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1章
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しおりを挟む手足の拘束が強くなり、動かせなくなる。
「んっ、ん…っ、はぁ…っ」
そうこうしているうちにスライムの動きは激しくなり、乳首と自身をぬるぬると擦られ続けどんどん下半身が熱くなる。
気持ちいい。
ダメだ、スライムにイかされるなんて笑い者だ。だけど体も手足もしっかり拘束されていて腰をくねらせるぐらいしかできない。
俺の気持ちとは裏腹に、自身はガチガチになり先っぽから先走りを零していた。
「んっ、ぁ…、や、ダメ…っ、あ…!」
体が熱い。きっとさっき飲まされた液体に媚薬のような効果があったのだろう。
でなければこの体の奥の熱に説明がつかない。
ああ、ダメだ。もう、ダメ。無理。
我慢することを諦めた俺は抵抗していた体の力を抜く。与えられるままの快感を素直に受け入れる。
「あっ、ぁ…っ!」
自身全体を包み込むように扱かれ、先っぽを刺激されると、呆気なくびゅるる、と精液を吐き出した。
今までの人生で味わったことのない快感の余韻に浸る。はぁはぁと息を整えている間にもスライムはもぞもぞと何か蠢いていた。
あれ、場所が移動しているような…?
「君!早く逃げるんだ!!」
どこからともなく声が聞こえ、頭上からバサッと砂のようなものが降ってきた。
すると驚いたことにスライムはじゅわぁ、と溶けていき、拘束が溶けて放り出される。スライムは慌てた様子で森の方へと跳んで行った。
助かった…?否、手遅れなのかもしれないが。いや、それよりも。
声がした方を振り向くと、深い紅色の髪の美形が立っていた。
「危なかった…あのままだと巣に持ち込まれていたよ」
ほっとした表情でその人は言う。どうやら俺は森の中へ連れ去られるところだったらしい。
「あ…ありがとうございます…」
助けられたことにお礼を言うも、痴態を見られた恥ずかしさに座ったまま顔を赤くして俯く。そんな俺の心情を見透かしたかのように男は言った。
「スライムは人の精を好んで吸い取る魔物でね、巣に持ち帰られると運が悪いと死ぬまで精を搾り取られるんだ。でも恥じることはないよ、駆け出しの冒険者がよく被害に遭ってるんだ。スライムから人を助けるのもこれで5度目だよ」
そう言って男はまじまじと俺のことを見つめる。
「…あ、あの、なにか?」
恥ずかしさと居心地が悪くてぶっきらぼうに質問すると、男はハッとしたように目をそらした。
「いや、すまない。随分とその…可愛らしい子だなと思って」
イケメンが何を言ってるんだ。どうせ誰彼構わずそんなことを言ってるんだろうな。とも思ったが、そういえば鏡で見た俺は美少年だったなと思い当たる。
「さぁ、これで体を拭いて」
そう言って男はタオルを渡してくれた。
お言葉に甘えてスライムにやられたぬるぬるを拭う。タオルはごわごわしていて柔らかさとは程遠かった。
「見たところ武器を持っていないようだけど…冒険者かい?」
武器ならナイフがあるが確かインベントリの中だ。なんて答えようか悩む。
下手に冒険者ですと答えても、冒険者ギルドのようなものがあるのならアッサリと嘘がバレるだろう。
「えっと…実は何も覚えてなくて。気が付いたらここにいたんです」
気が付いたらここにいた、という点は嘘はついていない。変に嘘を吐くよりも素直に何も分からないことを告げた方がいいと思った。
「それは…記憶喪失、かな。名前は?」
「アキラ…です」
「そうか。俺の名前はエドウィン、近くの町に滞在していて冒険者をやってるんだ」
お互いに自己紹介を終え、エドウィンは何やら思案顔だ。
「よし、近くの町まで送るよ。君の知り合いがそこにいるかもしれないしね。ここから3時間もあるけばイストの町に着く。立てるかい?」
エドウィンが差し出した手を見て、そういえばまだ自分が座り込んだままだったことに気がつく。
おずおずと控えめに手を握ると、優しく立ち上がらせてくれた。
「少しの間だけどよろしくね、アキラ君」
にこっと笑ったエドウィンの笑顔は太陽の光に照らされキラキラと輝いて見えた。イケメン補正がヤバイ。
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