僕の目があなたを遠ざけてしまった

紫野楓

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 十八時を過ぎたが夏だからまだ少し明るい。東側から夜になっていく。

 結局答えは出せなかった。
 図書室を追い出され、人気のない廊下に立ってようやく鞄を教室に置いて行ったことに気づいた。

 それで、教室に向かった。

 少し、疲れ切ったはずの胸がざわつく。

 A組の教室には誰もいなかった。普段この時間は生徒がいることが多いが、始業式だったから部活も早く終わったのだろう。

 綺麗な机が少し乱れながらも並んでいる。

(僕の机……綺麗になってる……)

 近寄って確認したが見間違いじゃない。他の机と変わらない。それどころか、少し綺麗なくらいかもしれなかった。

 鞄は無かった。どうしようもできず、二葉は千切れて萎びたたんぽぽみたいな気持ちになって綺麗になった椅子に座り込む。

 机の中のゴミもすっかりなくなっていたが、中の天井に紙切れが一枚に張り付いている。そのままにするか迷って、結局手に取った。

 正方形の、若葉色の付箋用紙だ。

『二葉 会いたい』

 テスト期間中に何度も見た、大きくて堂々とした力強い字で書いてある。

 二葉はその紙を皺にならないように丁寧に胸ポケットにしまった。

 そして、スマートフォンの電源を入れた。

 多方面からの着信やメッセージの通知が百件近く届いていた。

 事の重大さを今更になって実感する。

 新しい通知が入った。

 知らない人からだ。未読メッセージ……『死ね』『逃げ回ってんじゃねえ、ブス』『ゴミの分際でスルーすんなカス』……しょうもない罵倒でも今はきつい。内臓から凍える。

 画像が添付されていた。見覚えのある鞄の画像で、無骨な手が掴んでいる。端はぶれていて、暗がりで撮ったからかフラッシュが焚いてあった。体がしんと底冷えする。

『燃やすぞ。屋上に来い』

 二葉の鞄だった。

 二葉の中で何かがプツンと切れた。

 誰だよ。なんで邪魔するんだよ。

 夢、追いかけてるだけなのに。

 ――二葉は医者になるから……。

 耀士の声が頭を過った。

 教室を出て階段を上がった。

『っ、二葉っ? 二葉なのか?』

 通話は一コールもしないうちに繋がった。

 耀士の声。

 急に目頭が熱くなった。どっと安堵が押し寄せる。鼻の奥が痛い。歯を食いしばった。

 図書室でのカミナリ司書と耀士のやり取りを思い出す。凍えきっていた体がじんわり温かくなってこそばゆい。

「二葉だよ。鞄、盗られた」

 もっと話したいことがいっぱいあるのに、口は二葉が思ったことしか言わない。

 「鞄なんてどうでもいいだろ」なんて、耀士は呆れて怒るだろうか。そうだとしたらもう本当におしまいだ。
返事は『うわあ!』という悲鳴だった。

『お前の心配ばっかりでそこまで頭回らなかった! 大事にしてたもんなあ!』

 抑えていた涙がぼたぼた落ちてくる。堰が切れたようにどんどんこぼれた。

『二葉の机を綺麗にした時にはもう無かった。だいぶ経ってる。畜生、ほんとごめんな』

 視界が不鮮明で、何回か平坦な床で躓いた。

「取り、返すの……手伝って……!」

 歯を食いしばりながら話し続ける。

「このままじゃ嫌だ……助けて……!」

 半ば自暴自棄になりながら階段を駆け上がり、屋上の重い扉を全身を使って開ける。

『当たり前だろ!』

 力強い言葉に強張っていた心が緩む。温かい。大丈夫。これでいいんだ。僕は。

 僕は頑張っていいんだ。

『俺、どこに行けば……』

「屋、上っ、あっ……!」

 外気が纏わりついてすぐに、ふわ、と体が宙に浮いた。

 視界が映像みたいにスローモーションになる。地平がぐるりと半回転していた。咄嗟にスマートフォンを胸に抱えてかばった。肩から地面に落ちていく。

