私の理想の異世界チート

１９．この世界 初の朝

顔に日の光を浴びて目覚める。

「ふわぁぁぁぁぁ。
この世界に来て、初めての朝です！」

『私 朝の目覚めはめっちゃ良いんだよねー♪
しかし 日射しは眩しいのに、小鳥の声とかしないなー？』

ベットから下りて ベットメイキングをする。

空間収納から上の下着とワンピースを取り出して、寝間着を脱ぐ。

下着を着けて ワンピースを着て整えたら、寝間着に綺麗にする魔法を掛けて 空間収納へ。

姿見が欲しいので、ドアの横に指を向け 闇魔法でイメージして、縦の長方形の大きい形を半永久的に持続とイメージしつつ 用意して、水魔法のイメージで水を 闇魔法の上に薄く被せた。

風呂場に造ったモノより大きくして、全身が写るようにした。

「…痩せてるって 
朝から何をしようかと心弾むのねー♪」

部屋を出て 脱衣場に向かう。

脱衣場の棚に 先程と同じように、鏡 擬きを付けると 自分の顔を写して、マジマジと眺める。

昨日のお風呂の時には、目の下の隈が まだあるようだったが、今朝 鏡を見れば、無くなっている。

『よく寝たからかしら？』

目の下の隈が無くなったのは、昨日の体質改善(ドレッシング)の薬のおかげだったが、望結は 若返って十分な睡眠を とれたからだと、勘違いしたらしい。

『ん？
小鼻の所の黒ずみは、すっかり無くなってるけど、少し毛穴の広がりがあるなぁー』

洗面台の棚に指を向け 土魔法のイメージで、蓋付きの器を出す。

蓋を外し 器に指を向け…

『毛穴を一生目立たなくさせる洗顔料のような薬出ろ！』

土魔法のイメージで、掌に髪留めとパッチン留めを出し、髪の毛をとめておく。

洗顔料をすくい取り 泡立てて顔を
洗って、綺麗にする魔法で顔と手をキレイにした。
鏡を覗き込み…

「んふぅー♪
スッゴいなぁ。
人の欲って、どんどん出てくるなぁー」

口内を綺麗にする魔法でキレイにしたら、おもむろにワンピースのスカートを捲り、自分の太腿の付け根や襟首を広げてわきの下を見る…

『あっ！やっぱり！
小鼻の毛穴が まだ有るって事はと思ったけど、ココもかぁー』

見ると内股下(太腿付け根周辺)とわきの下に、うっすらと黒ずみがある。

『太ってると 内股と脇が擦れて、黒ずむのよねー
内股下がこれだと 脇の下の 年季も入ってるし、朝食の時に治す薬 出そうかな。』

棚の上の洗顔料の容器の蓋を閉め。

脱衣場を後にし リビングのキッチンに行き、コップと平皿 小と小鉢とフォークを持ちカウンター席まで来て、カウンターテーブルに配置する。
コップに指を向け…

『バナナスムージーみたいな飲み物で、身体のあちこちの黒ずみや色素沈着を全部消す薬出ろー』

空間収納から食料品を出したい…
と思うと 目の前に半透明の灰色の板が現れた。