43 / 99
俺、今、女子オタ充
俺、今女子司会中
しおりを挟む
「みなさーん! こんにちわ!」
——ウォオオオオオオオ!
と俺が言うと、瞬時に会場から上がる大歓声。
俺は、前に多摩川の河原のオフ会でやったように、「踊って見た」の司会をする。
もちろん今日の「踊り」の主役は喜多見美亜が中に入っている女装した俺だが、——でも声があれである。女装しても、声は男の声である。
だから司会は俺である(下北沢花奈がこの大観衆のまえで司会できるわけもないので、消去法で俺である)。
まあ、女装それ自体は、あいつのリア充女として磨いた化粧やしぐさなどもあり、なんだかネットで人気出ちゃったのもそうかもなって言う完成度なのだが……
とは言っても、——あいつが男の野太い声で話したら、観客も一気に現実に引きも出されてしまうだろう。
——だから司会は俺なのであった。
いや、挨拶で一言喋るくらいなら、ピリッとしたスパイス、その日のオチ担当ぐらいで笑って済ましてもらえると思うが、イベントの間じゅう、ずっと男の声で話していたら観客も興ざめになってしまうに違いない。
女装男子ということがもう公言されているあいつ(と言うか女装した俺の体)だが、——そうは言っても、踊っている間は夢、男とも女とも、どちらかなんて気にしないで観客はいたいのだと思う。
その夢を、少なくとも踊る前には、その幻想を壊さないように……。
女の子に入れ替わった俺が喋るのである。
MCは俺なのである。
そして、その「俺」は今は下北沢花奈であるので、
「初めまして! ハナチンでーす!」
適当な愛称を作って司会を始めるのであった。
で、
——ウォオオオオオオオ!
観客の反応は良い。
と言うか、やたらと良い。
同じ状況じゃないから厳密には比較できないが、俺が喜多見美亜の中に入って多摩川の河原でオフイベントやった時よりも受けている感じがする。
熱気がすごいと言うか、その質が違うような気がする。
これって、たぶん、下北沢花奈の方が「みんな」に好かれている?
……と俺は感じるのだった。
もちろん喜多見美亜は、モデルやってたっておかしくないような美少女で、二人並べてどっちが「美人」かって比べさせたら?
それは喜多見美亜と言わざるをえないと俺は思うし、たいていの人もそう答えるだろう。
でも、どっちが「受けるか」って聞かれたら?
——ウォオオオオオオオ! ハナチン可愛いいいいいいい!
——ウォオオオオオオオ! オ! オ! オ! オ! オ!
この反応が答えなのだろう。
と言うか、下北沢花奈の方がオタク受けするのだろう。
美人と言うよりは可愛い。凛としていると言うよりは親しみやすい。
それは、単純に割り切れるような、二律背反で判定するような話じゃないけれど……。
男子は美人女優よりも身近にいるちょっと可愛い子的なアイドルを好む傾向があると思うのだが、——その好みにジャストミートしているのが今日の下北沢花奈なのであった。
さすがに普段の地味女子の外見のままステージに上がったら、場違いな感じもしただろうが、喜多見美亜の化粧テクニックで磨かれて、可愛らしい衣装を着せされた下北沢花奈である。クラスのみんながこの姿を見たならば、驚き、——しかし納得するだろう。
ああ、確かに……。この子、こう言う子だったかも……。
——と。
下北沢花奈は、彼女本来のポテンシャルが引き出されているんだ。
大観衆を熱狂させるほどの自然な彼女本来の魅力が。
……
しかし!
今日はそれだけで終わらないぞ。と俺は思った。
俺は下北沢花奈として一週間を過ごし、——実は彼女のさらなるポテンシャルに気づいていたのだった。
それは……。
*
「みなさん、今日は、こんなたくさんの人の前で立つなんて、緊張でブルブルですが、頑張るのでよろしくお願いします! それでは私たち『チェンジズ』のメンバー紹介です!」
俺たちはこのユニットを組むに当たってチーム名を『チェンジズ』にした。それはもちろん、体入れ替わりが起きている俺たちの状況にちなんでいるのもあるが、
「まずは、今日のMCは改めまして、私、ハナチンでーす!」
この子、下北沢花奈の『チェンジズ』をしなけければならない。そのためのチームという意味もある。
「そして、サポートダンサーとして私の他に、アミたんも踊ってくれますよ!」
——アミたーん! きれい!
