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本編
【閑話】後悔 5(直斗視点)
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俺が日本を離れてから三年ほど経った。定期的ではあるが家族に手紙を何度も出した。恵美さんと心愛ちゃんからは毎回のように返事が返ってきた。だが華からは数えるほどしか返ってこなかった。文も少なくシンプルな物だった。そして必ず何処か文字を間違っていた。わざと間違えているのかただのミスなのか区別が付かなかった。
今年で四年目になった。思っていた以上に早く新しい事業が成功しそうだ。最低でも五年はかかると思っていたが予想外にも上手くいったのだ。もしかしたら五年もかからずに日本に戻れるかも知れない。華は今年で15歳だ。小学校の卒業式には出れなかったが中学の卒業式には出られるかもしれない。
あらかた仕事も落ち着いてもうすぐ帰れる事になった。俺宛に手紙が届いていた。恵美さんたちかと思って差出人の名前を見ると、差出人は華と仲が良い隣の家の夫婦からだった。意外な相手からの手紙に驚いたが何事だろうと手紙を開いた。
♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢
宮月 直斗さんへ
ご無沙汰しております。お元気でしょうか?貴方は結局気づかないまま華ちゃんを置いて行かれたんですね。華ちゃんに貴方の連絡先を聞いても教えてくれませんでした。失礼かと思いましたが勝手に調べさせて貰いました。貴方の部下と名乗る吉田さんにお聞きしてこの手紙を出しました。吉田さんを責めないであげて下さい。彼も華ちゃんを心配して協力してもらったのですから。
もう華ちゃんは限界です。華ちゃんは貴方に手紙でメッセージを書いて送ったと言っていました。きっと気づいてくれるだろうと。しかし、待てども貴方は気づいた様子がない。それ故もう一刻の猶予もないと思い、今の華ちゃんの現状を把握してもらいたいと思いました。
華ちゃんは恵美さんとその娘の心愛さんから虐待されています。貴方は気づいていなかったようですがそれは貴方が日本にまだ居た時からです。彼らは巧妙に隠していますし、華ちゃんも誰にも言うことがないのでこちらも手が出せない状態なのです。もう五年近くになります。この頃の華ちゃんはいつ倒れてもおかしくないくらいなのです。警察も証拠が無ければ動いてくれませんし、どうする事も出来ません。お願いです。貴方が華ちゃんの父親だと言うのなら!この手紙を読んだらすぐに帰国して下さい。そして…華ちゃんを助けてあげて下さい。
♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢
俺は手紙の内容が信じられなかった。恵美さんと心愛ちゃんが華を虐待している?そんなわけがないと思った。あの二人は華を幸せにしてくれるってそう信じて託したんだ。俺は手紙の内容に書いてあった、華が俺にメッセージを送ったという言葉を思い出し、急いで今までの手紙を取り出した。華からの手紙はもちろん全部取っておいた。
俺はどこにメッセージが書いてあるのか必死に探した。そして思い出した。華は必ず何処か文字を間違っていた事を。その文字を抜き出して繋げていくと華が隠したメッセージが出てきた。
「助けて…痛い……助けて…会いたい……怖い…お父さん……私を助けて……」
俺は華の隠されたメッセージを読んでから手の震えが止まらなかった。華からの手紙の違和感を感じていながら今までその違和感を読み取ろうとしなかった。俺は急いで華の元へ帰る支度をした。新しい事業も終わりに近いし俺が居なくてももう大丈夫だろうから日本へ帰ると伝え、華の元へと急いだ。飛行機に乗っている時間がもどかしい。早く、早く。1分でも1秒でも早く。
長いフライト時間も終わりやっと空港に着いた。俺は急いでタクシーに乗り、華の待つ家へと向かった。
家の前には救急車が止まっていた。俺は嫌な予感がしてならない。心臓の音がうるさい。俺はタクシーを止めてもらい走った。家の周りに集まる人たちを払いのけるようにして近づく。
「すみません通して下さい!すみません。通して……」
俺の目に飛び込んできたのはぐったりした華が運ばれているところだった。
「華?ウソ…だろ?……華っ!!!」
俺は華に急いで駆け寄った。
「ちょっ!誰ですか?一刻も争う状況なんです。離れて下さい!」
救急隊の人が邪魔だと言うように俺から華を引き離す。
「この人はこの子の父親だよ!!」
「落ち着け!お前は父親だろっ!」
救急隊の人の質問に答えるように間に入って来たのは隣の家の夫婦だった。
俺は呼吸を整えて一旦落ち着く。
「すみません。私…いや俺は華の父親です。救急車に乗せて下さい。お願いします。」
「父親…分かりました。早く乗って下さい。時間がありません。」
「私も行くよ。あんたは後から来てくれ!」
隣の家の奥さんが一緒に乗り込み、その旦那さんは後から来るようだ。すぐに救急車は走り出した。
「華っ!華っ!頼むしっかりしてくれ。」
「華ちゃんしっかりするんだよ!!お父さんが帰ってきたよ。華ちゃんっ!」
嫌だ。もう失いたくないんだ。華…お願いだ。お前まで俺の前から居なくならないでくれ。華を守るって決めたんだ。幸せにするって。華っ!華っ!!
