私の理想の異世界チート

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162.婚約者…2人目

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「んー?
エドの眼の色で…
エメラルドグリーンの色の宝石があったら持って来て欲しいな!?」

「畏まりました。 少々お待ち下さい。」


モニカは 宝石のエメラルドを使った宝飾品のセットを3セット、宝石のアレキサンドライトを使った宝飾品のセットを2セット持って来てくれた。

私はその中から、エドの瞳に似た色の宝飾品で小さ目の物を選んだ。

今日の宝飾品のセットは、イヤリング・ペンダント・ブレスレットだ。

ペンダントはトップが涙型になって居て、揺れると綺麗だった。

モニカに着けて貰って、全ての支度が整った。

エドは私の準備が整う迄、ソファーで紅茶を飲んで待っていてくれました!

よし!!婚約者に会いに行って来ます!!



さて エドの婚約者が待つという、3階の応接の間 今日は真ん中の部屋の前へとやって来ました。

中に人が待たれて居る真ん中の扉の前にだけ、騎士の青年が立って居ました。

その騎士の青年が…
「エドラフェイルク様、番様 おはようございます。
昨日はお会い出来ませんでしたが、今朝食堂のケーキを頂きました。
大変 美味しかったです。
ありがとうございました。」

と礼を述べた……

今から婚約者と会うと、緊張していた私でしたが、何だか肩から力が抜けた気がします……

「それは良かったです。

……あの…ちょっと扉を開けるの待ってて下さい…」

「えっ?!!は…はい!??」

そのおかげか、1つ思いついたので、扉を開けて貰うのをちょっと待って貰って……

「エド!ちょっと胸騒ぎ…!結界 張らせて?!」

「えっ?それは良いけど…?!」

「エドと私の身体にピッタリ添うような結界で…
魔法攻撃・物理攻撃・精神攻撃が無効になる結界!!」

望結が そう言葉にすれば、フワリッと2人の身体を透明な膜の様なモノが包み込んだ。
それは掛けられた者が感じ取れただけだったので、騎士の青年は首を傾げていた……

「よし!扉を開けて下さい?!!」

「あっ…!はい!」

キイッ…
「どうぞ お入り下さい。」


応接の間に入れば、窓の近くの応接セットのソファーの前に立ち上がる1人の女性が、エドを上目遣いで見上げながらポロポロと涙を流している……

部屋にはその人しか居なかったので、その人がテレシアさんだと思う…

テレシアさんは20歳くらいに見える、ストレートの水色の髪が腰まで伸ばされ・尖った耳・柳眉・ピンクトルマリンのようなピンク色の眼・くりくりの瞳・輪郭は卵形・私の頭1つ分高い身長・背中に蜻蛉の様な透明な羽・色白でスレンダーな美女だった。

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