『二葉? 二葉っ……?』

 足を掛けられて吹き飛ばされたようだ。

「う……っ」

 全体重を受け止めた肩がびりびりと痛む。頭が揺れたせいで、目眩も強い。思わず顔をしかめたが、すぐに身体を起こした。

「マジで教科書で釣れた。嘘だろ?」

 頭上から侮蔑しきった嘲笑がする。

 全身痛くて呼吸もままならないのに、思考は嫌なくらい冷静だ。
 
 なんとなくこうなるとは思っていたから怖くない。

 身を屈めるふりをして、手に持っているスマートフォンをシャツの隙間に隠した。

 屋上は殺風景で煩雑としていた。普段は立入禁止だったはずだ。テニスやら野球やらサッカーやら、萎びたボールが所々に落ちていた。空だけが綺麗だ。一番星が瞬いている。

 土埃が塊になって、じゃりじゃりと音がした。二葉の白いシャツは、転んだせいでべとつくような赤錆色だ。払っても落ちない。

 軋む体を庇いながら、揺れる視界を意地で押さえつけて起き上がる。

 途端に肩に弾けるような衝撃がぶつかった。痛みも思考もフリーズする。

「っ、い……!」

 一拍置いて、重みと熱と痛みが走る。

「キモいんだよ、ガリ勉」

 スカートから覗く長い脚が二葉の肩にグリグリとめり込んでいる。痛みに顔を歪めながら見上げたら、腕を組んだ藤木が笑っていた。

 いつの間にか、藤木の取り巻きたち四、五人に囲まれている。

「藤木、さん、なんで……」

「私の名前を呼ぶな! 汚れるだろうが!」

 藤木のかかとが大きく宙に浮く。咄嗟に身構えた。庇った左腕に重いひと蹴り。

 二葉の体はまた薄汚い屋上の地面に倒れた。

 後から滲んできた激しい痛みを堪えてなんとか体を起こす。距離を取ろうと立ち上がったが、結局後ろから取り巻きに取り押さえられた。羽交い締めにされ身動きが取れない。

「はなっ、離して……!」

 前髪越しで見えないだろうけれど、前方を思い切り睨みつけた。不敵に笑う藤木の向こう、取り巻きの一人が持っているものに気づいてはっと目を見開く。

「鞄、返して!」

 ぐい、とそちらに向かって脚を踏み出した。

「返すわけねえだろ! キモいんだよ!」

 腕を闇雲に動かして逃れようとするが、全く刃が立たない。

「っ! 離して! 離してよ! 返して!」

「離すな! 投げろ! ぶっ飛ばせ!」

 藤木の隣にいた男子生徒に鞄が渡る。鞄は大きく振りかぶられ、ものすごい勢いで二メートル程の屋上フェンスを軽々と乗り越えた。

「あっ! ……!」

 鞄の口が開いていたせいで、中身が勢いよく吹き出して飛び散った。

 無慈悲にも、紙吹雪みたいにバラバラになって抗うことなく地面に落ちていく。

「なんで……?」

 見ていることしかできなかった。

「なんでこんなことするの……?」

 ぽろ、と引っ込んでいた涙がこぼれる。

「気に食わないからだよ」

 藤木が艶やかに笑った。

「もういい、離してよ! 取りに行くんだから! 離せっ……!」

 視界が激しく乱れた。

 耳の中でキーン……と音が響く。

 頬を蹴られたんだと翻っているスカートを見て分かった。軸足を起点に、再び長くてしなやかな脚を振り上げる彼女は舞っているようだった。ゾっとする。

 取り巻きたちのやっちゃえやっちゃえ、という弾んだ声が頭上から降り注いだ。

 脇腹に脚がめり込む。体を抑え込まれているせいで衝撃を逃がせない。息ができない。

「ぼっち! 帰宅部! 根暗! ガリ勉! いじめてもやり返せないくせに知らんふりして我慢してさあ! なんでてめえこの高校に入ったんだよ! 冷やかしかよ!」

 蹴りは悲鳴のような藤木の語気と比例して強くなる。体は千切れそうなほど軋んだ。

「楽しかったよ! 早く不登校になんねえかなって! 泣かねえかなって! メデューサ! 化け物! ほんと、っキモいんだよ!」

 痛みが向こう側に行った。なにも感じない。