あのまま華は助からなかった。病院に着く頃には心臓が止まり再び動く事はなかった。華の身体にはいくつもの痣が出来ていて、体重も平均よりも軽く痩せていた。骨は何本もヒビが入っていたり折れていたりしていたらしい。俺は華の姿を見て泣く事しか出来なかった。
その後、恵美さんと心愛ちゃんは警察に連れていかれた。二人は虐待などしていないと主張していたが俺が海外へ行く前に設置した防犯カメラが決め手となった。まさか防犯対策で設置したものがこのような形で役立つとは思わなかった。俺も一度防犯カメラの映像を見たが胸糞悪いものだった。結局、恵美さんは刑務所へ入り、心愛ちゃんは児童施設へと入れられた。
俺は華が死んだその日から何もする気になれず、ただ毎日をボーッとしながら過ごしていた。そんなある日誰かが俺の元へと訪ねてきた。
ピンポーン
俺は気だるげにドアを開けた。そこには約5年ぶりに会う吉田がいた。
「……吉田」
「お久しぶりです。中、入ってもいいですか?」
吉田は俺の返事も聞かずに中へと入って来た。
「うわー。暗っ!暗すぎますって。何ですかこの部屋。ぐちゃぐちゃですよ。てか、ちゃんとご飯食べてます?」
そういえば部屋の明かりも付けていなかったな。部屋がぐちゃぐちゃなのは俺が暴れたからだ。華は俺が殺したんだってそう思ってしまうんだ。いや、俺が殺したようなものだな。結局、俺は華に何もしてあげられなかった。悔しかった。悲しかった。華もいなくなった。優香さんもいなくなった。俺がこの世にいる意味なんてあるのか。ご飯なんて食べる気になんてならなかった。
「はぁ…なんか勘違いしてません?なんであんたが一番辛そうにしてるだよ?違うだろ。俺、そーゆうのが一番嫌いなんですけど。何もかも失ったみたいな顔して自分も死のうとしてますよね?ふざけてるんですか。ただ逃げてるだけじゃないですか。俺言いましたよね?ちゃんと二人について調べた方が良いって。怪しいって。俺の忠告を無視したのはあんただろ。」
「そうだな……俺がお前の話をあの時しっかり聞いていれば華は死ななかった。……華は俺が殺したんだ」
「ああそうだよ!!あんたが華ちゃんを殺したんだ!!実際に殺したのはあの二人だが、華ちゃんが死ぬような原因を作ったのはあんただ。あんたは優香さんの時もそうだった。いつもいつも遅いんだよ!間に合ってないだろ!優香さんも華ちゃんももっと生きたかったはずなんだ!」
吉田の言葉は厳しかった。優香さんの件で話し合いになった時に似ている。あの時も俺はこいつに怒られたんだっけ。
「……逃げないで下さいよ。現実から逃げるな!!優香さんと華ちゃんの分まで生きろよ。生きて償えよ!!」
「俺が生きていていいのだろうか……」
ゴォン!!!
俺は一瞬何が起きたか分からなかった。そして吉田が俺を殴ったんだと理解した。
「甘えんな!あんたは生きてる。生きてるんだよ!!生きてていいのかって?それはな死んだ二人に対して失礼なんだよ!侮辱なんだよ!あの二人の分まであんたは生きなきゃいけないんだよ!でないと……二人が報われないだろ。」
あぁそうか。俺は誰かに怒って欲しかったんだな。甘えんなって。必死に生きろって。ありがとな吉田。俺は優香さんと華の分まで生きるよ。生きて償うよ。
なあ、華。お前は今幸せか?天国はいい所か?もし生まれ変わってまた会えるとしたら俺はお前とたくさん話したいよ。まずは謝罪しなきゃだな。そんでもって愛してるってちゃんと伝えたいよ。一度も言ってやれなかった言葉だ。華…お前は俺の大切な娘だよ。
神様。どうか華を…華を幸せにしてあげて下さい。華が笑顔で過ごせるように……
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
皆さんお疲れ様でした。【閑話】後悔 はこれにて終了です。優香、吉田、恵美、心愛などの視点も書きたい☆気が向いたら書く予定です。(一体いつになったら気が向くだろか笑笑)
次からは本編に戻ります。少しはストック用意出来ました!
