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「申し訳ありませんな💧神代警視はまだ取調べ中なので、もうしばらくお待ち下さい」
警視庁公安部外事第四課課長・大室警視正が、すまなそうに言う。
「わかりましたわ」
インターポール(国際刑事警察機構)のナナコ・エレアノール・サクラギ警視は、大室課長が手ずから入れてくれた紅茶を一口含み、流暢な日本語でにこやかに答える。訛りは全くなく、ネイティヴの発音だ。
「私の方こそ、まだ何のお力にもなれませんのに、おもてなし頂いてばかりで、大変申し訳ありません」
「とんでもない。先日は警視をお守り出来なかったばかりか、外国人グループを確保して下さり大変申し訳ないやら、ありがたいやらで…。更に負傷したSPにお見舞いまで頂いて恐縮です」
「いえ本来、私が自らお見舞いに伺わなければならない所、あいにくこのような有様で動けないためにお手数おかけ致しました」
「いやいや…」
課長はひたすら恐縮している。
サクラギ警視は、テロ組織側に「面が割れている」可能性が高いため、今後の捜査について上の指示を仰ぐこととなり、現在待機中である。
取り敢えず今日は、警視庁の上層部と公安部に紹介された。
「インターポールから出向された、ナナコ・エレアノール・サクラギ警視だ。皆、失礼のないように」
彼女を紹介された面々は、一瞬きょとんとしてから、色々な意味で戸惑ったような困惑した様な表情をする。
「桜樹 菜々子です」
改めて日本名で自己紹介すると、捜査員達は少し安心したように立ち上がって、彼女に向かい各々挨拶と敬礼をする。
何故か日本人はカタカナ風の少し長い名前を聞かされると、混乱する人がいる。
マルクス・アウレニウス・アントニヌス
などが、いい例である。
それでも寿限無よりは、ずっと短いはずなのだが…。
もう一つは、やはり彼女のルックスであろう。
フランス、インターポールの女警視と聞いて、大柄な大人の美人を想像していた捜査員は多い。
だが、桜樹菜々子警視は確かに美しいが、華奢で可憐な美少女といったところだ。
好みはあるだろうが、
千年に一度の超絶美少女
という言葉を連想した者もいる。
日仏の混血とのことだが、どちらかと言うと日本人寄りだ。
顔立ちは人形のように綺麗で、艶やかな髪は黒く、色白で、よく見ると眼が青い。
ただ、捜査官としては頼りないのではないか、という印象を抱いた者も少なからず存在した。
もし課長が一緒でなければ
「君のような女の子がこんな所で何してるの」
と見咎められただろう。
人を見かけだけで判断してはいけないが…。
一番驚かれたのが、この桜樹警視が警視庁公安部の伝説・神代雪那警視のインターポール時代の同僚だったということだ。
課長は桜樹菜々子警視を紹介すると、来賓用の応接室に案内した。
その前に部下の警察官に
「おい何やってる、お茶とお菓子をお出ししろ、なければすぐに買って来い、最高級のやつな」
と小声で命じた。
部下は小走りで走って行く。
菜々子はその様子に、これが噂に聞く日本のタテワリ社会か、何やら大変そうだ、と感じたのだった。
どうやら日本では神代雪那警視のような自由人の方が珍しいらしい。
勿論そればかりではない。
課長も、若い女の子の"おもてなし"に張り切っていた。
可愛いおじさんである。
神代警視は現在、例の外国人グループを取調べ中だ。
今回の案件に関しては、警視庁側の捜査指揮権は神代警視にある。
よって、まずは彼の報告を待たなければならない。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ややあって、部屋の扉がノックされる。
大室課長は立ち上がり部屋を出ると、しばらく外の人物と話していた。
そして…
「久しぶり、ナナ♪」
代わりに入って来たのは、神代雪那警視だった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「…お久しぶりです、神代警視」