 彼女の言葉と周りの生徒の笑い声だけが頭の中で鈍く響く。

 うめき声すら出せない。食いしばった口元からなにかが溢れ落ちた。赤かった。

「お前がいなければ耀士くんの隣はあたしだったんだ! お前ごときが耀士くんに擦り寄ってんじゃねえよ! あんたのせいで野球部もメチャクチャなんだよ! ね、みんなぁ」

 取り巻きが藤木に同調する。「お前のせいで耀士に背番号盗られた」「甲子園行けなかったのもお前のせい!」と口々に言い出している。

「美羽ちゃんも機嫌ずっと悪くて相手してくれなくて、士気下がるし」

「これ終わったら、また四人でやりたいなあ」

 腫れて熱湯をかけられたみたいに熱い全身に、一気に悪寒が走っていった。

 取り巻きの一人が藤木の腰に手を回して太ももを触り、スカートの中に手を入れている。

「どうしよっかなあ……」

 甘ったるくて、ベタベタする声に鳥肌が立つ。取り返しのつかない場所にいる気がする。ここにいてはいけないと本能が察する。

 指先まで凍るように冷たい。

「気持ち……悪……」

 みぞおちに重い一発が入った。男子生徒に入れられた一撃が体中を暴れまわる。

「黙れ! ひ弱! 能無し、バカ! さして色気もないくせに! ガリガリで! 骨じゃん! 耀士くんだって勃たねえよ! 死ね! 死ねばいいんだお前なんか! 生きてても誰も喜ばねえよ! 死ね!」

「死ねとか簡単に言うなっ!」

 避けることもせずに叫ぶ。思ったより大きい声が出た。

 黙り込む周囲を尻目に藤木を睨んだら、彼女が固まる。

「僕がいてもいなくても同じだよ! 耀士くんは絶対に藤木さんを選ばない!」

 無言。後にはあ、という吐息が聞こえた。殺伐としている空気にそぐわないほど色っぽい。周囲の男子生徒が「美羽ちゃん……」と彼女の心を心配しているみたいに呼ぶ。

「もういい、飽きた」

 藤木がスカートのポケットに手を突っ込んでいる。周りの生徒が笑って囃し立てた。

「……!」

 藤木の手に握られているのははさみだ。

 自分が今からなにをされるのか分かったら、勝手に体ががくがくと震えだしてしまった。

「ずっと気になってたのよね。どんだけブスなんだろう。ずっと切りたかった……」

 前髪を鷲掴みにされ咄嗟に俯いた。

 ……切られる……!

「や……っ……め……ッ……!」

 刃が眼前まで迫ってくる。鋭利に光る刃の向こうで藤木が顔を歪めて笑っていた。

 叫びそうになる口をぎゅっと閉じる。

 頭の中では走馬灯みたいに今まであったことが駆け巡っていた。

 それで、耀士のことが最後に残った……。

 そうしたら、途端に勇気が湧いてくる。

「やって、みれば……? 弱虫っ……能無し……ばーかっ!」

 シャキン。

 呆気ないな。

 今まで縋っていたものが終わった。

 黒い髪のカーテンが視界から消えていく。

 波みたいに引いていった。

 全てがはっきりとした輪郭を伴っている。

 軽い。視界は鮮明で綺麗だ。

 なんで前髪を伸ばしていたんだっけ。何を怖がってたんだっけ。

 その場にいる全員が、ゆっくりと瞬きをして外界を見やる二葉の顔を凝視していた。

 あたりはしん、と静まり返っている。

「ムカつく……っ!」

 腹の底から這い出てきたような藤木の声で現実に引き戻される。

 大きく振りかぶった彼女の腕の先で、はさみの刃が鈍く光った。

 思わず目を見開いた。

「美羽ちゃん、ちょっと、それは、さすがに死ぬって……」

「うるさい! うるさいうるさい!」

「美羽ちゃん!」

「あんたなんか! 死ね!」

 ただ呆気にとられていた。

 二葉の顔めがけて刃が振り下ろされていく。

「ムカつくんだよ!」

 目、潰されるんだ。

 ――いやだ……!

 必死で顔を背けて身構える。

「きゃあ!」

 藤木の悲鳴。

 なにが起こったのか分からなかった。

 ガシャン!