作者「が、頑張ったよ!褒めて褒めて~」
今年で四年目になった。思っていた以上に早く新しい事業が成功しそうだ。最低でも五年はかかると思っていたが予想外にも上手くいったのだ。もしかしたら五年もかからずに日本に戻れるかも知れない。華は今年で15歳だ。小学校の卒業式には出れなかったが中学の卒業式には出られるかもしれない。
あらかた仕事も落ち着いてもうすぐ帰れる事になった。俺宛に手紙が届いていた。恵美さんたちかと思って差出人の名前を見ると、差出人は華と仲が良い隣の家の夫婦からだった。意外な相手からの手紙に驚いたが何事だろうと手紙を開いた。
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宮月 直斗さんへ
ご無沙汰しております。お元気でしょうか?貴方は結局気づかないまま華ちゃんを置いて行かれたんですね。華ちゃんに貴方の連絡先を聞いても教えてくれませんでした。失礼かと思いましたが勝手に調べさせて貰いました。貴方の部下と名乗る吉田さんにお聞きしてこの手紙を出しました。吉田さんを責めないであげて下さい。彼も華ちゃんを心配して協力してもらったのですから。
もう華ちゃんは限界です。華ちゃんは貴方に手紙でメッセージを書いて送ったと言っていました。きっと気づいてくれるだろうと。しかし、待てども貴方は気づいた様子がない。それ故もう一刻の猶予もないと思い、今の華ちゃんの現状を把握してもらいたいと思いました。
華ちゃんは恵美さんとその娘の心愛さんから虐待されています。貴方は気づいていなかったようですがそれは貴方が日本にまだ居た時からです。彼らは巧妙に隠していますし、華ちゃんも誰にも言うことがないのでこちらも手が出せない状態なのです。もう五年近くになります。この頃の華ちゃんはいつ倒れてもおかしくないくらいなのです。警察も証拠が無ければ動いてくれませんし、どうする事も出来ません。お願いです。貴方が華ちゃんの父親だと言うのなら!この手紙を読んだらすぐに帰国して下さい。そして…華ちゃんを助けてあげて下さい。
♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢
俺は手紙の内容が信じられなかった。恵美さんと心愛ちゃんが華を虐待している?そんなわけがないと思った。あの二人は華を幸せにしてくれるってそう信じて託したんだ。俺は手紙の内容に書いてあった、華が俺にメッセージを送ったという言葉を思い出し、急いで今までの手紙を取り出した。華からの手紙はもちろん全部取っておいた。
俺はどこにメッセージが書いてあるのか必死に探した。そして思い出した。華は必ず何処か文字を間違っていた事を。その文字を抜き出して繋げていくと華が隠したメッセージが出てきた。
「助けて…痛い……助けて…会いたい……怖い…お父さん……私を助けて……」
俺は華の隠されたメッセージを読んでから手の震えが止まらなかった。華からの手紙の違和感を感じていながら今までその違和感を読み取ろうとしなかった。俺は急いで華の元へ帰る支度をした。新しい事業も終わりに近いし俺が居なくてももう大丈夫だろうから日本へ帰ると伝え、華の元へと急いだ。飛行機に乗っている時間がもどかしい。早く、早く。1分でも1秒でも早く。
長いフライト時間も終わりやっと空港に着いた。俺は急いでタクシーに乗り、華の待つ家へと向かった。
家の前には救急車が止まっていた。俺は嫌な予感がしてならない。心臓の音がうるさい。俺はタクシーを止めてもらい走った。家の周りに集まる人たちを払いのけるようにして近づく。
「すみません通して下さい!すみません。通して……」
俺の目に飛び込んできたのはぐったりした華が運ばれているところだった。
「華?ウソ…だろ?……華っ!!!」
俺は華に急いで駆け寄った。
「ちょっ!誰ですか?一刻も争う状況なんです。離れて下さい!」
救急隊の人が邪魔だと言うように俺から華を引き離す。
「この人はこの子の父親だよ!!」
「落ち着け!お前は父親だろっ!」
救急隊の人の質問に答えるように間に入って来たのは隣の家の夫婦だった。
俺は呼吸を整えて一旦落ち着く。
「すみません。私…いや俺は華の父親です。救急車に乗せて下さい。お願いします。」
「父親…分かりました。早く乗って下さい。時間がありません。」
「私も行くよ。あんたは後から来てくれ!」
隣の家の奥さんが一緒に乗り込み、その旦那さんは後から来るようだ。すぐに救急車は走り出した。
「華っ!華っ!頼むしっかりしてくれ。」
「華ちゃんしっかりするんだよ!!お父さんが帰ってきたよ。華ちゃんっ!」
嫌だ。もう失いたくないんだ。華…お願いだ。お前まで俺の前から居なくならないでくれ。華を守るって決めたんだ。幸せにするって。華っ!華っ!!
