転生した愛し子は幸せを知る

ひつ

文字の大きさ
103 / 314
本編

許可下さい

しおりを挟む
 その後はガル様たちが用意してくれた料理を皆んなで美味しく頂いた。うん。流石お城の料理。高級レストランの料理みたい。まぁ私自身高級レストランとか行った事ないから高級レストランみたいとしか言いようがないけどね。


「そうだそうだ!忘れるところだった。新しく古代遺跡が出てきたそうなのだがその調査に行って欲しいんだ。今回のはかなり大きいものらしくてな、第1と第2騎士団、あと第2魔法師団の合同で赴いてほしい。出来れば、デュースは確定で、エリックかバンのどちらか1人は向かってくれ。先に調査に向かった者からは危険はないと報告は受けてはいるが念のためにな。」


 古代遺跡とな!?


「ガル様、ガル様!私も行きたい!」


「ティア!?危ないからティアはお留守番だ!」


「えー!でもガル様が危険はないって言ってるよ。」


「これは遊びじゃないんだ。本当に安全確認が出来てからじゃないとダメだ。」


 そんな~。ダメ?お願い!連れてってよ


「くっ…そんな顔してもダメだぞ。………あーもう!ガルジールの許可したらな!!」


「ガル様~!!お願い!いいでしょ?邪魔にならないようにするから。何か手伝える事があったら頑張るから。」


「ん?いいぞ。」


「ガルジール!?」


 思いの外軽い感じで許可が出たよ。エリック隊長は流石に反対すると思っていたのかガル様の許可に驚愕する。


「何事も経験というだろう。そんなに心配ならしっかり守ってやれ。」


「やったー!!!いついくの?ねぇ!いつ出発するの?」


「落ち着けティア。まぁ準備ができ次第すぐにだな。人選もあるだろうから明後日になるだろう。」


 古代遺跡♪古代遺跡♪ふんふふーん♪嬉しくて楽しみすぎてぴょこぴょこ跳ねる。


「「「なんだあれ。可愛すぎるだろ。」」」



 早く明後日にならないかな!



























♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢

 今日は出発日だよ!あっという間にあの日から明後日がやって来た。緊張で前日の夜は寝れないかもと思っていたけど、なんの心配もなくぐっすり寝れちゃったよ。

 今回行くメンバーはね!

 第1騎士団からは、エリック隊長、ダリアさん、ナックさんだよ。セシルはエリック隊長に代わって第1騎士団をまとめないといけないからお留守番なの。会えなくて残念。

 第2騎士団からは、バンさん、フォマルさん、タッチェさん!フォマルさんとタッチェさんは兄妹なんだって。フォマルさんが兄でタッチェさんが妹なんだよ。


 第2魔法師団からは、デュースさん、キャスさん、ルノーさん。キャスさんは女性の魔法師なんだよ。ルノーさんはメガネをかけたどちらかと言うと見た目は学者さんって感じの人。


 そしてそして!!!


「お久しぶりですティアさん。お元気でしたか?」


「ニールさん!!」


 そう!冒険者ギルドからはニールさんが参加なの。ニールさんは凄く強いらしいの。古代遺跡にある古代文字の解読の手伝いに行くんだって。



「おいエリック。あれ本当に俺の知るニール殿か?別人じゃないのか?」


「……誰あれ…ニール様のなりすまし…」


「その気持ちよく分かるぞ。俺も未だにあの人がニールさんとは思えないからな。だが本人だ。」


 バンさん、デュースさんをはじめ皆んながニールさんを見て驚いている。



「私に何かついてますか?」


 ヒューって今、ニールさんから冷気が漏れた気がするよ。ニールさんがエリック隊長たちの方へ振り向いて、私からはニールさんの顔が見えないけれど、ニールさんの顔を見た人たちは急に顔色が悪くなった。


「「「な、なんでもありません…」」」



「そうですか。それではそろそろ出発しましょうか。エリックさん、ティアさんは私と一緒でよろしいですね?」


「えっ!………どうぞ。」



 ニールさんの顔見て何か言うのを諦めたよエリック隊長!目を逸らしたもんね。ニールさん器用に私には表情を見せないように言うの。気になってサッと前に出ると…うん。優しいニールさんの表情だ。


 この変化に、エリックたちはこう呟いた。


「「「敵に回したくない人だ……」」」





 


 






しおりを挟む
感想 169

あなたにおすすめの小説

貴族令嬢、転生十秒で家出します。目指せ、おひとり様スローライフ

ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞にて奨励賞を頂きました。ありがとうございます! 貴族令嬢に転生したリルは、前世の記憶に混乱しつつも今世で恵まれていない環境なことに気が付き、突発で家出してしまう。 前世の社畜生活で疲れていたため、山奥で魔法の才能を生かしスローライフを目指すことにした。しかししょっぱなから魔物に襲われ、元王宮魔法士と出会ったり、はては皇子までやってきてと、なんだかスローライフとは違う毎日で……?

