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本編
登録用紙
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紙を受け取った私はふと思った。この世界の文字って読めるの?書けるの?と。そして紙を見てみると、知らない文字なのに、何故か読めた。だから、紙に記入しようとペンを持つと、、、
「ティア、お前文字の読み書きできるのか??」
「ティアちゃん代筆してもらったら?」
エリック隊長もベティさんも心配しているけど、なんでだろ?記入するために渡したんでしょベティさん!私が頑張って書こうとしてて微笑ましい見たいな雰囲気いらないよ、周りの冒険者さんたち!!私はぷぅーと頬を膨らませた。
「大丈夫だもん!自分で書けるもん!」
私は登録用紙に目を落として書き始めた。
【名前】ティア
【種族】人族
【年齢】4歳
【属性】全属性
こんな感じかな?しっかり書けたでしょ!って感じでドヤってしていると、エリック隊長とベティさんが口を開けてポカンといていた。
「どーしたの?書けたよ?」
「「は!?」」
「ふぇっ!何⁉︎」
「いやいや、なんで普通に書けてんだよ!!それと、属性のところダメだろ?わからないなら書いちゃダメだぞ。」
「ティアちゃんまだ4歳なんですよね!?エリックさん、ティアちゃんもどこかの貴族様のお嬢様なのですか?ティアちゃんあとね、わからないからって嘘はダメよ。属性は調べましょうね?」
「嘘じゃないもん!ホントの事だよー!!」
私がプンプンしていると、ニ階から2人の男たちが降りて来た。
「いったい何の騒ぎだ?」
「おや、エリックさんではないですか。」
筋肉マッチョなおじさんとエリック隊長と同じ歳くらいの男の人が声をかけてきた。
「久しぶりだな。ローブさんとニールさん。元気だったか?」
「知り合い??」
「ん?あぁ!そうか、ティアは知らないんだったな。この2人はこの冒険者ギルドのギルマスとサブマスだ。」
なんと!このマッチョなおじさんとクールそうな男の人はギルマスとサブマスなのか。ふむ、おそらくマッチョさんがギルマスの方だろうな。
「ここじゃなんだし、ニ階に来るといい。勿論、その子も連れてな。」
「いいのか?じゃあ遠慮なく、お邪魔させてもらおう。」
「あぁ、構わん。ベティ、その子の登録用紙もニ階へ持ってきてくれ。」
「かしこまりました。」
おうおう、、なんかニ階にいくことが決定しているようだ。普通、簡単にギルマスとか会えないはずなんじゃ??考えても無駄だしまぁいいかー
ティアは階段へと足を進める。大人からしたらそれほどの高さではないが、ティアからしたらかなり高さがある。一段一段、気をつけながら上がるティアは初めての階段に挑戦のようで周りがオロオロしていまう。エリック、ギルマス、サブマス、ベティ、周りの冒険者やギルド職員達は、最初こそは心配して抱っこしようかと声をかけようとしたが、一生懸命上がるティアを見て応援したい気持ちになってしまった。ここにいる者達の気持ちは間違いなく一つになった。
(((が、頑張れ!!あと少し!!)))
あと三段、二段、一段……ついにティアが階段を上がりきった。
「「「おぉ!!」」」
ギルド全体から声が上がった。色々な所から、すごいね!頑張ったね!と声がとんでいる。ティアは嬉しくなってふにゃりと笑う。
「えへへ。ありがとうなの。」
「「「(か、かわいい…)」」」
その笑顔にやられた者が続出した……
「あー、そろそろ部屋に入ろうか。」
マッチョさんがそう言うと、冒険者達はブーブーと声をあげていた。それを無視してマッチョさんは私達を部屋へと招き入れた。
私とエリック隊長をイスに案内して座らせると、前にマッチョさんとクールな男の人が座る。
「では、まずは自己紹介からするか。」
そう言うと前に座ったニ人が自己紹介を始めた。
「ティア、お前文字の読み書きできるのか??」
「ティアちゃん代筆してもらったら?」
エリック隊長もベティさんも心配しているけど、なんでだろ?記入するために渡したんでしょベティさん!私が頑張って書こうとしてて微笑ましい見たいな雰囲気いらないよ、周りの冒険者さんたち!!私はぷぅーと頬を膨らませた。
「大丈夫だもん!自分で書けるもん!」
私は登録用紙に目を落として書き始めた。
【名前】ティア
【種族】人族
【年齢】4歳
【属性】全属性
こんな感じかな?しっかり書けたでしょ!って感じでドヤってしていると、エリック隊長とベティさんが口を開けてポカンといていた。
「どーしたの?書けたよ?」
「「は!?」」
「ふぇっ!何⁉︎」
「いやいや、なんで普通に書けてんだよ!!それと、属性のところダメだろ?わからないなら書いちゃダメだぞ。」
「ティアちゃんまだ4歳なんですよね!?エリックさん、ティアちゃんもどこかの貴族様のお嬢様なのですか?ティアちゃんあとね、わからないからって嘘はダメよ。属性は調べましょうね?」
「嘘じゃないもん!ホントの事だよー!!」
私がプンプンしていると、ニ階から2人の男たちが降りて来た。
「いったい何の騒ぎだ?」
「おや、エリックさんではないですか。」
筋肉マッチョなおじさんとエリック隊長と同じ歳くらいの男の人が声をかけてきた。
「久しぶりだな。ローブさんとニールさん。元気だったか?」
「知り合い??」
「ん?あぁ!そうか、ティアは知らないんだったな。この2人はこの冒険者ギルドのギルマスとサブマスだ。」
なんと!このマッチョなおじさんとクールそうな男の人はギルマスとサブマスなのか。ふむ、おそらくマッチョさんがギルマスの方だろうな。
「ここじゃなんだし、ニ階に来るといい。勿論、その子も連れてな。」
「いいのか?じゃあ遠慮なく、お邪魔させてもらおう。」
「あぁ、構わん。ベティ、その子の登録用紙もニ階へ持ってきてくれ。」
「かしこまりました。」
おうおう、、なんかニ階にいくことが決定しているようだ。普通、簡単にギルマスとか会えないはずなんじゃ??考えても無駄だしまぁいいかー
ティアは階段へと足を進める。大人からしたらそれほどの高さではないが、ティアからしたらかなり高さがある。一段一段、気をつけながら上がるティアは初めての階段に挑戦のようで周りがオロオロしていまう。エリック、ギルマス、サブマス、ベティ、周りの冒険者やギルド職員達は、最初こそは心配して抱っこしようかと声をかけようとしたが、一生懸命上がるティアを見て応援したい気持ちになってしまった。ここにいる者達の気持ちは間違いなく一つになった。
(((が、頑張れ!!あと少し!!)))
あと三段、二段、一段……ついにティアが階段を上がりきった。
「「「おぉ!!」」」
ギルド全体から声が上がった。色々な所から、すごいね!頑張ったね!と声がとんでいる。ティアは嬉しくなってふにゃりと笑う。
「えへへ。ありがとうなの。」
「「「(か、かわいい…)」」」
その笑顔にやられた者が続出した……
「あー、そろそろ部屋に入ろうか。」
マッチョさんがそう言うと、冒険者達はブーブーと声をあげていた。それを無視してマッチョさんは私達を部屋へと招き入れた。
私とエリック隊長をイスに案内して座らせると、前にマッチョさんとクールな男の人が座る。
「では、まずは自己紹介からするか。」
そう言うと前に座ったニ人が自己紹介を始めた。
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