「まぁ、しばらく見ない間にまた綺麗になったわね。髪も伸びたのね」
「警視どのは、お変わりなく…いえ、凄みが増して妖艶になりましたわ」
「ありがと♪ところで、二人きりなのに、何で"敬語"なの?」
「今は神代警視の方が責任ある役職に就いていらっしゃいますから…。
それで…私は捜査から外されるのですか?」
「そんな他人行儀なコには教えてあげなーい」
神代雪那警視は、そっぽを向く。
菜々子は内心
(こいつ…💧)
と思いながら、相手の希望通りにする。
「ユキ」
雪那は「せつな」と読むが、親しい人からは
「ユキ」と呼ばれている。
彼は漸く微笑む。
「安心して。続行よ」
「本当?」
「桜樹警視以上に優秀で熱意を持って事に当たる捜査官はいない、これ以上の適任は他にいない、ってちょっと説得したら、案外あっさり納得したわ」
「ありがとう、ユキ!」
菜々子も漸く本来の笑顔になる。
「アタシにかかれば、ちょろいもんよ」
雪那はさらっと言うが、きっと警視庁の上層部に警察庁、インターポールと一所懸命掛け合ってくれたのだろう。
「でも、アタシだって本当はあなたに危ないコトは、させたくないのよ」
雪那はやや、目を曇らせる。
「うん、ごめんなさい」
菜々子は肩を竦める。
雪那が菜々子に協力するのは、菜々子と例のテロ組織との間の"浅からぬ因縁"を知ったからに他ならない。
「仕方ないわ。この件が片付かないと、ナナはいつまでも"ケッコン"してくれないでしょ?」
…何と、桜樹菜々子警視は神代雪那警視の婚約者だったのだ。
二人がインターポール時代の同僚だという事だけでも驚いている連中がこの事を知ったら、何と言うだろう。
別に隠している訳ではないが、堂々としていた方が却って分からないものだ。
ちなみに、ちゃんとお揃いの指輪まである。
「ただし日本にいる間は、アタシの警護下及び監視下に置かれる事。これが条件」
雪那は妖艶に微笑んだ。
「と、いうわけでアタシの指示には何でも従ってもらうわよ」
*雪那に守って貰うのは、また別の意味で危険かもしれませんね^^;
警視庁公安部外事第四課課長・大室警視正が、すまなそうに言う。
「わかりましたわ」
インターポール(国際刑事警察機構)のナナコ・エレアノール・サクラギ警視は、大室課長が手ずから入れてくれた紅茶を一口含み、流暢な日本語でにこやかに答える。訛りは全くなく、ネイティヴの発音だ。
「私の方こそ、まだ何のお力にもなれませんのに、おもてなし頂いてばかりで、大変申し訳ありません」
「とんでもない。先日は警視をお守り出来なかったばかりか、外国人グループを確保して下さり大変申し訳ないやら、ありがたいやらで…。更に負傷したSPにお見舞いまで頂いて恐縮です」
「いえ本来、私が自らお見舞いに伺わなければならない所、あいにくこのような有様で動けないためにお手数おかけ致しました」
「いやいや…」
課長はひたすら恐縮している。
サクラギ警視は、テロ組織側に「面が割れている」可能性が高いため、今後の捜査について上の指示を仰ぐこととなり、現在待機中である。
取り敢えず今日は、警視庁の上層部と公安部に紹介された。
「インターポールから出向された、ナナコ・エレアノール・サクラギ警視だ。皆、失礼のないように」
彼女を紹介された面々は、一瞬きょとんとしてから、色々な意味で戸惑ったような困惑した様な表情をする。
「桜樹 菜々子です」
改めて日本名で自己紹介すると、捜査員達は少し安心したように立ち上がって、彼女に向かい各々挨拶と敬礼をする。
何故か日本人はカタカナ風の少し長い名前を聞かされると、混乱する人がいる。
マルクス・アウレニウス・アントニヌス
などが、いい例である。
それでも寿限無よりは、ずっと短いはずなのだが…。
もう一つは、やはり彼女のルックスであろう。
フランス、インターポールの女警視と聞いて、大柄な大人の美人を想像していた捜査員は多い。
だが、桜樹菜々子警視は確かに美しいが、華奢で可憐な美少女といったところだ。