あのまま華は助からなかった。病院に着く頃には心臓が止まり再び動く事はなかった。華の身体にはいくつもの痣が出来ていて、体重も平均よりも軽く痩せていた。骨は何本もヒビが入っていたり折れていたりしていたらしい。俺は華の姿を見て泣く事しか出来なかった。
その後、恵美さんと心愛ちゃんは警察に連れていかれた。二人は虐待などしていないと主張していたが俺が海外へ行く前に設置した防犯カメラが決め手となった。まさか防犯対策で設置したものがこのような形で役立つとは思わなかった。俺も一度防犯カメラの映像を見たが胸糞悪いものだった。結局、恵美さんは刑務所へ入り、心愛ちゃんは児童施設へと入れられた。
俺は華が死んだその日から何もする気になれず、ただ毎日をボーッとしながら過ごしていた。そんなある日誰かが俺の元へと訪ねてきた。
ピンポーン
俺は気だるげにドアを開けた。そこには約5年ぶりに会う吉田がいた。
「……吉田」
「お久しぶりです。中、入ってもいいですか?」
吉田は俺の返事も聞かずに中へと入って来た。
「うわー。暗っ!暗すぎますって。何ですかこの部屋。ぐちゃぐちゃですよ。てか、ちゃんとご飯食べてます?」
そういえば部屋の明かりも付けていなかったな。部屋がぐちゃぐちゃなのは俺が暴れたからだ。華は俺が殺したんだってそう思ってしまうんだ。いや、俺が殺したようなものだな。結局、俺は華に何もしてあげられなかった。悔しかった。悲しかった。華もいなくなった。優香さんもいなくなった。俺がこの世にいる意味なんてあるのか。ご飯なんて食べる気になんてならなかった。
「はぁ…なんか勘違いしてません?なんであんたが一番辛そうにしてるだよ?違うだろ。俺、そーゆうのが一番嫌いなんですけど。何もかも失ったみたいな顔して自分も死のうとしてますよね?ふざけてるんですか。ただ逃げてるだけじゃないですか。俺言いましたよね?ちゃんと二人について調べた方が良いって。怪しいって。俺の忠告を無視したのはあんただろ。」
「そうだな……俺がお前の話をあの時しっかり聞いていれば華は死ななかった。……華は俺が殺したんだ」
「ああそうだよ!!あんたが華ちゃんを殺したんだ!!実際に殺したのはあの二人だが、華ちゃんが死ぬような原因を作ったのはあんただ。あんたは優香さんの時もそうだった。いつもいつも遅いんだよ!間に合ってないだろ!優香さんも華ちゃんももっと生きたかったはずなんだ!」
吉田の言葉は厳しかった。優香さんの件で話し合いになった時に似ている。あの時も俺はこいつに怒られたんだっけ。
「……逃げないで下さいよ。現実から逃げるな!!優香さんと華ちゃんの分まで生きろよ。生きて償えよ!!」
「俺が生きていていいのだろうか……」
ゴォン!!!
俺は一瞬何が起きたか分からなかった。そして吉田が俺を殴ったんだと理解した。
「甘えんな!あんたは生きてる。生きてるんだよ!!生きてていいのかって?それはな死んだ二人に対して失礼なんだよ!侮辱なんだよ!あの二人の分まであんたは生きなきゃいけないんだよ!でないと……二人が報われないだろ。」
あぁそうか。俺は誰かに怒って欲しかったんだな。甘えんなって。必死に生きろって。ありがとな吉田。俺は優香さんと華の分まで生きるよ。生きて償うよ。
なあ、華。お前は今幸せか?天国はいい所か?もし生まれ変わってまた会えるとしたら俺はお前とたくさん話したいよ。まずは謝罪しなきゃだな。そんでもって愛してるってちゃんと伝えたいよ。一度も言ってやれなかった言葉だ。華…お前は俺の大切な娘だよ。
神様。どうか華を…華を幸せにしてあげて下さい。華が笑顔で過ごせるように……
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皆さんお疲れ様でした。【閑話】後悔 はこれにて終了です。優香、吉田、恵美、心愛などの視点も書きたい☆気が向いたら書く予定です。(一体いつになったら気が向くだろか笑笑)
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