——痺れる! 憧れる!
喜多見美亜も大きな声援も受けるが、その声は女の方が多いような。
何しろ、女の子としてはこうなりたい、こう見られたいというような状況の理想形を目指して、リア充に磨きかけてた奴だからな。女の人気も高くなるのだろう。
男に媚びるような様子でもなく、もう目的と手段が混同して、理念としてのリア充をストイックに探求しているようにさえ見えるあいつだ。
その透徹な佇まいは同性からの憧憬を受けるに値するのかもしれない。
でも、——そんな視線が恥ずかしくてか、思わず下を向いてしまう喜多見美亜=下北沢花奈である……。
まあ、今日は喜多見美亜に目立ってもらわなくてもよいのでこれで構わない。
俺は、そう思うと、無意識に首肯して、目線をステージの真ん中に移しながら言う。
「もちろん、メインダンサーは——ゆうゆう!」
あいつは野太い男の声で言う。
「みんな! 愛してる!」
すると……。
——ははは! きもーい!
——いや可愛いぞ!
——男でもいいぞ!
太い男声の挨拶に、観客はいい「オチ」をもらったと、ウケている様子。
うん。これが俺が狙った最適の配分。カッコつけすぎない、狙いすぎて下卑にならない。
観客の気分がちょうど良い塩梅に盛りがったところで踊りを始められる。
ここまでは打ち合わせ通り。事前の計画通りの流れだった。
だが……。
——さっき、俺は誓ったのだ。
今日は下北沢花奈を主役にする。
それは、今日の司会をしてちょっと目立つなんてことじゃなく……。
——彼女はまだド級の変身を残している。
俺は、その衝撃を、この後、「みんな」に届けようとしているのだった。
「では、始めます。曲は、『あなたにトレイスルート』!」
ボカロ人気曲のイントロが始まり、ポーズをとる俺たち。だが、喜多見美亜が、左に並んだ俺に向かって振り向き、「あれ?」って言う表情を向ける。
うんうん。さすが気づいたな。曲がちょっと変わっていることに。
下北沢花奈を今日の主役にして変わらせる。そう考えついた俺は出番がもう直ぐに迫っていた俺たちの演出をちょっとだけ変えるように、イベントの演出にむりやり掛け合ってきたのだった。
といってもそれはちょとだけの変更。曲は今週散々練習した『あなたにトレイスルート』。それはそのままだ。
しかし、そのイントロで聞こえて来るはずのボカロのスキャットが聴こえて来ないのであれば、曲は音響の人に渡したCDに入った、同じ曲だが違う曲、——『あなたにトレイスルート』のカラオケバージョンであったのだった。
——ならば、
「ラララ、ララララ——」
俺を見てニッコリと微笑む、俺の顔——喜多見美亜。
スキャットを始めたのは俺——つまり下北沢花奈の体。
「えっ——」
それを聴いて、マイクが拾うくらい声をたててびっくりしてしまった喜多見美亜の中の下北沢花奈。
——ウォオオオオオオオ! ハナチン? 歌うの?
観客の問いに、ニッコリと頷きながら、口角をあげ……、
「この子の歌を聴けー!」
と俺は心の中で叫ぶのであった。
——ウォオオオオオオオ!
と俺が言うと、瞬時に会場から上がる大歓声。
俺は、前に多摩川の河原のオフ会でやったように、「踊って見た」の司会をする。
もちろん今日の「踊り」の主役は喜多見美亜が中に入っている女装した俺だが、——でも声があれである。女装しても、声は男の声である。
だから司会は俺である(下北沢花奈がこの大観衆のまえで司会できるわけもないので、消去法で俺である)。
まあ、女装それ自体は、あいつのリア充女として磨いた化粧やしぐさなどもあり、なんだかネットで人気出ちゃったのもそうかもなって言う完成度なのだが……
とは言っても、——あいつが男の野太い声で話したら、観客も一気に現実に引きも出されてしまうだろう。
——だから司会は俺なのであった。
いや、挨拶で一言喋るくらいなら、ピリッとしたスパイス、その日のオチ担当ぐらいで笑って済ましてもらえると思うが、イベントの間じゅう、ずっと男の声で話していたら観客も興ざめになってしまうに違いない。
女装男子ということがもう公言されているあいつ(と言うか女装した俺の体)だが、——そうは言っても、踊っている間は夢、男とも女とも、どちらかなんて気にしないで観客はいたいのだと思う。
その夢を、少なくとも踊る前には、その幻想を壊さないように……。
女の子に入れ替わった俺が喋るのである。
MCは俺なのである。
そして、その「俺」は今は下北沢花奈であるので、
「初めまして! ハナチンでーす!」
適当な愛称を作って司会を始めるのであった。
で、
——ウォオオオオオオオ!