好みはあるだろうが、
千年に一度の超絶美少女
という言葉を連想した者もいる。
日仏の混血とのことだが、どちらかと言うと日本人寄りだ。
顔立ちは人形のように綺麗で、艶やかな髪は黒く、色白で、よく見ると眼が青い。
ただ、捜査官としては頼りないのではないか、という印象を抱いた者も少なからず存在した。
もし課長が一緒でなければ
「君のような女の子がこんな所で何してるの」
と見咎められただろう。
人を見かけだけで判断してはいけないが…。
一番驚かれたのが、この桜樹警視が警視庁公安部の伝説・神代雪那警視のインターポール時代の同僚だったということだ。
課長は桜樹菜々子警視を紹介すると、来賓用の応接室に案内した。
その前に部下の警察官に
「おい何やってる、お茶とお菓子をお出ししろ、なければすぐに買って来い、最高級のやつな」
と小声で命じた。
部下は小走りで走って行く。
菜々子はその様子に、これが噂に聞く日本のタテワリ社会か、何やら大変そうだ、と感じたのだった。
どうやら日本では神代雪那警視のような自由人の方が珍しいらしい。
勿論そればかりではない。
課長も、若い女の子の"おもてなし"に張り切っていた。
可愛いおじさんである。
神代警視は現在、例の外国人グループを取調べ中だ。
今回の案件に関しては、警視庁側の捜査指揮権は神代警視にある。
よって、まずは彼の報告を待たなければならない。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ややあって、部屋の扉がノックされる。
大室課長は立ち上がり部屋を出ると、しばらく外の人物と話していた。
そして…
「久しぶり、ナナ♪」
代わりに入って来たのは、神代雪那警視だった。
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「…お久しぶりです、神代警視」
「まぁ、しばらく見ない間にまた綺麗になったわね。髪も伸びたのね」
「警視どのは、お変わりなく…いえ、凄みが増して妖艶になりましたわ」
「ありがと♪ところで、二人きりなのに、何で"敬語"なの?」
「今は神代警視の方が責任ある役職に就いていらっしゃいますから…。
それで…私は捜査から外されるのですか?」
「そんな他人行儀なコには教えてあげなーい」
神代雪那警視は、そっぽを向く。
菜々子は内心
(こいつ…💧)
と思いながら、相手の希望通りにする。
「ユキ」
雪那は「せつな」と読むが、親しい人からは
「ユキ」と呼ばれている。
彼は漸く微笑む。
「安心して。続行よ」
「本当?」
「桜樹警視以上に優秀で熱意を持って事に当たる捜査官はいない、これ以上の適任は他にいない、ってちょっと説得したら、案外あっさり納得したわ」
「ありがとう、ユキ!」
菜々子も漸く本来の笑顔になる。
「アタシにかかれば、ちょろいもんよ」
雪那はさらっと言うが、きっと警視庁の上層部に警察庁、インターポールと一所懸命掛け合ってくれたのだろう。
「でも、アタシだって本当はあなたに危ないコトは、させたくないのよ」
雪那はやや、目を曇らせる。
「うん、ごめんなさい」
菜々子は肩を竦める。
雪那が菜々子に協力するのは、菜々子と例のテロ組織との間の"浅からぬ因縁"を知ったからに他ならない。
「仕方ないわ。この件が片付かないと、ナナはいつまでも"ケッコン"してくれないでしょ?」
…何と、桜樹菜々子警視は神代雪那警視の婚約者だったのだ。
二人がインターポール時代の同僚だという事だけでも驚いている連中がこの事を知ったら、何と言うだろう。
別に隠している訳ではないが、堂々としていた方が却って分からないものだ。
ちなみに、ちゃんとお揃いの指輪まである。
「ただし日本にいる間は、アタシの警護下及び監視下に置かれる事。これが条件」
雪那は妖艶に微笑んだ。
「と、いうわけでアタシの指示には何でも従ってもらうわよ」
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