくりするくらい掠れていた。昨日はあれから何度も身体を重ね、俺は汚い声で雄たけびみたいに喘ぎまくったからしょうがないだろう。
後処理やバスタオルを敷き忘れドロドロのグチョグチョになったシーツの取り換えが終わったのは朝方近くで、それから眠りについたから今はもう昼くらいだろうか。
「……あ、翠」
「んー?」
「えっと……覚えて、る?」
あまりにも自然に挨拶をされたから返したけど、俺はふと不安になって翠に尋ねる。昨日の告白の返事は本心だと信じているけど、夢じゃなかったという確信がほしい。
じっと翠を見つめると、彼はにやりと笑みを浮かべる。
「えー、覚えてるかって……明良の……汚くて、めーっちゃくちゃ可愛い喘ぎ声なら……ちゃーんと覚えてるよ?」
くすくすとからかうように笑う吐息とともに、ちゅ、と唇にキスを落とされた。予想外の返答に面食らってしまったけど、すぐに頬が熱くなっていく。
「……汚いのに可愛いって、矛盾してるじゃん……」
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身体を抱きしめてくる腕の力が強くなり、俺は翠の胸にもたれながら言葉を返す。起きたときから抱きしめられていたのに、なにを不安になっていたんだろうか。
安心した俺は、翠の背中に腕を回す。彼の体温と心臓の鼓動を感じうとうとしていたら、ぐう、と腹が鳴った。
「お昼は、昨日の残りと……あと何にしようね?」
「んー、と……」
俺がリクエストすると、わかった、と優しい声で翠が囁く。もう二度と食べられないかもと思っていた彼の手料理で、俺は幸せな1日を始められるだろう。
嬉しくてニヤけていると、砂糖を溶かしたような甘い瞳をした翠が舌を絡めてきた。……昼飯は、もう少しあとになりそうだ。
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