異世界に召喚されたけど、聖女じゃないから用はない? それじゃあ、好き勝手させてもらいます!

明衣令央
ファンタジー
 糸井織絵は、ある日、オブルリヒト王国が行った聖女召喚の儀に巻き込まれ、異世界ルリアルークへと飛ばされてしまう。  一緒に召喚された、若く美しい女が聖女――織絵は召喚の儀に巻き込まれた年増の豚女として不遇な扱いを受けたが、元スマホケースのハリネズミのぬいぐるみであるサーチートと共に、オブルリヒト王女ユリアナに保護され、聖女の力を開花させる。  だが、オブルリヒト王国の王子ジュニアスは、追い出した織絵にも聖女の可能性があるとして、織絵を連れ戻しに来た。  そして、異世界転移状態から正式に異世界転生した織絵は、若く美しい姿へと生まれ変わる。  この物語は、聖女召喚の儀に巻き込まれ、異世界転移後、新たに転生した一人の元おばさんの聖女が、相棒の元スマホケースのハリネズミと楽しく無双していく、恋と冒険の物語。 2022.9.7 話が少し進みましたので、内容紹介を変更しました。その都度変更していきます。

愛する夫にもう一つの家庭があったことを知ったのは、結婚して10年目のことでした

ましゅぺちーの
恋愛
王国の伯爵令嬢だったエミリアは長年の想い人である公爵令息オリバーと結婚した。 しかし、夫となったオリバーとの仲は冷え切っていた。 オリバーはエミリアを愛していない。 それでもエミリアは一途に夫を想い続けた。 子供も出来ないまま十年の年月が過ぎ、エミリアはオリバーにもう一つの家庭が存在していることを知ってしまう。 それをきっかけとして、エミリアはついにオリバーとの離婚を決意する。 オリバーと離婚したエミリアは第二の人生を歩み始める。 一方、最愛の愛人とその子供を公爵家に迎え入れたオリバーは後悔に苛まれていた……。

屋台飯! いらない子認定されたので、旅に出たいと思います。

彩世幻夜
ファンタジー
母が死にました。 父が連れてきた継母と異母弟に家を追い出されました。 わー、凄いテンプレ展開ですね! ふふふ、私はこの時を待っていた! いざ行かん、正義の旅へ! え? 魔王? 知りませんよ、私は勇者でも聖女でも賢者でもありませんから。 でも……美味しいは正義、ですよね? 2021/02/19 第一部完結 2021/02/21 第二部連載開始 2021/05/05 第二部完結 新作 【あやかしたちのとまり木の日常】 連載開始しました。

ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。

旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。 前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。 ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。 「この家は、もうすぐ潰れます」 家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。 手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。

魔法が使えない令嬢は住んでいた小屋が燃えたので家出します

怠惰るウェイブ
ファンタジー
グレイの世界は狭く暗く何よりも灰色だった。 本来なら領主令嬢となるはずの彼女は領主邸で住むことを許されず、ボロ小屋で暮らしていた。 彼女はある日、棚から落ちてきた一冊の本によって人生が変わることになる。 世界が色づき始めた頃、ある事件をきっかけに少女は旅をすることにした。 喋ることのできないグレイは旅を通して自身の世界を色付けていく。

今さら言われても・・・私は趣味に生きてますので

sherry
ファンタジー
ある日森に置き去りにされた少女はひょんな事から自分が前世の記憶を持ち、この世界に生まれ変わったことを思い出す。 早々に今世の家族に見切りをつけた少女は色んな出会いもあり、周りに呆れられながらも成長していく。 なのに・・・今更そんなこと言われても・・・出来ればそのまま放置しといてくれません?私は私で気楽にやってますので。 ※魔法と剣の世界です。 ※所々ご都合設定かもしれません。初ジャンルなので、暖かく見守っていただけたら幸いです。

公爵家の末っ子娘は嘲笑う

たくみ
ファンタジー
 圧倒的な力を持つ公爵家に生まれたアリスには優秀を通り越して天才といわれる6人の兄と姉、ちやほやされる同い年の腹違いの姉がいた。  アリスは彼らと比べられ、蔑まれていた。しかし、彼女は公爵家にふさわしい美貌、頭脳、魔力を持っていた。  ではなぜ周囲は彼女を蔑むのか?                        それは彼女がそう振る舞っていたからに他ならない。そう…彼女は見る目のない人たちを陰で嘲笑うのが趣味だった。  自国の皇太子に婚約破棄され、隣国の王子に嫁ぐことになったアリス。王妃の息子たちは彼女を拒否した為、側室の息子に嫁ぐことになった。  このあつかいに笑みがこぼれるアリス。彼女の行動、趣味は国が変わろうと何も変わらない。  それにしても……なぜ人は見せかけの行動でこうも勘違いできるのだろう。 ※小説家になろうさんで投稿始めました

処理中です...