私の理想の異世界チート

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57.ドーナツ

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私は起きがけに 1日元気に過ごせる薬を飲んでますが…

今日は 2時間程、エドには飛んで貰って 王宮へ行って貰わないといけないので、エドにも飲ませないとなって思っての事です!

ドーナツの薬の効果は…
やっぱり エドのご両親やご兄弟…

はたまた 婚約者3人と会うかもしれないからっ!

緊張してワタワタしたくないじゃないですか!

もしも 女と女の戦いにでもなって…
出来る事なら、エドの番に負けた!って思って貰えるように……

『そりゃ 私より先に婚約者になって、後少しで結婚って時に 番の私が現れて、かっさらって行くとか……
そう考えると、私って 泥棒猫な訳だしっ!

でも だからって、今さらエド無しの人生なんて 考えられもしないんだけど……』

考え事に意識が飛んでしまっていた私を…

隣に座るエドが優しく抱き締めてくれた…

「あっ!ごめん!エド…」

「ミユの気持ち 伝わってるよ。
ありがとう。 ごめんね。 ミユが負ける訳ないよ。
可愛いくて魅力的で こんなに素晴らしい人なんだから。」

「ふふっ。ありがとう。
私 頑張るね!」

「ははっ。だから頑張らなくて良いんだって。
番同士は何者にも邪魔する事は許されないとされているんだから。」

『ああ…そういえば…
神様が、そんな事 言ってたような?』

「そっか……

ご飯食べて 早く向かわないとね。」

「そうだね。
じゃあ、いただきます。」

「はい 召し上がれ。
私も いただきます。」

二人で美味しいドーナツを頬張り、(このドーナツが好き♪)とか(こっちも美味しいよ。 このコーヒー牛乳って美味しい。)なんて言いながら、楽しく食べてから 「「ごちそうさま。」」食器を片付けた。


食後は 王宮へ持って行く 手土産のケーキを用意する事にした。

「エドー。エドのご両親もご兄弟も沢山食べるの?
ご家族は何人??」

「王宮に居る家族は、父・母・上の兄・兄の嫁・子供2人・下の兄・兄の嫁 の8人かな。

兄嫁さん2人以外は 皆 沢山 食べる方だと思うけど…
そんなに無理して、沢山 持って行く事ないんだよ。」

「んー。ほどほどにねー」

リビングのテーブルの上に指を向け…
土魔法で真っ白な大きなお皿30cmくらいのを5枚造り出し。
お皿の外側の縁に近い場所に 豪華に 金で蔦の模様を浮き出させる。

「エド どお?!」

「いつ見ても ミユの魔法は精密で凄いね!」

「いやいや そっちじゃなくて、お皿の出来栄えっ!」

「ふふっ。
分かってるよ。ちょっとからかっただけ。
出来栄えも申し分ないね!
でも 5枚??!」

「もー!

皆さん沢山食べるって聞いたから、この際 色々なタルトケーキにしようと思って♪」

「そんなに頑張らなくて良いんだって。
あいつらに ミユが気遣いするのが勿体ない…!」

「もーエドってばっ!」


気を取り直して、ケーキを用意する事にする。


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