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67.喜んでー
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「ああ。分かった。
すぐに向かうと伝えろ。」
「ハッ! 失礼致します。」
エドの部下の人は、返事をすると扉を開けてすぐに出ていった。
「ミユ。王の間だって。行こうか♪」
「エドのギャップに慣れないっ!さっきと別人すぎる!」
「ミユ それは仕方ないよ…
僕 一様だけど 第三王子で、騎士団長もしてるんだから…
威厳も示さないといけないし!
慣れてねっ☆」
「えっ?! エド!!?
騎士団長もしてるの?
ってか 初耳っ!!
…それなら私達の蜜月中は、部下の人達に多大な迷惑を掛けたんじゃ……」
人様に迷惑を掛けたのかと 考えただけで、背中に冷や汗が伝い…
ちょっと胃の辺りが痛くなるような…
「大丈夫だよ。
番 休暇ってやつがあるから!」
「えっと…?! それは……
誰にも番が現れたって事を、伝えずに突然 休んでも適用されるの…?!」
「嫌。普通は 誰かに知らせて、上官に伝えて貰うかな。」
「じゃあ 駄目じゃんっ!
…私は 騎士団の人に会わせる顔がないよ…トホホ…」
「ミユ!大丈夫っ!
強気で行こー♪
って 早く 王の間に行かないと、皆 待ちくたびれるよ。」
「あっ!そうだった!急がないとっ!
やっぱ 女性が王宮内を走ったら不味い世界かな?!
あっ!ここはもう…!あの手しかない!
エド☆抱っこして♪急いで行ってね☆」
「うん!喜んでー♪」
ここは 居酒屋かな…
エドは 私の背中に手を当てて 膝裏に腕を入れて、優しく持ち上げ お姫様抱っこしてくれた。
そして凄い速さで王宮内を移動する。
「ありがとう エド。とっても助かる♪」
エドの耳元で囁きお礼を伝えた。
「ミーユ!それは 今 駄目でしょっ!
このまま王の間に行かずに、引き返して ミユを可愛がりたいっ!!」
「いやいやいやいやっ!
お礼を言っただけだしっ!
誘ってないしっ!」
王宮の廊下なのに、わちゃわちゃ煩くてすいませんって、後から思いました……
ともかくわちゃわちゃ言ってる間にも、数人とすれ違い同じ反応をされるも、エドはしっかり移動は最速でしてくれていたので、無事に王の間の扉の前に来る事が出来ました。
エドの私室の扉よりも豪華で大きな扉です。
扉の前にも あの武装を纏った、青年が居て 扉の両側に1人ずつ立って居ました。
そして 案の定 エドと私を見て、目を見開き硬直しております。
「エドさん…エドさん……
そろそろ下ろして頂いても?」
「えっ? このまま入るけど?!」
私はちょっと抵抗して、ジタバタしてみましたが、体格差があり過ぎて びくともしなかったので、下ろして貰う事を諦めました……
いやいやっ!諦めざるを得ませんでした! …シクシク…
両側に居た青年達に、同情的な視線を頂きましたが、エドのひと睨みでその方達も 少し青ざめ無表情になり 扉を開けてくれました。
すぐに向かうと伝えろ。」
「ハッ! 失礼致します。」
エドの部下の人は、返事をすると扉を開けてすぐに出ていった。
「ミユ。王の間だって。行こうか♪」
「エドのギャップに慣れないっ!さっきと別人すぎる!」
「ミユ それは仕方ないよ…
僕 一様だけど 第三王子で、騎士団長もしてるんだから…
威厳も示さないといけないし!
慣れてねっ☆」
「えっ?! エド!!?
騎士団長もしてるの?
ってか 初耳っ!!
…それなら私達の蜜月中は、部下の人達に多大な迷惑を掛けたんじゃ……」
人様に迷惑を掛けたのかと 考えただけで、背中に冷や汗が伝い…
ちょっと胃の辺りが痛くなるような…
「大丈夫だよ。
番 休暇ってやつがあるから!」
「えっと…?! それは……
誰にも番が現れたって事を、伝えずに突然 休んでも適用されるの…?!」
「嫌。普通は 誰かに知らせて、上官に伝えて貰うかな。」
「じゃあ 駄目じゃんっ!
…私は 騎士団の人に会わせる顔がないよ…トホホ…」
「ミユ!大丈夫っ!
強気で行こー♪
って 早く 王の間に行かないと、皆 待ちくたびれるよ。」
「あっ!そうだった!急がないとっ!
やっぱ 女性が王宮内を走ったら不味い世界かな?!
あっ!ここはもう…!あの手しかない!
エド☆抱っこして♪急いで行ってね☆」
「うん!喜んでー♪」
ここは 居酒屋かな…
エドは 私の背中に手を当てて 膝裏に腕を入れて、優しく持ち上げ お姫様抱っこしてくれた。
そして凄い速さで王宮内を移動する。
「ありがとう エド。とっても助かる♪」
エドの耳元で囁きお礼を伝えた。
「ミーユ!それは 今 駄目でしょっ!
このまま王の間に行かずに、引き返して ミユを可愛がりたいっ!!」
「いやいやいやいやっ!
お礼を言っただけだしっ!
誘ってないしっ!」
王宮の廊下なのに、わちゃわちゃ煩くてすいませんって、後から思いました……
ともかくわちゃわちゃ言ってる間にも、数人とすれ違い同じ反応をされるも、エドはしっかり移動は最速でしてくれていたので、無事に王の間の扉の前に来る事が出来ました。
エドの私室の扉よりも豪華で大きな扉です。
扉の前にも あの武装を纏った、青年が居て 扉の両側に1人ずつ立って居ました。
そして 案の定 エドと私を見て、目を見開き硬直しております。
「エドさん…エドさん……
そろそろ下ろして頂いても?」
「えっ? このまま入るけど?!」
私はちょっと抵抗して、ジタバタしてみましたが、体格差があり過ぎて びくともしなかったので、下ろして貰う事を諦めました……
いやいやっ!諦めざるを得ませんでした! …シクシク…
両側に居た青年達に、同情的な視線を頂きましたが、エドのひと睨みでその方達も 少し青ざめ無表情になり 扉を開けてくれました。
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