観客の反応は良い。
と言うか、やたらと良い。
同じ状況じゃないから厳密には比較できないが、俺が喜多見美亜の中に入って多摩川の河原でオフイベントやった時よりも受けている感じがする。
熱気がすごいと言うか、その質が違うような気がする。
これって、たぶん、下北沢花奈の方が「みんな」に好かれている?
……と俺は感じるのだった。
もちろん喜多見美亜は、モデルやってたっておかしくないような美少女で、二人並べてどっちが「美人」かって比べさせたら?
それは喜多見美亜と言わざるをえないと俺は思うし、たいていの人もそう答えるだろう。
でも、どっちが「受けるか」って聞かれたら?
——ウォオオオオオオオ! ハナチン可愛いいいいいいい!
——ウォオオオオオオオ! オ! オ! オ! オ! オ!
この反応が答えなのだろう。
と言うか、下北沢花奈の方がオタク受けするのだろう。
美人と言うよりは可愛い。凛としていると言うよりは親しみやすい。
それは、単純に割り切れるような、二律背反で判定するような話じゃないけれど……。
男子は美人女優よりも身近にいるちょっと可愛い子的なアイドルを好む傾向があると思うのだが、——その好みにジャストミートしているのが今日の下北沢花奈なのであった。
さすがに普段の地味女子の外見のままステージに上がったら、場違いな感じもしただろうが、喜多見美亜の化粧テクニックで磨かれて、可愛らしい衣装を着せされた下北沢花奈である。クラスのみんながこの姿を見たならば、驚き、——しかし納得するだろう。
ああ、確かに……。この子、こう言う子だったかも……。
——と。
下北沢花奈は、彼女本来のポテンシャルが引き出されているんだ。
大観衆を熱狂させるほどの自然な彼女本来の魅力が。
……
しかし!
今日はそれだけで終わらないぞ。と俺は思った。
俺は下北沢花奈として一週間を過ごし、——実は彼女のさらなるポテンシャルに気づいていたのだった。
それは……。
*
「みなさん、今日は、こんなたくさんの人の前で立つなんて、緊張でブルブルですが、頑張るのでよろしくお願いします! それでは私たち『チェンジズ』のメンバー紹介です!」
俺たちはこのユニットを組むに当たってチーム名を『チェンジズ』にした。それはもちろん、体入れ替わりが起きている俺たちの状況にちなんでいるのもあるが、
「まずは、今日のMCは改めまして、私、ハナチンでーす!」
この子、下北沢花奈の『チェンジズ』をしなけければならない。そのためのチームという意味もある。
「そして、サポートダンサーとして私の他に、アミたんも踊ってくれますよ!」
——アミたーん! きれい!
——痺れる! 憧れる!
喜多見美亜も大きな声援も受けるが、その声は女の方が多いような。
何しろ、女の子としてはこうなりたい、こう見られたいというような状況の理想形を目指して、リア充に磨きかけてた奴だからな。女の人気も高くなるのだろう。
男に媚びるような様子でもなく、もう目的と手段が混同して、理念としてのリア充をストイックに探求しているようにさえ見えるあいつだ。
その透徹な佇まいは同性からの憧憬を受けるに値するのかもしれない。
でも、——そんな視線が恥ずかしくてか、思わず下を向いてしまう喜多見美亜=下北沢花奈である……。
まあ、今日は喜多見美亜に目立ってもらわなくてもよいのでこれで構わない。
俺は、そう思うと、無意識に首肯して、目線をステージの真ん中に移しながら言う。
「もちろん、メインダンサーは——ゆうゆう!」
あいつは野太い男の声で言う。
「みんな! 愛してる!」
すると……。
——ははは! きもーい!
——いや可愛いぞ!
——男でもいいぞ!