 すぐ傍で大きな音が鳴る。

 真後ろのフェンスがへこんでいる。

 そこにめり込んでいた汚れた野球の球とはさみがカラ、と乾いた音を立てて地面に落ちた。「痛い!」と藤木が右手を抑えて泣き叫ぶ。

「ごめん藤木……手ェ、滑ったってことにして……」

 声だけで涙が一気に溢れ出してしまった。

「コントロールがなってないよな……先輩の背番号盗ったのに、調子悪いのかな……」

 気が緩んで、全身が一気に痛みだす。

「間違えてお前らの頭にも当てちゃいそうだ……覚悟できてんだろうな……」

「ヨージ、やめろ、喧嘩すんな」

 山形の声もする。

「凌先輩、俺、野球の練習してただけだし。ボール投げただけ。暴力とかじゃない」

「それはそう」

 耀士は無表情だった。感情の見えない彼の顔は近寄りがたい迫力がある。瞳は目を合わせただけで震え上がりそうなほどに冷たい。二葉もどきりとするほどだった。

 直視されている藤木たちは狼狽えることすらできずにあっけなく距離を縮められている。

「二葉に近付くなよ……同じ野球部として恥ずかしい……顔も見たくない……」

 耀士の顔が歪む。同時に二葉を羽交い締めにしていた腕が緩んで突き飛ばされた。

 当然のように耀士が抱きとめてくれる。

 耀士を見上げたが、視線は合わない。ずっと目の前の相手を見据えている。

 言い訳を始めた取り巻きたちを、山形はため息で一蹴した。

「嘘とか無駄、面倒だから。もういいよ、全部聞いてたから。録音もしてるし」

 通話中のスマートフォンを見せつける。二葉との通話は現在進行系で繋がったままだ。

 体重を支えている耀士の腕が震えている。重いなら降ろして、と言おうとしたが違った。ぽたぽたと水滴が二葉の頬に落ちる。

 耀士の涙だった。

「残念だ」

 震える声を押さえつけたように言う耀士に、二葉も泣きそうになってしまう。

 心が揺れたのは向こうも一緒だったみたいだ。あからさまに取り乱して、銃口を向けるかのようにして二葉を指差す。

「お前のせいだ! 全部お前のせい!」

「こいつがいなきゃこんなことにはならなかったし! 美羽ちゃんだって……」

「その美羽ちゃんはどこに行ったんだよ」

 山形がはあ、とため息を吐く。

 眼前に彼女の姿はもう無かった。

 状況を理解して、部員たちは灰になったように立ち尽くしていた。

 屋上の出入り口から「離せ!」という女の金切り声が響く。

 振り向いたら梅田が藤木を取り押さえていた。

 隣には野球部の監督――鶴川教頭が立っている。

「藤木、もう諦めろ」

「うるさい! 離せ! 離せ!」

 藤木は諦め悪く大声で泣き喚き出す。

 気が抜けた。地面に座り込むと、耀士も一緒に地面に膝をついてくれた。向かい合わせのような形になる。背中に手を回されて無言で強く抱き締められた。支えてもらわなければ倒れ込んでしまいそうな二葉は、耀士の動きに流されるまま従う他ない。

「二葉……死なないでな。遅くなってごめんな……」

 額にぼたぼたと涙が落ちてくる。

 耀士にこんな顔をさせてしまうくらい自分はボロボロなのだろうか。

 もはや全ての痛みを感じるにはあまりにもドーパミンが出すぎているのかもしれない。
それより気力が限界だった。急激な眠気に襲われている。

「耀士くん」

 二葉は最後の力を振り絞った。

「鞄だろ。分かってるよ」

 耀士が顔を歪めて笑っている。笑うと弾みで涙がぱた、ぱた、と二葉の口端に落ちて顎を滑り落ちていった。

「投げられて……取り返……せなかった……」

「俺が全部拾っておくよ。一高に教科書を盗もうとするやつなんて絶対にいないし大丈夫。見つからなくても俺のやるよ。新品同然だしさ……」

 言葉は続かなかった。

 眉より上で切り乱された前髪を、耀士は壊れ物を扱うような指使いで梳く。

 それで、ただただ目を合わせていた。手に取るように分かる。耀士の心の動きが、感情が。

 初めて気持ちが繋がっている感覚があった。言葉がなくても滑らかに行き来する。心地良い、温かい。

「……ありがとう……よろしく……」

 耀士の肩口に自分から頭を乗せて身を預けた。大丈夫だと思ったら途端に気が抜けて閉じた目を開けることができなくなってしまった。

 心配させたくなくて「ちょっと寝る」と言ったが、結局言えたかどうかは分からない。

 目覚めた場所は見慣れた病院のベッドの上だった。




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