太い男声の挨拶に、観客はいい「オチ」をもらったと、ウケている様子。
うん。これが俺が狙った最適の配分。カッコつけすぎない、狙いすぎて下卑にならない。
観客の気分がちょうど良い塩梅に盛りがったところで踊りを始められる。
ここまでは打ち合わせ通り。事前の計画通りの流れだった。
だが……。
——さっき、俺は誓ったのだ。
今日は下北沢花奈を主役にする。
それは、今日の司会をしてちょっと目立つなんてことじゃなく……。
——彼女はまだド級の変身を残している。
俺は、その衝撃を、この後、「みんな」に届けようとしているのだった。
「では、始めます。曲は、『あなたにトレイスルート』!」
ボカロ人気曲のイントロが始まり、ポーズをとる俺たち。だが、喜多見美亜が、左に並んだ俺に向かって振り向き、「あれ?」って言う表情を向ける。
うんうん。さすが気づいたな。曲がちょっと変わっていることに。
下北沢花奈を今日の主役にして変わらせる。そう考えついた俺は出番がもう直ぐに迫っていた俺たちの演出をちょっとだけ変えるように、イベントの演出にむりやり掛け合ってきたのだった。
といってもそれはちょとだけの変更。曲は今週散々練習した『あなたにトレイスルート』。それはそのままだ。
しかし、そのイントロで聞こえて来るはずのボカロのスキャットが聴こえて来ないのであれば、曲は音響の人に渡したCDに入った、同じ曲だが違う曲、——『あなたにトレイスルート』のカラオケバージョンであったのだった。
——ならば、
「ラララ、ララララ——」
俺を見てニッコリと微笑む、俺の顔——喜多見美亜。
スキャットを始めたのは俺——つまり下北沢花奈の体。
「えっ——」
それを聴いて、マイクが拾うくらい声をたててびっくりしてしまった喜多見美亜の中の下北沢花奈。
——ウォオオオオオオオ! ハナチン? 歌うの?
観客の問いに、ニッコリと頷きながら、口角をあげ……、
「この子の歌を聴けー!」
と俺は心の中で叫ぶのであった。
0
あなたにおすすめの小説
『白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?』
夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」
教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。
ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。
王命による“形式結婚”。
夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。
だから、はい、離婚。勝手に。
白い結婚だったので、勝手に離婚しました。
何か問題あります?
むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム
ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。
けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。
学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!?
大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。
真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
人質5歳の生存戦略! ―悪役王子はなんとか死ぬ気で生き延びたい!冤罪処刑はほんとムリぃ!―
ほしみ
ファンタジー
「え! ぼく、死ぬの!?」
前世、15歳で人生を終えたぼく。
目が覚めたら異世界の、5歳の王子様!
けど、人質として大国に送られた危ない身分。
そして、夢で思い出してしまった最悪な事実。
「ぼく、このお話知ってる!!」
生まれ変わった先は、小説の中の悪役王子様!?
このままだと、10年後に無実の罪であっさり処刑されちゃう!!
「むりむりむりむり、ぜったいにムリ!!」
生き延びるには、なんとか好感度を稼ぐしかない。
とにかく周りに気を使いまくって!
王子様たちは全力尊重!
侍女さんたちには迷惑かけない!
ひたすら頑張れ、ぼく!
――猶予は後10年。
原作のお話は知ってる――でも、5歳の頭と体じゃうまくいかない!
お菓子に惑わされて、勘違いで空回りして、毎回ドタバタのアタフタのアワアワ。
それでも、ぼくは諦めない。
だって、絶対の絶対に死にたくないからっ!
原作とはちょっと違う王子様たち、なんかびっくりな王様。
健気に奮闘する(ポンコツ)王子と、見守る人たち。
どうにか生き延びたい5才の、ほのぼのコミカル可愛いふわふわ物語。
(全年齢/ほのぼの/男性キャラ中心/嫌なキャラなし/1エピソード完結型/ほぼ毎日更新中)
大ッ嫌いな英雄様達に告ぐ
鮭とば
ファンタジー
剣があって、魔法があって、けれども機械はない世界。妖魔族、俗に言う魔族と人間族の、原因は最早誰にもわからない、終わらない小競り合いに、いつからあらわれたのかは皆わからないが、一旦の終止符をねじ込んだ聖女様と、それを守る5人の英雄様。
それが約50年前。
聖女様はそれから2回代替わりをし、数年前に3回目の代替わりをしたばかりで、英雄様は数え切れないぐらい替わってる。
英雄の座は常に5つで、基本的にどこから英雄を選ぶかは決まってる。
俺は、なんとしても、聖女様のすぐ隣に居たい。
でも…英雄は5人もいらないな。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる